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坂本屋角煮めし(長崎駅)・・・料理旅館の作る角煮駅弁の最高傑作!
長崎本線の終点、長崎駅。終着駅の雰囲気が漂い、列車が到着すると乗客はみな前方の線路の突き当りに位置する改札口に向かいます。北海道の函館駅にも似た雰囲気に、旅情がとても高まります。と書いたのは今から7年前、2017年10月の事です。下のような写真の在来線ホームが生きていて、今や昔の光景になってしまいました。

2022年9月に、西九州新幹線開業に合わせて訪問した際には、長崎駅は新幹線と一体化して高架化されて全く新しい駅に変貌しており、下の写真はその改札口前のコンコースです。
私の立っている場所から見て、赤い丸が改札口の自動改札機、黄色い矢印の方向の右奥にファミリーマートがあって、その店内でわずかな種類の駅弁が売られています。2017年当時は別の場所で盛大に売られていたので、かなり寂しい事になっています。(が、駅弁が有るだけでもマシ)

そんな長崎駅。2022年9月訪問時に売られていた4つの駅弁の1つが、長崎を代表するというか、九州代表の一つとも言っても良い、坂本屋角煮めしです。(他に同じく代表のながさき鯨カツ弁当と、後は鹿児島の松栄軒の特に美味しいとも思えない駅弁が2種類売られていました。)
下記、角煮めしの外観です。以前の写真なので(駅弁の内外観は変わってない)、背景に写っているのは今となっては貴重な記録の昔の長崎駅です。
長崎と言えば中華料理や卓袱料理に頻繁に登場する豚の角煮。それを、坂本屋さんという料理旅館が作っています。料理屋が作るお弁当は、きちんとした料理人が誇りをかけて作ったものでしょうから、大いに期待したのです。

下の映像は、鉄道の見えるホテルだったJR九州ホテル長崎の室内にて(西九州新幹線開業後は鉄道は見えなくなりました)、鉄道を眺めながら頂いたシーンです。動画でご覧になる方は、以下をどうぞ。
さて、食べてみた時の感想です。これは旨いです。非常に旨い。一口食べて「ウマっ!!」と叫んでしまいました。駅弁の中に時折、豚の角煮が入るケースは有るのですが、やはりそれとは美味しさが格段に違いますね。

(2017年に買った時の写真)

(2022年に買った時の写真)
角煮のアップ写真。豚のゼラチン質の部分と硬い部分のバランスが非常に良くて、しかも冷めている駅弁なのに、ホロリとした食感で柔らかいです。
それに、角煮自体の味付けも長崎風です。坂本屋さんでは、卓袱料理用の角煮である「東坡煮(とうばに)」も作っており、東坡煮は卓袱料理の大きな角煮として提供されており、今回の角煮はその東坡煮を細かくサイコロ状にカットして作られているのではないかと思います。
従って、角煮なのだけれども、そんじょそこらの角煮とは、風味が異なるのです。和風のようであり中華料理のような味わいも感じる。異国情緒さえ漂う角煮に仕上がっています。


そして、その東坡煮の旨み成分を豊富に含む煮汁を使って炊きあげられた炊き込みご飯も、これ単独で絶品です。見た感じ少しもちっとしているのは、餅米が使われて炊かれているからですね。
また、炊き込みご飯にはごぼうや椎茸、人参も一緒に炊かれてます。ごぼうの風味が香るご飯と、豚の角煮が最高にマッチします。ご飯の上の錦糸卵や海苔と共に、凄い勢いで食べてしまいます。このような駅弁は、はっきりいって「違反」です。美味しすぎて人を困惑させます・笑。

お弁当の隅には、漬物など。寒天が、デザートに添えられているのも、駅弁としては珍しいです。

角煮めしは、長崎駅の他には長崎空港などでも売られているようです(2022年現在は未確認)。また、東京や大阪の坂本屋さんの店舗でも、もしかしたら売っているかもしれません。売られているのを目にしたら、また是非食べてみたいお弁当ですね。
もちろん、駅で購入して、西九州新幹線かもめ号の車中で、あるいは在来線の特急かもめが走らなくなってローカル線に転落した長崎本線の海沿いの区間を、旧式の国鉄型のキハ47に揺られながら食べるのも素敵だと思います。
というか、坂本屋屋さんに宿泊して、長崎卓袱料理のフルコースでも頂いてみたい気分でもあります。それほど、角煮めしが美味しすぎて、忘れられない駅弁の1つとなりました。

