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運行最終日!さよなら名鉄SR車、5300&5700系の撮影記
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は先日姿を消した最後の名鉄SR車であった、5300・5700系の撮影記です。
1955年(昭和30年)に登場した5000系から活躍が続いた名鉄の高性能2扉一般クロスシート車であるSR車(Super Romancecar)は、2019年12月に5300・5700系が廃車されたことによりその伝統に終止符が打たれました。
幼少のころから名鉄の快適なクロスシート車に乗り慣れた私としては、3扉ロングシート車ばかりになった現状は残念でなりません。ラッシュ対応に難ありという事情でしょうが、並走する東海道本線が普通列車まで転換クロスシート車化されたのとは対照的です。
1976年(昭和51年)に登場した6000系の活躍が続く中、1986年(昭和61年)製の5300・5700系が先に消えるとは全くのノーマークであり、2019年11月30日(土)に慌てて撮影活動を実施し何とかギリギリ間に合ったのでした。
地下鉄上飯田線~名鉄小牧線で犬山に来ました。朝と深夜のみ運行される名古屋市交通局7000形に乗車することができました。(2019.11.30 7:51)
しかし犬山から乗車予定だった5300・5700系が充当されるはずの列車は、他車種に差し替えられていました。すでに運用を離脱してしまったのでしょうか…がっかりで思わず涙目です。
折角犬山まで来たので、撮影活動を行うべく駅南側の踏切に向かったところ今度は予定外の時刻で5700系が通過、検車場を出庫し各務原線岐阜行となるようです。運用変更が今度は幸いし、後ほど撮影に赴くことにします。
写真右側の複線は広見線で検車場への出入庫にも使用されます。そのすぐ左が小牧線で、更に左側が犬山線です。
犬山に到着する小牧線列車を後追いで撮影。犬山発の小牧線列車も同じ線路を通過するため、同じアングルで撮影することができます。(2019.11.30 8:17)
検車場から出庫した各務原線名鉄岐阜行を後追いで撮影します。(2019.11.30 8:25)
鵜沼の隣りの駅である鵜沼宿駅で下車します。複線区間の島式ホームで自動券売機、自動改札機完備の無人駅で、お手洗いはありません。
鵜沼宿駅から西(羽場駅方面)へ約200mの直線区間で、岐阜から折り返してくる5700系を待つことにします。
予定通り5700系がやってきました。2編成残るうちの5704F編成です。1987年(昭和62年)製の編成で、もう少し車齢の高い6000系が活躍している中で廃車とするにはもったいない車両です。本来は別形式が充当される列車ながら、撮影されている方が他にもいらっしゃいました。(2019.11.30 9:26)
1986年に神宮前~金山橋間で撮影した5000系です。非冷房であった5000系などの電動機等を流用して製作された車両が5300系で、5700系は完全な新造車です。(1986.4.29)
更に200m羽場駅側に移動し、「にんじんカーブ」と呼ばれる「お立ち台」(有名撮影ポイント)にて撮影活動を継続します。7000系パノラマカー引退の頃は大変賑わった場所だそうです。
犬山で折り返した岐阜行を後追いで撮影します。手前は人参畑なのでしょうか。左奥には幅駅ホームが見えます。(2019.11.30 9:46)
更に1時間待って、同じ場所でアングルを変えて5704Fを撮影。一緒に撮影した方によると明日12月1日に新型9500系が運行を開始するとのこと、実際にその通りとなり、代わりに運用を外れた5704Fは12月6日に東名古屋港に回送され、そのまま廃車解体されました。固定資産税の関係でしょうか、運用離脱から余りに早い解体に悲しむ間もありません(?)。(2019.11.30 10:56)
昼頃からは広見線で5300・5700系の運用があるので、移動し撮影活動を続行します。
犬山から5300系に乗車、モ5455の車内です。ずらりと並ぶ転換クロスシートは、本線の急行列車として相応しい車内設備でした。
可児川駅で下車し撮影活動を行います。(2019.11.30 11:49)
