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最新型の車両「サフィール踊り子」のカフェテリアでラーメンを食べよう!
長らく人気を誇ってきたスーパービュー踊り子が引退して、その代わりに運行が開始された、全席がグリーン車という豪華な列車が、サフィール踊り子です。華々しくデビューした当時の映像です。
本ページでご紹介しているサフィール踊り子のカフェテリアでの様子は、コロナショックが起きるまさに直前くらいの出来事になります。この直後に非常事態が宣言されて、サフィール踊り子も一時的に運行が見送られました。
2020年7月現在、サフィール踊り子は運転再開となっていますが、カフェテリアでの営業は、コロナ問題によって流動的となる可能性もあります。利用に当たっては、常に公式サイトをご参照ください。
【目次】
⇒サフィール踊り子のカフェテリアの様子やラーメンの画像
⇒個室の乗客は、座席までルームサービスが基本
⇒サフィール踊り子の公式サイト(予約方法や時刻など)
今回、乗車したのは、上りのサフィール踊り子です。デビュー直後だったので、下り列車よりも上り列車のほうが座席を確保しやすいと踏んでの事です。もちろん、伊豆に行くのが目的ではなく、サフィール踊り子に乗車するためだけに、伊豆急下田駅まで足を運んでおります・笑。
カフェテリアは、4号車にあります。食堂車としては寝台特急カシオペア以来の新型車両となり、カフェテリアに足を運んだ時の、新品としての綺麗さには、まずは感激しました。
カフェテリアはその大半が厨房スペースとなっており、着席できるのは4人掛け席が2つ、1人がけのカウンター席が8つです。黄色の印をつけた場所で、受付や着席待ちをします。(下の画像は公式サイトから拝借しています)
4人席の様子です。一緒に旅行した友人が、アテンダントに向かって「4名です」と指で会話しているところが写っています・笑。座席は、ソファータイプでした。
テーブルは大理石調。紙製のランチョンマットが敷かれてミネラルウォーターやコップも準備されて、すぐに座席まで通されました。時間ごとに予約制になっているため、指定された時間までに行けばOKです。
テーブルのセットには、このカフェテリアでの食べ物、つまり、ラーメンを監修した料理人の「言葉」が置かれていました。
(PDFで確認できます⇒https://www.jreast.co.jp/saphir/assets/pdf/noodle_concept.pdf)
こちらは、カウンター席。一人旅でも気負う事無くカフェテリアを利用できますね。
僕が注文したのは、地ビールの「反射炉ビール」です。キンキンに冷えていて最高でした。
「「傳」長谷川在佑氏監修のヌードルと横浜中華街「重慶飯店」の焼売のセット」が来ました。ニコニコマークのラーメンの蒲鉾に、気持ちもほっこりとします。
それにしても、どうしてカフェテリアのメイン料理がラーメンなのか、そこはイマイチ、理由は分かりませんでした。カフェテリアは1人20分で食べ終えなくてはならず、時間がかからない食べ物という事で、ラーメンに白羽の矢が立ったのかもしれません。
セットの、焼売です。ラーメンにはギョーザの方が合うような感じはしますが、ギョーザを焼いて出すような事はできないですし、レンチンして提供できる焼売に落ち着くのでしょうね。
ラーメンは、モチモチとした中太の麺が印象的でした。素朴な美味しさがあります。余計なものが入っていない、純粋に東京風のラーメンだなと感じました。とは言え、伊豆を往復する列車で、伊豆とは無関係なものをを食べると言うのは、どうも妙な感じはします。
それと、大いに改善を要すると感じたのは、やはり1人20分程度で食べ終わらなくてはならない点です。ビールを飲んでくつろいで、ゆったりとラーメンを食べて、そして食後にコーヒーを飲もうと思ったら、とてもではありませんが20分など無理です。
今まで、数々の列車内の供食サービスを利用してきた中で、ダントツの慌ただしさであり、正直、ラーメンなど味わう余裕はありませんでした。本当に美味しかったのかは、実は謎です・苦笑。
こちらは、同席したお友達が食べた、サザエのおにぎりです。ラーメンのセットとして、焼売かおにぎりかを選べます。こちらの方が伊豆らしいと言えるかもしれません。ご飯とラーメンでダブル炭水化物となり、私はあまり関心は向きませんが。
速攻で時間が来て、コーヒーなどはとても座席で飲む余裕などなく、座席に持ち帰りました。アテンダントが不慣れで、コーヒーが出てくるまで、結構な時間を、立ちんぼで待ちました。コーヒーの脇に見えているのは、同時に購入したマドレーヌです。
座席に戻る際に、厨房を撮影させていただきました。サフィール色のタイルがとても印象的です。当たり前ですが、まるでラーメン屋のような厨房であり、列車内で面白いことだなと感心しました。
ところで、実は当方は、今回のサフィール踊り子の乗車は、6名用のグリーン個室を利用しました。個室の場合は、基本的に、カフェテリア利用ではなくて、個室へのルームサービスとなります。
