ぶりかまステーキ弁当(富山駅・東京駅)を食べた記録

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ぶりかまステーキ弁当(富山・東京駅)・・・ぶりを存分に堪能できる絶品駅弁

私の友人の名古屋の撮り鉄氏から「富山駅のぶりかまめしが美味い!」と聞かされてきたので、いつか食べてみたいと思いつつ、なかなか富山駅で下車する機会が無く、食べるチャンスを逸していました。そんな時に東京駅の駅弁屋祭で見つけたのが、ぶりかまステーキ弁当です。

「ん?ぶりかまめしとぶりかまステーキ弁当はどういう関係なんだ??」と疑問に思ってググったところ、Twitter友達のきたさんのブログを拝見して、「富山駅で売られているのがぶりかまめしで、東京駅で売られているのがぶりかまステーキ弁当」という事を知りました。

富山駅 源 ぶりかまステーキ弁当 - 駅弁大好ききたのブログ


なるほど、どういう事情か分かりませんが、このぶりかまステーキ弁当が富山駅で売られていないとしたら、これはいったい富山の駅弁と言って良いのか、あるいは東京駅の駅弁に区分すれば良いのか、それなりに悩むことになりますね・汗。

ぶりかまステーキ弁当の外観と外箱


でも、細かいことはまあ良いです。東京に居ながらにして、あのますのすしで超有名で、大概は何を食べてもかなりのクオリティを維持している駅弁業者、源さんの駅弁を東京で食べられるのですから、非常に嬉しい話です。

ぶりかまステーキ弁当の外観もアート作品です。ラベル表示によると、イラストレーターの吉田カツさんによるものとの事で、当方、存じ上げておりませんでしたが、著名なアーティストだったのですね(享年72歳で死去)。




購入データ(今回、私が購入した時の記録です)
購入場所 東京駅の駅弁屋祭にて購入。
購入日時 2017年4月27日、午後2時過ぎに購入。
価格 1100円
ラベル
表示

ぶりかまステーキ弁当のラベル表示

製造・
販売
株式会社源
富山県富山市南央町37-6
076-429-3100
http://www.minamoto.co.jp/catalog





極めて美味しいぶりのステーキ、味わいとしてはかなり甘めだが


では、ぶりかまステーキ弁当のお味はどうなのでしょうか? まずは開封してみたところから。ぶりのかまの部分がメイン食材であり、中央部にドンと乗っていて存在を主張しています。ぶりかまステーキ弁当の外箱のイラストと並べると、とても「絵になる」ような気がします。

ぶりかまステーキ弁当


「ぶりかまステーキ」は、ブリの煮付けに軽く焼きを入れたものになります。ただし見ると分かる通り、ステーキというよりは、かなり煮魚に近いと思います。

「いよいよこれを味わえる!」と、大いなる期待と共に食した感想はと言えば、「これはかなりの美味さだぞ!」という驚きでした。

だいたい、ぶりをここまでのボリューム感で味わえる駅弁なんて、全国的にもこれしか存在しないのではないでしょうか。実は今回、東京駅では同じブリという事で、岡山駅の愛媛みかんブリの西京焼き弁当も同時に買ったのですが、ボリューム感で圧倒的な違いでしたね。

ぶりかまステーキ弁当のぶりかまステーキ


それにしても、肉厚なブリの身をほろほろな状態の柔らかさで頂くことのできる駅弁は、見事としか言いようがありませんね。よくぞこんな素晴らしい調理をしてくれたものです。骨の部分から身をほじって取り出して食べる部分など、あり得ない美味さです。

ただし、魚の煮付けとしては、かなりの甘さです。僕は個人的には甘い料理は好みではありませんから、全部食べるのは少々しんどかったです。美味しいのにしんどいというのは、初体験です・笑。

名古屋の友人がこれを高評価するのは、名古屋では味噌カツのような甘~いトンカツを日常的に食べる習慣がありますから、甘い料理に違和感が無いのかもしれません。だとしたら茶わん蒸しに砂糖をぶち込む北海道民も、このぶりかまステーキは美味い美味いとむしゃむしゃ食べると思います・笑。

さて今回、もう1つ驚いたことが有ります。それは、ご飯が酢飯だったこと。煮魚に酢飯の組み合わせ、最初は一瞬違和感を感じたものの、このぶりかまステーキの甘さに対して酢飯の酸味が適度に合い、きちんと細部まで考え抜かれた駅弁である事が理解できます。

更に素晴らしいのは、わかめですね(写真)。酢飯とわかめとぶりかまステーキの組み合わせ。これは普通の家庭人では到底思いつきません。このような工夫が、料理人の腕前というやつです。かなり感心しながら食べ進める事になりました。

ぶりかまステーキ弁当のわかめの含め煮


副菜は、らっきょうの赤ワイン漬け。甘酢しょうがもあります。魚がかなり甘いからか、こういう酸っぱいものは、実に重宝しますね。山椒のパックもついていて、ぶりかまステーキに振りかけて食べると、甘さをコントロールできます。

ぶりかまステーキ弁当のらっきょうの赤ワイン漬けや山椒のミニパック


ぶりかまステーキの、皮の部分ですね。骨でさえも食べることができてしまうくらいに柔らかいので、皮だって当然、全て食べられます。魚は皮が美味いのであります。

ぶりかまステーキ弁当は皮まで食べる


先ほど申し上げた、酢飯とわかめの部分。これだけでも美味しいです。もしも最高級のわかめを使って、わかめの含め煮を製造したら、酢飯とそれだけで丼めしを食べられそうなくらいです。

ぶりかまステーキ弁当の酢飯とわかめ


今回、東京駅で売られているぶりかまステーキ弁当を食べたことで、冒頭に書いた、富山駅でしか手に入らない「ぶりかまめし」を、なんとしても食べたいと思うようになりました。

「ぶりかまめし」には、今回のぶりかまステーキ弁当には入っていない、富山の名産の白エビも入っています。何とかチャンスを作って富山に行って、ぶりかまステーキを日本酒を飲みながら堪能したい。そう願わずにはいられません。

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