手筒花火(豊橋駅)を食べた記録

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手筒花火(豊橋駅)・・・この地域の文化を濃厚に感じさせる駅弁

豊橋駅駅弁、手筒花火。かねてから食べたい駅弁でした。なかなか機会が無くて食べる事ができなかったのですが、このほどようやく願いが叶って、旅の途中の夕食として、頂くことができました。

食べたのは、長野県の茅野ステーションホテルです。この日は豊橋駅で手筒花火と助六寿司を買っています。飯田線の各駅停車を一日がかりで走破して、その記念に手筒花火を食べます。

外観はこんな感じ。わっぱ状の容器を二段に重ねて、縄で結わいてあります。見た目の雰囲気も、風情があって良いです。駅弁は、こういう工夫が大事です。

手筒花火(豊橋駅)の外観




よく見ると、手筒花火の由来が書いてありました。

手筒花火は戦国時代ののろしが期限と言われる。江戸時代、吉田藩は幕府から火薬取り扱いを許されて花火が栄え、爾来三河地方では祭礼に手筒花火が神社に奉納され、五穀豊穣を願う祭りになったという。手筒花火は奉納する人々の手によって、最初から最後まで作られる特異な花火であり、もっとも原始的で豪快な中に素朴な美しさを持っている。

この手筒花火、こういうものらしいです。知らなかったです。ぜひ一度、目の前で見てみたいです。




駅弁手筒花火、どんなものなのか、味わってみます。





お酒と共に頂きたい典型的な駅弁、手筒花火


手筒花火を開封してみました。こんな感じの駅弁なんですね。




海苔巻きの部分、まるで打ち上げ花火のようです。

手筒花火(豊橋駅)


巻き寿司以外のお品書きとしては、次の通りになります。

・海老天ぷら ・鮭 ・つくね串 ・ほたて煮 ・ちくわ ・野菜の旨煮 ・漬物、その他


感想としては、お酒と共に味わうのに、最適の駅弁だという事でしょうか。ちくわや枝豆、肉団子やほたて煮など、鮭の肴に最高ですね。




ご飯部分です。稲荷寿司で有名な駅弁屋さんにしては、ややチープな印象がぬぐえない味ではありましたが、おそらく見た目の華やかさを優先したのだと思います。




ちくわの写真。シンプルイズベストなちくわです。

手筒花火(豊橋駅)のちくわ


海苔巻きを食べていたら、ふと気が付きました。あさりのしぐれ煮が巻かれていました。今回の鉄道旅行では、亀山駅の志ぐれ茶漬け、吉野口駅のきぬ巻き時雨寿しを食べたばかりです。この地域の食文化としての時雨煮を、再認識しました。

手筒花火(豊橋駅)の海苔巻きの時雨煮


この駅弁、和菓子のデザートも入っています。最初から最後まで、非常に満足する駅弁でした。豊橋駅で売られているのを目にしたら、ぜひ購入すると良いでしょう。

(2017年1月8日、豊橋駅で購入。1130円。)



豊橋駅周辺の鉄道の見えるホテル


豊橋駅の周辺には、いくつかの鉄道の見えるホテルが有ります。詳細は、東海地方における鉄道の見えるホテルのページをご覧ください。



この駅弁屋さんの公式ホームページ

http://www.ekiben.or.jp/main/toyohashi.php
豊橋駅の駅弁屋、壺屋さんの駅弁をコンパクトに一覧で紹介するページです。

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