2022年9月に、西九州新幹線開業に合わせて訪問した際には、長崎駅は新幹線と一体化して高架化されて全く新しい駅に変貌しており、下の写真はその改札口前のコンコースです。
私の立っている場所から見て、赤い丸が改札口の自動改札機、黄色い矢印の方向の右奥にファミリーマートがあって、その店内でわずかな種類の駅弁が売られています。2017年当時は別の場所で盛大に売られていたので、かなり寂しい事になっています。(が、駅弁が有るだけでもマシ)

そんな長崎駅。2022年9月訪問時に売られていた4つの駅弁の1つが、長崎を代表するというか、九州代表の一つとも言っても良い、坂本屋角煮めしです。(他に同じく代表のながさき鯨カツ弁当と、後は鹿児島の松栄軒の特に美味しいとも思えない駅弁が2種類売られていました。)
下記、角煮めしの外観です。以前の写真なので(駅弁の内外観は変わってない)、背景に写っているのは今となっては貴重な記録の昔の長崎駅です。
長崎と言えば中華料理や卓袱料理に頻繁に登場する豚の角煮。それを、坂本屋さんという料理旅館が作っています。料理屋が作るお弁当は、きちんとした料理人が誇りをかけて作ったものでしょうから、大いに期待したのです。

下の映像は、鉄道の見えるホテルだったJR九州ホテル長崎の室内にて(西九州新幹線開業後は鉄道は見えなくなりました)、鉄道を眺めながら頂いたシーンです。動画でご覧になる方は、以下をどうぞ。
購入データ | |
---|---|
購入場所 | 長崎駅改札口前のファミリーマートで購入。 |
購入日時 | 2017年10月17日、午後4時過ぎに購入(1回目)。 2022年9月26日、午前10時くらいに購入(2回目)。 |
価格 (税込み) |
800円(2017年) 1080円(2022年) |
ラベル表示 | ![]() |
![]() (2022年時点でのラベル表記) |
|
製造 | 株式会社坂本屋 長崎県長崎市金屋町2-13 0120-26-8210 http://www.sakamotoya.co.jp/ toubani_kakunimeshi/#kakunimeshi |
日本で一番美味しい角煮の駅弁だと思う
さて、食べてみた時の感想です。これは旨いです。非常に旨い。一口食べて「ウマっ!!」と叫んでしまいました。駅弁の中に時折、豚の角煮が入るケースは有るのですが、やはりそれとは美味しさが格段に違いますね。

(2017年に買った時の写真)

(2022年に買った時の写真)
角煮のアップ写真。豚のゼラチン質の部分と硬い部分のバランスが非常に良くて、しかも冷めている駅弁なのに、ホロリとした食感で柔らかいです。
それに、角煮自体の味付けも長崎風です。坂本屋さんでは、卓袱料理用の角煮である「東坡煮(とうばに)」も作っており、東坡煮は卓袱料理の大きな角煮として提供されており、今回の角煮はその東坡煮を細かくサイコロ状にカットして作られているのではないかと思います。
従って、角煮なのだけれども、そんじょそこらの角煮とは、風味が異なるのです。和風のようであり中華料理のような味わいも感じる。異国情緒さえ漂う角煮に仕上がっています。


そして、その東坡煮の旨み成分を豊富に含む煮汁を使って炊きあげられた炊き込みご飯も、これ単独で絶品です。見た感じ少しもちっとしているのは、餅米が使われて炊かれているからですね。
また、炊き込みご飯にはごぼうや椎茸、人参も一緒に炊かれてます。ごぼうの風味が香るご飯と、豚の角煮が最高にマッチします。ご飯の上の錦糸卵や海苔と共に、凄い勢いで食べてしまいます。このような駅弁は、はっきりいって「違反」です。美味しすぎて人を困惑させます・笑。

お弁当の隅には、漬物など。寒天が、デザートに添えられているのも、駅弁としては珍しいです。

角煮めしは、長崎駅の他には長崎空港などでも売られているようです(2022年現在は未確認)。また、東京や大阪の坂本屋さんの店舗でも、もしかしたら売っているかもしれません。売られているのを目にしたら、また是非食べてみたいお弁当ですね。
もちろん、駅で購入して、西九州新幹線かもめ号の車中で、あるいは在来線の特急かもめが走らなくなってローカル線に転落した長崎本線の海沿いの区間を、旧式の国鉄型のキハ47に揺られながら食べるのも素敵だと思います。
というか、坂本屋屋さんに宿泊して、長崎卓袱料理のフルコースでも頂いてみたい気分でもあります。それほど、角煮めしが美味しすぎて、忘れられない駅弁の1つとなりました。