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三陸鉄道のこたつ列車・・・大漁舟歌御膳に海鮮弁当三種、そしてビールで贅沢な冬の旅
三陸鉄道のこたつ列車が大人気だと聞いて、乗りに行きたくなっていました。ちょうどそのタイミングで、友人の名古屋の撮り鉄氏からお誘いがかかり、ついに乗車することになりました。
今回の三陸旅行は、ちょうど2018年春のダイヤ改正で、長らく活躍した八戸線の国鉄型気動車キハ40系が引退する事になったので、その惜別乗車に合わせて企画したものです。
乗車したのは、北リアス線の久慈駅を出発して、JR山田線との接続駅、宮古駅に至る区間です。この行程で乗車すると、ウニなどのお弁当のサービスを受けられ、こたつに入りながら三陸の美味に舌鼓という、最高に贅沢な旅行ができます。
今回の旅行は、以下の項目に分けて掲載しましたので、ご興味が御有りの部分、あるいはお好きなところをクリックして頂きますと、リンク先の記事にジャンプします。どうぞご覧ください。
【本ページの目次・お好きなところをご覧ください】
⇒こたつ列車の予約方法
⇒お弁当なども要予約
⇒始発の久慈駅にも、超名物のうに弁当があり
⇒こたつ列車の車内はこんな感じ・相席です
⇒これは凄い!大漁舟歌御膳
⇒うにあわび弁当
⇒うに丼
⇒ほたて弁当
⇒車内販売はこんな感じ
⇒終点の宮古に到着
⇒こたつ列車の公式ページはコチラ(三陸旅行ホームページ)
予約は、乗車の1か月前の9時から、電話予約のみで受付となります。
TEL:0193-62-8900
時間:9時~18時
こたつ列車の座席指定券(1人310円)が売り切れ満席となったら、販売は終了になります。通常、販売から数日で売り切れとなるようなので、すぐに電話したほうが良いでしょう。運転日は通常、12月中旬から翌年の3月末までの土日祝日です。年末年始に限り、毎日の運転となります。
電話で予約したら、料金の支払いは当日の発車前に、三陸鉄道の久慈駅(反対ルートの場合は宮古駅)の駅の窓口になります。ここで乗車券類の他に、次の項のお弁当などを予約した人も、支払いとお弁当の受け取りを行います。列ができるので、お早めにどうぞ。
久慈駅発のこたつ列車では、以下のお料理を予約して、受け取ることができます。予約は上記の、三陸鉄道まで電話で申し込みとなります。(切符の予約時に申し込みしておきましょう)
・うにあわび弁当(1600円)
・うに丼(1700円)
・ほたて弁当(1200円)
・大漁舟歌御膳(3000円)
上記、3種類の弁当は駅の窓口で受け取り、大漁舟歌御膳については、指定された座席に置いてあります。見た感じ、半数くらいの人が、お弁当を注文したようでした。大漁舟歌御膳については、3,4組くらいだったです。ぜんぶ座席に置くと、このような感じです。
なお、お料理を作った業者さんの情報も載せておきます。特にこのお店に電話をする必要などは無いのですが、いちおう、お店が分かっていたほうが何となく安心感がありますからね。
さて、私たちは無事に、指定券やお弁当類を受け取ったのですが、お弁当に関しては、久慈駅の立ち食いそば屋「三陸リアス亭」さんの、日本一美味い駅弁との評判も名高い、うに弁当を買うという選択肢もあります。(⇒私が食べた時のレビュー・うに弁当)
今回のこたつ列車では、この絶品のうに弁当を車内で食べる人もいらっしゃるかと思いましたが、私が見た範囲ではゼロでした。実に不思議です。一般には知られていないのに等しいのかな? 売れ過ぎると買えなくなってしまうので、知られないほうが良いのですが・・・苦笑。
こたつ列車の車内です。このように、1つのテーブルに4人が座る形になります。そして、大人気を反映してか、相席になります。ただし、2人連れで予約すると、1人が窓側でもう1人が通路側になるようです。さすがに、1人で乗車するのはしんどいかもしれません。
なお、こたつ列車の車内は非常に狭く、靴はお座敷スペースの下に入るから良いものの、荷物は自分の座っている周りに置くしかありません。荷物棚は無く、大きな荷物を持ってくると、置く場所が無くて往生しますので注意してください。
私は大きいリュックだったので、仕方なく通路に置きました。通路に置くと、車内販売の時や、なまはげの登場の時に邪魔になるので、少し、肩身の狭い思いをします。
という事で、とにかく久慈駅を発車です。三陸鉄道の女性社員さんが、大漁旗を振ってお見送りです。車内の満員のお客さんから好評で、あちこちで写真をせがまれていました。
