三木駅と粟生駅付近で神戸電鉄を撮影

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神戸電鉄の撮影記(その3)・・・神戸電鉄の三木駅と粟生駅付近で撮影

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は、粟生線の行方が気になる神戸電鉄を旅してきました。

有馬温泉への足、あるいは今は無き三木鉄道のアクセスとして利用したことはあっても、「神戸電鉄」自体を目的として旅するのは初めてかも知れません。しかし車窓風景は実に変化に富み、その面白さを「再発見」いたしました。


今回の撮影旅行は、以下の3つのページに分割して、ご紹介しています。ご興味のあるところをクリックして頂いて、それぞれのページに進んでください。

神戸電鉄の鈴蘭台駅付近で撮影
三田線の神鉄道場駅付近で撮影
⇒神戸電鉄の三木駅と粟生駅付近で撮影(←今ここ





三木駅付近で神戸電鉄を撮影


鈴蘭台駅から14:39発の小野行に乗ります。ようやく最大の目的である粟生線に乗車です。小野行列車は3連で、三田線に比べると空席が目立つ印象です。

乗客減で存続問題に揺れる粟生線、それを反映して、列車本数は近年大幅に削減されており、日中は鈴蘭台から西鈴蘭台までが1時間4本、志染までが同2本、そしてその先、三木を含めて終点の粟生までは、何と1時間に1本の運行になってしまいました。この2017年3月の改正で、西鈴蘭台~志染間の列車はそれまでの1時間に4本から2本に削減されています。

神戸電鉄の単線区間
押部谷駅からは単線区間となり、日中1時間に1本の運行となる志染駅からは、ローカル線的な雰囲気となる車窓風景も見られます。


粟生線の輸送人員は1992年(平成4年)の年間1420万人から、2015年(平成27年)には同646万人と半分以下に減少しています(粟生線活性化協議会ホームページによる)。 道路整備に伴う自動車やバスへの乗客流出、少子高齢化が原因だそうです。

確かに三宮から粟生線押部谷駅から各住宅街を経由し、恵比須駅に至る神姫バスは日中でも30分毎の運行で所要時間は約1時間で、新開地乗り換えの神戸電鉄粟生線と所要時間は変わりません。

バスは乗り換えがない点、緑が丘や自由が丘といった住宅街の中にこまめにバス停がある点は、確かに利便性は高いでしょう。特に後者は、駅まで遠く、おまけに坂道があったりすると、家の近所にバス停があることは魅力的でしょう。 「粟生線活性化協議会」としても対策を行っているようですが、乗客減は止まらないようです。

大都市近郊の鉄道が存廃問題に揺れるという事態は俄かに信じ難いものの、少子高齢化の進行により、将来は全国的に鉄道路線が粟生線同様の問題に直面するのでは・・・と想像すると、通りすがりの「乗り鉄」の私でも心穏やかではありません。

最寄り改札口の都合か、先頭車は座席が適度に埋まっていますが、2両目、3両目はガラガラのまま、15:13に三木駅到着。三木市の中心駅と思われますが、下車客は5人程度でした。

15時台以降、この先の小野までは15分毎の運行となります。それまでの1時間に1本から、極端に増えて、撮影活動には効率的です。今日は三木~三木上の丸間にある美蓑川の鉄橋で、列車の撮影をしてみます。

神戸電鉄の三木駅外観
木造駅舎の残る神戸電鉄三木駅です。上下線の対向式ホーム間には、こ線橋や構内踏切、地下道といった連絡通路はなく、上下線の駅舎は別々にあります。この駅舎からは下り粟生方面の列車にしか乗車することができません。

神戸電鉄の三木駅の改札口
自動改札口や券売機は完備されていますが、無人駅です。合理化も尽くされた感があります。

三木駅の時刻表
日中の極端な運行本数の少なさは、需要を反映した結果でしょうか。


撮影ポイントの鉄橋は、三木上の丸方面に300mほど戻った場所にあります。三木駅のすぐ前が美蓑川なので、非常にわかりやすいです。まだまだ日は高く、暑いです。河原で地元のマイルドヤンキー達がバーベキューをしている以外、歩く人もなく、静かな午後の街でした。




三木駅の近くの鉄橋の撮影地から神戸電鉄を撮影
下り小野行を撮影。左が三木駅、右が三木上の丸駅です。鉄橋には架線柱や退避場所があり、シャッターチャンスは難しいです。(2017.8.6 15:26)

三木駅の近くの鉄橋の撮影地から神戸電鉄を撮影
上り列車は後追いで、少し離れた道路橋から撮影しました。(2017.8.6 15:28)





終点、粟生付近で神戸電鉄を撮影


美蓑川鉄橋で撮影後は三木上の丸駅まで、約500mを歩いてみます。駅は三木城跡の麓にあり、シブい木造駅舎ながら自動改札機と券売機が完備されています。15:41発の粟生行に乗車、14:41発粟生行から小野行が続き、1時間間隔が開いています。

