水島臨海鉄道に乗車、キハ30・キハ37を撮影

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伊予鉄道と水島臨海鉄道の旅(その5)・水島臨海鉄道のキハ30・キハ37を撮影

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は、伊予鉄道と旧型気動車の特別運行があった水島臨海鉄道に乗ってきましたので、その様子をお伝えします。本ページは、下記の続きになります。

秋の乗り放題パスを活用した鉄道旅行例(1ページ目)
伊予鉄道の新塗装・旧塗装を撮影しまくり(2ページ目)
伊予西条の四国鉄道文化館(3ページ目)
岡山電気軌道3005号を撮影(4ページ目)


 


倉敷駅のコインロッカーが満杯で慌てる


11:07倉敷駅到着。次の水島臨海鉄道は11:20発なので、ここでも少々急いで荷物をコインロッカーに預けます。・・・が、駅構内のコインロッカーは満杯。

焦りますが、前回8月に来た時に、水島臨海鉄道倉敷市駅の隣の駅レンタカー事務所横にコインロッカーがあったような気がしましたので、すぐ移動。ここで無事、荷物を預けることができました。(下記の駅レンタカーです)




さて、水島臨海鉄道倉敷市駅では一日乗車券(800円)を購入する予定でしたが、限定販売で既に完売とのこと。どうも今日は「二兎を追う者は一兎をも得ず。」の感がありますが、予定では単純に倉敷市~水島を往復するのみで320円×2=640円、損はしないので、まぁ良しとしましょう。

参考:倉敷には、ホテルサンプラザ倉敷アパホテル倉敷駅前山田屋旅館があります



水島臨海鉄道を、倉敷市駅から水島駅まで移動


今日の水島臨海鉄道、鉄道の日記念イベントとして、「キハ20」が4往復、「キハ30+キハ38」が2往復、「キハ37×2」が2往復、特別に運行されます。

キハ20は現在定期運用がなく、キハ30・37・38も平日の朝夕のみの運行ですので、休日の日中運行はとても貴重な機会で、わざわざ名古屋から乗りに来る価値は十分あります。



【乗車データ】
・倉敷市11:20→水島10:43 キハ205 1両

参考:水島臨海鉄道沿線の鉄宿は、ビジネスホテル白水荘(常盤駅)、ゆのき旅館(栄駅)があります。機会あらばぜひ!


11:20発の水島行はキハ205です。何とかボックスシートに座ることができましたが、私も含め「鉄道趣味の方」で満員です。平成も27年の今、こうしてキハ20に乗れるというのは本当に素晴らしいことです。

しかし趣味の方の中に、運転士さんや車内をビデオで撮っている輩がいましたが、これはNGでしょう。この人、運転台の後ろで撮っているので、放送やドア操作で運転台に出入りする車掌さんの通行の邪魔ですが、その辺りは寛大のようです。

キハ205運転台後部
(キハ205運転台後部。水島にて)

キハ205・鉄道の日ヘッドマーク
(折り返し水島発倉敷市行(11:51・後追い))


この列車は水島で終点。次の列車は「キハ30+キハ38」で、こちらは三菱自工前行なので、歩いて三菱自工前駅付近で撮影することにします。その前に、東水島行貨物列車を撮影。水島駅ではホームの無い西側の線路を通ります。

東水島行貨物列車
(東水島行貨物列車。水島駅ホームから撮影(12:01))





水島臨海鉄道・三菱自工前駅にて撮影


徒歩15分ほどで三菱自工前駅に到着。前回8月に来たときは、灼熱地獄で倒れそうでしたが、今日は暑くもなく寒くもなく快適です。その一方で付近の工場が操業しているためか大型車の通行が多いです。

キハ38とキハ30
(三菱自工前駅に到着したキハ38と後部キハ30(12:26))

キハ38とキハ30
(到着後、すぐに倉敷貨物ターミナルへ回送されます)


多くの同業者の方々と一緒に、キハ38とキハ30を撮影できました。キハ30、本当は乗りたいところですが、今日の運行はこれまで。またまた「二兎を追う者は一兎をも得ず。」の感がします。

キハ205
(キハ205。倉敷貨物ターミナルへの回送列車(12:50))


腹減ったので、岡山駅弁「おかやま豚めし」とビール


さて、午後はキハ37×2が運行されます。これに備えて昼食にしたいと思います。周辺は工場地帯ですが、先ほど歩いてくる途中、水島臨海鉄道の三菱自工前方面と、東水島方面との線路の分岐点南側付近にそれなりに大きな公園を発見。近くにコンビニも発見。

駅弁も用意してありますので、「駅弁とビール」の条件が揃いました。ちょっと公園生活者的ですが、幸い公園に人影はありません。公園のベンチで岡山駅弁「おかやま豚めし」(980円・三好野本店)をいただきます。角煮が秀逸で、ビールがさらに美味しくなります

岡山駅弁「おかやま豚めし」



キハ37なども撮影!


