鮎屋三代(八代駅・熊本駅)を食べてみた記録、塩焼きも

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鮎屋三代(八代駅・熊本駅)・・・駅弁の最高峰、塩焼きも超絶美味い

その1:鮎屋三代と鮎屋三代塩味を同時に食べた時の記録


2015年末、ブルートレインたらぎの宿泊と、肥薩おれんじ食堂のクルージングディナーを目的として九州に行った際に、旅行初日に熊本駅で発見して、問答無用で購入した駅弁が、超有名な鮎屋三代です。

熊本駅の新幹線改札口を出たところにある売り場で、見つけました。下記写真、よく見ると、以前に東京駅で購入したことのあるくまモン駅弁・くまもとあか牛ランチBOXも置いてありますね。




くまモンといえば、改札口に向かって、こんなくまモンが鎮座していました・笑。誰が見ても気になる存在のようで、入れ代わり立ち代わり、くまモンと写真撮影する人が絶えませんでした。




さて、この時に、完全に意表をついていたのが、鮎屋三代の塩焼き味が存在していた事です。ここで逃したら一生食えなくなる可能性もありという事で、一緒に購入しました。(駅弁との出会いは、一期一会なのであります。)




駅弁の容器、そして掛け紙、トータルで非常に「雰囲気」が出ていますよね。駅弁は、こうであらねばならないと説教したくなるくらい、いい感じです。まずは、鮎屋三代を開封してみた動画を、ご覧ください。




下記写真、上が通常版の鮎屋三代、下が鮎屋三代・塩焼きです。付け合せが、微妙に異なるところに、さりげなくこだわりがあるのだろうなと感じさせます。

さて、まずは甘露煮が乗っかった、通常バージョンの鮎屋三代。真っ先に鮎の甘露煮を口にすると、「これは!!!!」、かつて食べたあらゆる駅弁の魚の甘露煮の中で文句なし、一番美味しいです。思わず絶句してしまうくらい。

こういった魚の甘露煮は、今までも月見五目めし(松本駅)、あきたこまち釜めし(秋田駅)、大井川ふるさと弁当(大井川鉄道・金谷駅)などが思い浮かびますが、今回の鮎屋三代のほうが、圧倒的に上です。どうしてこんな味が出せるのか??




鮎の甘露煮を食べて、同時に頂くご飯も絶品です。それもそのはず、球磨川で採れる鮎を焼いて、そこから出る出汁を使って炊き上げたのですから。

鮎屋三代・塩焼きについては、2020年に再び購入して味わっていますので、次の項をご覧頂ければと思います。本当に、絶品駅弁の名をほしいままにしていると思います。

(2015年12月18日、博多駅で購入。1150円)





その2:2020年に塩焼きをリピート購入


さて、5年ぶりに、鮎屋三代を購入しました。セレクトしたのは鮎屋三代塩焼きです。前回撮影した時よりも、自然な色合いで写す事が出来ました。

鮎の塩焼きを駅弁にしたものは、日本でも非常に珍しいです。ここ熊本駅や新八代駅以外では、山口県は津和野線の津和野駅にて、SL運転日に限って販売される鮎めしがあるのみです。

鮎屋三代塩焼き


塩焼きというのは鮎でも秋刀魚でも何でもそうなのですが、時間を置いたものは美味しくなくなってしまいます。ただのしょっぱい魚になってしまう。

鮎屋三代塩焼き


しかし、鮎屋三代は違う。身をほぐして口に入れると、まさしく鮎の香りが脳天を突き上げます。美味しすぎる!私は、甘露煮よりも上だと思う。

鮎屋三代塩焼き


おそらく、塩を最小限にふるだけで焼き上げていると思います。普通に塩焼きにしてしまったら、時間が経つと、もっとはるかに塩辛くなってしまう。駅弁にした時の鮎の味わい、風味をいかにして残すか、それをとことんまで考え抜かれた逸品だと思いますね。

鮎屋三代塩焼き


このように、小骨も含まれておりますが、頭から尻尾まで、私は全部食べます。人間の奥歯は何でもすりつぶしてしまう能力があり、しっかりと噛めば鮎の骨は全て砕く事が出来ます。(お子さんやお年寄りが食べる時は、無理しないでくださいね。)

鮎屋三代塩焼き


相変わらず美味しい、鮎の出汁で炊いたご飯です。これ、出来立ての温かいものを食べてみたいなあと、そんな欲が出てきました。

鮎屋三代の炊き込みごはん


副菜の部分。今回感じたのは、副菜に関しては、鮎屋三代は平凡かなという点・笑。この部分は、まあ口直し的に期待せずに食べるくらいでちょうど良いですね。恐らく、鮎本体が美味しすぎるんですよ。




という事で、この駅弁は、二回三回と、さらに繰り返して食べたいです。まさに、駅弁の最高峰といっても過言ではないレベルです。次回食べる時は、再び甘露煮バージョン、つまり通常版の鮎屋三代を食べようかと思っています。



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