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最終北斗星の到着と、「終わってほしくない」銚子電鉄への旅(その3)
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は上野駅で最終「北斗星」の到着を見届け、その足で銚子電鉄へ行くという何とも脈絡のない旅です。
(下記、お好きなページからお読みいただいてもよろしいかと思います)
・臨時快速「ムーンライトながら」185系
・寝台特急北斗星の最終日上野駅到着を見届け
・銚子電鉄にて撮り鉄(←今ここ)
・東武野田線の8000系
・大井川鉄道の新金谷駅で撮影
【参考:銚子で買える駅弁】
⇒銚子の鯖寿司(銚子駅)
⇒鯖威張る弁当(銚子電鉄の犬吠駅)
成田駅で成田線経由銚子行に乗り換え。成田駅を出発すると風景は更に茫洋となり、千葉県の奥の深さを感じます。佐原駅では降車多数、ロングシートからボックスシートへ移ります。車内の乗客は数人で、のんびりした空気の中、銚子へ向かいます。
【参考:成田駅の電車の見えるホテル】
⇒アパホテル京成成田駅前(京成電鉄のトレインビュー)
⇒成田U-シティホテル(JR成田線のトレインビュー)
(銚子行 成田駅にて)
私が青春18きっぷで旅をするようになって、30年近くになりますが、当時を振り返ると、いわゆる地方交通線でも普通列車の乗客はもっと多かったように思います。
運賃計算上の幹線でも大都市圏を離れるとこの空き具合、地方経済の疲弊なのか良くわかりませんが、自動車社会の深度化は影響が大きいのではないでしょうか。13:00、銚子駅到着。すぐに銚子電鉄外川行に乗り換えです。
銚子電鉄銚子駅13:05発に乗車。今日はグリーン塗装の「2001-2501」の編成です。座席が埋まる程度の乗車率。その多くは観光客のようです。
早速車掌から、一日乗車券「弧廻手形」(620円)を購入。銚子電鉄を訪れるのは1年ぶりですが、訪れる度にこの「弧廻手形(こまわりてがた)」の図柄が変わるのが楽しいところです。
(銚子電鉄の弧廻手形。上が昨年のもの、下が今回です。)
次の駅、仲ノ町で下車。お宝が一杯の仲ノ町車庫、ここも銚子電鉄を訪れた際には欠かせません。入場券を購入すれば、誰でも見物できるのも素晴らしいです。
もちろんお宝、「デキ3」とも対面、これだけでもはるばる銚子までやってきた甲斐があります。写真が撮りにくいですが、狭い車庫内ですので仕方ありません。
(お宝、デキ3、大正12年製)
銀座線や丸の内線方南町支線のカラーが復刻されています。学生時代を東京で過ごした私にとって誠に懐かしく、しばし時を忘れて当時の思い出に浸ります。
(2015年1月に運用を終了したデハ1002)
(2016年3月で運用終了予定のデハ1001)
当日、運用中の2000形の「2001-2501」の編成も、懐かしい京王帝都電鉄(当時)の「グリーン車」カラーを復刻、もう1編成の「2002-2502」は銚子電鉄の旧カラーを復刻していて、
こちらは湘南顔に非常によく似合っていて、もはや復刻というより2002号のために用意された塗色という感じがします。
(正面の金太郎塗りが秀逸な旧銚子電鉄カラー)
仲ノ町車庫を堪能し、14:02発の列車で君ヶ浜へ。この列車も観光客の姿が目立ちます。平日の状況はわかりませんが、これだけ観光客が多いと、銚子電鉄は通勤通学の足であるとともに、もはや重要な観光資源ではないでしょうか。私などは毎年のようにはるばる名古屋から訪れていますが、飽きませんし、いつも心が癒される思いがします。
その一方で犬吠埼(いぬぼうさき)灯台はここ数年、訪れたことがありません。灯台とその周辺も素晴らしいのですが、やはり銚子電鉄自体の魅力にはかないません。末永い存続を願うばかりです。
(このページで登場する銚子電鉄の駅名に、赤い枠を付けておきましたので参考までに)
君ヶ浜駅14:14着。毎年のように訪れる海鹿島(あしかじま)駅寄りの撮影地へ向かいます。今日は厚い雲に覆われた残念な天候ですが、キャベツ畑の中の茫洋とした雰囲気がなかなか良いです。ここで銚子行を撮影します。
