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神戸電鉄の撮影記(その1)・・・神戸電鉄の鈴蘭台駅付近で撮影
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は、粟生線の行方が気になる神戸電鉄を旅してきました。
有馬温泉への足、あるいは今は無き三木鉄道のアクセスとして利用したことはあっても、「神戸電鉄」自体を目的として旅するのは初めてかも知れません。しかし車窓風景は実に変化に富み、その面白さを「再発見」いたしました。
今回の撮影旅行は、以下の3つのページに分割して、ご紹介しています。ご興味のあるところをクリックして頂いて、それぞれのページに進んでください。
⇒神戸電鉄の鈴蘭台駅付近で撮影(←今ここ)
⇒三田線の神鉄道場駅付近で撮影
⇒神戸電鉄の三木駅と粟生駅付近で撮影
2017年8月6日(日)、例によって青春18きっぷ利用で、名古屋6:10発の大垣行で出発。大垣、米原と乗り継ぎ、神戸の三ノ宮には9:37の到着です。通い慣れた道(?)で、半分寝ているうちに、あっという間に着いてしまいました。
本日の神戸電鉄乗車にあたっては、一日乗車券「おもてなしきっぷ」を利用します。神戸電鉄の列車は新開地駅から発車しますが、次の湊川駅までは神戸高速鉄道の路線、神戸電鉄の路線は湊川駅からです。前述の「おもてなしきっぷ」は神戸電鉄線内のみ利用可なので、本日は三ノ宮駅で駅弁を仕入れてから、地下鉄で神戸電鉄湊川駅に接続する湊川公園駅に向かう予定です。
・・・がしかし!三ノ宮駅には駅弁が売っていないのです!! 構内の観光案内所で尋ねたところ、やはり「駅弁」売店はなく、「構内のセブンイレブンか、大丸の地下でしたらお弁当がありますが・・・。」と親切にお教えいただきましたが、それは「駅弁」ではありません。申し訳ございません。
後で「JR時刻表」を見たところ、三ノ宮には駅弁販売駅マークはありませんでした。まさか、三ノ宮駅に駅弁がないとは思いもよらず、先入観による痛恨のミスです。(以前は、あったような気がするのですが。) 右往左往し、結局、15分後の新快速で神戸駅に向かいます。
神戸駅にはありました!堂々たる駅弁売店が。取り扱っている駅弁が「淡路屋」のものだけのようで、同社の直営なのでしょうか。最近では関西各地で見かける「淡路屋」のお弁当ですが、こうして発祥の地(?)で購入するのはまた格別で、ついつい2個も買ってしまいました。
駅弁を求めて予定変更、急遽降り立った神戸駅です。
構内にある駅弁売店です。「淡路屋」は神戸の駅弁なのです。豪華な品揃えで、嬉しくなります。
JR神戸駅から地下連絡通路を約200m歩き、高速神戸駅から神戸高速鉄道に乗車。新開地で神戸電鉄の電車に乗り、次の湊川駅で一旦下車して、「おもてなしきっぷ」を改札窓口で購入しました。
新開地駅構内のコンビニでも購入できたようですが、神戸電鉄線内の一日乗車券なので、神戸高速鉄道である新開地~湊川間は別途料金が必要となります。
さてこの「おもてなしきっぷ」、神戸電鉄1日乗り放題乗車券と、沿線のお店で利用できる「おもてなしメニュー引換券」がセットで1200円です。湊川から粟生までの片道運賃が680円であることを考慮すると、乗り鉄だけでもかなりお得な切符です。
今回は時間の都合上、「おもてなしメニュー引換券」を利用することはできませんでした。なおこの切符は、9月30日までの販売です。
⇒参考:神戸プラザホテル(元町駅前のトレインビュー)
湊川駅から準急三田行に乗車します。今回の神戸電鉄訪問の目的のひとつが、この3000系の撮影です。その塗装から「ウルトラマン電車」とも呼ばれています。2014年に最初に製造された編成が廃車となり、去就が気になります。(もっともその後、廃車は発生していないようですが。)
湊川を出発し、地下から地上部で出ると、線路は神戸電鉄らしい急勾配となります。(列車先頭部から撮影)
鵯越駅~鈴蘭台間にあった菊水山駅は2005年に営業休止となりました。あくまで営業休止ということでホームはそのまま残っていました。相変わらず周囲は「秘境」ですが、これでも神戸市内です。
