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中華料理駅弁の最高峰、崎陽軒の「横濱中華弁当」と「崎陽軒中華弁当」の2つのラインナップ
横浜を中心とした神奈川県のほぼ全域と、東京の一部の地域でお弁当の販売を行っている人気の崎陽軒さん。当然ながらシウマイ弁当が一番人気なのですが、崎陽軒は中華料理屋さんでもあり、実は中華料理の駅弁が実に美味しいのです。
(この写真は、中華料理屋さんのイメージです)
ここでは、崎陽軒が製造販売する2つの中華駅弁、横浜中華弁当と崎陽軒中華弁当を食べた時の記録をご紹介します。紛らわしい2つですが、崎陽軒中華弁当に関しては東京限定となり、横浜中華弁当は営業エリア全域で販売されます。
以前は、横浜中華弁当は神奈川県限定として売られていたように思いますが、今は東京エリアでも良く見かけます。一体、どうなっているのでしょうか。両者が一緒に売られる事は無い模様です。
⇒2019年にリニューアルした横浜中華弁当を食べてみた
⇒2018年に確認した横浜中華弁当
⇒2015年に食べた横浜中華弁当
⇒崎陽軒中華弁当を食べた時の記録はコチラ
こちらが、2019年に一新された横浜中華弁当です。外観は今までのイメージを踏襲しています。中華街にでも遊びに来たような感覚になります。
中身を見てみると、主な変更点は2つあります。一つ目は、人気のシウマイが2つから3つに増えた事です。2018年に確認した際には2つ、更に2015年には1つでしたから、かなりの増量です。
もう1つは、春巻きが省かれて、代わりに鶏の唐揚げが追加された事です。その他については、主に配置が変わったことくらいでしょうか。
その、シウマイに唐揚げです。シウマイは、言わずと知れた崎陽軒のシウマイ弁当と同じものです。これを食べないと調子が出ない人も多かろうと思います。増量されたのは、やはりリクエストが多いのだろうと思います。
鶏の唐揚げは、実は油淋鶏(ヨウリンジー)という中華料理です。単に日本風の唐揚げにしないところが崎陽軒らしいこだわりです。醤油ベースのタレを絡めており、柔らかな仕上がりとなっています。
黒酢の酢豚です。こちらは以前から入っていますが、カボチャは今回から新たに添えられたような気がします。酢豚は、黒酢をたっぷり使うから美味しいのであって、崎陽軒はその基本を外しておらず、黒酢になれない日本人向けであっても立派な姿勢だと感じました。
彩りチンジャオロースーです。冷めても美味しいチンジャオロースーなど、崎陽軒以外では決して食べる事は出来ませんので、こころして食べて下さい。筍のシャキッと感もそれなりに残っており、更にはパプリカも使っているので色合いも美しく、お見事です。
同じく、冷めても美味しいエビチリ。辛味と甘みの調和がとれています。チリソースが液状すぎると駅弁としては問題なので、上手に工夫していますね。さりげない、駅弁屋の技術です。
「風味蒲鉾とクラゲと錦糸玉子の酢の物」に、ザーサイです。こういう酢の物のような副菜も、しっかりと作り込んでいるのが崎陽軒であり、一般的な駅弁屋はこういうところには出来合いの安いものを適当に添えることが多い中、本当に素晴らしい事だと思います。
俵飯もいつも通りの安定の美味しさであり、リニューアルを果たした横浜中華弁当に、完全に満足いたしました。これからも、崎陽軒のお弁当は食べ続けていきたいと思います。
2018年時点で確認した横浜中華弁当です。この時のリニューアルでは実際には食べておらず、店頭のディスプレイを掲載いたします。
2015年当時に、関越自動車道の三芳パーキングエリアの上り線の崎陽軒の売店で買い求めた横浜中華弁当です。今よりも、箱が正方形に近い形です。
