かなやのかにめし(長万部駅)を食べた記録&鮭飯と蝦夷めし

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かなやのかにめし(長万部駅)・・・噛みしめれば噛みしめるほど旨みが伝わる

長万部駅の超ロングセラー駅弁と言えば、かなやのかにめしです。昭和25年販売開始と言うのですから、今までどれだけ愛されてきたのかが分かりますよね。私ももう、現地で3,4回は食べてます(2024年現在、もっと回数は増えてる)。なぜか食べたくなる、実に困った駅弁です・笑。

かなやのかにめしの実演販売
(2017年10月26日に、千葉そごう「秋の北海道の物産と観光展」にて)


ときおり長万部駅ではなくて、関東地方においても催事にて、かなやのかにめしをゲットできます。デパートの北海道の物産展などでは、同じく北海道のスーパーロングセラーで無条件に食べたくなる森のいかめしも売られる事が多く、同時に購入できますね。

物産展では、かにめし以外には、催事専用の蝦夷めしも併売しています。蝦夷めしについてはこのページの一番最後に動画用のリンクを設置しています。長万部では買えない蝦夷めしも、かなりおススメです。

長万部駅のかにめしと、蝦夷めし
(独特の紐の結び方にも注目!)


このページでは、かにめし本舗かなやさんが調製する「かなやのかにめし」をメインにして、以下の通り、その派生商品などもご紹介したいと思います。


一生に一度は食べたい、かなやのかにめし
現地の楽しい飲食スペース「休憩室・自由席」が最高(^^)/
姉妹商品の鮭めし&蝦夷めしも是非!


データ
価格(税込み) ・1180円(2023年4月及び2022年6月)
・1080円(2017年10月)
ラベル表記 かなやのかにめしのラベル表示
製造 有限会社かにめし本舗かなや
北海道山越郡長万部町長万部40-2
01377-2-2007
http://www.e-kanaya.com/





一生に一度は食べたい、かなやのかにめし


かなやのかにめしを改めて写真で見ると、こんな感じです。全国各地に「かにめし」は沢山ありますが、かなやのかにめしは見た目からしてちょっと違いますね。色合いが、実に濃厚です。

それもそのはず、単にご飯の上に蟹の切り身を置いただけではなくて、炒る事で余計な水分を飛ばして、味と香りと色合いという「美味しさの三要素」を凝縮した仕上がりになっているのです。

長万部駅のかなやのかにめし


そして、蟹だけでなくて筍と一緒に炒っているのが大きな特徴です。この独特の製法だからか、食べた時の非常に弾力のある食感は、全国でもここを置いて他にありません。

筍など入れずに蟹だけにして欲しいと思う人もおられるかもしれませんが、筍も入れてこのような風味を出す事はつまり、料理人が作り出す「料理」そのものですね。原材料をただ置けば良いというものではないのです。

かなやのかにめしの蟹


かにめしの表面には、このように椎茸煮と錦糸卵とグリーンピースと梅干しが添えられています。蟹の味を阻害する事が無いような少量であり、見た目の向上に役立っていますね。椎茸は、蟹の脚をイメージしているのだそうです。

かなやのかにめし


副菜として、ワカメ、ひじき、小女子(ごうなご・イカナゴの別名)を使って、唐辛子と蜂蜜で煮込んで甘辛煮仕上げた「特製佃煮おしゃまんべ物語」(向かって右)が、実に「効き」ます。炒った蟹とご飯、そしてこの佃煮の組み合わせは、他社もお手上げの美味しさではないかなと思います。

デザートとして、みかんが入れられているのも良いですね。かにめしを食べ終わって、缶詰味のみかんを食べ終わった時の、何とも言えない満足感はたまりません。このみかん、同じ長万部駅の駅弁だった「もりそば」にも入っていまました。なんだか嬉しいです。かなやのかにめしの副菜やデザート


容器は、経木を使っています。これも昔からの伝統であり、ご飯をより美味しく頂ける工夫です。その代わり容器にご飯がこびりつくのはご愛嬌です。米粒を、箸で頑張って取る「作業」も、木製容器を使った駅弁ならではの味わいです。

かなやのかにめしの木製容器


下記は、現地のかにめし本舗かなやさんに伺って購入、その後にホテルで食べた時の動画です。昔ながらの掛け紙が、とても良い雰囲気を出しています。今の世の中、逆にこれが「強み」になります。




北海道にはいくつかのかにめし駅弁がありますから、それらを連続して食べる旅をしてみても面白いかもしれません。また、全国各地にあるかにめしとの味比べも面白いです。そういう気持ちにさせてくれるかなやのかにめしは、やはり頭一つ抜けている存在です。



現地の楽しい飲食スペース「休憩室・自由席」が最高(^^)/


上の動画の冒頭にも登場する、かにめし本舗かなやの長万部の店舗に併設された、飲食もできる休憩スペース「自由席」が最高です。実際に北海道内で使われた特急用車両の座席に座り、まるで列車に乗っている気分で、隣接する店舗で購入したかにめしを頬張る事が出来ます。写真は愛妻(^^♪

休憩室「自由席」でかにめしを食べる


妻の実家の十勝に帰る途中、お店に寄りまして、妻としては高校生時代以来、ウン十年ぶりにかにめしを食べた次第です。見てよこの、盛大な食べっぷりを!! 美味しい美味しいと連呼して食べてましたので、こういう女を忘れた光景になる訳ですね・笑。

休憩室「自由席」でかにめしを食べる


「自由席」は、かなやの店舗が営業しているときに、利用することができます。毎週火曜日及び第3水曜日と、16時前にかにめしが売り切れて閉店する前に、利用できます。ぜひ、旅気分を味わってみてくださいね(^^♪ ・・・・また行きたくなっちゃった。



姉妹商品の鮭めし&蝦夷めしも是非!


長万部のかにめし本舗かなやでは、名物のかにめし以外に、1日10食しか作られない幻の駅弁、というか、難易度が異様に高い駅弁、鮭飯(正式には「あきあじめし」と読むそうです)が売られています。

かなやの店舗には何度も言っているのに、流石に10食では速攻で売り切れてしまって、長万部では購入することができないでいました。

長万部で鮭飯


が、そんな時は、回数はかなり少ないですが、内地で開催されるデパートの北海道物産展にかなやが出店した時に、買い求めることができます。催事出店は冒頭に記したかなやのホームページから知る事が出来ます。鮭フレークが美味しいお弁当です。写真下のポストも参考にしてください。

かにめし本舗かなやの鮭飯





そしてもう1つ、蝦夷めしも忘れてはなりません。これは完全に祭事専用で、長万部駅に出向いても買えない商品です。かにめしの上にホタテが乗っかっているような商品で、鮭飯に入っている、上のポストでも言及した名称不明の鮭のおかずも入っています。蟹、帆立、鮭の、北海道産大名物を味わえるので、もう絶対に駅売りもしてほしいと、以前から切に願っている次第です。

かにめし本舗かなやの蝦夷めし


以下は、蝦夷めしを開封してみた動画です。写真と違って、リアルな雰囲気が伝わるのが動画の魅力ですね。いや、・・・商品の魅力度が高いというべきでしょうか。




以上、長万部駅の名物、かなやのかにめしに関する駅弁情報でした。このかにめしは、今では冷凍のものを通販で買い求めることもできます。今度、それも食してみたいなと思っています(^^♪


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