満員の天空バスに20分も揺られてしんどい件

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竹田城へのアクセスは、裏ルートが早くて気持ちがいいです (今回の旅:その3)

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回(9月5日・土曜)は再び山陰本線の381系撮影と、最近売り出し中の「竹田城」への旅です。

 ⇒きのさき・はしだて、381系車両を撮影
 ⇒福知山駅で381系を撮影
 ⇒駅から竹田城のまで天空バスのアクセスが辛いが(←今ここ
 ⇒竹田駅から名古屋駅まで、駅弁ひとり旅


 


駅から竹田城のまで天空バスのアクセスが辛い件


●竹田城の位置は、ここです。播但線沿線、最寄り駅は竹田駅です。



竹田駅に下車。シックな木造駅舎は、これだけでも一見の価値ありです。城跡へのアクセスについて、予備知識もないままやってきましたが、駅前からバスが出ているようで、自動車の乗り入れが規制されているため、この「天空バス」に乗ることで、城跡まで行くことができるとのことです

片道260円、一日乗車券が500円でしたが、帰りが未定のため、一日乗車券の購入は見送ります。乗り場はすでに長蛇の列。

播但線竹田駅と、天空バス乗り場
(竹田駅。駅舎左がバス乗り場です。既に長い列が・・・)


この日は30分ごとの運行ですが、14:30発のバスは満員で出発、途中、駐車場や土産物屋がある「山城の郷」で、更にお客さんを乗せます。

城跡は竹田駅のすぐ西側の山にありますが、車道は北西側を大きく迂回しています。「山城の郷」からは山道となり、大型車は通行できませんし、離合も難しいような狭い道となります。


(駅から「山城の郷」を経由して、ぐるっと回って、途中から徒歩で竹田城にたどり着く)


山城の郷から竹田城までのバス路線
(山城の郷からの車道はこんな感じ。バス車内から。)


約20分乗車して14:50に「竹田城跡」バス停に到着。しかしただの山の中で、城跡は全く見えません。案内板によると、ここから更に歩かなくてはならないようです

天空バスと、竹田城跡バス停
(「竹田城跡」バス停で。大型車は通行できません)


「竹田城跡」バス停から、舗装された坂道を歩きます。曇っていますが、さすがに汗が吹き出します。お年寄りや乳飲み子を抱いた方もいらっしゃいますが、城跡という渋い観光地、楽しいのかな…と余計な心配をしてしまいます。

そして歩くこと約15分、ようやく料金所に到着。まだまだ城跡の雰囲気はありません。大人500円を支払い、更に急な石段を登ると、・・・ようやく石垣が見えてきました!


 


実は、竹田城へは登山道を歩いたほうが、所要時間は約半分と短い


話しは前後しますが、帰りは駅裏登山道を歩いて下りることにしました。昔、山屋だった頃の血が騒ぎます。

竹田城への「裏登山道」・・・駅から直ルートなので、歩いたほうが早い
(竹田城への「裏登山道」・・・駅から直ルートなので、歩いたほうが早い)


森の中を歩くのは、爽やかで気分がいいです。案内看板にあったとおり、約15分で駅前登山口に到着。

上りは約20分とのことで、なんと「満員バス20分+徒歩10分」より短いではないですか。普通に健康な方には、断然こちらの登山道をお勧めします。

竹田城の裏登山道
(革靴やハイヒールでは無理です)


竹田駅裏から竹田城跡までの直ルート登山道入り口
(駅裏登山道の入口。竹田駅ホームから見えます)



竹田城へ・・・


さて、話しを戻します。・・・深い森を抜けた山頂付近に出現した石垣。なかなか感動的でした。




料金所でいただいたパンフレットによると、関ヶ原の役があった1600年(慶長5年)に廃城となっていますが、1971年(昭和46年)から1980年(昭和55年)にかけて復元工事をしているとのことで、保存状態の素晴らしさには納得です。

職業「旅人」の私は数々の城跡を訪れていますが、明治維新で廃城となった城跡は公園として整備されている例も多いなか、400年以上前に消えた城跡が忘れ去られることなく、こうして我々の前に姿を現すというのは、奇跡的ではないでしょうか。

竹田城跡

竹田城跡の石垣


城跡からは武田の町を眼下に望むことができます。タイミングよく播但線の列車を撮影することができました。

竹田駅に到着する「天空の城 竹田城跡号」(竹田城跡から俯瞰)
(左下、竹田駅に到着する「天空の城 竹田城跡号」(15:22))


竹田城跡の石垣

竹田城跡の石垣

竹田城跡の石垣


ご存知の通り、この竹田城跡が「再発見」され、観光地として脚光を浴びることになったのはここ数年のことです。山のてっぺんにある壮大な石垣、確かに一見の価値ありで、まだまだ日本は広いなあと感じた次第です

しかし、お年寄りには体力的に難しいかも。小さなお子さんもこの価値がわかるか疑問で、それなりに人生の酸いも甘いも知った大人(???)が来るべき場所であります。

(⇒続き:竹田駅から名古屋駅まで、駅弁ひとり旅)次で最後


 
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