先ほど乗車した5305F編成が新可児で折り返し、モ5405を先頭に可児川駅に到着します。移動時間がないので、可児川駅の構内踏切横から撮影しました。この編成は12月23日に廃車回送され、これをもって5300・5700系は形式消滅となり、名鉄2扉一般クロスシート車の歴史が幕を閉じたのでした。(2019.11.30 12:06)
洒落た木造駅舎の残る可児川駅です。自動券売機、自動改札機完備の無人駅で、お手洗いは改札内にあります。
可児川駅から西可児駅寄り直線距離で約500m、途中に川があり迂回する関係で道程では約1.2㎞の田園地帯にある踏切で撮影活動を実施します。昼頃から犬山方面の列車に対して順光となります。鉄骨の架線柱が一昔前の名鉄的です。
踏切からク6516を先頭にした6500系6416F編成を撮影。この編成は1987年製で5300・5700系と同時期に導入されましたが、またまだ活躍が続きそうです。(2019.11.30 13:22)
1800系の試運転列車を撮影することができました。「鉄運」のいいことです。 (2019.11.30 13:57)
モ5404を先頭にした5300系5304F編成を撮影。これで本日(2019年11月30日)現在稼働中の、5300・5700系3編成を全て撮影することができました。5304F編成は12月16日付で廃車されました。(2019.11.30 14:07)
撮影活動を終了し可児川駅に戻る途中で、可児川の中州である「鬼ヶ島」と名鉄電車を撮影。この付近だけは深山幽谷の趣があります。(2019.11.30 14:18)
奇しくも5300・5700系の最終日となってしまいましたが、好天に恵まれた中で撮影することができて良い一日でした。翌12月1日からは新型9500系が運行を開始しました。
しかし5300・5700系の引退を含めて、記念乗車券の発売以外はイベント、運行開始日及び最終日の告知はなく、少々寂しいものとなりました。引退はともかく新車の導入は利用者へPRする絶好の機会だと思われるのですが。
とも言いつつ、置き換えが開始された1700系や、エヴァンゲリオンラッピングのミュースカイなども押さえておきたい被写体が盛りだくさんの名鉄電車、再び撮影活動に臨みたいです。
(今回の旅はこれでオシマイ)
⇒参考:1番列車に乗車・エヴァンゲリオン名鉄ミュースカイと初日の走行シーン撮影
各務原線で撮影
1955年(昭和30年)に登場した5000系から活躍が続いた名鉄の高性能2扉一般クロスシート車であるSR車(Super Romancecar)は、2019年12月に5300・5700系が廃車されたことによりその伝統に終止符が打たれました。
幼少のころから名鉄の快適なクロスシート車に乗り慣れた私としては、3扉ロングシート車ばかりになった現状は残念でなりません。ラッシュ対応に難ありという事情でしょうが、並走する東海道本線が普通列車まで転換クロスシート車化されたのとは対照的です。
1976年(昭和51年)に登場した6000系の活躍が続く中、1986年(昭和61年)製の5300・5700系が先に消えるとは全くのノーマークであり、2019年11月30日(土)に慌てて撮影活動を実施し何とかギリギリ間に合ったのでした。
地下鉄上飯田線~名鉄小牧線で犬山に来ました。朝と深夜のみ運行される名古屋市交通局7000形に乗車することができました。(2019.11.30 7:51)
しかし犬山から乗車予定だった5300・5700系が充当されるはずの列車は、他車種に差し替えられていました。すでに運用を離脱してしまったのでしょうか…がっかりで思わず涙目です。
折角犬山まで来たので、撮影活動を行うべく駅南側の踏切に向かったところ今度は予定外の時刻で5700系が通過、検車場を出庫し各務原線岐阜行となるようです。運用変更が今度は幸いし、後ほど撮影に赴くことにします。
写真右側の複線は広見線で検車場への出入庫にも使用されます。そのすぐ左が小牧線で、更に左側が犬山線です。
犬山に到着する小牧線列車を後追いで撮影。犬山発の小牧線列車も同じ線路を通過するため、同じアングルで撮影することができます。(2019.11.30 8:17)
検車場から出庫した各務原線名鉄岐阜行を後追いで撮影します。(2019.11.30 8:25)
