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私は新しい鉄道のスタイルとして、車内で美味しいものを食べられる、いわゆるレストラン列車が大好きです。これまでもいくつか乗ってきましたが、その全ては観光列車であり、特別列車的な扱いばかりです。
かつては寝台特急北斗星とか寝台特急カシオペアに食堂車が連結されていて、まさにレストラン列車だったのですが、廃止によって、定期運行されるレストラン列車と称して良いものは、すっかり消え失せたかのように見えました。
がしかし!まさかの新幹線グランクラスの誕生です。グリーン車の上位版の、まさに往年の一等車を彷彿とさせる車両であり、別に食堂車というわけではありませんが、車内ではアルコールとソフトドリンクが飲み放題、そして軽食やちょっとしたおつまみ、あるいは甘い物を、好きなタイミングで頂くことができます。
(新函館北斗駅に停車中の北海道新幹線)
しかもアテンダントにお願いすれば、車内販売で売られている商品を、わざわざ車販に頼まなくても、自分の座席まで持ってきてくれるのです。(もちろんこれは料金を支払う)
となるとこれは、もはやレストラン列車の一種類と言っても良いくらいです。軽食のお弁当やサンドイッチは季節ごとに代わり、往復で内容も異なっていて、お客を飽きさせることもありません。
これはいつか乗ってみたいと思っていたところ、北海道旅行の帰途、北海道新幹線がグランクラスの僅かな席を除いて全席売り切れの憂き目にあって、仕方なくグランクラスを利用するといった形で、ついにこの飲み放題レストラン列車に乗車する機会がやってきたのでした。
(グランクラスは、向きとしては東京駅の反対側となる車両、10号車にあります。)
(航空機を思わせる荷物置き場に手荷物をおいて、着席します。)
(この座席、今まで乗車した鉄道車両の中で、抜群に座りやすくて、リラックスできるものでした。驚き。座席左側のボタンで、座席の角度や照明のオンオフ、アテンダントの呼び出しまで、全てできます。まるで人間を堕落させるかのような椅子です・笑。次の項で動画もあり。)
(座席の「手すり」部分のスペースに、メニューが置いてありました。)
(開いてみると、グランクラスのコンセプトの説明などが書いてありました。)
さて、グランクラスは一等車ですから、多大なる「特別料金」を支払わされます。今回は新函館北斗駅から大宮駅までの乗車で、運賃と特急料金以外に「グランクラス料金」として、1万5050円も追加で支払うハメになりました。全てを合計すると、何と3万6310円にもなりました。
乗車したのは、はやぶさ26号です。大宮までの乗車時間はおよそ4時間。時給換算で1時間あたり9000円超と、猛烈に高コストです。ぼんやりしてはいられません。できるだけ食べ、できるだけ飲まないと、異様に損した気分になる不思議なレストラン列車なのです。
とはいえ、グランクラスに乗車する者は、ほとんどがやはり「お金持ち風味」な方々ばかりです。秘書を連れた社長さんのような人もチラホラおられ(もちろん秘書は普通車に座ります)、そんな中で卑しい行為は許されませんので、あくまでも上品にガツガツします。
発車してすぐに、アテンダントがオーダーを取りに来てくれます。特段、呼びつけなくても向こう側からスルリとやってきますので、まずはビールを注文します。軽食も勧められ、万万が一に後ほど品切れで食い逃すとイカンですから、速攻で持ってきてもらいました。
で、アテンダントのお姉さんに、記念写真をお願いしました。快く引き受けてくれて下のような写真を撮ってもらった訳ですが、静粛な車内で「ハイ、チーズ!もう一枚!」などと言われまして、かなり恥ずかしい思いをしました。グランクラスで記念写真を撮るような人は、私以外にはいなかったのでした。
まずは、グランクラス洋軽食から。できれば和軽食にしようかと思いましたが、この日までに北海道で和の駅弁を食いまくってきたため、いい加減、洋食を食べたいとの欲求が強く、今回は見た目も中身もイマイチ地方色を感じられないようなサンドイッチになりました。
【内容】
・岩手県産ロースハムとたまごサラダのサンド:2つ
・北海道産明太子とポテトサラダのサンド:3つ
・チキンのグリルレモンソルト風味
・グレープフルーツ、 キウイフルーツ
ま、味としては普通ですかね・笑。サービスはJR東日本クロスステーションが担当していますので、特段の期待はしていませんでしたが、思った通りでした・苦笑。
でも貧乏性の人間性が出るのか、タダで食わせてくれるとなると、味よりもそれにありつけるか否かが肝心ですから、ようやくグランクラスで食事をとる夢が叶った嬉しさで、味などはもう、どうでもよいのでありました。