物好きな私、営業中の菊水山駅に降り立ったことがあります。普通列車でも、鈴蘭台始終着の普通列車しか停車しませんでした。(2時間に1本程度だったらしいです。)(2001.7.29)
駅周辺に人家が全く見当たらない、非常にポイントの高い(?)秘境駅でした。(2001.7.29)
準急は湊川を出ると、途中駅は通過し鈴蘭台駅に停車します。10:38に到着、駅前広場のない駅前ですが、駅横では大規模なビルの建設が行われていました。
鈴蘭台駅から南へ100m程の踏切で、撮影活動を開始します。
ここは有名な「お立ち台」(撮影ポイント)です。
その踏切から鈴蘭台駅を望みます。新開地行上り列車を、午前午後とも良好な光線状態で撮影することができます。両側の車両は留置中です。(2017.8.6 10:57)
1100系は1969年から1972年に製造された古参級の車両。3連であることから、粟生線に乗り入れる列車で多く見かけました。なおこの右側の線路は車庫への出入庫線なので、被られる危険性はほぼありません。(2017.8.6 10:48)
現在の主力5000系。新開地~三田の列車は4連であることから、大半がこの車両で運行されていました。ちなみに神戸電鉄は全列車がワンマン運転です。(2017.8.6 10:52)
1300系は4連が4本在籍。こちらも新開地~三田間で運行されていました。 (2017.8.6 11:07)
ここで3000系は、後追いで1本しか撮影することができませんでした。やはり4連は三田方面の列車に運用されています。(2017.8.6 11:08)
1時間近く撮影し、だんだんと側面への光線が弱くなります。ここでいったん撤収することにします。本日の神鉄訪問のもうひとつの目的は、存続が問題となっている粟生線に乗ること。昼間の時間帯、鈴蘭台から先の粟生線は1時間に4本発車しますが、うち2本は2つめの西鈴蘭台止まり、1本は志染止まりで、その先、三木を経て粟生まで行く列車は1時間に1本のみです。
さすがに効率が悪いので、粟生線乗車は本数の増える午後3時以降とし、まずは三田まで1時間に4本運転されている有馬線~三田線に乗ってみることにします。 この後の様子は、三田線の神鉄道場駅付近で撮影のページに書きましたので、ご覧ください。
上記、神鉄道場駅から鈴蘭台駅に戻り、再びしつこいようですが、昼前に活動を実施したポイントの反対側アングルから、少し撮影をしてみます。
当然ながら同じ光景ですが、午後は踏切の西側からが順光となります。 (2017.8.6 13:43)
西側の線路に留置されていた1350系4両編成が動き出しました。ホームで折り返し車庫に回送されます。全くの偶然、いいものを撮ることが出来ました。(2017.8.6 13:43)
入庫する電車を後追い撮影。3線あるうちの、一番東側の線路が車庫への出入庫線です。鈴蘭台車庫は、湊川寄りの少し離れたところにあります。(2017.8.6 13:44)
鈴蘭台駅止まりの列車が入庫します。この1500系は1991年製で2編成のみ。当初からワンマン対応で、公園都市線の予備車でもありましたが、現在は他の3連と共通運用されています。(2017.8.6 14:08)
この編成は1969年の竣工。1100系も淘汰され始めていますが、まだ8編成が使用されているようです。一昔前の神戸電鉄の主力であり、昭和の電車的雰囲気満点です。今回はこの1100系の姿を、予想外に多く見ることが出来て良かったです。(2017.8.6 14:18)
この場所で午後に上り列車を撮影しようとすると、時々下り列車に被られるのが難点。 6000系ミュージアムトレインは、何とか先頭部だけ撮影することができました。運転台のぬいぐるみは、粟生線活性化協議会のキャラクター「しんちゃん」だそうです。 (2017.8.6 14:22)
⇒次:神戸電鉄の三木駅と粟生駅付近で撮影