当時の横浜中華弁当を、真上から見たところです。確かに今の方が洗練された感じがしますね。シウマイが1つというのは、当時も何か寂しい気持ちになりました。
それと、今よりも何となくの感覚ですが、中華のおかずよりもご飯のほうが目立っている事でしょうか。ご飯が中心に見えて、その周辺のおかずが視覚的に少なく感じられるというのが当時の第一印象でした。中国人が見たら、かなり寂しく映ると思います。今の横浜中華弁当のほうが、この点はやや改善されていると思います。
なおこの時、「そう言えば東京駅で購入した「料理の鉄人弁当」にも中華弁当があったな」と思いながら食べました。けれども、そこで食べた陳健一弁当よりも、崎陽軒の中華弁当のほうが、断然、美味しいのですね。一枚も二枚も上手でした。
中華料理は大人だけでなく、子供さんも含めて、あらゆる人が好きですよね。安定の美味しさとして、今後も食べ続けていきたいと思える駅弁です。
(2015年10月25日、関越道三芳パーキングエリア上り線で購入。1080円)
さて、上記の横浜中華弁当が崎陽軒の「メジャー」な中華駅弁なのですが、実は当サイト管理人は、東京地区限定と言われている崎陽軒中華駅弁のほうが好みです。(2019年時点では、好みでしたと過去形にしたほうが良いかもしれません。)
こちらの崎陽軒中華弁当は、東京駅の崎陽軒の売り場、グランスタ店にて購入しています。グランスタ店限定の、和風銀の鈴弁当(動画で紹介)と共に購入しています。
開封してみますと、中華料理らしい華やかさは、横浜中華弁当よりも東京地区の崎陽軒中華弁当のほうが、上なのではないでしょうか。(横浜中華弁当のリニューアルで、ずいぶんと差は縮まったように見受けられます。)
まず、崎陽軒らしく、昔ながらのシウマイが3つも入っているのが嬉しいです。ただし、前述の横浜中華弁当もリニューアル後は3つですから、同じ寮になりました。
エビチリも、量は少ないながらも嬉しいメニューです。
黒酢を使った酢豚は、実にコッテリしていて本格的です。
出色の出来栄えとなっているのは、イカとホタテの塩旨煮です。これは、本格中華料理店で出されるようなメニューであり、冷えてしまった駅弁でこのようなものが出てくるとは、想像もつかないようなお料理です。
もちろん、冷えた状態での味わいを徹底的に研究している崎陽軒ですから、素材の味をとことんまで引き出しており、太鼓判を押せます。スナップエンドウの鮮やかな色合いが、余計に食欲を増進させるような気がします。
この、厚揚げの麻婆にも仰天しました。豆腐を使うと水っぽくなって、お弁当としては台無しになってしまいかねませんから、そこを厚揚げに変更する事で、問題を解決しています。まさに、駅弁屋の冴えわたるような技術だと思いますね。
春巻きと、中華風の酢の物です。春巻きは、黒酢の酢豚と共に、横浜中華弁当にも入っている、中華の定番ですね。美味しく頂きました。
最後に、定評のある崎陽軒のご飯です。俵ご飯となっており、米粒もきちんと立っていて、お見事な炊きあがりでございました。
お米の余計な水分を吸収するため、プラスチック容器の底に経木を敷いているのも、崎陽軒のこだわりです。水分たっぷりのご飯を平気で出してくる、某駅弁屋さんも見習って欲しい心遣いです。
今回は崎陽軒の中華の駅弁を2種類ご紹介しています。これ以外にも、中華風幕の内(豊橋駅)、台湾風ルーロー飯弁当(鎌倉駅・大船駅など)のような中華駅弁が存在します。中華駅弁は数が少ないですから、見かけたら旅のお楽しみだと思って買ってみるのも面白いと思います。
(2018年10月9日、崎陽軒の東京グランスタ店で1270円で購入)
⇒参考:神奈川県の鉄道の見えるホテル一覧
(この写真は、中華料理屋さんのイメージです)
ここでは、崎陽軒が製造販売する2つの中華駅弁、横浜中華弁当と崎陽軒中華弁当を食べた時の記録をご紹介します。紛らわしい2つですが、崎陽軒中華弁当に関しては東京限定となり、横浜中華弁当は営業エリア全域で販売されます。