ほろ酔いでも、のんびりはできません。実に慌ただしいことで、自分でも時々少々アホらしくなりますが、また三菱自工前駅付近に戻ります。

同じ場所というのも芸がないですが、場所が広く安心して撮影できるので、ついつい戻ってきてしましました。ここで続けて出庫する「キハ37×2」と「キハ205」を撮影します。

キハ37回送列車
(キハ37回送列車。水島から営業運転です。雲行きが怪しくなってきました(13:40))

キハ205。三菱自工前駅
(キハ205。三菱自工前駅から営業運転です(14:06))

キハ205・三菱自工前駅、鉄道の日ヘッドマーク
(三菱自工前14:08発倉敷市行。8月に来た時と同じ車両、同じ時間ですが、今回はヘッドマークが付いています)


撮影をしていては乗れません。またまた水島駅までもどり、「キハ37×2」に乗り倉敷市駅に戻ります。さすがにお腹一杯です。

水島駅に到着したキハ37
(水島駅に到着したキハ37。折り返し倉敷市行に乗りました(14:42))

キハ37-101車内
(キハ37-101車内。水島発車時点ではガラガラでしたが、この後、どんどんお客さんが乗ってきました)


鉄道業は安全が最優先されます。何事もなく一日が終わることが重要視される中で、「イベント」はこれと正反対のことをするわけで、保守的な現業部門としては受け入れがたい面があります。

・・・というのも、実は私は職業「旅人」ですが、世を忍ぶ仮の姿では鉄道業に籍を置いていますので、身をもって感じるところなのです。

こういう視点から見ると、この水島臨海鉄道、安全に対する揺るぎない自信、良好な業績、社内各部署の風通しの良さ、そして更に社員皆さんの仕事に対する「愛」が結実してこうしたイベントが実施されているのでは…と、(少々大げさかも知れませんが…)感じました。

この点、JR北海道は対極に位置するような気がして、とても心配です。水島臨海鉄道様におかれましては、是非とも来年度以降もこうしてイベントを継続して実施していただき、末永くキハ205号も維持管理していただければと思います。


【乗車データ】
・水島14:51→倉敷市15:14 キハ37-102 2両



普通列車で名古屋へ帰る


などと偉そうなことも考えた一方、倉敷から名古屋まで在来線を乗り継いで帰らなければなりません。8月に来た時とほぼ同じ列車となり、倉敷15:30発の播州赤穂行で出発します。

名古屋までの6時間余り、車両はすべて転換クロスシートでしたので快適でしたが、新幹線なら1時間40分ほどです。

自分の行動に阿保らしさも少々感じつつ、松山まで新幹線+特急で往復すると、16,303円×2=32,060円、今回の旅は「秋の乗り放題パス」7,710円と高速バス6,900円で計14,610円!!!

資金繰りの厳しい昨今、費用対効果は十分あったのではないかと、自分を納得させました。

【乗車データ】
・倉敷15:30→播州赤穂17:05 クハ115-1236 4両
・播州赤穂17:06→姫路17:39 クハ222-2081 8両
・姫路17:56→米原20:25 クモハ225-10 12両
・米原20:31→名古屋21:41 モハ313-1 8両



岡山駅の駅弁「松茸・栗ごはん」


赤穂線車内でいただいた岡山駅で入手した「松茸・栗ごはん」(1,050円・浜吉)。三原駅弁の(株)浜吉ですが、最近では福山駅や岡山駅にも進出しています。

岡山駅の駅弁「松茸・栗ごはん」



姫路駅の駅弁「豚蒲重」


姫路駅弁「豚蒲重」(1,030円・まねき食品)。米原からの東海道本線車内でいただきました。こうした豚肉の食べ方は初めてでしたので、とても新鮮でした。姫路駅弁は夕方にもかかわらず、種類が充実していました。

姫路駅の駅弁「豚蒲重」


(おしまい~~)


 
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