有馬温泉への足、あるいは今は無き三木鉄道のアクセスとして利用したことはあっても、「神戸電鉄」自体を目的として旅するのは初めてかも知れません。しかし車窓風景は実に変化に富み、その面白さを「再発見」いたしました。
今回の撮影旅行は、以下の3つのページに分割して、ご紹介しています。ご興味のあるところをクリックして頂いて、それぞれのページに進んでください。
⇒神戸電鉄の鈴蘭台駅付近で撮影(←今ここ)
⇒三田線の神鉄道場駅付近で撮影
⇒神戸電鉄の三木駅と粟生駅付近で撮影
三ノ宮で右往左往・・・、神戸電鉄「おもてなしきっぷ」で出発
2017年8月6日(日)、例によって青春18きっぷ利用で、名古屋6:10発の大垣行で出発。大垣、米原と乗り継ぎ、神戸の三ノ宮には9:37の到着です。通い慣れた道(?)で、半分寝ているうちに、あっという間に着いてしまいました。
本日の神戸電鉄乗車にあたっては、一日乗車券「おもてなしきっぷ」を利用します。神戸電鉄の列車は新開地駅から発車しますが、次の湊川駅までは神戸高速鉄道の路線、神戸電鉄の路線は湊川駅からです。前述の「おもてなしきっぷ」は神戸電鉄線内のみ利用可なので、本日は三ノ宮駅で駅弁を仕入れてから、地下鉄で神戸電鉄湊川駅に接続する湊川公園駅に向かう予定です。
・・・がしかし!三ノ宮駅には駅弁が売っていないのです!! 構内の観光案内所で尋ねたところ、やはり「駅弁」売店はなく、「構内のセブンイレブンか、大丸の地下でしたらお弁当がありますが・・・。」と親切にお教えいただきましたが、それは「駅弁」ではありません。申し訳ございません。
後で「JR時刻表」を見たところ、三ノ宮には駅弁販売駅マークはありませんでした。まさか、三ノ宮駅に駅弁がないとは思いもよらず、先入観による痛恨のミスです。(以前は、あったような気がするのですが。) 右往左往し、結局、15分後の新快速で神戸駅に向かいます。
神戸駅にはありました!堂々たる駅弁売店が。取り扱っている駅弁が「淡路屋」のものだけのようで、同社の直営なのでしょうか。最近では関西各地で見かける「淡路屋」のお弁当ですが、こうして発祥の地(?)で購入するのはまた格別で、ついつい2個も買ってしまいました。
駅弁を求めて予定変更、急遽降り立った神戸駅です。
構内にある駅弁売店です。「淡路屋」は神戸の駅弁なのです。豪華な品揃えで、嬉しくなります。
JR神戸駅から地下連絡通路を約200m歩き、高速神戸駅から神戸高速鉄道に乗車。新開地で神戸電鉄の電車に乗り、次の湊川駅で一旦下車して、「おもてなしきっぷ」を改札窓口で購入しました。
新開地駅構内のコンビニでも購入できたようですが、神戸電鉄線内の一日乗車券なので、神戸高速鉄道である新開地~湊川間は別途料金が必要となります。
さてこの「おもてなしきっぷ」、神戸電鉄1日乗り放題乗車券と、沿線のお店で利用できる「おもてなしメニュー引換券」がセットで1200円です。湊川から粟生までの片道運賃が680円であることを考慮すると、乗り鉄だけでもかなりお得な切符です。
今回は時間の都合上、「おもてなしメニュー引換券」を利用することはできませんでした。なおこの切符は、9月30日までの販売です。
【乗車記録】 ・名古屋6:10→大垣6:49 クハ310-1 8両 ・大垣6:52→米原7:27 クモハ313-312 4両 ・米原7:46→三ノ宮9:37 クモハ223-2102 12両 ・三ノ宮9:52→神戸9:55 モハ223-2016 12両 ・高速神戸10:08→新開地10:09 阪神8229 6両 ・新開地10:22→湊川10:23 1109 3両 ・湊川10:27→鈴蘭台10:38 3009 4両 |
⇒参考:神戸プラザホテル(元町駅前のトレインビュー)
鈴蘭台駅付近で撮影
湊川駅から準急三田行に乗車します。今回の神戸電鉄訪問の目的のひとつが、この3000系の撮影です。その塗装から「ウルトラマン電車」とも呼ばれています。2014年に最初に製造された編成が廃車となり、去就が気になります。(もっともその後、廃車は発生していないようですが。)
湊川を出発し、地下から地上部で出ると、線路は神戸電鉄らしい急勾配となります。(列車先頭部から撮影)