(グランクラス洋軽食のラベル表示。こんな色々と添加物が入っているのに、持ち帰りは禁止となっています。)
ビールと一緒に、おつまみを食べます。おつまみと言っても、こんな程度です。「グランクラスはこんなもんですか」と思いながら、いただきました。
と思いましたが、グランクラスの肝は、アルコール飲み放題である点です。グランクラスで元を取ろうと思ったら、チンケなつまみなんぞよりも、ひたすら酒を飲むに限ります。ビールの次は、私は赤ワインをオーダーしてサンドイッチを食し、その後は白ワインを頼んだのでした。
ちなみに、グランクラスの車内はこんな感じです。走行中にちらりと写っている、スマホを眺めているおじさんは、このあとアルコールを飲みまくりまして、ビール⇒ワイン⇒ワイン⇒車内販売のウィスキー⇒ワイン⇒ワインと、ひたすら飲みまくっていました。
私は実はアルコールに弱いので、3回飲んだらもうアウトです。これでも頑張ったほうなのですが、とてもこれ以上は無理だという事で、茶菓子(デザート)でおしまいにします。
ソフトドリンクとして、ホットコーヒーを持ってきてもらって、パウンドケーキをいただきます。茶菓子も、ときおり変更があるみたいですね。私の食べたパウンドケーキは、「春柚~宮城県産柚子とはちみつ」というものでした。味のほうは、普通ですかね・笑。
以上を持ちまして、グランクラスの飲み放題と軽食に関しての体験談を終わりにしたいと思います。ひたすら飲むといっても限度があるので、やはりかなり高いお値段だなという感想です。
僕の座った座席は、空調が顔にダイレクトに当たるところであり、アテンダントに聞いたら「空調は調節できない」との事で、冷え性で気管の弱い私は、アルコールによる頻尿での体温流出と風の直撃を受け、この日の夜から体調を崩し、風邪をひくことになりました。
これは、「お前には普通車のほうが良く似合う」という、天のお告げととらえまして、今後はグランクラスの利用は、控えたいと思います。グランクラスに乗って元を取ろうと無理してお酒などを飲むよりも、普通車で駅弁にビールをいただくほうが、健康的だなと感じました。
つまり、やはり私は貧乏性なのだなと再認識しまして・笑、今回のようによほど指定席券を入手できない場合場合に限って、グランクラスの使用を行うつもりです。次に乗ることがあれば、今度は和軽食を食べたいなあ。
グランクラスの飲み放題&軽食は嬉しいぞ!・・・が、しかし・・・・
タダで飲み食いできる列車が登場したのは、純粋に嬉しい
私は新しい鉄道のスタイルとして、車内で美味しいものを食べられる、いわゆるレストラン列車が大好きです。これまでもいくつか乗ってきましたが、その全ては観光列車であり、特別列車的な扱いばかりです。
かつては寝台特急北斗星とか寝台特急カシオペアに食堂車が連結されていて、まさにレストラン列車だったのですが、廃止によって、定期運行されるレストラン列車と称して良いものは、すっかり消え失せたかのように見えました。
がしかし!まさかの新幹線グランクラスの誕生です。グリーン車の上位版の、まさに往年の一等車を彷彿とさせる車両であり、別に食堂車というわけではありませんが、車内ではアルコールとソフトドリンクが飲み放題、そして軽食やちょっとしたおつまみ、あるいは甘い物を、好きなタイミングで頂くことができます。
(新函館北斗駅に停車中の北海道新幹線)
しかもアテンダントにお願いすれば、車内販売で売られている商品を、わざわざ車販に頼まなくても、自分の座席まで持ってきてくれるのです。(もちろんこれは料金を支払う)
となるとこれは、もはやレストラン列車の一種類と言っても良いくらいです。軽食のお弁当やサンドイッチは季節ごとに代わり、往復で内容も異なっていて、お客を飽きさせることもありません。
これはいつか乗ってみたいと思っていたところ、北海道旅行の帰途、北海道新幹線がグランクラスの僅かな席を除いて全席売り切れの憂き目にあって、仕方なくグランクラスを利用するといった形で、ついにこの飲み放題レストラン列車に乗車する機会がやってきたのでした。
(グランクラスは、向きとしては東京駅の反対側となる車両、10号車にあります。)
(航空機を思わせる荷物置き場に手荷物をおいて、着席します。)
(この座席、今まで乗車した鉄道車両の中で、抜群に座りやすくて、リラックスできるものでした。驚き。座席左側のボタンで、座席の角度や照明のオンオフ、アテンダントの呼び出しまで、全てできます。まるで人間を堕落させるかのような椅子です・笑。次の項で動画もあり。)
(座席の「手すり」部分のスペースに、メニューが置いてありました。)
(開いてみると、グランクラスのコンセプトの説明などが書いてありました。)
特に「愉しみ」が無い中でのひたすらの飲み食いは、うーん、どうなのかな?
