武士のあじ寿司(修善寺駅)を食べた記録

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武士のあじ寿司(修善寺駅)・・・これは、鯵の駅弁としては日本一ではないだろうか

修善寺駅の駅弁販売場所は、改札口横と駅前の駅弁カフェ


修善寺駅では、改札口を出たところすぐ隣に、舞寿しさんの駅弁売り場が有ります。下の写真を見て頂くと分かる通り、更に隣にはセブンイレブンがあって、大きな脅威ですよね。

でも伊豆箱根鉄道ではコンビニと駅弁売り場を共存させていて、大変好ましいです。例えばJR西日本なんかでも、駅の構内やプラットホーム上にセブンイレブンを入居させていますが、こちらは駅弁業者を「駆逐」する存在となっていて、セブンとJRばかりが利益を享受している状況です。

実に由々しき事態ですが、(七尾駅や和倉温泉駅の駅弁を買えれば良かったのに!をご参照のほど)、伊豆箱根鉄道ではそのような「文化的破壊」は行われず、素晴らしいと思います。

修善寺駅の駅弁売り場
改札口の外から向かってすぐ右側に売店があります。

修善寺駅の舞寿司を紹介するマスコミ
お店の前には、メディアに紹介された数々の履歴が貼りだしてあって、壮観です。


この、駅の改札口脇のお店の位置と、駅前広場を挟んですぐ目の前にある「駅弁カフェ」の位置について、動画で見て頂くとより理解しやすいと思いますので、貼り付けておきます。




売り場のデータ
営業時間 9:00~16:00
定休日 水曜日(営業することもあり)
製造・販売 株式会社たけし
静岡県伊豆市柏久保625?6
0558-72-2416
https://ajizushi.jp/


なお、本ページでは、舞寿しさんの代表作、武士(たけし)のあじ寿司とその関連商品を以下の項目に分けてご紹介します。ご関心のある部分をクリックして頂いて、該当部分にジャンプして下さい。

武士のあじ寿司・・・肉厚で「レア」感覚の鯵をたっぷりの堪能できる涙ものの駅弁
武士のあじ巻き寿司・・・まるで太巻きのボリュームでガッツリと食べられる
食べログでの口コミを確認する場合はコチラ


 


武士のあじ寿司・・・肉厚で「レア」感覚の鯵をたっぷりの堪能できる涙ものの駅弁


かねてから最も食べてみたかった駅弁の1つが、伊豆・修善寺駅の武士(たけし)のあじ寿司です。武士と書いて、たけしと読みます。この駅弁を作っている舞寿しさんの社長さんの苗字です。

駅前のこじんまりとした舞寿しの店舗で作っているにもかかわらず、土日は特急電車が到着するたびに、あるいは発車するたびに駅弁が売れ、武士のあじ寿司だけで1日に100食ほども出るようです。

この日も、私が購入する直前に熟年おばさまの軍団に行く手を阻まれ、舞寿しのもう1つの名物駅弁である武士のわさびシャモ飯が売り切れ御免になり、泣きたい気分になりました・笑。

何とか購入できたのは、この武士のあじ寿司と、それを巻き寿司にした武士のあじ巻き寿司、それ以外に唯一残った武士の助六寿司の3つでした。なお、基本的にはあじ寿司に関しては1日に何回か作るようですので、夕方以降でなければ、そんなに心配するほどでもないようです。

武士のあじ寿司の外観


このあじ寿司、駅で購入して、駅前の舞寿しの駅弁カフェの店舗に行って、そこで食事をしました。駅弁を買っても食べるところが無い時は、駅弁カフェは快適なのでお勧めです。あじ寿司を食べている最中に、スマホの充電もできます。店内の様子は、以下の動画に出ています。




では、武士のあじ寿司の感想をば。開封してみると、紙製の箱の容器に、たっぷりと酢締めされた鯵が乗っているのが分かります。そして、鯵の肉が厚い! 肉眼で見るとより一層、肉厚感を感じられて、「この駅弁はただものではない!」という直感が走ります。

武士のあじ寿司


鯵の部分を拡大したのがこちら。軽く、醤油を垂らしています。鯵の上に刻み生姜と、伊豆ならではの本わさびが乗っています。ほんのりと酢の香りが、私の顔の周辺を包み込みます。

武士のあじ寿司の鯵と刻み生姜と本わさび


まずは一切れ、醤油を付けないで頂きます。なんと、実演販売を除いて、ここまで軽く酢締めをしただけの魚介類の駅弁は、初めてのような気がします。これは美味しい! 見た目がまるでお刺身に見える通り、本当に生感覚で味わえます。奇跡のような駅弁です。