鵜沼の隣りの駅である鵜沼宿駅で下車します。複線区間の島式ホームで自動券売機、自動改札機完備の無人駅で、お手洗いはありません。
鵜沼宿駅から西(羽場駅方面)へ約200mの直線区間で、岐阜から折り返してくる5700系を待つことにします。
予定通り5700系がやってきました。2編成残るうちの5704F編成です。1987年(昭和62年)製の編成で、もう少し車齢の高い6000系が活躍している中で廃車とするにはもったいない車両です。本来は別形式が充当される列車ながら、撮影されている方が他にもいらっしゃいました。(2019.11.30 9:26)
1986年に神宮前~金山橋間で撮影した5000系です。非冷房であった5000系などの電動機等を流用して製作された車両が5300系で、5700系は完全な新造車です。(1986.4.29)
更に200m羽場駅側に移動し、「にんじんカーブ」と呼ばれる「お立ち台」(有名撮影ポイント)にて撮影活動を継続します。7000系パノラマカー引退の頃は大変賑わった場所だそうです。
犬山で折り返した岐阜行を後追いで撮影します。手前は人参畑なのでしょうか。左奥には幅駅ホームが見えます。(2019.11.30 9:46)
更に1時間待って、同じ場所でアングルを変えて5704Fを撮影。一緒に撮影した方によると明日12月1日に新型9500系が運行を開始するとのこと、実際にその通りとなり、代わりに運用を外れた5704Fは12月6日に東名古屋港に回送され、そのまま廃車解体されました。固定資産税の関係でしょうか、運用離脱から余りに早い解体に悲しむ間もありません(?)。(2019.11.30 10:56)
広見線で撮影
昼頃からは広見線で5300・5700系の運用があるので、移動し撮影活動を続行します。
犬山から5300系に乗車、モ5455の車内です。ずらりと並ぶ転換クロスシートは、本線の急行列車として相応しい車内設備でした。
可児川駅で下車し撮影活動を行います。(2019.11.30 11:49)
先ほど乗車した5305F編成が新可児で折り返し、モ5405を先頭に可児川駅に到着します。移動時間がないので、可児川駅の構内踏切横から撮影しました。この編成は12月23日に廃車回送され、これをもって5300・5700系は形式消滅となり、名鉄2扉一般クロスシート車の歴史が幕を閉じたのでした。(2019.11.30 12:06)
洒落た木造駅舎の残る可児川駅です。自動券売機、自動改札機完備の無人駅で、お手洗いは改札内にあります。
可児川駅から西可児駅寄り直線距離で約500m、途中に川があり迂回する関係で道程では約1.2㎞の田園地帯にある踏切で撮影活動を実施します。昼頃から犬山方面の列車に対して順光となります。鉄骨の架線柱が一昔前の名鉄的です。
踏切からク6516を先頭にした6500系6416F編成を撮影。この編成は1987年製で5300・5700系と同時期に導入されましたが、またまだ活躍が続きそうです。(2019.11.30 13:22)
1800系の試運転列車を撮影することができました。「鉄運」のいいことです。 (2019.11.30 13:57)
モ5404を先頭にした5300系5304F編成を撮影。これで本日(2019年11月30日)現在稼働中の、5300・5700系3編成を全て撮影することができました。5304F編成は12月16日付で廃車されました。(2019.11.30 14:07)
撮影活動を終了し可児川駅に戻る途中で、可児川の中州である「鬼ヶ島」と名鉄電車を撮影。この付近だけは深山幽谷の趣があります。(2019.11.30 14:18)
奇しくも5300・5700系の最終日となってしまいましたが、好天に恵まれた中で撮影することができて良い一日でした。翌12月1日からは新型9500系が運行を開始しました。
しかし5300・5700系の引退を含めて、記念乗車券の発売以外はイベント、運行開始日及び最終日の告知はなく、少々寂しいものとなりました。引退はともかく新車の導入は利用者へPRする絶好の機会だと思われるのですが。
とも言いつつ、置き換えが開始された1700系や、エヴァンゲリオンラッピングのミュースカイなども押さえておきたい被写体が盛りだくさんの名鉄電車、再び撮影活動に臨みたいです。
(今回の旅はこれでオシマイ)
⇒参考:1番列車に乗車・エヴァンゲリオン名鉄ミュースカイと初日の走行シーン撮影