豊橋鉄道の「おでんしゃ」に乗車した記録

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豊橋鉄道おでんしゃ乗車&撮影記(その1)・・・「おでんしゃ」に乗車

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は豊橋の冬の風物詩である「おでんしゃ」の乗車と撮影記です。


今回の旅行記は以下の2ページに分けてご紹介しています。興味関心のあるところをお読みください。

⇒豊橋鉄道の「おでんしゃ」に乗車(←今ここ
豊橋鉄道の「おでんしゃ」を撮影





「おでんしゃ」で乾杯


2020年1月の某日、豊橋鉄道市内線の走る屋台こと「おでんしゃ」に乗車しました。今シーズンは2019年11月8日から2020年2月24日までの年末年始を除く毎晩運行で、水曜日と土日祝日には昼の便も加わります。この電車は非常に人気が高く、予約状況を確認したところ1月・2月は見事に全便完全無欠な満席でした。

今回は職場の新年会が「おでんしゃ」で開催され、私は別の部署ながら「鉄」ということで声を掛けていただき参加することが出来ました。主催者に聞いたところ、「おでんしゃ」の受付開始日はなかなか電話が繋がらず、朝からかけ続け予約できたのはお昼頃だったそうで、その人気を裏付けています。

豊橋駅前電停のおでんしゃ
午後6時過ぎに豊橋駅前電停に到着したところ、「おでんしゃ」は既に入線していました。18:10集合で18:25の発車です。


路面電車には当然ながらお手洗いはありません。唯一にして最大の懸念がお手洗いで、齢を重ねたせいか間隔が近くなり、アルコールが入ると更に近くなる昨今です。本日は発車直前に地下のトイレで済ませておきます。

おでんしゃの出入り口
出入口では赤ちょうちんがお出迎えです。

おでんしゃの車内
車内はロングシートはそのままに、中央通路にテーブルが設置されています。出入口は中央ドアです。月・水・木・土曜日の夜便は団体貸切となり28名まで110,000円、昼便とその他の曜日の夜便は個人客用でひとり4,300円です。

スーパードライが飲み放題のおでんしゃ
アサヒスーパードライの生ビールが飲み放題です。車両の前後にビールサーバーがあり、司会進行を兼ねた係の方がいらっしゃいます。

「ヤマサちくわ特製おでん」「おつまみ弁当」と、お土産の日本酒ワンカップ(枡付き)
基本料金内に飲み物の他、「ヤマサちくわ特製おでん」「おつまみ弁当」と、お土産で日本酒ワンカップ(枡付き)が付いています。

おでんは地元豊橋の老舗「ヤマサちくわ」特製
おでんは地元豊橋の老舗「ヤマサちくわ」特製で、期待が高まります。豊橋のうずら卵は存じていましたが、青じそも生産量日本一とは知りませんでした。

おでんしゃのおでんは加熱式容器
おでんは一度加熱されていますが、加熱式容器のため再度加熱しアツアツをいただくことができます。これは期待以上の美味しさでした。このおでんを監修した、ヤマサちくわ直営居酒屋「広小路でんでん」(豊橋駅前)に足を運びたくなりました。


路面電車内での「宴」という非日常的な環境も手伝ってか、出発から大いに盛り上がりました。飲み放題に充実したおつまみが付き、しかもカラオケまであり、盛り上がらないワケがありません。

そして乗車中に気が付いたのですが、旧型車両ながら運転操作が巧みなのか、速度が抑えられているのか、揺れや急ブレーキがなくおでんや飲み物がこぼれる心配は全くありませんでした。

釣掛駆動に身をゆだねておビールをいただけるというのは、まさに至福のひと時です。これは実に素晴らしい!この年になって新たな感動を得られるとは、誠に幸せでございます。

夏のビール電車にも乗車したことのある人からは、冬の「おでんしゃ」の方が内容は充実しているとの声もありましたが、私としては是非ともビール電車にも乗ってみたいと思ったのでした。

おでんしゃのおつまみ弁当
おつまみ弁当です。おつまみとしては充分な量と内容でした。

福井酒造のおでんしゃワンカップと枡
地元福井酒造のワンカップと枡はお持ち帰りしました。

運動公園前で折り返しのトイレ休憩
運動公園前で折り返します。ここでトイレ休憩を兼ねて25分間停車します。隣接する岩田運動公園内のトイレを利用しますが、信号を渡りすぐの所にあるので便利です。


運動公園前での休憩時間を含めて往復1時間20分はあっという間でした。乗車時間や折り返し運動公園前電停での休憩時間などはちょうど良い設定で、懸念されたお手洗いも全く問題ありませんでした

運行開始13年の今シーズンで、「おでんしゃ」の乗車人員4万人突破とのことです。実際に乗車してみると、人気の理由がとてもよく理解ました。

ローカル線を中心にして夏はビール電車、冬は日本酒電車など貸切列車でお酒や食事をいただくイベント列車が盛んですが、そのワケを激しく納得し、まさに「目から鱗」の心境です。そして機会があれば、各地のビール電車に乗車したいものです。

さて、列車は乗ってしまうと撮影活動がなかなかできないところが悩ましい点です。そこで昼間の「おでんしゃ」を撮影するために、日を改めて豊橋を訪問することにしました。


豊橋鉄道の「おでんしゃ」を撮影


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