(余談になりますが、ここまで生感覚で酢締めの魚の駅弁を食べられるのは、千葉県は銚子駅の鯖寿司くらいしか思い当たりません。銚子の鯖寿司も絶品です。)

武士のあじ寿司


次に、醤油をと本わさびを付けて、頂きます。う~~ん、わさびの辛みが鼻に抜ける~~! 醤油を付ける事で、まろやかさが増します。この食べ方も、超美味しいです。ちなみに、わさびではなくて生姜と一緒に食べるのも、甲乙つけがたい美味しさです。

武士のあじ寿司


それから強調しておきたいのは、添加物がゼロだという事。添加物を一切使用しない駅弁なんて、美味しいに決まっています。東北地方の某駅弁屋さんの、添加物まみれになって悪寒を感じる駅弁とは、雲泥の差があります。

そして、伊豆地方が日本で最大の生産地になっているという、桜の葉が使われています。鯵を食べ始めると、下からこのように桜葉漬けが出現して、驚きます。

桜葉は、笹の葉のように殺菌を目的として使うのではありません。桜餅に使われている目的は、見た目で季節感を感じるためであり、日本人特有の情緒があります。芳香成分が出てきて、味わいに深みが出るという理由もあります。

そんな桜葉を、駅弁に使ってしまう舞寿しさんの発想にも、感心しますよね。そしてそのほのかな香りは、鯵のお寿司に非常に合うのです。もちろん私は喜んで、桜の葉を食べました。

武士のあじ寿司の桜葉


桜の葉をパラリとめくると、胡麻をまぶした酢飯が現れます。鯵が肉厚でしっとり、もちっとした食感であるため、酢飯の中の胡麻の少々のプチプチ感とが、これまた絶妙なバランスですね。上手く作ってあるな~と、感心しきりで食べ終わったのでした。

武士のあじ寿司の酢飯


なお、添加物フリーですから、夏場に長時間、持ち歩くような事は避けておきましょう。こんな美味しい駅弁、買ったらすぐに食べるに限ります(^◇^) 


購入データ
購入場所 修善寺駅の改札口を出たところすぐ隣、舞寿しの駅弁売り場。
購入日時 2017年7月15日、正午12時ころに購入。
価格 1100円(税込み)・・・現在は1300円。
ラベル表示 武士のあじ寿司のラベル表示





武士のあじ巻き寿司・・・まるで太巻きのボリュームでガッツリと食べられる


絶品駅弁として名高い、武士のあじ寿司の姉妹商品となる駅弁が、武士(たけし)のあじ巻き寿司です。その名の通り、あじ寿司を巻き寿司に仕上げています。

見た目、ごく普通な感じではありますが、美味しさ抜群ですし、量も想像以上にあって、大変満足度の高い駅弁です。調製元の舞寿しさんの実力、恐るべしです。

武士のあじ巻き寿司の外観と掛け紙


写真で見ると、ごく普通の巻き寿司に見えますよね。私も封を開けた時は、そんなくらいに思ってました。が、この巻きずし、小食の人だったら2人でシェアして食べるくらいで、ちょうど良いです。

武士のあじ巻き寿司


箸でつまむと、大ぶりな感じが分かると思います。グッと、箸が大きく開いています。口に入れようにも、とても一口では入りません。大柄な大人がこれを食べても、ほっぺが大きく膨らんでしまうと思いますよ・笑。巻き寿司というより、完全に太巻きです。

武士のあじ巻き寿司


内容は、軽く酢締めした鯵を酢飯に乗せて、刻み生姜と大葉を一緒に、海苔で巻いています。武士のあじ寿司には酢飯の上に桜の葉が乗っているのに対して、巻き寿司では大葉が使われています。大葉のおかげで、清涼感のある風味になります。巻き寿司では、これは大正解です。

武士のあじ巻き寿司


わさびは、チューブ状になっています。これ、意外と使いやすいです。チューブに密閉されているので、わさびの香りが飛んでおらず、ちょっと付けるだけで独特の辛みが鼻の奥まで突き抜けます。

武士のあじ巻き寿司のチューブ状のわさび


今回で、じゅうぶんに鯵のお寿司シリーズは堪能できましたので、今後は修善寺駅の他の駅弁を狙いたいと思います。この駅には、まだまだ美味しい駅弁が、他にもあるのです。美味しい駅弁を求めて、今後何度も修善寺まで来なくてはなりません・笑。


購入データ
購入場所 修善寺駅の改札口を出たところすぐ隣、舞寿しの駅弁売り場。
購入日時 2017年7月15日、正午12時ころに購入。
価格 1100円(税込み)・・・現在は1300円です。
ラベル表示 武士のあじ巻き寿司のラベル表示


 
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