三木上の丸駅の外観
木造駅舎の残る三木上の丸駅、1面1線です。


立派な橋上駅舎のある小野では下車客多数、車内は空席ばかりとなります。なるほど、列車の運行本数は需要を反映しています。なおJR加古川線の小野町駅は1.7㎞ほど離れています。

神戸電鉄の終点粟生駅
16:00、終点の粟生駅に到着。  


粟生では、まず神戸電鉄の自動改札機を通過し、JRのホームを経由して外へ出るというシステム。JRの駅舎には駅員がいますが、北条鉄道側にある出入口(勝手口のような通路)は当然無人で、JR、北条鉄道共に車内精算のため、駅での改札は行っていないようです。

粟生駅の各線、本数は少ないながら、接続は絶妙です。この時間帯も次の通り、乗り継ぎは非常に便利です。 神戸電鉄粟生線の運命は、接続する北条鉄道にも影響を及ぼすことでしょうが、最近では加古川線電化や新快速増発により、JR線へお客さんが流れているそうです。

・神戸電鉄は16:00着、折り返し16:10発車
・JR加古川発西脇市行は16:07着、16:09発
・JR西脇市発加古川行は16:05着、16:07発
・北条鉄道は16:02着、折り返し16:09発



16:10発の神戸電鉄に乗車した場合、鈴蘭台と新開地乗り換えで三ノ宮17:28着(830円)、これに対して、16:07発のJR加古川線に乗車した場合、加古川乗り換えで三ノ宮17:05着(970円)と、新快速電車は所要時間に対する破壊力が圧倒的で、調べてみてその差に驚きました。

粟生駅にて北条鉄道
裏口というか西口というか、勝手口のような出入口通路を通り、北条鉄道を撮影。途中の駅舎や、沿線風景が味わい深い北条鉄道、今日は乗車する時間がなく残念です。

JR粟生駅の外観
駅舎に隣接して、「あお陶遊館アルテ」という小野市立の施設があるものの、駅前にはコンビニはもちろん、商店はほとんどありません。

粟生駅の加古川にかかる鉄橋の撮影地
駅前から東へ少し歩くと、このような光景になります。写真奥の加古川に架かる鉄橋は、神戸電鉄粟生線です。駅から徒歩約800m、ここで本日最後の撮影活動を行います。





粟生駅付近の鉄橋で神戸電鉄を撮影
粟生行を撮影。この鉄橋も障害物があり、シャッターチャンスが難しいです。(2017.8.6 16:29)

粟生駅付近の鉄橋で神戸電鉄を撮影
新開地行を後追い撮影。正面勝ちに撮影してみましたが、シャッターチャンスは本当に一瞬で、難易度が高くなりました。(2017.8.6 16:41)


今日は夕方になっても、暑さは変わりません。熱中症気味で意識が少し遠のき、心も折れそうになりつつも、何とか粟生駅に生還することができました。ここからはJR経由で名古屋に帰るのみです。

今夜は加古川で花火大会だそうで、加古川線列車や、到着した加古川駅は浴衣姿のお客さんの姿もあり、大変賑わっています。こんな中での一人旅は、「通りすがりの旅人感」「一匹狼感」「迷子感」等々が満点で、旅情を感じるひと時です。

神戸電鉄粟生線、これまで北条鉄道、(故)三木鉄道へのアクセスとして乗車したのみで、あまり車窓を意識したことはありませんでした。

しかし、今回、正面から向き合って見ると(?)、変化に富んだ車窓風景(有馬・三田線を含む)や、粟生線を中心とした古豪1100系の活躍に対し、その魅力を再発見しました。田園風景や山間部等、まだまだ魅力的な撮影ポイントがありそうで、是非とも再訪したいです。

参考加古川のトレインビューホテル・エバーホテルはりま加古川



旅の締めくくりは、「駅弁にビール」


神戸駅弁「夏のあじわい」を頂く

神戸駅弁「夏のあじわい」
新快速車内で「ビールと駅弁」を実行。神戸駅弁「夏のあじわい」(㈱淡路屋・880円)です。


栗おこわ弁当を頂く

姫路駅弁「栗おこわ弁当」
夜食(?)は姫路駅弁「栗おこわ弁当」(まねき食品㈱・850円)です。米原からの列車内でいただきました。乗っているだけでも、お腹が空きます。



【乗車記録】

・鈴蘭台14:39→三木15:13 5109 4両
・三木上の丸15:41→粟生16:00 1211 3両
・粟生17:07→加古川17:31 クモハ103-3557 2両
・加古川17:39→姫路17:49 サハ223-2092 12両
・姫路17:56→米原20:25 クモハ223-2092 12両
・米原20:35→名古屋21:41 クハ310-3 8両



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