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とっとりの居酒屋(鳥取駅)・・・非常に満足度の高い名作駅弁と言える
これ、以前から狙っていた駅弁です。一度は食べてみたかったんですよね~。今回、山陰本線の乗り鉄旅行の途中に鳥取駅に立ち寄り、ようやくゲットする事ができました!
その名も、とっとりの居酒屋。写真で見ると大きさが分かりませんが、駅弁としては大きめの容器です。そこに掛け紙を置き、紐で十文字に結わくスタイルがいかにも駅弁らしくて良いですね。
とっとりの居酒屋は1日10食限定と聞いていたので、予約も無しにフラリと鳥取駅の駅弁売り場に行って入手できるとは思いませんでした。昼過ぎに行き、1つだけ置いてあるのが目に留まり、即買いしました。夕方にも補充されるのでしょうか。その点は気がかりです。
今回はさんざん目移りする中、とっとRichキン弁当と鳥取大砂丘おこわ弁当は山陰本線の各駅停車の中で、そして大山ルビー豚重を城崎温泉駅で乗り換えた各駅停車の中で、そしてこのとっとりの居酒屋を、トレインビューホテルのアールイン福知山にて食べています。
更にもう2つ買っていて、乗り鉄仲間の名古屋の撮り鉄氏が夜食として食べるかにめしの入った幕の内弁当、それと私がアールイン福知山に泊まった翌日の朝食用にあご寿しを買って、合計6個も購入しています。
(6つのうち、食べていない4つ分の駅弁を持参して、山陰本線の余部橋梁の見学&撮り鉄などもしました。駅弁をひっくり返さないようにウロウロするのは、疲れますね・笑)
さてそんな苦労をしながら鳥取から福知山まで山陰路をはるばる運びまして、ようやく開封したところが、下の動画です。まずはこちらをご覧ください。
さて、待ち焦がれた夜の「ひとり駅弁タイム」です。時折やってくる山陰本線の国鉄型の電車の走行音に耳を傾け、時にそれを見て、そしてネットサーフィンでもしながらとっとりの居酒屋をつまみ、ビールを飲む。普段の生活はすべて忘れて、まさに至福の時です。
このとっとりの居酒屋、開封した時の感動は、写真を見て頂くとなんとなく分かると思います。小分けにされた酒のアテとなる料理が、所狭しと並んでいます。東北は青森の絶品駅弁、ひとくちだらけを開封した時の感動に近いものがあります。
順々に見ていきます。まず、いか寿司です。最初はあの有名な、北海道の森のいかめしと同様のものかと思ったら、食べてびっくり、お寿司でした。
茹でたいかのお腹の中に、酢飯を詰めているのですね。そして、食べていてとても清涼感があったのが驚きました。なんと、柚子と大葉が入っています。凄いひと手間が加えられています! いかのぷるぷるした弾力と、爽やかな酢飯のコンビネーションは見事でした。
いか寿司の左隣は、あご寿司です。翌日食べた駅弁のあご寿司が、2つ入れられています。これも最初は、普通に鯖の押し寿司かと思って食べて「???」と驚いた次第です・笑。あご寿司を入れてくるなんて、この駅弁にかける熱意を感じました。
あご寿司も、単に押し寿司なのではなく、胡麻と海苔で風味を付けていますね。
ここからは、とっとりの居酒屋を開封して左上の部分から見ていきます。こちら、あごの梅しそ巻きのフライです。あごのフライは、食べたことがありません。お弁当屋さんで出るような白身魚フライの味を、濃厚にしたような感じでした。
あごの梅しそ巻きフライの隣にあるのは、長芋のてんぷらです。ただの長芋かと思ったら、砂丘ながいも、という種類だそうです。
フライの右、あまさぎ(わかさぎ)の南蛮漬けです。要はマリネなので、味のアクセントとなります。
連続しますが、あごの竹輪です。色が濃い方があごです。とっとりの居酒屋と同じような山陰の駅弁、出雲神話街道ごきげんべんとうなどにも、あごの竹輪が入っていたのを思い出しました。この竹輪、美味しいんです。
あごの竹輪の隣の白いほうは、なんと豆腐の竹輪です。鳥取だけで作られている竹輪との事で、こんな淡白な味わいの竹輪を食べたのは初めてです。ちょっと醤油を付けたら、もっと美味しく頂けるかなと思いました。
更に右、あごの竹輪のきんぴらです。これも酒に合いますね~。竹輪を違った風味で食べる事ができて、なんとも贅沢です。しかもまたもやあごですから、「1つの食材で何とミラクルな!」と思いながら食べました。
