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トンかつ弁当(千葉駅)・・・駅弁界では最高クラスのB級トンカツ
全国には、B級グルメの駅弁もいくつか存在します。しかし、そういった商品は敢えてB級を狙いに行った商品であるのに対して、この千葉駅のトンかつ弁当は、至って真面目に売っている商品です。
ごく普通に豚カツ駅弁として製造販売しているにもかかわらず、安売りをしようとしたからなのか、今となっては分かりませんが、当時から実にチープな味わいであり、狙っていないのにB級となってしまった駅弁です。今ではそれが逆に受けており、人気が高まっているのを感じます。
ここでは、当サイト管理人が実際にトンかつ弁当を食べてみた感想や、売り場の情報などを、以下の項目に分けてお伝えしています。どうぞご覧ください。
⇒まずは、通常版の「トンカツ弁当」をご覧あれ
⇒次に、その大盛り版である「ジャンボかつ弁当」をご覧あれ
⇒「トンかつ菜の花弁当」も販売開始
⇒この駅弁屋さんの公式ホームページ
駅弁という食べ物、かつては駅でしか買う事のできない食品でしたが、時代は移り変わりました。今では百貨店の駅弁大会で大々的に売られたり、地元のスーパーで売られてみたり、峠の釜めしのように、駅売りよりも、今やドライブインで買うのがメジャーになったりするケースもあります。
(付けくわえると、駅弁の通販まで登場していますよね。私も有田焼カレー(有田駅)と、備中松山城 絵巻御膳、ハローキティのお弁当(それぞれ岡山駅)等を、過去に宅配してもらいました。)
そして、高速道路のパーキングエリアで発見したのが、千葉駅弁「トンカツ弁当」です。首都高速道路湾岸線の、市川パーキング上り線の売店を見ていたら、千葉の万葉軒の駅弁のコーナーがあって、駅弁が売られているのを見つけました。
下記のように、売店のレジ付近の木箱に、千葉の駅弁が複数種類、置いてありました。かなり小さいパーキングエリアなので、まさか駅弁があるとは、想定外でした。
ちなみにこれを撮影したのが、午後4時くらいの時間帯でした。夕方でも売り切れになっていないのは、売れ残っているからなのか、補充されるからなのか、どちらなんでしょうか?
この時売られていたのはトンカツ弁当の他に、菜の花弁当(同時に購入しました)、以前食べたことのある潮干狩り弁当と県産豚カツサンドの4種類でした。
参考までに、千葉の高速道路では、東関東自動車道の湾岸幕張パーキングエリア上り線でも、県産豚カツサンドと焼き肉弁当が売られているのを見つけています。(京葉道路の幕張パーキングではありませんので注意してください)
さて売店で購入しまして、自宅まで持ちかえってから食べました。まず外観。見た目から、何とも言えない雰囲気です。いったい誰が、こんな安っぽいイラストを書いたんでしょうか・笑。でもなぜか、いい味出しているんですよね。逆に、蒐集したくなるような掛け紙です。
(トンかつ弁当のラベル表示です)
で、これを開封しまして、私は久しぶりに駅弁で困惑しましたね・笑。だって、掛け紙以上にその内容がチープ過ぎるんですもの。おそらく駅弁マニアじゃなくて一般人だったら、怒る人もいるんじゃないでしょうか?(動画をご覧ください)
手で持ちあげるとクネクネと変形するような、ペラッペラのプラスチック容器に入っているというだけで、とんでもなくコストダウンを目指しているのが分かりますね。
実は私、千葉県生まれでして、今まで何度となく万葉軒の駅弁は食べてきました。が、なぜかこのトンカツ弁当には縁がなくて、この駅弁は昭和40年代から売られているロングセラーであるにもかかわらず、初体験です。
ロングセラーという事は人気があるという事で、「このチープな作りでマジかよ」とは思いましたが、騙されたつもりで食べてみました。そうしたら意外にも、たっぷりと浸み込んだソース味がピリッと効いていて、思ったより不味くないぞ、というのが第一印象でした。
(この、草履のようなトンカツを見よ!)