上記のようなゴージャスな個室から視線を右の方向にずらすと、黄色い枠で記しを付けた部分に、棚があるのが分かります。ここに、個室車両の通路から、アテンダントがラーメンの丼を置きます。まさか、個室内でラーメンを食べる列車が登場するとは、夢にも思いませんでした。
通路側から見ると、この部分です。スタイリッシュに製造されているので、それとは気づきません。
個室内には、車内メニューの注文方法が書かれていました。そして、個室のドアに、アテンダントの訪問を希望するマークを付けておきます。注文は、「サフィールペイ」を使います。
ところが、そのサフィールペイが、使いにくい事この上なく、いい加減にして欲しいという感じでした。特に、注文の変更の方法がサッパリ分からず、一応はウェブサイトの指示通りに操作はしたものの、変更が通ったのか否かがちっとも分らないという、ガバガバなシステムでした。
サフィールペイのQRコードを提示して商品と交換すると言っても、伊豆急線内では通信が途絶える事も多く、カフェテリアの入り口で揺れる車内に足を踏ん張りながらQRコードが表示されるのを何度かトライするなど、全く信じられないのでありました。
そもそも、座席番号とか、虚偽で入力する事が出来ます。誰かが適当に、あるいは間違えて入力した場合、自分が正しい座席番号で入力しようとした場合には、一体どうなるのだろうかとか、不安ばかりが募ります。
実際問題としては、座席番号などはあくまでも注文上の目安みたいなものであり、乗客にとってはあまり神経質になる必要など無いようでした。恐らく、カフェテリアでの在庫の用意等、限りなく効率的に食材を融通させるためのシステムのようです。
当方は個室利用であり、本来はカフェテリアでの食事ではないにもかかわらず、カフェテリア利用をお願いしたところ、すんなりとそれが通ってしまいましたので、状況に応じて柔軟に対応しているといっても良いのかもしれません。
という事で、サフィール踊り子自体は実に快適な乗り物で、無事に東京に到着。写真は、一緒に乗ったお友達の一人です。車体の塗装が鏡面のようになっていて、本当に美しい。
別のお友達の情報によると、不慣れだったアテンダントの仕事ぶりもすっかり板についてきており、快適な供食サービスが提供されるとの事ですし、このような絶景区間を走行したりしますので、コロナで落ち込んだ観光地を応援する意味からも、ぜひ旅に出たいと思います。
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本ページでご紹介しているサフィール踊り子のカフェテリアでの様子は、コロナショックが起きるまさに直前くらいの出来事になります。この直後に非常事態が宣言されて、サフィール踊り子も一時的に運行が見送られました。
2020年7月現在、サフィール踊り子は運転再開となっていますが、カフェテリアでの営業は、コロナ問題によって流動的となる可能性もあります。利用に当たっては、常に公式サイトをご参照ください。
【目次】
⇒サフィール踊り子のカフェテリアの様子やラーメンの画像
⇒個室の乗客は、座席までルームサービスが基本
⇒サフィール踊り子の公式サイト(予約方法や時刻など)
サフィール踊り子のカフェテリアの様子やラーメンの画像
今回、乗車したのは、上りのサフィール踊り子です。デビュー直後だったので、下り列車よりも上り列車のほうが座席を確保しやすいと踏んでの事です。もちろん、伊豆に行くのが目的ではなく、サフィール踊り子に乗車するためだけに、伊豆急下田駅まで足を運んでおります・笑。
カフェテリアは、4号車にあります。食堂車としては寝台特急カシオペア以来の新型車両となり、カフェテリアに足を運んだ時の、新品としての綺麗さには、まずは感激しました。
カフェテリアはその大半が厨房スペースとなっており、着席できるのは4人掛け席が2つ、1人がけのカウンター席が8つです。黄色の印をつけた場所で、受付や着席待ちをします。(下の画像は公式サイトから拝借しています)
4人席の様子です。一緒に旅行した友人が、アテンダントに向かって「4名です」と指で会話しているところが写っています・笑。座席は、ソファータイプでした。
テーブルは大理石調。紙製のランチョンマットが敷かれてミネラルウォーターやコップも準備されて、すぐに座席まで通されました。時間ごとに予約制になっているため、指定された時間までに行けばOKです。
テーブルのセットには、このカフェテリアでの食べ物、つまり、ラーメンを監修した料理人の「言葉」が置かれていました。
(PDFで確認できます⇒https://www.jreast.co.jp/saphir/assets/pdf/noodle_concept.pdf)
こちらは、カウンター席。一人旅でも気負う事無くカフェテリアを利用できますね。
僕が注文したのは、地ビールの「反射炉ビール」です。キンキンに冷えていて最高でした。
