「青の交響曲(シンフォニー)」に吉野口駅まで乗車

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青の交響曲と桜井線の105系(その1)・・・「青の交響曲(シンフォニー)」に乗車

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は近鉄特急「青の交響曲」乗車と、置き換えが始まる桜井線105系の撮影です。





⇒「青の交響曲(シンフォニー)」に乗車(←今ここ
置き換えが始まる桜井線の105系を撮影





「青の交響曲(シンフォニー)」に乗車


和歌山線と桜井線で活躍している国鉄型105系電車は、この春のダイヤ改正から新型車両227系1000番台により置き換えが開始されるとのこと。一気に全車が置き換えられるわけではないものの、乗車機会が多い今のうちに出掛けることにしました。

ついでに和歌山線の気になる駅弁販売駅である吉野口駅にも立ち寄りたいと考え行程を検討したところ、名古屋からは遠回りとなる大阪から近鉄南大阪線経由が便利ということがわかりました。

青春18きっぷ利用のため大阪阿部野橋~吉野口間は別途運賃の支払いが必要となりますが、この区間の乗車は久々のため楽しみです。

そして更に調べたところ、ちょうどいい時間に観光特急「青の交響曲」が運行されており、空席があったことから乗車してみることにして、インターネットでチケットレス特急券を予約したのでした。

大阪駅の新快速
冬の青春18きっぷ使用期間最終日である1月10日に名古屋から在来線を乗り継ぎ、朝の混雑が続く大阪駅に降り立ちました。1月2日の阪堺電車撮影に続く大阪訪問です。ここから大阪環状線に乗り換えて天王寺に向かいます。(2019.1.10 9:14)

大阪阿部野橋駅の特急券うりばにの、青のシンフォニーの残席状況の掲示
近鉄南大阪線・吉野線の観光特急「青の交響曲」は通勤型車両6200系を改造して、2016年9月から大阪阿部野橋~吉野間で運行されています。人気とのことですが、オフシーズンの平日はさすがに空席があり私は前日に予約することが出来ました。大阪阿部野橋駅の特急券うりばには、残席状況の掲示がありました。

大阪阿部野橋駅6番線ホームにて発車を待つ16200系特急「青の交響曲」
大阪阿部野橋駅6番線ホームにて発車を待つ16200系特急「青の交響曲」です。メタリックブルーにゴールドのラインという優美かつ重厚な外観です。正面形状に6200系の面影があるものの、元通勤型車両であることを感じさせる部分はない印象です。なお停車中には優雅な音楽(交響曲??)が流されていました。(2019.1.10 10:02)

16200系特急「青の交響曲」の車内
内装も細部にわたり豪華です。もちろんドレスコードなどはありませんが、普段着での乗車を一瞬躊躇しました。

「青の交響曲」のデラックスシート
向かい合わせの2人席がツイン席、4人掛けのボックスシートがサロン席、転換シートの1人席と並びの2人席がデラックスシートです。改造車ながら窓割と座席が見事に一致しているのは観光特急の面目躍如です。


キハ40系改造のJR九州特急列車の乗り心地はさすがにその出自を隠せない感じでしたが、「青の交響曲」は通勤型車両の改造ながらその乗り心地は上々でした。種車の6200系は1974~1978年の製造で車齢はかなりのものですが、状態がいいのか元々の質が高かったのでしょうか。

列車は10:10の定刻に大阪阿部野橋を出発、お客さんの数は座席数の半分程度で空席が目立ちました。 平日とあってコンセプトの「上質な大人旅」通り、シニアのご夫婦が何組かいらっしゃいます。

しかしその一方で、比較的短区間利用の用務客もいました。一般特急の料金は510円ですが、それに210円を加えるだけでこのような上質な空間を得ることができるならば選択肢として検討に値することでしょう。

特急「青の交響曲」の車内販売メニュー
3両編成のうち真ん中の車両はラウンジカーとなっており、バーカウンターでは飲み物や軽食、お土産品などが販売されています。アルコールもあり、特に地酒飲み比べセットは魅力的です。

特急「青の交響曲」の車内販売のオリジナルケーキセット
まだお昼前なのでアルコールは自粛し、「西吉野の柿スイーツセット」(650円)をいただくことにします。

青のシンフォニーの車内で頂く「西吉野の柿スイーツセット」
ラウンジは既に盛況でしたので、自席でいただきます。容器のためか安っぽい印象は否めません。

柿もなか「郷愁の柿」
しかし、柿もなか「郷愁の柿」は美味でした。吉野口までの乗車時間は約50分と決して長くはないので、コーヒー+αが丁度いい感じでした。

吉野口駅に停車中の特急青の交響曲
多くのお客さんが途中の橿原神宮前で下車する一方で、意外にも新たに乗車される方が数人いらっしゃいました。吉野口で下車したのは私だけ、優雅な列車旅から一転し山間の鄙びた駅に降り立つと寂寥感満載です。(2019.1.10 11:01)




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(ツアーで、青の交響曲に乗車するプランも沢山あります



吉野口駅で駅弁を求めるも・・・


吉野口駅は近鉄吉野線とJR和歌山線との乗換駅ながら山間の静かな集落にあり、人影は疎らです。  この駅で降り立った目的は駅弁を購入することです。

柿の葉寿司」で知られ東京など現地以外でも入手できますが、山間の小駅で駅弁が販売されていることは奇跡的であり一度は現地で購入したいと思い立ったのです。

吉野口駅
しかし…駅構内に駅弁売店はありません。調べてみると昨年(2018年)6月にホームの売店は閉店になったそうです。写真左側、2・3番線ホーム待合室の一角に売店があったようですが、今は完全に撤去され待合室となっていてその面影はありません。奈良県下唯一であった駅構内の駅弁売店が消えてしまいましたが、駅近くの店舗では販売が継続されているようです。

吉野口駅の駅舎
駅の近くに店舗へ向かうことにします。古い木造駅舎が残る吉野口駅は、JR西日本の直営駅として窓口営業があります。


こちらが駅近くにある駅弁販売店です。

お店が休みの柳屋さん
残念ながら本日は休業のようで、お弁当の入手は叶いませんでした。駅弁との出会いはさまに一期一会、またの機会に再チャレンジとなってしまいましたが、問題は本日の昼食です。駅周辺には飲食店はもちろん、コンビニもないので空腹のまま旅を続けなくてはなりません。ローカル線の旅では食糧入手にリスクが付きものです。

6200系と吉野口駅
意気消沈のまま駅に戻ります。近鉄ホームに観光特急「青の交響曲」の改造元となった車両と同じ6200系が到着しました。近鉄電車は大阪方面、吉野方面ともに急行が1時間に2本、特急が同じく1~2本発着しています。しかし本日はここから青春18きっぷの旅となり、JR和歌山線列車に乗車します。(2019.1.10 11:42)


【乗車データ】
・名古屋6:10→大垣6:49 クハ310-8 8両  
・大垣6:52→米原7:27 クモハ311-12 4両  
・米原7:45→大阪9:15 クモハ221-2048 12両  
・大阪9:22→天王寺9:45 クハ221-31 8両  
・大阪阿部野橋10:10→𠮷野口10:59 16301 3両


置き換えが始まる桜井線の105系を撮影


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