で、食べ進めるうちに、笑っちゃうことに、ドンドンと食べるスピードが上がって行くという。これは体が食べたがっている証拠としか思えません。
超絶美味しいと言うようなものではないのに、なぜか食べちゃう実に不思議な食べ物です。何かヤバいものでも入っているのではないでしょうか・笑。それで一気に完食。食べ終わった後に「もう無くなっちゃった、まだ食べたいな」と思わせるのですから、見た目と違って相当手ごわい相手だと思います。
(この薄手のトンカツ。写真だけ見ると、残念感が満載)
(この、ソースが付着した白米が、何とも言えない美味しさになるのです)
トンカツも冷めると味わいが減ります。しかし、冷めてもガッついて食べてしまうような、B級グルメの王道みたいな味に仕上げているところが、このトンカツ弁当の勝利、ロングセラーのゆえんではないでしょうか?
(付属のとんかつソースを付けると、ソースの味わいが増します。筍煮などは崎陽軒みたい。)
Twitterのフォロワーさんの中には、この駅弁が大好きな人もおられるようで、実際に食べてみて、その理由が分かったような気がします。いつかまた、食べたいと思います。
(2015年12月26日、市川パーキングエリア上り線で500円で購入。)
上記で、「いつかまた食べたい」と書いてから、3回目の購入になるのが、トンカツ弁当の上位バージョンで、「大盛り」に相当するのジャンボかつ弁当です。今回は、新装開店となった千葉駅の万葉軒の駅弁売店にて購入しています。
通常版よりも、ごくわずかに洗練された印象のジャンボかつ弁当です。ちなみにラベル表示ではジャンボかつ弁当と記してありますが、掛け紙を見ると「JUMBOカツ弁当」です。表記が統一していないのも、B級グルメ駅弁の「いいところ」ですね。
開封したところです。相変わらずの中身であり、正直、そんなに大きいような気はしませんでした。でも、よく見ると横幅が通常版よりもワイドですし、カツも従来の4切れに対して5切れ入っていて、大きいようです。
そしてさらに驚くのが、何とこの赤ウインナーです。こんなチープさに輪をかけるおかずが入っているとは、本当にビックリしましたよ。でも、懐かしさと対面する事になる訳で、この千葉のとんかつ弁当に赤ウインナーは、大いにアリだと思いました。
そして、病みつきになるトンカツです。600円と言う価格で、ここまで変に満足できる駅弁は、レアものです。今回も、「中にアカンやつが入っているに違いない!」と思いながら、がっついてしまいました。・・・本当に体に悪い駅弁です・笑。
(ジャンボかつ弁当のラベル表示です)
このトンカツ、動画で見て頂くと、ペラペラに出来上がっているのがよく分かると思います。あちこちに漂うB級感も感じ取ることができますので、お暇ならばご覧になってください。
2018年の新春、受験生向けのジャンボとんかつ弁当として、このような掛け紙のものも売られていました。心憎い演出ですね。「勝ツ弁当」とは、実に縁起が良いです。
2019年11月には、新作駅弁として、トンかつ弁当と菜の花弁当の2つの人気駅弁を1つに合体させたお弁当が販売になりました。その名もトンかつ菜の花弁当です。
ひねりが聞いていないネーミングが、逆に良いと思いますし、外箱のデザインなど、豚が菜の花を持っているという大変に気色の悪いイラストが、「いかにも」といった雰囲気を醸し出しています。
中身は、想像する通りでした。トンかつ弁当と菜の花弁当が、「従来版」と何の変更点も無く2つ合体している駅弁なのでした。
(トンかつ菜の花弁当のラベル表示です)
動画でのレビューは、以下の通りとなります。
トンかつは、ご飯の上に大きめのものが二切れです。ソースと辛子が添えられています。
菜の花弁当は、従来のものとやはり全く変わりません。全体の量が少なくなっただけであり、あさり串は従来通り、1本ついてくるのは嬉しい事です。
副菜は、写真に向かって左側の筍煮と昆布煮がトンかつ弁当のもので、右側が菜の花弁当のものです。忠実に、両方とも付け合わせとして入れてきていますね。
このお弁当、2種類の味の変化が楽しめて、個人的には大いに気に入りました。東京駅の駅弁屋祭で購入しておりますが、当然、千葉駅にも置いてあると思います。ぜひ、豚のイラストを見かけたら、手に取ってみて下さい。
(2019年11月21日、東京駅の駅弁屋祭にて850円で購入。)
千葉駅の万葉軒の駅弁売り場の情報はこちらのページをご覧下さい。売り場情報だけでなく、販売されている駅弁のラインナップなども掲載しています。
