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祝!復活!!井川線の旅(その2):秘境駅尾盛駅が凄い
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。
土砂崩落のため不通となっていた大井川鐵道井川線接岨峡温泉~井川間は、2017年3月11日から運転を再開、これを記念して(?)早速乗車することにしました。
⇒復旧した大井川鐵道井川線に乗車
⇒秘境駅尾盛駅が凄い(←今ここ)
⇒ここも凄い・奥大井湖上駅で下車
⇒大井川鉄道のSL列車に乗車
⇒新金谷駅でSLの方向転換や留置車両を見物
(拡大・縮小などしていただくと、場所が分かりやすいです。)
秘境駅訪問家、牛山隆信先生による「秘境駅ランキング」堂々の第2位である、大井川鐵道井川線の尾盛駅。物好きな私は約6年前にも降り立ったことがあるのですが、本日、再び下車してみます。
井川線の旅で尾盛駅は外せないのですが(??)、車掌さんによる観光案内付の車内放送でも、最近は秘境駅として知られ、訪れる鉄道ファンが増えているとのことでした。
ところで井川線客車のドアは手動式で、基本的にはお客さん自ら留め金を外して、引き戸を開けるというシステムです。しかし同じ車両に車掌さんが乗っていれば開けていただけますし、だいたい停車直後に車掌さんが走って来て、外から開けてくれます。ということで、井川線の車掌さんの素晴らしい働きよう(車内放送+ドア開閉)には、いつも感動させられます。
11:57到着の尾盛駅で私と、私より一回り程若いと思しき女性の計2名。こうした状況において、本サイト「鉄宿!」の管理人であるP氏であったら、何故ここの駅に降り立ったのか等、その女性から根掘り葉掘り聞き出すことでしょう。
しかし残念ながら私にはそのようなコミュニケーション能力はないので、軽く会釈だけして、駅観察に専念します。乗車予定の上り列車到着まで20分しかない・・・という理由もあります。
尾盛駅に到着。ディーゼル機関車は旧塗色復元車両でした。機関車側が最後部、右側のドアから降りましたが、一応、ホームらしきもの(土を盛って木で囲っただけですが…)があります。
その昔は交換駅だったのでしょう。しかし構内に踏切はもとより、通路らしきものすらありません。
現在、駅周辺に人家はありません。先程の列車の車内放送によると、井川ダム建設時には、作業員宿舎があり医院や小学校もあったそうです。右の廃屋はその名残りでしょうか、他にも建物の基礎が残っていますが、この山中に小学校まであったとは俄かに信じられません。なお、駅の開業は1959年(昭和34年)で、意外に(?)新しいです。
古そうな石垣も建物があった名残でしょうか。
閑蔵側から撮影した駅の様子。新緑や紅葉の時期に訪れると、良さそうです。でも本日、4月10日の時点ではまだまだ冬枯れの景色でした。駅に通じる車道はもとより人道もありません。廃道となった登山道があり、稀に利用者がいるとのことですが、私にはその痕跡すら見つけることはできませんでした。
6年前の2011年2月に尾盛駅を訪問した際の写真です。千頭行列車を後追い撮影していますが、冬期は客車が3両となるようですが、お客さんは少なかったです。なお、駅の様子に変化はなさそうです。
【注:2011年2月撮影の掲示物です!】2010年の秋には熊出没の為、駅への下車が禁止されていました。2011年2月訪問時には、規制は解除され下車することができましたが、冬眠なさっているとは言え、この掲示に身震いした記憶があります。
秘境駅として訪れる方が増えたのか、保線用詰所の一角に簡単な待合スペースが出来ました。また、熊出没に備えて、詰所建物の入口は施錠されていないとのことです。なお、お手洗いは無いので、特に女性は要注意です。
尾盛駅の時刻表です。熊の襲撃はないと信じたいですが、秘境感は半端ないので、長居をするには勇気(?)が必要です。列車はほぼ日中のみの運行ですが、こうして見ると、結構本数はあるようなので、心細くなったら早々に帰ることもできます。
さすが秘境駅ランキング2位というだけあって、すごい駅です。でも一人で訪れるのは、正直ちょっと怖いです。家財道具の散乱した廃屋、苔むした建物跡の基礎、林の中に打ち捨てられた古い冷蔵庫等、人がいた痕跡があるが故に往時が想像できます。
そして現在の風景に目にすると、時の流れを感じ、非常に感慨深いものがあります。こればかりは、現地でしか味わうことができない感覚です。
しかし、6年前に隣の閑蔵駅に下車した折には、駅の近くで猿の群れを目撃しました。熊はともかく、猿に取り囲まれた場合、どう戦えばいいのかわからないので、11:57発の千頭行列車が入線した時にはほっとし、小さな列車がとても頼りになる大きな存在に感じられました。ちなみに一緒に下車された女性も、当然この千頭行に乗車されました。
尾盛駅に「さくら号」千頭行が到着。何か安心しました。
しかし客車によっては無人状態。中部電力が赤字補填するので、問題は無いのでしょうが。