さて、当方はとにかく食い気が勝っています。発車したら一刻も早く食べないと、1時間半少々で終点についてしまいますので。まずは、テーブルにセットされていた大漁舟歌御膳から。ラップにくるまれて、清潔感があります。お品書きがあるのも、とても親切ですね。
ラップを取ると、こんな感じです。見るからに目立ちます。相席となった目の前の老夫婦の視線を感じます。どうも食いにくいですが、仕方ありません。
しかし、ビールを買わねば食った気しないので、アテンダントのお姉さんが車内販売に回ってきたところで、速攻で買い求めました。冷え冷えのビールで、最高でございました。
中身を見て行きます。まず真っ先に目に飛び込むのは、うにの貝焼きです。めちゃくちゃ美味そう! そして、アワビの串焼き、あいなめ田楽、帆立の串焼き、カキのように見えるのはしゅり貝の磯煮です。しめ鯖も見えていますね。どれもビールにピッタリ! 列車の中とは思えません。
こちらは、イカゲソの唐揚げと、まめぶの天ぷらです。まめぶとは久慈地方の郷土料理であり、小麦粉でクルミを包んで丸く仕上げたもので、それを天ぷらにしています。食べると、一瞬、団子を食べているような感覚になりますが、まめぶは団子の一種なので、不思議な感じがしますね。
イカゲソの向こう側に、茶わんが斜めになったような容器が見えていると思いますが、この中に、珍味の「ばくらい」が入っています(上手く写真が撮れなかった)。ホヤとナマコの腸の塩辛の事をばくらいと言うそうです。
このばくらいがまた、超絶にお酒に合いまして、「ありえんくらい美味いな」と思いました。トロっとし過ぎている風なので、スプーンが欲しかったですね。ご飯にぶっかけたら、それはそれで絶品ではないかと思います。
めかぶ酢いくらぞえです。トロっとして美味い。つい一気に食べてしまいます。
この他にも、すき昆布の煮物などが置いてあり、その上に「ようこそ北三陸へ」の紙製の大漁旗が掲げられていて、まさに大漁舟歌なのでした。
なお、大漁舟歌御膳の全体写真をもう一度見返して欲しいのですが(ラップをかけている写真)、ご飯としては、ウニのおにぎりが付いていました。我々は、濃厚な磯の香り漂うおにぎりを、車窓風景など半分そっちのけで、モグモグと頬張ったのでした。
こたつ列車の「お供」の3種の駅弁のうち、今回は車内ではうにあわび弁当とうに丼を頂きました。ほたて弁当は、この後に宿泊するホテルで食べています。
開けると、思わず目を見張る内容です。ご飯が見えないほどに、あわび、ウニ、カニ、イクラが並んでいます。
あわびとウニが、実に綺麗に、整然と並べられています。調製元のお食事処おおみ屋さんは、丁寧に仕事をするお店なのだなと分かります。
蟹とイクラ。イクラの鮮度の良さが分かります。カニの量も豊富です。最初はこれらを順序良く食べておりましたが、そのうちめんどくさくなってごちゃ混ぜ状態で口の中にかっこんだら、もう美味いのなんのって! 左手にビール、右手に海鮮弁当の、贅沢極まりない旅です。
続いてうに丼です。こちらは、名古屋の撮り鉄氏がメインに食べています。うに丼には三陸鉄道の車両が描かれていますね。
うに丼は、三陸の海で採れたムラサキウニをたっぷりと使っていて、開封した瞬間に歓声がこぼれますね。私らと相席のご夫婦も、先ほどのうにあわび弁当とこのうに丼を買っていました。
ウニには火が通っていますが、これはやむを得ませんよね。味は、この色合いから想像して頂く通りだと思います。駅で購入できるうに弁当の中では、個人的には二番目に美味しいのではないかと思います。
え?1番じゃないのかって?? ・・・もちろん1番美味しいのは、最初の方にも記した通り、久慈駅の三陸リアス亭さんのうに弁当ですよ。さすがに、あれには敵いません。
ほたて弁当は車内では食べきれないので、ホテルにて頂きました。
中は、やや小ぶりな帆立煮が6個と、イクラに鮭フレークです。ウニやあわびには見劣りする感じはありますが、この弁当も美味いです。
帆立は、かなり薄味に仕上がっています。したがって、噛めば噛むほど旨みが広がる感じです。雑味が無くて、透明感のある味加減だと思います。
ホタテが淡白な分、鮭の「親子」が味を引き締めます。これはもう「適当」に、木の赴くままに無心になって食べるのが最高の食べ方ですね。
大漁舟歌御膳に続いた海鮮弁当三種、大変美味しく完食させていただきました。お勧めです!
