衣浦臨海鉄道撮影の碧南市駅が開放された日に、ディーゼル機関車の撮影

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衣浦臨海鉄道の碧南市駅が開放、構内でディーゼル機関車を撮影、白ホキも

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。

2017年11月18日(土)と19日(日)に衣浦臨海鉄道にて、半田埠頭と碧南市駅構内が開放され撮影の機会が設けられました。両駅とも出動しましたので、その模様をご報告します。



★追記:最後に、2019年2月に同じアングルで撮影した記録も付けておきます。





今回の撮影旅行は、以下の2つのパートに分けてご紹介しています。ご興味のある部分、あるいは次回の撮影の機会の情報を収集するために、どうぞ参考にしてください。

衣浦臨海鉄道撮影・半田埠頭編
⇒衣浦臨海鉄道撮影・碧南市編(←今ここ





まずは白ホキを撮影


本日11月19日は日曜日で、半田線の貨物列車は運休のため、碧南市駅のみが撮影用に開放されます。開放は午前9時から、白ホキ5570列車の碧南市駅到着は8:47(平日は9:04) なので、駅から近い碧インター付近の「お立ち台」で、走行写真を撮影してからでも間に合います。

名鉄三河線碧南中央駅に7:50着、15分ほど歩いて8時過ぎに「お立ち台」に到着です。途中、同業者らしき姿は皆無でしたが、「お立ち台」には既に約10名の方がスタンバイしています。雲行きが心配ですが、私もベストポジションの少し後方に三脚を立てることにします。


皆さんがいらっしゃる辺りがベストポジションです。私は後方から望遠で正面勝ちに撮ることにします。(2017.11.19 8:06)


KE65重連の5570列車が姿を現しました。この季節は順光となりますが、今日は薄曇りです。(2017.11.19 8:43)


社員さんの手造りというヘッドマークを掲出した白ホキ重連が通過します。普段はヘッドマークは付いていませんが、本日は今年10月に鉄道の日記念で運行したヘッドマーク付き列車の「アンコール」とのことで、昨日と本日に限り掲出されました。


衣浦臨海鉄道の碧南市駅は「お立ち台」から南へ約500mの場所にあります。駅構内の開放は、列車の入換が完了した9:00から、歩いても余裕で間に合いました。駅には既に多く撮影者が集まっています。それでも今年4月のDD51入線時に比較すると、少ないそうです。





半田埠頭駅での撮影は感涙モノの大サービス!


ところで今回の駅構内開放に当たっては、衣浦臨海鉄道から次のとおり補足説明がありました。

鉄道会社が実施する撮影会は、見学者通路を設けたり、解説者が案内したりするものをイメージいたしますが、当社が行うものは、「お越しいただいた鉄道愛好家の皆様に撮影場所と撮影時間を提供する」というもので、特別な通路、撮影台等は用意せず時間を限定して駅構内への立ち入りを許可するだけのものです。

お客様の歩行を前提とした旅客駅とは異なりますので、構内の歩行には御不便をおかけしますが、それをご了承いただいた上で撮影をしていただくというもので、「撮影会」というイメージとは違うことをご承知ください。

お越しの際は、不整地箇所を歩行できる靴と服装でお越しください。また、ベビーカー等は構内へ入ることができません。小さなお子様を抱いて線路内を歩行することも禁止としますので、予めご承知ください。


・・・とのことですが、駅構内にて撮影させていただくだけで、満足です。またそのため、本記事も「撮影会」ではなく「駅構内開放」と回りくどい表現をしておりますことをご了承ください。


構内への立ち入りが許可され、撮影開始です。(2017.11.19 9:00)


4月のDD51入線時には正面への光線が弱かったのですが、この時期は完全順光となります。国鉄色DL重連、素晴らしいです!


