元祖珍辨たこめし(福山駅)を食べた記録

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元祖珍辨たこめし(福山駅)・・・陶器製と通常版の2種類が存在!

陶器製、別名「あっぱれ多幸」を購入


まず、元祖珍辨たこめし・陶器製を購入するために、わざわざ福山まで行ってきました。関東から広島県までは、新幹線でもやっぱり遠いですねえ。それでもこのタコの陶器のためです。だいいち、鉄道旅行は全く苦になりませんし。

という事で、電話で予約を入れてから、購入いたしました。気まぐれにふらりと福山駅に行っても売っていませんから、その点は注意してください。陶器製は要予約です。

受け取った陶器製のたこ飯は、こんな感じです。かなり面白い駅弁で、嬉しくなりました(^◇^)

元祖珍辨たこめし・陶器製の外観と外箱


外箱から、タコが顔をのぞかせています。ちょっとシュールな感じがします・笑。気に入りました。元祖珍辨たこめし・陶器製の向こう側に見えているのは、同時に購入したあなごめしです。

元祖珍辨たこめし・陶器製の箱から覗くタコの顔


箱からタコの容器を取りだしたら、こんな感じでした。面白い!! そして、思っているよりも可愛いです。茹でダコが鉢巻きを巻いているイメージなんでしょうね。いい味出してます。

元祖珍辨たこめし・陶器製の外観


見た感じは小ぶりに見えるかもしれませんが、実際に見ると、思ったよりも大きいです。中にたっぷりと入ったたこめしと合わせて、けっこう重量もあります。






まず、元祖珍辨たこめし・陶器製の中身をチェックしてみる


では中身を見てみましょう。動画で撮影すると、こんな感じです。陶器に入っているだけで、中身は実は通常バージョンのたこめしと全く同じです。ちなみに今回は、トレインビューホテルのサンホテル福山に宿泊して、動画を撮影しています。




味付けご飯の上に乗っかっているのは、タコの旨煮、玉子焼き、味付け海老、栗の甘露煮、蓮根の旨煮などです。・・・ん?通常版のたこ飯と違って、うずらの卵は入っていないですね。それと、蓮根煮は筍煮だったので、若干の違いが有るという事ですね。

元祖珍辨たこめし・陶器製の中身


という事で、たこめしの蓋を開けたところを、記念撮影。ほんと、いい味が出ています。雰囲気も味が出てるし、実際にタコの味も旨い。なかなかいいです。新神戸の引っ張りだこ飯よりも、比較にならないくらいに美味しいです。

元祖珍辨たこめし・陶器製


そうだ、この元祖珍辨たこめし・陶器製、なんと価格は税込みで1000円です(2015年時点)。これで商売をしていけるのかどうか、とても心配になるくらいです。1500円くらい取っても良いので、末永くこのユニーク駅弁が続いてゆくように願っています。

ちなみに広島県福山市で購入したたこ飯の陶器は、当然自宅まではるばる持ち帰って、現在は部屋に飾っています・笑。可愛いので、すっかりインテリアになってます。「オクト(置くと)パスする縁起物」として、親しまれているそうです・笑。




(2015年5月17日、福山駅で購入。1000円)・・・2023年時点で1800円



通常版・元祖珍辨たこめしはコレ!


広島・宮島地区に行った帰り、呉線の227系新鋭電車、105系の国鉄型電車を呉線で乗り継いでやってきた三原駅にて、たこめしを購入しました。

227系電車(広駅)

105系電車(三原駅)


三原駅について、さて駅弁はどこにあるのかと在来線の駅のお姉さんに聞いたところ、分からなかったらしく、改札口の年配の駅員に聞くことになって、新幹線ホームに売っているのか尋ねたら、「新幹線には無い、すぐそこの売店にしか売ってない」との事で教えられたのが、JR西日本のコンビニ。

改札外に出てコンビニ店内を見たところで駅弁など皆無で、もしかしたら三原駅には駅弁はもう売っていないのかとあきらめかけて新幹線の改札を通ったら、・・・有るじゃないですか!駅弁スタンドが!

JR西日本の三原駅の駅員が、在来線でも新幹線でも駅弁売り場を知らないといういい加減な応対をされて、かなりイラッときました。分からないならば素直に分からないと言えば良いものを。というか、駅弁売り場を知らないくらいに、駅弁の地位が下がったことを物語っています。

三原駅の駅弁屋さんは新幹線改札口内にあり


そして三原でもあなごめしを購入するかどうかさんざん迷っていたところ、店員さんから「三原の名物はたこめし」だと教えられて購入したのが、このたこめしです。容器は八角形、そう、蛸の足の本数にあやかって、この形になっています。

たこめしの外観


●実際に開けてみた動画はこちら。


たこめしの中身


この元祖珍辨たこめし、1953(昭和28)年に販売開始なので、2023年時点でちょうど70周年を迎える、超ロングセラー商品です。珍辨という名称は、当時の調製元の社長さんの珍彦(うずひこ)さんにちなんで付けられています。

一見するとタコが少ないように感じるかもしれませんが、実は食べてみると、ご飯がタコの炊き込みご飯となっていて、駅弁全体がその名の通りに「たこめし」なんですね。この点が、すっかり有名になった神戸のひっぱりだこめしとはまるで違う点です。ホンモノはこっちなのです。

たこめしのタコのアップ写真


濃厚な味わいに、箸がドンドンと進むこと、間違いありません。癖になるとはこのことです。地味ながらも実に良い駅弁に巡りあって、非常に嬉しかったのでありました。

(2015年6月11日、三原駅で購入。980円)・・・2023年時点では1150円




この駅弁屋さんの公式ホームページ情報

https://www.hamakichi.jp/%e5%90%84%e7%a8%ae%e9%a7%85%e5%bc%
81%e3%81%ae%e3%81%94%e6%a1%88%e5%86%85.html#hamakichikakusyub

(製造元の株式会社浜吉(はまきち)さんのページの、駅弁一覧になります)

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