651系特急「草津」を撮影(国鉄型を中心とした信州撮り鉄の旅その4)

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国鉄型を中心とした信州撮り鉄の旅(4)・・・651系特急「草津」を撮影

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は国鉄型を中心とした信州撮り鉄の旅です。

今回の旅のコンテンツは、以下のページに分けて掲載しています。ご興味のあるところをクリックして頂き、お読みくださいませ。

⇒その1:塩尻のお立ち台と三才駅での撮影
⇒その2:長野電鉄を撮影
⇒その3:しなの鉄道で115系を撮影
⇒その4:651系特急「草津」を撮影





特急バス「湯畑号」で万座・鹿沢口駅へ


今回の旅の目的のひとつが、651系特急「草津」の撮影です。しなの鉄道から吾妻線へ向かうバス路線は軽井沢駅、中軽井沢駅発着の路線バスがまず思い浮かびますが、本日利用した特急「湯畑号」も抜け道ルートとしては利用価値のある路線です。

上田駅から万座・鹿沢口駅を経由して草津温泉へ至る路線で、一日2往復で冬期間は1往復が加わり3往復で運行されています。

特急バス「湯畑号」(上田駅)
上田駅9:30発の便に乗車します。(2023.3.4 9:27)


上田駅のバス乗り場には数十人もの長い列ができていて、一瞬心が折れかけましたが、皆さん続行便が増発された菅平高原行に乗車し、草津温泉行特急バスには乗車したのは私の他に1名のみでした。

こうなると存続が心配になりますが、この路線は草津温泉~渋谷間の高速バス運行のための車両回送が目的とのことで、利用状況はあまり関係ないのでしょう。 


上田市街地、ゆきむらの郷夢工房前で停車(いずれも乗車なし)したのち、急カーブの続く鳥居峠を通過し群馬県に入ると、風景は一変し高原の風情となります。 (2023.3.4 10:19)


浅間山も車窓から望むことができました。吾妻線の終点である大前駅に近い嬬恋村役場前も通過しましたが、バス停はなく降車はできません。もし降車できたなら、時間的に11:02の列車に間に合いそうですが。

特急バス「湯畑号」(万座鹿沢口駅)
途中新鹿沢温泉にも立ち寄りますが、乗降はなし。上田駅から1時間15分の乗車で、定刻に万座・鹿沢口駅へ到着、料金は1500円で車窓風景は素晴らしく、乗り鉄的に抜け道ルートとして利用価値のあるバス路線でした。 (2023.3.4 10:46)

万座・鹿沢口駅
1面ホーム1線の万座・鹿沢口駅です。1線増設できる構造のようですが、その見込みはなさそうです。駅周辺は食堂やコンビニがあり、閑散とした駅構内に比べて賑わっている印象でした。

万座・鹿沢口駅の改札口
万座・鹿沢口駅は2016年からは定期の特急列車の発着はなく、自動券売機はあるものの現在は無人駅となっています。観光地の玄関口としては寂しい限りです。

大前発新前橋行
211系4連による大前発新前橋行に乗車。各車両とも意外にも大前から10数名のお客さんがいらっしゃいましたが、多くが鉄分濃い目の旅行者のようです。(2023.3.4 11:05)





651系特急「草津」を撮影


3月18日のダイヤ改正をもって引退する651系を撮影することも、この旅の目的のひとつです。時間的な制約と効率を考慮して、祖母島駅付近で活動をすることにします。

特急「草津32号」
祖母島駅前にある山の斜面から、土休日運転の特急「草津32号」を撮影。架線の影が車体に落ちて、ちょっと残念です。(2023.3.4 12:43)

651系・特急草津
移動ずる時間も手段もないので同じ場所で特急「草津2号」を撮影します。撮影場所は広いので、同業者は数人いらっしゃいましたが、ゆったりと活動することができました。 (2023.3.4 13:40)

祖母島駅に到着する特急「草津3号」
祖母島駅ホーム端から特急「草津3号」長野原草津温泉口行を撮影。2時間弱という比較的短時間の滞在でしたが、3本も651系を撮影できましたので、ここで撤収します。 (2023.3.4 13:59)

211系の前橋行き
祖母島駅に到着する534M新前橋行を撮影します。写真のすぐ右側がホームなので、撮影後にこの列車へ乗車することができました。(2023.3.4 14:10)

185系特急「草津」
651系は2014年3月15日のダイヤ改正で185系特急「草津」を置き換えています。その直前に、185系を祖母島~金島間にて撮影をしていました。9年の歳月の早さに驚くとともに、引退直前になると慌てて撮影をするという、進化のない自らの行動パターンに呆れるばかりです。しかし次はE257系による特急「草津・四万」は是非とも乗りたいものです。(2014.3.8)

八ッ場ダム水没区間を行く185系特急「草津」
この時は八ッ場ダム建設による水没区間でも撮影をしていました。ダム建設により開通した不動大橋上から、185系特急「草津」を撮影。正面の橋は付け替えられた国道145号線で、現在はその直下まで水面となり、この付近の線路は2014年9月に付け替えられ、現在は完全に水没し風景は一変しています。(2014.3.8)





高崎から名古屋へ


本日も青春18きっぷの旅につき、在来線の高崎線、東海道本線経由で名古屋へ向かいます。

グリーン車からの車窓
高崎から熱海まではグリーン車の旅で、5時間近い乗車も快適でした。

上州舞茸弁当
遅めの昼食は高崎駅弁「上州舞茸弁当」(1280円)をグリーン席でいただきました。

313系8000番台
熱海19時11分発の1459M列車静岡行は313系8000番台が連結されており、修業のような静岡大陸も約半分を快適に旅することができました。(2023.3.4 20:35)

上州牛肉弁当
夕食は高崎から輸送した「上州牛肉弁当」(1380円)を、豊橋発の新快速車内でいただきました。改札内のキオスクは既に閉店のため、ビールを求めて駅ビルのコンビニまで赴いたのでした。  


青春18きっぷを利用したことで、費用対効果の非常に高い旅(時間は浪費…)をすることができました。上田から万座・鹿沢口駅に至るバス路線の「発見」が、今回の旅をより充実したものにしてくれました。日本にもまだまだ知らない風景があることも「再発見」しましたので、今後も時間を無駄使いしつつ旅を重ねたいと感じた次第です。


【乗車記録】

・上田駅9:30→万座・鹿沢口駅10:45 上田バス特急「湯畑号」  
・万座・鹿沢口11:05→祖母島12:14 クモハ211-3056 4両  
・祖母島14:10→新前橋14:36 サハ211-3063 4両  
・新前橋14:40→高崎14:50 モハ210-3037 4両  
・高崎15:14→小田原18:32(遅延) サロE230-1019 10→15両  
・小田原18:38→熱海19:01(遅延) サロE231-1045 15両  
・熱海19:11→静岡20:33 クモハ313-8506 5両  
・静岡20:45→浜松21:56 クモハ313-2517 6両  
・浜松22:03→豊橋22:36 クモハ313-6 4両  
・豊橋22:56→名古屋23:55(遅延) サハ313-5311 8両


(今回の旅はこれでオシマイ)


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