以前は、横浜中華弁当は神奈川県限定として売られていたように思いますが、今は東京エリアでも良く見かけます。一体、どうなっているのでしょうか。両者が一緒に売られる事は無い模様です。
⇒2019年にリニューアルした横浜中華弁当を食べてみた
⇒2018年に確認した横浜中華弁当
⇒2015年に食べた横浜中華弁当
⇒崎陽軒中華弁当を食べた時の記録はコチラ
2019年にリニューアルした横浜中華弁当を食べてみた
こちらが、2019年に一新された横浜中華弁当です。外観は今までのイメージを踏襲しています。中華街にでも遊びに来たような感覚になります。
中身を見てみると、主な変更点は2つあります。一つ目は、人気のシウマイが2つから3つに増えた事です。2018年に確認した際には2つ、更に2015年には1つでしたから、かなりの増量です。
もう1つは、春巻きが省かれて、代わりに鶏の唐揚げが追加された事です。その他については、主に配置が変わったことくらいでしょうか。
その、シウマイに唐揚げです。シウマイは、言わずと知れた崎陽軒のシウマイ弁当と同じものです。これを食べないと調子が出ない人も多かろうと思います。増量されたのは、やはりリクエストが多いのだろうと思います。
鶏の唐揚げは、実は油淋鶏(ヨウリンジー)という中華料理です。単に日本風の唐揚げにしないところが崎陽軒らしいこだわりです。醤油ベースのタレを絡めており、柔らかな仕上がりとなっています。
黒酢の酢豚です。こちらは以前から入っていますが、カボチャは今回から新たに添えられたような気がします。酢豚は、黒酢をたっぷり使うから美味しいのであって、崎陽軒はその基本を外しておらず、黒酢になれない日本人向けであっても立派な姿勢だと感じました。
彩りチンジャオロースーです。冷めても美味しいチンジャオロースーなど、崎陽軒以外では決して食べる事は出来ませんので、こころして食べて下さい。筍のシャキッと感もそれなりに残っており、更にはパプリカも使っているので色合いも美しく、お見事です。
同じく、冷めても美味しいエビチリ。辛味と甘みの調和がとれています。チリソースが液状すぎると駅弁としては問題なので、上手に工夫していますね。さりげない、駅弁屋の技術です。
「風味蒲鉾とクラゲと錦糸玉子の酢の物」に、ザーサイです。こういう酢の物のような副菜も、しっかりと作り込んでいるのが崎陽軒であり、一般的な駅弁屋はこういうところには出来合いの安いものを適当に添えることが多い中、本当に素晴らしい事だと思います。
俵飯もいつも通りの安定の美味しさであり、リニューアルを果たした横浜中華弁当に、完全に満足いたしました。これからも、崎陽軒のお弁当は食べ続けていきたいと思います。
購入データ | |
---|---|
場所 | 崎陽軒の上野駅店で購入。 |
日時 | 2019年7月26日の16時半前に購入。 |
価格 | 1080円(税込み) |
2018年に確認した横浜中華弁当
2018年時点で確認した横浜中華弁当です。この時のリニューアルでは実際には食べておらず、店頭のディスプレイを掲載いたします。
2015年に食べた横浜中華弁当
2015年当時に、関越自動車道の三芳パーキングエリアの上り線の崎陽軒の売店で買い求めた横浜中華弁当です。今よりも、箱が正方形に近い形です。
当時の横浜中華弁当を、真上から見たところです。確かに今の方が洗練された感じがしますね。シウマイが1つというのは、当時も何か寂しい気持ちになりました。
お品書き | |
---|---|
・海老のチリソース ・黒酢の酢豚 ・チンジャオロース ・シウマイ ・春巻き |
・茄子と鶏ひき肉の中華みそ炒め ・油淋鶏 ・風味蒲鉾とクラゲと錦糸玉子の酢の物 ・付け合せ ・ご飯 |