(君ヶ浜~海鹿島で)
撮影後、外川(とがわ)行まで時間があるので、ついつい犬吠駅まで歩いてしまいました。仲ノ町駅や笠上黒生駅、外川駅には毎年訪れるのですが、犬吠駅に来るのは本当に久しぶりです。犬吠駅には売店もあって、まさに観光地への玄関口の駅であり、観光鉄道としての一面を実感します。
犬吠駅15:08乗車、外川駅15:10着。この外川駅もいい雰囲気で、銚子電鉄を訪れた際には訪問が欠かせません。
(駅舎正面にあった自販機が移設されて、さらに良い雰囲気となった外川駅)
ちょっと慌ただしいですが、折り返し外川駅15:20発、笠上黒生駅15:31着。この笠上黒生駅も魅力たっぷりの駅です。列車交換が通常は朝のみとなってしまったのが残念ですが、ここで下車して外川行を撮影します。
(笠上黒生駅に進入する外川行電車)
(外川行を後部から撮影)
次の銚子行の発車まで間があるので駅周辺を徘徊していると、バス停を発見。タイミングよくバスがやってきたので、ついつい乗ってしまいます。
16:01発で銚子駅16:15頃着、230円でした。私の他にお客さんは1名でしたが、ダイレクトに市の中心部へアクセスできるので、これはこれで便利かも…と思いました。
銚子からは総武本線経由の千葉行に乗車。空いておりボックスシートを確保できたので、ビールと駅弁を楽しむことにします。駅弁は先に東京駅の駅弁屋「祭」で入手した東海道本線草津駅の「近江牛焼肉弁当」(1,010円)。冷えたビールによく合います。
(草津駅弁「近江牛焼肉弁当」)
銚子発の列車内で、草津駅の駅弁を食すのもなかなか乙です。草津駅の駅弁は通常、要予約でなかなか入手難であり、私は今まで一度もいただいたことがなかったことから、つい手が出てしまったのです。
成東駅に17:37到着。このまま乗り続けるより、ここで東金線経由の千葉行に乗り換えた方が千葉駅に早く到着(僅か7分ですが…)するとのことで、乗り換えます。久し振りの東金線でしたが、満腹と心地よい酔いで爆睡のうちに気が付いたら、蘇我駅でした。
(⇒続き:東武鉄道8000系車両を撮影)
(下記、お好きなページからお読みいただいてもよろしいかと思います)
・臨時快速「ムーンライトながら」185系
・寝台特急北斗星の最終日上野駅到着を見届け
・銚子電鉄にて撮り鉄(←今ここ)
・東武野田線の8000系
・大井川鉄道の新金谷駅で撮影
【参考:銚子で買える駅弁】
⇒銚子の鯖寿司(銚子駅)
⇒鯖威張る弁当(銚子電鉄の犬吠駅)
銚子電鉄のお宝車両を次々撮影 ◆2日目(8月23日・日曜)
成田駅で成田線経由銚子行に乗り換え。成田駅を出発すると風景は更に茫洋となり、千葉県の奥の深さを感じます。佐原駅では降車多数、ロングシートからボックスシートへ移ります。車内の乗客は数人で、のんびりした空気の中、銚子へ向かいます。
【乗車データ】 ・東京10:13→成田11:30 サロE217-19 15両 ・成田11:41→銚子13:00 クハ209-2139 4両 |
【参考:成田駅の電車の見えるホテル】
⇒アパホテル京成成田駅前(京成電鉄のトレインビュー)
⇒成田U-シティホテル(JR成田線のトレインビュー)
(銚子行 成田駅にて)
私が青春18きっぷで旅をするようになって、30年近くになりますが、当時を振り返ると、いわゆる地方交通線でも普通列車の乗客はもっと多かったように思います。
運賃計算上の幹線でも大都市圏を離れるとこの空き具合、地方経済の疲弊なのか良くわかりませんが、自動車社会の深度化は影響が大きいのではないでしょうか。13:00、銚子駅到着。すぐに銚子電鉄外川行に乗り換えです。
銚子電鉄銚子駅13:05発に乗車。今日はグリーン塗装の「2001-2501」の編成です。座席が埋まる程度の乗車率。その多くは観光客のようです。
早速車掌から、一日乗車券「弧廻手形」(620円)を購入。銚子電鉄を訪れるのは1年ぶりですが、訪れる度にこの「弧廻手形(こまわりてがた)」の図柄が変わるのが楽しいところです。
(銚子電鉄の弧廻手形。上が昨年のもの、下が今回です。)
次の駅、仲ノ町で下車。お宝が一杯の仲ノ町車庫、ここも銚子電鉄を訪れた際には欠かせません。入場券を購入すれば、誰でも見物できるのも素晴らしいです。