一段下に目を移し、中段を見ていきます。そのいちばん左側から。豆腐の竹輪の酢味噌和えです。豆腐の竹輪を使った一品料理ですね。まさに、小料理屋にでも迷い込んだかのようなメニューです。
真ん中、最も目立つ部分が、カニの爪です。これのおかげで、とっとりの居酒屋全体が一挙に豪華さを増します。もっともこのカニ爪、味はほとんどしませんで、拍子抜けです。
鳥取の駅弁ではかにめしなどにも同じカニ爪が入れられていますが、全て味が抜けていて、これは特段美味しいとは思えないものです。味わうものではなくて愛でるものだという理解で、酒の肴にしました。
カニ爪の下には、なますが配置してあります。口の中がさっぱりします。
その右側、鳥取牛の煮込みです。魚介中心のメニュー構成の中で、唯一の肉料理です。甘辛に煮込まれていて、これも酒が進みますね。
肉の隣は再び魚で、いかの子の煮付けです。煮付けと言っても、ネギと共にさっと煮ているだけだと思います。いかの子って、白子の事ですよね。珍味であり、駅弁に入る事はほとんど考えられない食材なので、丁寧に味わいながら食べました。やはり酒の肴に最高です。
最後に、スルメの麹漬けと甘酢ラッキョウです。これも美味いな~~。共に鳥取の名産だそうで、特にスルメはマジで酒のアテに最高過ぎます。
お酒を飲みながら少しずつ丹念に味わっていたら、気が付いたら完食していました。なんと素晴らしい駅弁なのだろうかと、感動しながらの完食です。
鳥取駅だと1日10食限定なのでしょうが、もしもこれを東京で売ったとしたら、大繁盛間違いなしですね。先に書いた青森の駅弁のように、首都圏で売ってくれないかなあと妄想してしまいました。
でも、名物駅弁は現地で食べてこそ、本来の味が出ます。駅弁は、雰囲気も含めて食べるものなのですから。とっとりの居酒屋のおかげで、すっかり鳥取ファンになってしまいました。
上記、掛け紙の裏に書かれているお品書きを貼り付けておきます。こうやって詳しく書いてくださると、食べる楽しみもひとしおです。鳥取の駅弁屋さん、アベ鳥取堂さんの仕事ぶりに拍手を送りたいと思います。
その名も、とっとりの居酒屋。写真で見ると大きさが分かりませんが、駅弁としては大きめの容器です。そこに掛け紙を置き、紐で十文字に結わくスタイルがいかにも駅弁らしくて良いですね。
とっとりの居酒屋は1日10食限定と聞いていたので、予約も無しにフラリと鳥取駅の駅弁売り場に行って入手できるとは思いませんでした。昼過ぎに行き、1つだけ置いてあるのが目に留まり、即買いしました。夕方にも補充されるのでしょうか。その点は気がかりです。
今回はさんざん目移りする中、とっとRichキン弁当と鳥取大砂丘おこわ弁当は山陰本線の各駅停車の中で、そして大山ルビー豚重を城崎温泉駅で乗り換えた各駅停車の中で、そしてこのとっとりの居酒屋を、トレインビューホテルのアールイン福知山にて食べています。
更にもう2つ買っていて、乗り鉄仲間の名古屋の撮り鉄氏が夜食として食べるかにめしの入った幕の内弁当、それと私がアールイン福知山に泊まった翌日の朝食用にあご寿しを買って、合計6個も購入しています。
(6つのうち、食べていない4つ分の駅弁を持参して、山陰本線の余部橋梁の見学&撮り鉄などもしました。駅弁をひっくり返さないようにウロウロするのは、疲れますね・笑)
さてそんな苦労をしながら鳥取から福知山まで山陰路をはるばる運びまして、ようやく開封したところが、下の動画です。まずはこちらをご覧ください。
購入データ(今回、私が購入した時の記録です) | |
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購入場所 | 鳥取駅1階の、改札口の近くにある駅弁売り場 |
購入日時 | 2017年9月2日、12時半前に購入。 |
価格 | 1390円(税込み) |
ラベル表示 | |
製造 | 株式会社アベ鳥取堂 鳥取県鳥取市富安2丁目28番地 0120-13-1433 http://www.abetori.co.jp/l_t_eki.html |
お酒を飲みながら「とっとりの居酒屋」を食べた時の満足感は半端ない
さて、待ち焦がれた夜の「ひとり駅弁タイム」です。時折やってくる山陰本線の国鉄型の電車の走行音に耳を傾け、時にそれを見て、そしてネットサーフィンでもしながらとっとりの居酒屋をつまみ、ビールを飲む。普段の生活はすべて忘れて、まさに至福の時です。