さて、グランクラスは一等車ですから、多大なる「特別料金」を支払わされます。今回は新函館北斗駅から大宮駅までの乗車で、運賃と特急料金以外に「グランクラス料金」として、1万5050円も追加で支払うハメになりました。全てを合計すると、何と3万6310円にもなりました。
乗車したのは、はやぶさ26号です。大宮までの乗車時間はおよそ4時間。時給換算で1時間あたり9000円超と、猛烈に高コストです。ぼんやりしてはいられません。できるだけ食べ、できるだけ飲まないと、異様に損した気分になる不思議なレストラン列車なのです。
とはいえ、グランクラスに乗車する者は、ほとんどがやはり「お金持ち風味」な方々ばかりです。秘書を連れた社長さんのような人もチラホラおられ(もちろん秘書は普通車に座ります)、そんな中で卑しい行為は許されませんので、あくまでも上品にガツガツします。
発車してすぐに、アテンダントがオーダーを取りに来てくれます。特段、呼びつけなくても向こう側からスルリとやってきますので、まずはビールを注文します。軽食も勧められ、万万が一に後ほど品切れで食い逃すとイカンですから、速攻で持ってきてもらいました。
で、アテンダントのお姉さんに、記念写真をお願いしました。快く引き受けてくれて下のような写真を撮ってもらった訳ですが、静粛な車内で「ハイ、チーズ!もう一枚!」などと言われまして、かなり恥ずかしい思いをしました。グランクラスで記念写真を撮るような人は、私以外にはいなかったのでした。
まずは、グランクラス洋軽食から。できれば和軽食にしようかと思いましたが、この日までに北海道で和の駅弁を食いまくってきたため、いい加減、洋食を食べたいとの欲求が強く、今回は見た目も中身もイマイチ地方色を感じられないようなサンドイッチになりました。
【内容】
・岩手県産ロースハムとたまごサラダのサンド:2つ
・北海道産明太子とポテトサラダのサンド:3つ
・チキンのグリルレモンソルト風味
・グレープフルーツ、 キウイフルーツ
ま、味としては普通ですかね・笑。サービスはJR東日本クロスステーションが担当していますので、特段の期待はしていませんでしたが、思った通りでした・苦笑。
でも貧乏性の人間性が出るのか、タダで食わせてくれるとなると、味よりもそれにありつけるか否かが肝心ですから、ようやくグランクラスで食事をとる夢が叶った嬉しさで、味などはもう、どうでもよいのでありました。
(グランクラス洋軽食のラベル表示。こんな色々と添加物が入っているのに、持ち帰りは禁止となっています。)
ビールと一緒に、おつまみを食べます。おつまみと言っても、こんな程度です。「グランクラスはこんなもんですか」と思いながら、いただきました。
と思いましたが、グランクラスの肝は、アルコール飲み放題である点です。グランクラスで元を取ろうと思ったら、チンケなつまみなんぞよりも、ひたすら酒を飲むに限ります。ビールの次は、私は赤ワインをオーダーしてサンドイッチを食し、その後は白ワインを頼んだのでした。
ちなみに、グランクラスの車内はこんな感じです。走行中にちらりと写っている、スマホを眺めているおじさんは、このあとアルコールを飲みまくりまして、ビール⇒ワイン⇒ワイン⇒車内販売のウィスキー⇒ワイン⇒ワインと、ひたすら飲みまくっていました。
私は実はアルコールに弱いので、3回飲んだらもうアウトです。これでも頑張ったほうなのですが、とてもこれ以上は無理だという事で、茶菓子(デザート)でおしまいにします。
ソフトドリンクとして、ホットコーヒーを持ってきてもらって、パウンドケーキをいただきます。茶菓子も、ときおり変更があるみたいですね。私の食べたパウンドケーキは、「春柚~宮城県産柚子とはちみつ」というものでした。味のほうは、普通ですかね・笑。
以上を持ちまして、グランクラスの飲み放題と軽食に関しての体験談を終わりにしたいと思います。ひたすら飲むといっても限度があるので、やはりかなり高いお値段だなという感想です。
僕の座った座席は、空調が顔にダイレクトに当たるところであり、アテンダントに聞いたら「空調は調節できない」との事で、冷え性で気管の弱い私は、アルコールによる頻尿での体温流出と風の直撃を受け、この日の夜から体調を崩し、風邪をひくことになりました。
これは、「お前には普通車のほうが良く似合う」という、天のお告げととらえまして、今後はグランクラスの利用は、控えたいと思います。グランクラスに乗って元を取ろうと無理してお酒などを飲むよりも、普通車で駅弁にビールをいただくほうが、健康的だなと感じました。
つまり、やはり私は貧乏性なのだなと再認識しまして・笑、今回のようによほど指定席券を入手できない場合場合に限って、グランクラスの使用を行うつもりです。次に乗ることがあれば、今度は和軽食を食べたいなあ。