ところで、車内販売もあります。販売員は、三陸鉄道の可愛らしい女性車掌さん。切符の案内をしたり沿線の見どころ案内をしたりしながら、空いた時間にこのような買い物かごをぶら下げて、車内販売に回ってきてくださいます。
ドリンクは、こういう感じで。超冷え冷えの状態で売りに来てくださって感激しました。
車内販売メニューを写しておきましたので、参考にして下さい。
皆さん、アルコールかソフトドリンク、その他には車掌さんお勧めのおつまみ昆布と三陸お菓子セットが大人気でした。私はお菓子セットを買いました。ただし、写真を撮り忘れちゃいました。ごめんなさい。
という事で、大いに飲んで食べて、途中でなまはげが登場して大いに盛り上がったりして、あっという間に終点の宮古駅に到着してしまった感じでした。
三陸鉄道の駅からJR線へは、いちど改札を出てから駅前広場を介して隣に位置するJR宮古駅に、面倒な乗り換えをしなくてはなりません。
宮古駅に到着した、こたつ列車です。手前側が三陸鉄道で、奥がJR宮古駅です。2019年3月に、山田線の運休区間は三陸鉄道に移管されて、1本の「リアス線」として開業する事が決まっています。その際には、東北を代表するようなレストラン列車を運転して欲しいなと思います。
こたつ列車は、これはこれで定着しているし、低コストで楽しめるから非常に良い乗り物ですけれども、経営的にはもっと利益率の高い乗り物もあったほうが良いと思います。そういう妄想をするのも、けっこう楽しいものです。
この後、こたつ列車は復路を久慈駅に向かって折り返して発車していきました。復路は、スイーツセットを車内で楽しむことができます。見た感じだと、復路の方が空いているような感じでしたので、機会があれば、また乗ってみたいと思います!・・・・あー、楽しかった(^^♪
なお、三陸鉄道ではお座敷車両を利用して、こういったユニークな企画列車も運行しているようです。こういうのにも、乗ってみたいですね~~~。
⇒レストラントレイン&食堂車の体験談ページに戻る
今回の三陸旅行は、ちょうど2018年春のダイヤ改正で、長らく活躍した八戸線の国鉄型気動車キハ40系が引退する事になったので、その惜別乗車に合わせて企画したものです。
乗車したのは、北リアス線の久慈駅を出発して、JR山田線との接続駅、宮古駅に至る区間です。この行程で乗車すると、ウニなどのお弁当のサービスを受けられ、こたつに入りながら三陸の美味に舌鼓という、最高に贅沢な旅行ができます。
今回の旅行は、以下の項目に分けて掲載しましたので、ご興味が御有りの部分、あるいはお好きなところをクリックして頂きますと、リンク先の記事にジャンプします。どうぞご覧ください。
【本ページの目次・お好きなところをご覧ください】
⇒こたつ列車の予約方法
⇒お弁当なども要予約
⇒始発の久慈駅にも、超名物のうに弁当があり
⇒こたつ列車の車内はこんな感じ・相席です
⇒これは凄い!大漁舟歌御膳
⇒うにあわび弁当
⇒うに丼
⇒ほたて弁当
⇒車内販売はこんな感じ
⇒終点の宮古に到着
⇒こたつ列車の公式ページはコチラ(三陸旅行ホームページ)
こたつ列車の予約方法
予約は、乗車の1か月前の9時から、電話予約のみで受付となります。
TEL:0193-62-8900
時間:9時~18時
こたつ列車の座席指定券(1人310円)が売り切れ満席となったら、販売は終了になります。通常、販売から数日で売り切れとなるようなので、すぐに電話したほうが良いでしょう。運転日は通常、12月中旬から翌年の3月末までの土日祝日です。年末年始に限り、毎日の運転となります。
電話で予約したら、料金の支払いは当日の発車前に、三陸鉄道の久慈駅(反対ルートの場合は宮古駅)の駅の窓口になります。ここで乗車券類の他に、次の項のお弁当などを予約した人も、支払いとお弁当の受け取りを行います。列ができるので、お早めにどうぞ。
お弁当なども要予約
久慈駅発のこたつ列車では、以下のお料理を予約して、受け取ることができます。予約は上記の、三陸鉄道まで電話で申し込みとなります。(切符の予約時に申し込みしておきましょう)
・うにあわび弁当(1600円)
・うに丼(1700円)
・ほたて弁当(1200円)
・大漁舟歌御膳(3000円)
上記、3種類の弁当は駅の窓口で受け取り、大漁舟歌御膳については、指定された座席に置いてあります。見た感じ、半数くらいの人が、お弁当を注文したようでした。大漁舟歌御膳については、3,4組くらいだったです。ぜんぶ座席に置くと、このような感じです。
