近鉄名古屋発「ひのとり」に乗車した記録

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近鉄「ひのとり」&阪急・京阪(その1)・・・近鉄名古屋発「ひのとり」に乗車

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は近鉄新型特急「ひのとり」乗車と、ついでの阪急・京阪撮影記です。


近鉄八田にて撮影した近鉄80000系「ひのとり」
近鉄八田にて撮影した近鉄80000系「ひのとり」です。「メタリックレッド」の塗色が印象的です。(2020.6.23 15:03)


今回の旅行記は以下の3ページに分けて紹介しています。興味関心のあるところをお読みください。

⇒近鉄名古屋発「ひのとり」に乗車(←今ここ
阪急千里線・豊津~吹田間で撮影
京阪本線・淀~中書島間で撮影





近鉄名古屋発「ひのとり」に乗車


2020年3月に登場した近鉄新型特急80000系「ひのとり」に初めて乗車することができました。  今回は近鉄名古屋から大阪難波まで、プレミアムシートを利用してみました。

ひのとりが回送列車で近鉄名古屋駅に入線
大阪難波行が回送列車で近鉄名古屋駅に入線します。先頭車はハイデッカー構造のプレミアムシート車両です。(2020.6.21 6:55)

近鉄名古屋7:00発大阪難波行「ひのとり57列車」
2020年6月21日(日)に、近鉄名古屋7:00発大阪難波行「ひのとり57列車」を利用しました。57号ではなく57列車という独特の列車番号です。


2020年3月14日から3編成6往復で運行を開始した「ひのとり」は、増備車が投入されたこの6月13日から増発され、大阪~名古屋間は平日10往復、土休日11往復が運転されています。

そして来年3月には全11編成が揃い、大阪難波及び近鉄名古屋を毎時00分発等の停車駅の少ない特急はすべて「ひのとり」となるそうです。

ひのとりプレミアムシートの車内
6両編成のうち両先頭車が1-2列座席のプレミアムシートです。今回は大阪方先頭車である6号車(ク80103)に乗車しました。プレミアムシートはなかなかの人気で、前日の時点でこの車両の空席は定員21名のうち残り3席でした。なお通常の特急料金に加え900円が必要です。(レギュラー車両は+200円)

ひのとりの一人がけのプレミアムシート
名古屋発の列車では進行方向左側が一人掛けシートです。朝の列車では日当たり良好となるのが難点です。シート表地は本革、バックシェル付きなので、後ろに気兼ねなくリクライニングすることができます。そしてシートピッチは1300ミリと日本最大級で、新幹線のグランクラス並の超豪華シートです。


シートには取扱説明書(?)が備え付けられています。リクライニングやレッグレストは電動式、もちろんコンセントも各座席にあります。

カフェスポットの自動販売機
車内販売はないものの、両先頭車のデッキにカフェスポットがあり、3号車には自動販売機もあります。カフェスポットの横にはコインロッカーがあり、交通系ICカードによる電子鍵のものと通常のシリンダー鍵のボックスがありいずれも無料で使用できます。

お菓子類の自動販売機
物販自動販売機ではお菓子類とココア・紅茶パウダーが販売されています。

コーヒーの自動販売機
コーヒーサーバーのホットコーヒーは200円、ココア・紅茶用のお湯は無料です。

「ひのとり」デザインの紙コップでホットコーヒー
「ひのとり」デザインの紙コップです。

特急ひのとりの前面展望
圧巻はこの前面展望です。ハイデッカーのうえ運転台との仕切は全面ガラス張りで、最前列の座席からは居ながらにしてこの展望を楽しむことができます。「鉄」ならずとも心躍る光景です。

大阪難波に到着したひのとり
定刻9:09に大阪難波に到着です。先頭6号車のプレミアムシート車両は津からほぼ満席となりました。プレミアムシートはもっと乗っていたい、また乗りたいと思わせるに十分な快適さでした。しかし隣のレギュラーシート車両5号車は片手で数えられる程度の乗客数で、時節柄仕方のないことです。

12200系スナックカー
80000系「ひのとり」導入に伴い、12200系スナックカーは順次淘汰され定期運用は今年度限りだそうです。趣味的には残念ですが、乗るにはやはり快適な新型車両がいいです。 (2020.1.9 12:13 近鉄富田~霞ヶ浦)


齢50を過ぎると日々驚きというものが少なくなるようですが、今回の「ひのとり」乗車は久々の感動体験となりました。接客設備は他に類を見ない先進的なものもあり、お客様アンケートを反映したということで快適さの向上に一役買っており、2時間の乗車が非常に短く感じられました。

座席のバックシェル採用もお客様アンケートの結果だそうで、定員は犠牲になりましたが素晴らしい設備のひとつです。

近鉄名古屋から大阪難波までの運賃は2410円(今回は実売1200円の株主優待券を利用)、特急料金1930円に加え、「ひのとり」乗車にあたってはレギュラーシートで200円、プレミアムシートでは900円が必要です。

しかし「ひのとり」には加算額以上の価値が十分あり、今後大阪に出掛ける際は他の近鉄特急でも、新幹線でもなく「ひのとり」を利用したいと強く感じたのでした。登場以来3か月余ながら、ホームや沿線の方々の注目を浴びており、私も沿線から撮る方も実施できたらと思った次第です。


阪急千里線・豊津~吹田間で撮影


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