それと、今よりも何となくの感覚ですが、中華のおかずよりもご飯のほうが目立っている事でしょうか。ご飯が中心に見えて、その周辺のおかずが視覚的に少なく感じられるというのが当時の第一印象でした。中国人が見たら、かなり寂しく映ると思います。今の横浜中華弁当のほうが、この点はやや改善されていると思います。
なおこの時、「そう言えば東京駅で購入した「料理の鉄人弁当」にも中華弁当があったな」と思いながら食べました。けれども、そこで食べた陳健一弁当よりも、崎陽軒の中華弁当のほうが、断然、美味しいのですね。一枚も二枚も上手でした。
中華料理は大人だけでなく、子供さんも含めて、あらゆる人が好きですよね。安定の美味しさとして、今後も食べ続けていきたいと思える駅弁です。
(2015年10月25日、関越道三芳パーキングエリア上り線で購入。1080円)
東京圏限定は「崎陽軒中華弁当」・・・こちらも甲乙つけがたい美味しさ
さて、上記の横浜中華弁当が崎陽軒の「メジャー」な中華駅弁なのですが、実は当サイト管理人は、東京地区限定と言われている崎陽軒中華駅弁のほうが好みです。(2019年時点では、好みでしたと過去形にしたほうが良いかもしれません。)
こちらの崎陽軒中華弁当は、東京駅の崎陽軒の売り場、グランスタ店にて購入しています。グランスタ店限定の、和風銀の鈴弁当(動画で紹介)と共に購入しています。
開封してみますと、中華料理らしい華やかさは、横浜中華弁当よりも東京地区の崎陽軒中華弁当のほうが、上なのではないでしょうか。(横浜中華弁当のリニューアルで、ずいぶんと差は縮まったように見受けられます。)
お品書き | |
---|---|
・黒酢の酢豚 ・シウマイ ・厚揚げと茄子の麻婆 ・イカとホタテの塩旨煮 ・海老のチリソース |
・春巻き ・風味かまぼことクラゲと錦糸卵の酢の物 ・付け合わせ ・御飯 |
まず、崎陽軒らしく、昔ながらのシウマイが3つも入っているのが嬉しいです。ただし、前述の横浜中華弁当もリニューアル後は3つですから、同じ寮になりました。
エビチリも、量は少ないながらも嬉しいメニューです。
黒酢を使った酢豚は、実にコッテリしていて本格的です。
出色の出来栄えとなっているのは、イカとホタテの塩旨煮です。これは、本格中華料理店で出されるようなメニューであり、冷えてしまった駅弁でこのようなものが出てくるとは、想像もつかないようなお料理です。
もちろん、冷えた状態での味わいを徹底的に研究している崎陽軒ですから、素材の味をとことんまで引き出しており、太鼓判を押せます。スナップエンドウの鮮やかな色合いが、余計に食欲を増進させるような気がします。
この、厚揚げの麻婆にも仰天しました。豆腐を使うと水っぽくなって、お弁当としては台無しになってしまいかねませんから、そこを厚揚げに変更する事で、問題を解決しています。まさに、駅弁屋の冴えわたるような技術だと思いますね。
春巻きと、中華風の酢の物です。春巻きは、黒酢の酢豚と共に、横浜中華弁当にも入っている、中華の定番ですね。美味しく頂きました。
最後に、定評のある崎陽軒のご飯です。俵ご飯となっており、米粒もきちんと立っていて、お見事な炊きあがりでございました。
お米の余計な水分を吸収するため、プラスチック容器の底に経木を敷いているのも、崎陽軒のこだわりです。水分たっぷりのご飯を平気で出してくる、某駅弁屋さんも見習って欲しい心遣いです。
今回は崎陽軒の中華の駅弁を2種類ご紹介しています。これ以外にも、中華風幕の内(豊橋駅)、台湾風ルーロー飯弁当(鎌倉駅・大船駅など)のような中華駅弁が存在します。中華駅弁は数が少ないですから、見かけたら旅のお楽しみだと思って買ってみるのも面白いと思います。
(2018年10月9日、崎陽軒の東京グランスタ店で1270円で購入)
⇒参考:神奈川県の鉄道の見えるホテル一覧