鵯越駅~鈴蘭台間にあった菊水山駅は2005年に営業休止となりました。あくまで営業休止ということでホームはそのまま残っていました。相変わらず周囲は「秘境」ですが、これでも神戸市内です。
物好きな私、営業中の菊水山駅に降り立ったことがあります。普通列車でも、鈴蘭台始終着の普通列車しか停車しませんでした。(2時間に1本程度だったらしいです。)(2001.7.29)
駅周辺に人家が全く見当たらない、非常にポイントの高い(?)秘境駅でした。(2001.7.29)
準急は湊川を出ると、途中駅は通過し鈴蘭台駅に停車します。10:38に到着、駅前広場のない駅前ですが、駅横では大規模なビルの建設が行われていました。
鈴蘭台駅から南へ100m程の踏切で、撮影活動を開始します。
ここは有名な「お立ち台」(撮影ポイント)です。
その踏切から鈴蘭台駅を望みます。新開地行上り列車を、午前午後とも良好な光線状態で撮影することができます。両側の車両は留置中です。(2017.8.6 10:57)
1100系は1969年から1972年に製造された古参級の車両。3連であることから、粟生線に乗り入れる列車で多く見かけました。なおこの右側の線路は車庫への出入庫線なので、被られる危険性はほぼありません。(2017.8.6 10:48)
現在の主力5000系。新開地~三田の列車は4連であることから、大半がこの車両で運行されていました。ちなみに神戸電鉄は全列車がワンマン運転です。(2017.8.6 10:52)
1300系は4連が4本在籍。こちらも新開地~三田間で運行されていました。 (2017.8.6 11:07)
ここで3000系は、後追いで1本しか撮影することができませんでした。やはり4連は三田方面の列車に運用されています。(2017.8.6 11:08)
1時間近く撮影し、だんだんと側面への光線が弱くなります。ここでいったん撤収することにします。本日の神鉄訪問のもうひとつの目的は、存続が問題となっている粟生線に乗ること。昼間の時間帯、鈴蘭台から先の粟生線は1時間に4本発車しますが、うち2本は2つめの西鈴蘭台止まり、1本は志染止まりで、その先、三木を経て粟生まで行く列車は1時間に1本のみです。
さすがに効率が悪いので、粟生線乗車は本数の増える午後3時以降とし、まずは三田まで1時間に4本運転されている有馬線~三田線に乗ってみることにします。 この後の様子は、三田線の神鉄道場駅付近で撮影のページに書きましたので、ご覧ください。
再び鈴蘭台駅付近で撮影
上記、神鉄道場駅から鈴蘭台駅に戻り、再びしつこいようですが、昼前に活動を実施したポイントの反対側アングルから、少し撮影をしてみます。
当然ながら同じ光景ですが、午後は踏切の西側からが順光となります。 (2017.8.6 13:43)
西側の線路に留置されていた1350系4両編成が動き出しました。ホームで折り返し車庫に回送されます。全くの偶然、いいものを撮ることが出来ました。(2017.8.6 13:43)
入庫する電車を後追い撮影。3線あるうちの、一番東側の線路が車庫への出入庫線です。鈴蘭台車庫は、湊川寄りの少し離れたところにあります。(2017.8.6 13:44)
鈴蘭台駅止まりの列車が入庫します。この1500系は1991年製で2編成のみ。当初からワンマン対応で、公園都市線の予備車でもありましたが、現在は他の3連と共通運用されています。(2017.8.6 14:08)
この編成は1969年の竣工。1100系も淘汰され始めていますが、まだ8編成が使用されているようです。一昔前の神戸電鉄の主力であり、昭和の電車的雰囲気満点です。今回はこの1100系の姿を、予想外に多く見ることが出来て良かったです。(2017.8.6 14:18)
この場所で午後に上り列車を撮影しようとすると、時々下り列車に被られるのが難点。 6000系ミュージアムトレインは、何とか先頭部だけ撮影することができました。運転台のぬいぐるみは、粟生線活性化協議会のキャラクター「しんちゃん」だそうです。 (2017.8.6 14:22)
⇒次:神戸電鉄の三木駅と粟生駅付近で撮影