なお、お料理を作った業者さんの情報も載せておきます。特にこのお店に電話をする必要などは無いのですが、いちおう、お店が分かっていたほうが何となく安心感がありますからね。
製造販売 | お食事処おおみ屋 |
---|---|
住所 | 久慈市長内町34-26-1 |
ホームページ | http://www.kuji-omiya.com/ 三陸鉄道の事は、全く書かれていませんね・笑。でもこのお店、現地で食べたら、超美味しそうです。一度、行ってみたいです。 |
始発の久慈駅にも、超名物のうに弁当があり
さて、私たちは無事に、指定券やお弁当類を受け取ったのですが、お弁当に関しては、久慈駅の立ち食いそば屋「三陸リアス亭」さんの、日本一美味い駅弁との評判も名高い、うに弁当を買うという選択肢もあります。(⇒私が食べた時のレビュー・うに弁当)
今回のこたつ列車では、この絶品のうに弁当を車内で食べる人もいらっしゃるかと思いましたが、私が見た範囲ではゼロでした。実に不思議です。一般には知られていないのに等しいのかな? 売れ過ぎると買えなくなってしまうので、知られないほうが良いのですが・・・苦笑。
こたつ列車の車内はこんな感じ・相席です
こたつ列車の車内です。このように、1つのテーブルに4人が座る形になります。そして、大人気を反映してか、相席になります。ただし、2人連れで予約すると、1人が窓側でもう1人が通路側になるようです。さすがに、1人で乗車するのはしんどいかもしれません。
なお、こたつ列車の車内は非常に狭く、靴はお座敷スペースの下に入るから良いものの、荷物は自分の座っている周りに置くしかありません。荷物棚は無く、大きな荷物を持ってくると、置く場所が無くて往生しますので注意してください。
私は大きいリュックだったので、仕方なく通路に置きました。通路に置くと、車内販売の時や、なまはげの登場の時に邪魔になるので、少し、肩身の狭い思いをします。
という事で、とにかく久慈駅を発車です。三陸鉄道の女性社員さんが、大漁旗を振ってお見送りです。車内の満員のお客さんから好評で、あちこちで写真をせがまれていました。
これは凄い!大漁舟歌御膳
さて、当方はとにかく食い気が勝っています。発車したら一刻も早く食べないと、1時間半少々で終点についてしまいますので。まずは、テーブルにセットされていた大漁舟歌御膳から。ラップにくるまれて、清潔感があります。お品書きがあるのも、とても親切ですね。
ラップを取ると、こんな感じです。見るからに目立ちます。相席となった目の前の老夫婦の視線を感じます。どうも食いにくいですが、仕方ありません。
しかし、ビールを買わねば食った気しないので、アテンダントのお姉さんが車内販売に回ってきたところで、速攻で買い求めました。冷え冷えのビールで、最高でございました。
中身を見て行きます。まず真っ先に目に飛び込むのは、うにの貝焼きです。めちゃくちゃ美味そう! そして、アワビの串焼き、あいなめ田楽、帆立の串焼き、カキのように見えるのはしゅり貝の磯煮です。しめ鯖も見えていますね。どれもビールにピッタリ! 列車の中とは思えません。
こちらは、イカゲソの唐揚げと、まめぶの天ぷらです。まめぶとは久慈地方の郷土料理であり、小麦粉でクルミを包んで丸く仕上げたもので、それを天ぷらにしています。食べると、一瞬、団子を食べているような感覚になりますが、まめぶは団子の一種なので、不思議な感じがしますね。
イカゲソの向こう側に、茶わんが斜めになったような容器が見えていると思いますが、この中に、珍味の「ばくらい」が入っています(上手く写真が撮れなかった)。ホヤとナマコの腸の塩辛の事をばくらいと言うそうです。
このばくらいがまた、超絶にお酒に合いまして、「ありえんくらい美味いな」と思いました。トロっとし過ぎている風なので、スプーンが欲しかったですね。ご飯にぶっかけたら、それはそれで絶品ではないかと思います。
めかぶ酢いくらぞえです。トロっとして美味い。つい一気に食べてしまいます。
この他にも、すき昆布の煮物などが置いてあり、その上に「ようこそ北三陸へ」の紙製の大漁旗が掲げられていて、まさに大漁舟歌なのでした。
なお、大漁舟歌御膳の全体写真をもう一度見返して欲しいのですが(ラップをかけている写真)、ご飯としては、ウニのおにぎりが付いていました。我々は、濃厚な磯の香り漂うおにぎりを、車窓風景など半分そっちのけで、モグモグと頬張ったのでした。