「「傳」長谷川在佑氏監修のヌードルと横浜中華街「重慶飯店」の焼売のセット」が来ました。ニコニコマークのラーメンの蒲鉾に、気持ちもほっこりとします。
それにしても、どうしてカフェテリアのメイン料理がラーメンなのか、そこはイマイチ、理由は分かりませんでした。カフェテリアは1人20分で食べ終えなくてはならず、時間がかからない食べ物という事で、ラーメンに白羽の矢が立ったのかもしれません。
セットの、焼売です。ラーメンにはギョーザの方が合うような感じはしますが、ギョーザを焼いて出すような事はできないですし、レンチンして提供できる焼売に落ち着くのでしょうね。
ラーメンは、モチモチとした中太の麺が印象的でした。素朴な美味しさがあります。余計なものが入っていない、純粋に東京風のラーメンだなと感じました。とは言え、伊豆を往復する列車で、伊豆とは無関係なものをを食べると言うのは、どうも妙な感じはします。
それと、大いに改善を要すると感じたのは、やはり1人20分程度で食べ終わらなくてはならない点です。ビールを飲んでくつろいで、ゆったりとラーメンを食べて、そして食後にコーヒーを飲もうと思ったら、とてもではありませんが20分など無理です。
今まで、数々の列車内の供食サービスを利用してきた中で、ダントツの慌ただしさであり、正直、ラーメンなど味わう余裕はありませんでした。本当に美味しかったのかは、実は謎です・苦笑。
こちらは、同席したお友達が食べた、サザエのおにぎりです。ラーメンのセットとして、焼売かおにぎりかを選べます。こちらの方が伊豆らしいと言えるかもしれません。ご飯とラーメンでダブル炭水化物となり、私はあまり関心は向きませんが。
速攻で時間が来て、コーヒーなどはとても座席で飲む余裕などなく、座席に持ち帰りました。アテンダントが不慣れで、コーヒーが出てくるまで、結構な時間を、立ちんぼで待ちました。コーヒーの脇に見えているのは、同時に購入したマドレーヌです。
座席に戻る際に、厨房を撮影させていただきました。サフィール色のタイルがとても印象的です。当たり前ですが、まるでラーメン屋のような厨房であり、列車内で面白いことだなと感心しました。
個室の乗客は、座席までルームサービスが基本
ところで、実は当方は、今回のサフィール踊り子の乗車は、6名用のグリーン個室を利用しました。個室の場合は、基本的に、カフェテリア利用ではなくて、個室へのルームサービスとなります。
上記のようなゴージャスな個室から視線を右の方向にずらすと、黄色い枠で記しを付けた部分に、棚があるのが分かります。ここに、個室車両の通路から、アテンダントがラーメンの丼を置きます。まさか、個室内でラーメンを食べる列車が登場するとは、夢にも思いませんでした。
通路側から見ると、この部分です。スタイリッシュに製造されているので、それとは気づきません。
個室内には、車内メニューの注文方法が書かれていました。そして、個室のドアに、アテンダントの訪問を希望するマークを付けておきます。注文は、「サフィールペイ」を使います。
ところが、そのサフィールペイが、使いにくい事この上なく、いい加減にして欲しいという感じでした。特に、注文の変更の方法がサッパリ分からず、一応はウェブサイトの指示通りに操作はしたものの、変更が通ったのか否かがちっとも分らないという、ガバガバなシステムでした。
サフィールペイのQRコードを提示して商品と交換すると言っても、伊豆急線内では通信が途絶える事も多く、カフェテリアの入り口で揺れる車内に足を踏ん張りながらQRコードが表示されるのを何度かトライするなど、全く信じられないのでありました。
そもそも、座席番号とか、虚偽で入力する事が出来ます。誰かが適当に、あるいは間違えて入力した場合、自分が正しい座席番号で入力しようとした場合には、一体どうなるのだろうかとか、不安ばかりが募ります。
実際問題としては、座席番号などはあくまでも注文上の目安みたいなものであり、乗客にとってはあまり神経質になる必要など無いようでした。恐らく、カフェテリアでの在庫の用意等、限りなく効率的に食材を融通させるためのシステムのようです。
当方は個室利用であり、本来はカフェテリアでの食事ではないにもかかわらず、カフェテリア利用をお願いしたところ、すんなりとそれが通ってしまいましたので、状況に応じて柔軟に対応しているといっても良いのかもしれません。
という事で、サフィール踊り子自体は実に快適な乗り物で、無事に東京に到着。写真は、一緒に乗ったお友達の一人です。車体の塗装が鏡面のようになっていて、本当に美しい。
別のお友達の情報によると、不慣れだったアテンダントの仕事ぶりもすっかり板についてきており、快適な供食サービスが提供されるとの事ですし、このような絶景区間を走行したりしますので、コロナで落ち込んだ観光地を応援する意味からも、ぜひ旅に出たいと思います。
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