ごく普通に豚カツ駅弁として製造販売しているにもかかわらず、安売りをしようとしたからなのか、今となっては分かりませんが、当時から実にチープな味わいであり、狙っていないのにB級となってしまった駅弁です。今ではそれが逆に受けており、人気が高まっているのを感じます。
ここでは、当サイト管理人が実際にトンかつ弁当を食べてみた感想や、売り場の情報などを、以下の項目に分けてお伝えしています。どうぞご覧ください。
⇒まずは、通常版の「トンカツ弁当」をご覧あれ
⇒次に、その大盛り版である「ジャンボかつ弁当」をご覧あれ
⇒「トンかつ菜の花弁当」も販売開始
⇒この駅弁屋さんの公式ホームページ
まずは、通常版の「トンカツ弁当」をご覧あれ
駅弁という食べ物、かつては駅でしか買う事のできない食品でしたが、時代は移り変わりました。今では百貨店の駅弁大会で大々的に売られたり、地元のスーパーで売られてみたり、峠の釜めしのように、駅売りよりも、今やドライブインで買うのがメジャーになったりするケースもあります。
(付けくわえると、駅弁の通販まで登場していますよね。私も有田焼カレー(有田駅)と、備中松山城 絵巻御膳、ハローキティのお弁当(それぞれ岡山駅)等を、過去に宅配してもらいました。)
そして、高速道路のパーキングエリアで発見したのが、千葉駅弁「トンカツ弁当」です。首都高速道路湾岸線の、市川パーキング上り線の売店を見ていたら、千葉の万葉軒の駅弁のコーナーがあって、駅弁が売られているのを見つけました。
下記のように、売店のレジ付近の木箱に、千葉の駅弁が複数種類、置いてありました。かなり小さいパーキングエリアなので、まさか駅弁があるとは、想定外でした。
ちなみにこれを撮影したのが、午後4時くらいの時間帯でした。夕方でも売り切れになっていないのは、売れ残っているからなのか、補充されるからなのか、どちらなんでしょうか?
この時売られていたのはトンカツ弁当の他に、菜の花弁当(同時に購入しました)、以前食べたことのある潮干狩り弁当と県産豚カツサンドの4種類でした。
参考までに、千葉の高速道路では、東関東自動車道の湾岸幕張パーキングエリア上り線でも、県産豚カツサンドと焼き肉弁当が売られているのを見つけています。(京葉道路の幕張パーキングではありませんので注意してください)
さて売店で購入しまして、自宅まで持ちかえってから食べました。まず外観。見た目から、何とも言えない雰囲気です。いったい誰が、こんな安っぽいイラストを書いたんでしょうか・笑。でもなぜか、いい味出しているんですよね。逆に、蒐集したくなるような掛け紙です。
(トンかつ弁当のラベル表示です)
で、これを開封しまして、私は久しぶりに駅弁で困惑しましたね・笑。だって、掛け紙以上にその内容がチープ過ぎるんですもの。おそらく駅弁マニアじゃなくて一般人だったら、怒る人もいるんじゃないでしょうか?(動画をご覧ください)
手で持ちあげるとクネクネと変形するような、ペラッペラのプラスチック容器に入っているというだけで、とんでもなくコストダウンを目指しているのが分かりますね。
実は私、千葉県生まれでして、今まで何度となく万葉軒の駅弁は食べてきました。が、なぜかこのトンカツ弁当には縁がなくて、この駅弁は昭和40年代から売られているロングセラーであるにもかかわらず、初体験です。
ロングセラーという事は人気があるという事で、「このチープな作りでマジかよ」とは思いましたが、騙されたつもりで食べてみました。そうしたら意外にも、たっぷりと浸み込んだソース味がピリッと効いていて、思ったより不味くないぞ、というのが第一印象でした。
(この、草履のようなトンカツを見よ!)
で、食べ進めるうちに、笑っちゃうことに、ドンドンと食べるスピードが上がって行くという。これは体が食べたがっている証拠としか思えません。
超絶美味しいと言うようなものではないのに、なぜか食べちゃう実に不思議な食べ物です。何かヤバいものでも入っているのではないでしょうか・笑。それで一気に完食。食べ終わった後に「もう無くなっちゃった、まだ食べたいな」と思わせるのですから、見た目と違って相当手ごわい相手だと思います。
(この薄手のトンカツ。写真だけ見ると、残念感が満載)
(この、ソースが付着した白米が、何とも言えない美味しさになるのです)
トンカツも冷めると味わいが減ります。しかし、冷めてもガッついて食べてしまうような、B級グルメの王道みたいな味に仕上げているところが、このトンカツ弁当の勝利、ロングセラーのゆえんではないでしょうか?