次は機関車を並べるために、先頭の3号機が移動します。こちら側(大府側)にはヘッドマークはありません。(2017.11.19 9:06)


5号機のサイドビューです。3軸の台車は構造が特殊なため検査費用が高いとのことで、 DD51の導入が検討されたこともあるそうです。


3号機と5号機を並べての撮影タイム、ファン思いの素晴らしい配慮です。左側5号機は昨日、半田埠頭駅で撮影させていただきましたが、引き続き碧南線開業40周年のヘッドマークが掲出されていました。なお、この碧南線の開業は1977年(昭和52年)です。前述のように3号機のヘッドマークは社員の方が製作されたものだそうで、絵心のある方がいらっしゃると感心するとともに、機関車への愛着を感じました。 (2017.11.19 9:09)


3号機は自社発注、5号機は元国鉄DE10です。折り返しの大府行列車は単機牽引となって、碧南市駅を11:15と14:23に発車します。(2017.11.19 9:11)


衣浦臨海鉄道からの帰りに、名鉄三河線新川町駅で少し撮影。1979年(昭和54年)製で、名鉄でも古参級となった6000系4次車6016Fを後追いで撮影します。日中の三河線碧南方面は2連が中心ですが、土休日は1本のみ4連が運用され、新川町発知立行はこの10:17発以降、1時間15分おき(11:32、12:47、14:02、15:17)に4連がやってきます。(2017.11.19 10:17)


ということで、小春日和の半日「鉄」、衣浦臨海鉄道様のご配慮により、素晴らしく充実したものとなりました。こうした機会を提供してくださったことに対しては、前日のようにグッズ(カレンダーとクリアファイル)を購入する程度の恩返し(?)しかできないのが非常にもどかしいです。

そして同時に、こうしてファンの思いに応えてくださるということは、衣浦臨海鉄道社員の方の仕事に対する誇りと愛着がなければできないことのようにも感じました。

衣浦臨海鉄道が地元愛知県に存在していることは嬉しい限りで、機関車の経年は気になるものの、末永く走り続けてほしいものです。


(今回の撮影はこれでおしまい)



2019年版追記:衣浦臨海鉄道貨物列車を撮影


一日1本のみ運行される衣浦臨海鉄道の重連貨物列車を撮影できる、衣浦市駅手前の碧インター付近にある有り勝ちなスポットは冬場のみ順光となります。

週末を含めてほぼ毎日運行される列車なので特に目新しくはない一方で、国鉄色DLによる重連貨物列車は今や貴重な存在でもあります。順光で撮影できると思われる2月10日、久々に出動することにしました。

碧南中央駅から西へ10分ほど歩いた国道247号線碧インター付近が「お立ち台」(有名撮影ポイント)です。貨物列車通過の30分程前に到着しましたが、まだ同業者は誰もいませんでした。


碧南市行貨物列車の終点到着は平日9:04、土休日8:47で、その数分前にここを通過する予定です。前述のように貨物列車の通過時に完全順光となるのは冬場に限られますが、道路築堤やガードレールの影が手前に落ちているのが気になります。(2019.2.10 8:18)


カーブの向こうから白ホキを連ねた貨物列車が姿を現しました。なかなかの迫力です。貨物列車の通過予定時刻近くになって、同業者が5名ほど集まりました。ほぼ毎日運転の列車ながら、国鉄色DLの重連とあって人気が高いようです。(2019.2.10 8:43)


手前に引き寄せて、定番のアングルで撮影。順光になるのは冬場に限られ、これから春に向けて機関車正面に日が回らなくなります。すでに本日も正面左側が影になっています。 (2019.2.10 8:43)


「お立ち台」から南へ15分ほど歩き国道脇から碧南市駅で入換中の白ホキを撮影します。重連の機関車は解放されて、単機で白ホキを荷役施設へ押し込んでいます。 (2019.2.10 9:00)


●以前に行われた衣浦臨海鉄道の撮影レポートは、以下の通りです

衣浦臨海鉄道の「DD51国鉄色」の撮影会レポート
衣浦臨海鉄道碧南線で貨物を撮影


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