観光SL会館ぽっぽ亭(吉松駅)利用体験談

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観光SL会館ぽっぽ亭・吉松駅隣接の鉄分の濃い食堂で名物の「ちゃんぽん」を食う

ぽっぽ亭(肥薩線&吉都線)吉松駅の概要など


肥薩線の吉松駅(吉都線の吉松駅でもあります)。かつては鹿児島本線として、交通の大動脈でもありました。故に、昭和43年(1968年)に建てられた、いかにも国鉄といった風情の、鉄筋コンクリート造の吉松駅舎が見ごたえあります。(因みに当サイト管理人と同い年です)

吉松駅の構内


しかし、鹿児島本線はとうに海沿いにルート変更され、現在は九州新幹線が開通、更には肥薩線と同じルートを高速道路まで建設が完了して、もはや肥薩線は、鉄道としてのメリットを活かす場所ではなくなりました。

おまけに熊本の度重なる災害で、肥薩線そのものが、吉松から隼人にかけての一部区間を除き、全線で運休となって久しいです。完全にオワコンと化した吉松駅ですが、今でも国鉄型気動車が全力で活躍を見せる場所でもあり、数年ぶりに、再訪しました。

吉松駅の駅舎


以前から気になっていたのが、駅舎隣接の、観光SL会館。単なる土産物屋かと思ったら、店内で食事が出来るとの事でしたので、今回の再訪の折に、ローカル線乗り継ぎの時間が2時間近くあったので、人気の「ちゃんぽん」を食べてきました。その記録を。

観光SL会館ぽっぽ亭の外観


以下、ポッポ亭で食事をした内容などを、このページで紹介いたします。目次を記載いたしますので、、皆さまのご旅行の参考になれば幸いです。

観光SL会館ぽっぽ亭の店内の様子と営業時間や電話番号などの情報
観光SL会館ぽっぽ亭で今回食べた食事のメニューと弁当について




観光SL会館ぽっぽ亭の店内の様子と営業時間や電話番号などの情報


観光SL会館ぽっぽ亭は、NPO法人「鹿児島CI(シーアイ)維新」が運営する施設です。元吉松町(現湧水町)町長の永野龍郎氏が、代表を務めています。

(恐らく)湧水町から補助金を得て、収支トントンのギリギリの運営をしているのでしょうが、それでもぽっぽ亭に隣接する鉄道資料館、静態保存されているC55形蒸気機関車52号機の保持などに尽力しているものと思われます。

店内は、入って左側がお土産品などの物産コーナー、右側が食堂となっています。天井の形状や建物が縦に長い構造を見ていただくと分かる通り、列車内に居るかのようなデザインです。

観光SL会館ぽっぽ亭の物販・お土産物


食堂スペースの座席なんかも、まるで列車内ですね。旅気分を味わえます(^^)/

観光SL会館ぽっぽ亭の食堂の店内


側面には、かつて活躍した列車の数々が展示してあります。これらをひとつひとつ眺めるだけでも、けっこうな時間を要します。そして、楽しい。

観光SL会館ぽっぽ亭の店内の写真


SL列車の前で、結婚の写真を撮っている光景とか、ノスタルジーの極地です。かつての国鉄職員でしょうか。肥薩線が輸送の花形だった頃の写真です。

SL列車と結婚式の記念写真


駅舎フェのデータ
日時 2024年12月下旬のお昼に訪問した際のデータです。
営業時間 11:00~14:00、定休日は水曜日。
場所 鹿児島県姶良郡湧水町川西935−2
ホームページ 無し
電話番号 0995-54-2177





観光SL会館ぽっぽ亭で今回食べた食事のメニューと弁当について


さて、私が食べたのは、メニューの最上段に記されている、和風ちゃんぽん。グーグルマップの口コミ投稿でも、和風ちゃんぽんをアップしている人が多かったので、名物的な存在として、注文する事にしました。

あらためてメニューをまじまじと眺めてみると、かけうどんにトッピングをするものと、特製うどんには、どのような差があるのだろうか、などと興味が尽きません。いつか再訪する機会があれば、確認してみたいと思います。

観光SL会館ぽっぽ亭の食事のメニュー


ちゃんぽんは、注文する時に、ニンニクを入れるかどうかを質問されます。私は鉄道旅行中でしたので、「ニンニクは少なめに」とお願いしました。待つ事10分くらいでしょうか、こんな感じで、和風ちゃんぽんが配膳されました。ソース付き!そして、沢庵2切れも、昭和的な雰囲気ですね。

観光SL会館ぽっぽ亭の和風ちゃんぽん


具は、野菜がドッサリ! 野菜が不足しがちな旅行者には、非常に嬉しい一品です。手前に豚肉が見えていますが、タンパク質は他に、イカやエビが入っています。まさにちゃんぽん。

今回、ランチタイムはまさかの満席でお客さんが多く、店のオバチャンがテンパっていたのか、麺は緩めでした・笑。また、ニンニク少な目と言ったのに、都会レベルでは「多めだろ!」というくらい、効いていました。

また、敢えて和風ちゃんぽんと命名した通り、確かに長崎などの少しこってり目とは別で、塩味のあっさりした味わいのちゃんぽんでございました。

和風ちゃんぽん


なので、途中から味変する用のソースが、非常に効いてきます。ソースは、控え目ではなくて、ジャバジャバ入れるのがコツです。ソースの旨味成分のグルタミン酸をぶち込む事で、より美味しくいただけます。

ソースで味変する和風ちゃんぽん


というか、むしろソースを入れた方が美味しい! ソースを入れるちゃんぽんは初体験だったので、追加で入れる楽しみも含めて、嬉しい和風ちゃんぽんなのでした。

ちゃんぽんにソースをかけた場面


ところで、お店の看板に「お弁当」なる表示があります。しかし、メニューを見ても、店内を隅々まで眺めても、お弁当が存在するとは一言も書かれていませんでした。

という事は、今はお弁当は出していないのかなと思って質問してみると、前日までの予約制、内容はお任せで注文に応じているそうです。掛け紙も無さそうなので、駅弁的ではないようです。

観光SL会館ぽっぽ亭のお弁当


でも、ふと気がつくと、弁当がひとつ、レジ袋に入れられて、店内に置いてあったんですよね。「マニアが注文したのだな」、と羨ましい気持ちでチラ見していましたら、ボクの乗って来たJR九州の運転士が受け取りに来たのでした。駅の詰所で弁当を食い、再び肥薩線を運転して出て行ったようです。

なるほどなー、そう言う利用もされているのかー!と感心。かつての吉松駅の駅ホーム売店では幕の内弁当が売られていましたが、JR社員さんがときどき買っていたのかもしれないなーって、そんな事を思ったのでした。

値段は、500円て言ってたかな。超安いです。ごはん大盛りが550円、そこに味噌汁付けると600円だか650くらいだったと思います。聞いたんだけど、実際に買わないと忘れちゃって。・・・いや、歳のせいか。


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