このとっとりの居酒屋、開封した時の感動は、写真を見て頂くとなんとなく分かると思います。小分けにされた酒のアテとなる料理が、所狭しと並んでいます。東北は青森の絶品駅弁、ひとくちだらけを開封した時の感動に近いものがあります。
順々に見ていきます。まず、いか寿司です。最初はあの有名な、北海道の森のいかめしと同様のものかと思ったら、食べてびっくり、お寿司でした。
茹でたいかのお腹の中に、酢飯を詰めているのですね。そして、食べていてとても清涼感があったのが驚きました。なんと、柚子と大葉が入っています。凄いひと手間が加えられています! いかのぷるぷるした弾力と、爽やかな酢飯のコンビネーションは見事でした。
いか寿司の左隣は、あご寿司です。翌日食べた駅弁のあご寿司が、2つ入れられています。これも最初は、普通に鯖の押し寿司かと思って食べて「???」と驚いた次第です・笑。あご寿司を入れてくるなんて、この駅弁にかける熱意を感じました。
あご寿司も、単に押し寿司なのではなく、胡麻と海苔で風味を付けていますね。
ここからは、とっとりの居酒屋を開封して左上の部分から見ていきます。こちら、あごの梅しそ巻きのフライです。あごのフライは、食べたことがありません。お弁当屋さんで出るような白身魚フライの味を、濃厚にしたような感じでした。
あごの梅しそ巻きフライの隣にあるのは、長芋のてんぷらです。ただの長芋かと思ったら、砂丘ながいも、という種類だそうです。
フライの右、あまさぎ(わかさぎ)の南蛮漬けです。要はマリネなので、味のアクセントとなります。
連続しますが、あごの竹輪です。色が濃い方があごです。とっとりの居酒屋と同じような山陰の駅弁、出雲神話街道ごきげんべんとうなどにも、あごの竹輪が入っていたのを思い出しました。この竹輪、美味しいんです。
あごの竹輪の隣の白いほうは、なんと豆腐の竹輪です。鳥取だけで作られている竹輪との事で、こんな淡白な味わいの竹輪を食べたのは初めてです。ちょっと醤油を付けたら、もっと美味しく頂けるかなと思いました。
更に右、あごの竹輪のきんぴらです。これも酒に合いますね~。竹輪を違った風味で食べる事ができて、なんとも贅沢です。しかもまたもやあごですから、「1つの食材で何とミラクルな!」と思いながら食べました。
一段下に目を移し、中段を見ていきます。そのいちばん左側から。豆腐の竹輪の酢味噌和えです。豆腐の竹輪を使った一品料理ですね。まさに、小料理屋にでも迷い込んだかのようなメニューです。
真ん中、最も目立つ部分が、カニの爪です。これのおかげで、とっとりの居酒屋全体が一挙に豪華さを増します。もっともこのカニ爪、味はほとんどしませんで、拍子抜けです。
鳥取の駅弁ではかにめしなどにも同じカニ爪が入れられていますが、全て味が抜けていて、これは特段美味しいとは思えないものです。味わうものではなくて愛でるものだという理解で、酒の肴にしました。
カニ爪の下には、なますが配置してあります。口の中がさっぱりします。
その右側、鳥取牛の煮込みです。魚介中心のメニュー構成の中で、唯一の肉料理です。甘辛に煮込まれていて、これも酒が進みますね。
肉の隣は再び魚で、いかの子の煮付けです。煮付けと言っても、ネギと共にさっと煮ているだけだと思います。いかの子って、白子の事ですよね。珍味であり、駅弁に入る事はほとんど考えられない食材なので、丁寧に味わいながら食べました。やはり酒の肴に最高です。
最後に、スルメの麹漬けと甘酢ラッキョウです。これも美味いな~~。共に鳥取の名産だそうで、特にスルメはマジで酒のアテに最高過ぎます。
お酒を飲みながら少しずつ丹念に味わっていたら、気が付いたら完食していました。なんと素晴らしい駅弁なのだろうかと、感動しながらの完食です。
鳥取駅だと1日10食限定なのでしょうが、もしもこれを東京で売ったとしたら、大繁盛間違いなしですね。先に書いた青森の駅弁のように、首都圏で売ってくれないかなあと妄想してしまいました。
でも、名物駅弁は現地で食べてこそ、本来の味が出ます。駅弁は、雰囲気も含めて食べるものなのですから。とっとりの居酒屋のおかげで、すっかり鳥取ファンになってしまいました。
上記、掛け紙の裏に書かれているお品書きを貼り付けておきます。こうやって詳しく書いてくださると、食べる楽しみもひとしおです。鳥取の駅弁屋さん、アベ鳥取堂さんの仕事ぶりに拍手を送りたいと思います。