近鉄北勢線の撮影の旅の撮り鉄旅行記

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三岐鉄道撮影旅行記(その1)・・・・北勢線の撮影、そして阿下喜駅へ

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回(2015年10月8日・木曜)は、気が付いたら、秩父鉄道とともに全国的に珍しくなってしまった「セメント列車」を運行している、三岐鉄道に乗ってきた話です。


近鉄名古屋駅から出発


平日ですが、休日出勤の代休を利用して「」に出掛けることにします。三重県北部の桑名から四日市にかけては、鉄分の濃い地域として知られています(???)。

先日、四日市あすなろう鉄道に乗ったところ、結構面白かったので、もうひとつのナローゲージ鉄道、三岐鉄道北勢線にも久々に乗りたくなり、同じ三岐鉄道の三岐線とともに乗りに行くことにします


⇒参考・別の撮影記録:関西本線のDD51(国鉄色)撮影レポート


【乗車データ】
・近鉄名古屋7:11→桑名7:31(急行・松阪行)5812 6両





近鉄名古屋発7:11の急行松阪行に乗ります。7時頃にはホームに着いたのですが、電車は既に満席です。この地域は、名古屋一極集中ではなく、工業都市四日市などは求心力があり、朝ラッシュ時のお客さんの流れは輻輳しているようです。

また桑名への運賃は近鉄の440円に対し、JRは特定運賃で350円です。当然JRを利用したいところですが、単線区間が多いJR関西本線は所要時間が長く、今回も同じ北勢線の電車に乗ろうとすると名古屋発が7:04になり、ちょっと間に合いませんでした。桑名で乗り換え。三岐鉄道西桑名駅から出発です。

三岐鉄道の1日乗り放題パス
(三岐鉄道全線に乗車できる「一日乗り放題パス」(1,100円)で出発)





三岐鉄道(さんぎてつどう)北勢線に乗車





【乗車データ】
・西桑名7:49→穴太8:12 272 3両


西桑名7:49発に乗車。高校生で混雑していて、立っているお客さんもいます。高校生が降りるとガラ空きになり、8:12着の穴太で下車します。

「一日乗り放題パス」を利用していますが、北勢線の駅は自動改札機が設置されている一方、パスは磁気圏ではないので大半の無人駅では、精算機や券売機のインターホンで係員を呼び出し、遠隔操作のカメラで券面を確認してから、改札機を通れるという、ちょっと面倒くさい仕組みです。

穴太駅から東員駅寄りへ徒歩3分ほどの田園地帯で、何本か電車の撮影をしますが、線路脇の草が邪魔で出来は今一歩です。

三岐鉄道北勢線の旧塗装復元車
(旧塗装復元車。穴太~東員(8:37・後追い))


北勢線のナロウィン電車
(ナロウィン電車。東員~穴太(8:44))


三岐鉄道北勢線穴太駅の外観
(三岐鉄道北勢線穴太駅)



阿下喜(あげき)駅で、保存電車モニ226を撮影





【乗車データ】
・穴太8:51→阿下喜9:22 274 4両


穴太駅から終点の阿下喜駅へ、再び北勢線に乗ります。途中で遠足の小学生低学年が、大勢乗ってきます。とても騒々しく、先生も一緒にいるのにこの惨憺たる状況は、教育現場の力の低下かとも懸念されますが、案外、先生も含めて電車に乗り慣れていないだけなのかも知れません。その一方で大事なお客さんですので、一見客の私は我慢します。

楚原からは景色が良く、特に麻生田までは鈴鹿山脈の展望が素晴らしいです。9:22阿下喜着。小学生も終点まで乗車の一方、その他の一般客は数名です。

北勢線の阿下喜駅外観
(阿下喜駅。北勢線はどの駅も改築等により、よく整備されています)


阿下喜駅の横には資料館があり、今日は開館日(第1・3日曜日)ではないのですが、先ほどの小学生のために係員の方がいらっしゃいますので、保存電車モニ226の写真だけ撮らせていただきます。騒々しさには閉口しましたが、良いこともありました。

先ほど乗ってきた電車の折り返しを、駅の近くで撮影します。

三岐鉄道の保存電車モニ226
(保存電車モニ226。こちらも美しく手入れされています)


阿下喜を発車した北勢線の西桑名行
(阿下喜を発車した西桑名行。バック右側は藤原岳(9:42))



伊勢治田駅まで、「Iバス」で困惑


さて、阿下喜駅から三岐線の伊勢治田駅までは約1.5キロ。数年前までは三重交通の路線バスが四方に路線を伸ばしていたのですが、今はその面影はなく、桑名への1路線が残るのみです。

その代替えとして、いなべ市が「Iバス」という福祉バスを運行していて、なんと無料。駅前からタイミングよく9:50発のバスが伊勢治田駅を通るようなので、利用することにします。




やって来たバスに乗るも、なかなか発車しません。お手洗いから戻った運転手さんに確認すると、これは10:00発の別の便で、9:50発のバスは既に発車してしまったとのこと。そういえば、先ほどワゴン車が通りましたが、あれがバスだったとは!!!

いなべ市の福祉バス「Iバス」
(いなべ市の福祉バス。なんと、後ろのワゴン車が伊勢治田駅を経由する便でした)


こうしたコミュニティバスの利用は、通りすがりの旅人にはハードルが高いのですが、これはどう考えても自分のミスです。運転手さんは伊勢治田駅までの道を教えてくれましたが、当初は歩くつもりで、地図も持っているので大丈夫です。

後で調べるとこの「Iバス」、阿下喜から西藤原駅の近くや、これから向かう丹生川駅の近くを通る路線もあり、利用価値はありそうです。ただし本数は少なく、日曜日運休が難点ですが。

少し暑いくらいで、歩くには快適な天気です。途中、国道306号線との交差点(交差点名「別名」)の角にコンビニ発見!今日も昼食用に駅弁を入手してあるので、ここでビールを購入します。怪我の功名です。さらにこの先で酒屋も発見。次回のために覚えておきます。

約20分で伊勢治田駅に到着。予定していた電車に間に合いました。

三岐鉄道伊勢治田駅外観
(三岐鉄道伊勢治田駅。有人駅で、硬券の入場券と乗車券を買いました)


三岐鉄道伊勢治田駅構内
(伊勢治田駅構内。留置線に車両の姿はありません)


(⇒続き:三岐鉄道貨物(2015)を撮影しまくり!


参考北勢線の軽便鉄道博物館へ(2018年の記録)


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