(付属のとんかつソースを付けると、ソースの味わいが増します。筍煮などは崎陽軒みたい。)
Twitterのフォロワーさんの中には、この駅弁が大好きな人もおられるようで、実際に食べてみて、その理由が分かったような気がします。いつかまた、食べたいと思います。
(2015年12月26日、市川パーキングエリア上り線で500円で購入。)
次に、その大盛り版である「ジャンボかつ弁当」をご覧あれ
上記で、「いつかまた食べたい」と書いてから、3回目の購入になるのが、トンカツ弁当の上位バージョンで、「大盛り」に相当するのジャンボかつ弁当です。今回は、新装開店となった千葉駅の万葉軒の駅弁売店にて購入しています。
通常版よりも、ごくわずかに洗練された印象のジャンボかつ弁当です。ちなみにラベル表示ではジャンボかつ弁当と記してありますが、掛け紙を見ると「JUMBOカツ弁当」です。表記が統一していないのも、B級グルメ駅弁の「いいところ」ですね。
開封したところです。相変わらずの中身であり、正直、そんなに大きいような気はしませんでした。でも、よく見ると横幅が通常版よりもワイドですし、カツも従来の4切れに対して5切れ入っていて、大きいようです。
そしてさらに驚くのが、何とこの赤ウインナーです。こんなチープさに輪をかけるおかずが入っているとは、本当にビックリしましたよ。でも、懐かしさと対面する事になる訳で、この千葉のとんかつ弁当に赤ウインナーは、大いにアリだと思いました。
そして、病みつきになるトンカツです。600円と言う価格で、ここまで変に満足できる駅弁は、レアものです。今回も、「中にアカンやつが入っているに違いない!」と思いながら、がっついてしまいました。・・・本当に体に悪い駅弁です・笑。
(ジャンボかつ弁当のラベル表示です)
このトンカツ、動画で見て頂くと、ペラペラに出来上がっているのがよく分かると思います。あちこちに漂うB級感も感じ取ることができますので、お暇ならばご覧になってください。
2018年の新春、受験生向けのジャンボとんかつ弁当として、このような掛け紙のものも売られていました。心憎い演出ですね。「勝ツ弁当」とは、実に縁起が良いです。
「トンかつ菜の花弁当」も販売開始
2019年11月には、新作駅弁として、トンかつ弁当と菜の花弁当の2つの人気駅弁を1つに合体させたお弁当が販売になりました。その名もトンかつ菜の花弁当です。
ひねりが聞いていないネーミングが、逆に良いと思いますし、外箱のデザインなど、豚が菜の花を持っているという大変に気色の悪いイラストが、「いかにも」といった雰囲気を醸し出しています。
中身は、想像する通りでした。トンかつ弁当と菜の花弁当が、「従来版」と何の変更点も無く2つ合体している駅弁なのでした。
(トンかつ菜の花弁当のラベル表示です)
動画でのレビューは、以下の通りとなります。
トンかつは、ご飯の上に大きめのものが二切れです。ソースと辛子が添えられています。
菜の花弁当は、従来のものとやはり全く変わりません。全体の量が少なくなっただけであり、あさり串は従来通り、1本ついてくるのは嬉しい事です。
副菜は、写真に向かって左側の筍煮と昆布煮がトンかつ弁当のもので、右側が菜の花弁当のものです。忠実に、両方とも付け合わせとして入れてきていますね。
このお弁当、2種類の味の変化が楽しめて、個人的には大いに気に入りました。東京駅の駅弁屋祭で購入しておりますが、当然、千葉駅にも置いてあると思います。ぜひ、豚のイラストを見かけたら、手に取ってみて下さい。
(2019年11月21日、東京駅の駅弁屋祭にて850円で購入。)
この駅弁屋さんの公式ホームページ
千葉駅の万葉軒の駅弁売り場の情報はこちらのページをご覧下さい。売り場情報だけでなく、販売されている駅弁のラインナップなども掲載しています。