もちろんお宝、「デキ3」とも対面、これだけでもはるばる銚子までやってきた甲斐があります。写真が撮りにくいですが、狭い車庫内ですので仕方ありません。
(お宝、デキ3、大正12年製)
銀座線や丸の内線方南町支線のカラーが復刻されています。学生時代を東京で過ごした私にとって誠に懐かしく、しばし時を忘れて当時の思い出に浸ります。
(2015年1月に運用を終了したデハ1002)
(2016年3月で運用終了予定のデハ1001)
当日、運用中の2000形の「2001-2501」の編成も、懐かしい京王帝都電鉄(当時)の「グリーン車」カラーを復刻、もう1編成の「2002-2502」は銚子電鉄の旧カラーを復刻していて、
こちらは湘南顔に非常によく似合っていて、もはや復刻というより2002号のために用意された塗色という感じがします。
(正面の金太郎塗りが秀逸な旧銚子電鉄カラー)
仲ノ町車庫を堪能し、14:02発の列車で君ヶ浜へ。この列車も観光客の姿が目立ちます。平日の状況はわかりませんが、これだけ観光客が多いと、銚子電鉄は通勤通学の足であるとともに、もはや重要な観光資源ではないでしょうか。私などは毎年のようにはるばる名古屋から訪れていますが、飽きませんし、いつも心が癒される思いがします。
その一方で犬吠埼(いぬぼうさき)灯台はここ数年、訪れたことがありません。灯台とその周辺も素晴らしいのですが、やはり銚子電鉄自体の魅力にはかないません。末永い存続を願うばかりです。
(このページで登場する銚子電鉄の駅名に、赤い枠を付けておきましたので参考までに)
君ヶ浜駅14:14着。毎年のように訪れる海鹿島(あしかじま)駅寄りの撮影地へ向かいます。今日は厚い雲に覆われた残念な天候ですが、キャベツ畑の中の茫洋とした雰囲気がなかなか良いです。ここで銚子行を撮影します。
(君ヶ浜~海鹿島で)
撮影後、外川(とがわ)行まで時間があるので、ついつい犬吠駅まで歩いてしまいました。仲ノ町駅や笠上黒生駅、外川駅には毎年訪れるのですが、犬吠駅に来るのは本当に久しぶりです。犬吠駅には売店もあって、まさに観光地への玄関口の駅であり、観光鉄道としての一面を実感します。
犬吠駅15:08乗車、外川駅15:10着。この外川駅もいい雰囲気で、銚子電鉄を訪れた際には訪問が欠かせません。
(駅舎正面にあった自販機が移設されて、さらに良い雰囲気となった外川駅)
ちょっと慌ただしいですが、折り返し外川駅15:20発、笠上黒生駅15:31着。この笠上黒生駅も魅力たっぷりの駅です。列車交換が通常は朝のみとなってしまったのが残念ですが、ここで下車して外川行を撮影します。
(笠上黒生駅に進入する外川行電車)
(外川行を後部から撮影)
次の銚子行の発車まで間があるので駅周辺を徘徊していると、バス停を発見。タイミングよくバスがやってきたので、ついつい乗ってしまいます。
16:01発で銚子駅16:15頃着、230円でした。私の他にお客さんは1名でしたが、ダイレクトに市の中心部へアクセスできるので、これはこれで便利かも…と思いました。
草津駅弁「近江牛焼肉弁当」を食べてしまう
銚子からは総武本線経由の千葉行に乗車。空いておりボックスシートを確保できたので、ビールと駅弁を楽しむことにします。駅弁は先に東京駅の駅弁屋「祭」で入手した東海道本線草津駅の「近江牛焼肉弁当」(1,010円)。冷えたビールによく合います。
(草津駅弁「近江牛焼肉弁当」)
銚子発の列車内で、草津駅の駅弁を食すのもなかなか乙です。草津駅の駅弁は通常、要予約でなかなか入手難であり、私は今まで一度もいただいたことがなかったことから、つい手が出てしまったのです。
成東駅に17:37到着。このまま乗り続けるより、ここで東金線経由の千葉行に乗り換えた方が千葉駅に早く到着(僅か7分ですが…)するとのことで、乗り換えます。久し振りの東金線でしたが、満腹と心地よい酔いで爆睡のうちに気が付いたら、蘇我駅でした。
【乗車データ】 ・銚子16:43→成東17:37 クハ209-2149 4両 ・成東17:40→千葉18:27 クハ208-2106 6両 |
(⇒続き:東武鉄道8000系車両を撮影)