うにあわび弁当
こたつ列車の「お供」の3種の駅弁のうち、今回は車内ではうにあわび弁当とうに丼を頂きました。ほたて弁当は、この後に宿泊するホテルで食べています。
開けると、思わず目を見張る内容です。ご飯が見えないほどに、あわび、ウニ、カニ、イクラが並んでいます。
あわびとウニが、実に綺麗に、整然と並べられています。調製元のお食事処おおみ屋さんは、丁寧に仕事をするお店なのだなと分かります。
蟹とイクラ。イクラの鮮度の良さが分かります。カニの量も豊富です。最初はこれらを順序良く食べておりましたが、そのうちめんどくさくなってごちゃ混ぜ状態で口の中にかっこんだら、もう美味いのなんのって! 左手にビール、右手に海鮮弁当の、贅沢極まりない旅です。
うに丼
続いてうに丼です。こちらは、名古屋の撮り鉄氏がメインに食べています。うに丼には三陸鉄道の車両が描かれていますね。
うに丼は、三陸の海で採れたムラサキウニをたっぷりと使っていて、開封した瞬間に歓声がこぼれますね。私らと相席のご夫婦も、先ほどのうにあわび弁当とこのうに丼を買っていました。
ウニには火が通っていますが、これはやむを得ませんよね。味は、この色合いから想像して頂く通りだと思います。駅で購入できるうに弁当の中では、個人的には二番目に美味しいのではないかと思います。
え?1番じゃないのかって?? ・・・もちろん1番美味しいのは、最初の方にも記した通り、久慈駅の三陸リアス亭さんのうに弁当ですよ。さすがに、あれには敵いません。
ほたて弁当
ほたて弁当は車内では食べきれないので、ホテルにて頂きました。
中は、やや小ぶりな帆立煮が6個と、イクラに鮭フレークです。ウニやあわびには見劣りする感じはありますが、この弁当も美味いです。
帆立は、かなり薄味に仕上がっています。したがって、噛めば噛むほど旨みが広がる感じです。雑味が無くて、透明感のある味加減だと思います。
ホタテが淡白な分、鮭の「親子」が味を引き締めます。これはもう「適当」に、木の赴くままに無心になって食べるのが最高の食べ方ですね。
大漁舟歌御膳に続いた海鮮弁当三種、大変美味しく完食させていただきました。お勧めです!
車内販売はこんな感じ
ところで、車内販売もあります。販売員は、三陸鉄道の可愛らしい女性車掌さん。切符の案内をしたり沿線の見どころ案内をしたりしながら、空いた時間にこのような買い物かごをぶら下げて、車内販売に回ってきてくださいます。
ドリンクは、こういう感じで。超冷え冷えの状態で売りに来てくださって感激しました。
車内販売メニューを写しておきましたので、参考にして下さい。
皆さん、アルコールかソフトドリンク、その他には車掌さんお勧めのおつまみ昆布と三陸お菓子セットが大人気でした。私はお菓子セットを買いました。ただし、写真を撮り忘れちゃいました。ごめんなさい。
終点の宮古に到着
という事で、大いに飲んで食べて、途中でなまはげが登場して大いに盛り上がったりして、あっという間に終点の宮古駅に到着してしまった感じでした。
三陸鉄道の駅からJR線へは、いちど改札を出てから駅前広場を介して隣に位置するJR宮古駅に、面倒な乗り換えをしなくてはなりません。
宮古駅に到着した、こたつ列車です。手前側が三陸鉄道で、奥がJR宮古駅です。2019年3月に、山田線の運休区間は三陸鉄道に移管されて、1本の「リアス線」として開業する事が決まっています。その際には、東北を代表するようなレストラン列車を運転して欲しいなと思います。
こたつ列車は、これはこれで定着しているし、低コストで楽しめるから非常に良い乗り物ですけれども、経営的にはもっと利益率の高い乗り物もあったほうが良いと思います。そういう妄想をするのも、けっこう楽しいものです。
この後、こたつ列車は復路を久慈駅に向かって折り返して発車していきました。復路は、スイーツセットを車内で楽しむことができます。見た感じだと、復路の方が空いているような感じでしたので、機会があれば、また乗ってみたいと思います!・・・・あー、楽しかった(^^♪
なお、三陸鉄道ではお座敷車両を利用して、こういったユニークな企画列車も運行しているようです。こういうのにも、乗ってみたいですね~~~。
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