⇒参考:大井川鉄道のトレインビュー・川根温泉ホテル
⇒次・ここも凄い・奥大井湖上駅で下車
土砂崩落のため不通となっていた大井川鐵道井川線接岨峡温泉~井川間は、2017年3月11日から運転を再開、これを記念して(?)早速乗車することにしました。
⇒復旧した大井川鐵道井川線に乗車
⇒秘境駅尾盛駅が凄い(←今ここ)
⇒ここも凄い・奥大井湖上駅で下車
⇒大井川鉄道のSL列車に乗車
⇒新金谷駅でSLの方向転換や留置車両を見物
(拡大・縮小などしていただくと、場所が分かりやすいです。)
秘境駅ランキング堂々の2位である、尾盛駅で下車
秘境駅訪問家、牛山隆信先生による「秘境駅ランキング」堂々の第2位である、大井川鐵道井川線の尾盛駅。物好きな私は約6年前にも降り立ったことがあるのですが、本日、再び下車してみます。
井川線の旅で尾盛駅は外せないのですが(??)、車掌さんによる観光案内付の車内放送でも、最近は秘境駅として知られ、訪れる鉄道ファンが増えているとのことでした。
ところで井川線客車のドアは手動式で、基本的にはお客さん自ら留め金を外して、引き戸を開けるというシステムです。しかし同じ車両に車掌さんが乗っていれば開けていただけますし、だいたい停車直後に車掌さんが走って来て、外から開けてくれます。ということで、井川線の車掌さんの素晴らしい働きよう(車内放送+ドア開閉)には、いつも感動させられます。
11:57到着の尾盛駅で私と、私より一回り程若いと思しき女性の計2名。こうした状況において、本サイト「鉄宿!」の管理人であるP氏であったら、何故ここの駅に降り立ったのか等、その女性から根掘り葉掘り聞き出すことでしょう。
しかし残念ながら私にはそのようなコミュニケーション能力はないので、軽く会釈だけして、駅観察に専念します。乗車予定の上り列車到着まで20分しかない・・・という理由もあります。
尾盛駅に到着。ディーゼル機関車は旧塗色復元車両でした。機関車側が最後部、右側のドアから降りましたが、一応、ホームらしきもの(土を盛って木で囲っただけですが…)があります。
その昔は交換駅だったのでしょう。しかし構内に踏切はもとより、通路らしきものすらありません。
現在、駅周辺に人家はありません。先程の列車の車内放送によると、井川ダム建設時には、作業員宿舎があり医院や小学校もあったそうです。右の廃屋はその名残りでしょうか、他にも建物の基礎が残っていますが、この山中に小学校まであったとは俄かに信じられません。なお、駅の開業は1959年(昭和34年)で、意外に(?)新しいです。
古そうな石垣も建物があった名残でしょうか。
閑蔵側から撮影した駅の様子。新緑や紅葉の時期に訪れると、良さそうです。でも本日、4月10日の時点ではまだまだ冬枯れの景色でした。駅に通じる車道はもとより人道もありません。廃道となった登山道があり、稀に利用者がいるとのことですが、私にはその痕跡すら見つけることはできませんでした。
6年前の2011年2月に尾盛駅を訪問した際の写真です。千頭行列車を後追い撮影していますが、冬期は客車が3両となるようですが、お客さんは少なかったです。なお、駅の様子に変化はなさそうです。
【注:2011年2月撮影の掲示物です!】2010年の秋には熊出没の為、駅への下車が禁止されていました。2011年2月訪問時には、規制は解除され下車することができましたが、冬眠なさっているとは言え、この掲示に身震いした記憶があります。
秘境駅として訪れる方が増えたのか、保線用詰所の一角に簡単な待合スペースが出来ました。また、熊出没に備えて、詰所建物の入口は施錠されていないとのことです。なお、お手洗いは無いので、特に女性は要注意です。
尾盛駅の時刻表です。熊の襲撃はないと信じたいですが、秘境感は半端ないので、長居をするには勇気(?)が必要です。列車はほぼ日中のみの運行ですが、こうして見ると、結構本数はあるようなので、心細くなったら早々に帰ることもできます。
さすが秘境駅ランキング2位というだけあって、すごい駅です。でも一人で訪れるのは、正直ちょっと怖いです。家財道具の散乱した廃屋、苔むした建物跡の基礎、林の中に打ち捨てられた古い冷蔵庫等、人がいた痕跡があるが故に往時が想像できます。
そして現在の風景に目にすると、時の流れを感じ、非常に感慨深いものがあります。こればかりは、現地でしか味わうことができない感覚です。
しかし、6年前に隣の閑蔵駅に下車した折には、駅の近くで猿の群れを目撃しました。熊はともかく、猿に取り囲まれた場合、どう戦えばいいのかわからないので、11:57発の千頭行列車が入線した時にはほっとし、小さな列車がとても頼りになる大きな存在に感じられました。ちなみに一緒に下車された女性も、当然この千頭行に乗車されました。
尾盛駅に「さくら号」千頭行が到着。何か安心しました。
しかし客車によっては無人状態。中部電力が赤字補填するので、問題は無いのでしょうが。
⇒参考:大井川鉄道のトレインビュー・川根温泉ホテル
【乗車記録】 ・千頭10:19→尾盛11:37 スロフ310 5両 |
⇒次・ここも凄い・奥大井湖上駅で下車