根室本線廃止区間をレンタカーで駅巡り(その1)(網走・東鹿越、北海道キハ40の旅その3)

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網走・東鹿越、北海道キハ40の旅(3)・・・根室本線廃止区間をレンタカーで駅巡り(1)

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は石北本線と根室本線のキハ40に乗車し、レンタカーで東鹿越駅を始めとする廃止予定区間の全駅を巡った旅の記録です。

今回の旅のコンテンツは、以下のページに分けて掲載しています。ご興味のあるところをクリックして頂き、お読みくださいませ。

⇒その1:釧網本線沿線での撮影
⇒その2:石北本線を網走から旭川までキハ40で乗り通す
⇒その3:根室本線廃止区間をレンタカーで駅巡り(その1)←いまココ
⇒その4:根室本線廃止区間をレンタカーで駅巡り(その2)
⇒その5:根室本線・東鹿越から滝川までキハ40
⇒その6:留萌本線・石狩沼田駅へ




2023年6月26日(月)は、本サイト「鉄宿!」管理人のP氏と合流し、旭川6:41発の富良野線富良野行で出発します。列車は新型電気式気動車H100系の2連で、先頭は観光兼用車両で北海道高速鉄道開発の所有、車体のラッピングと座席モケットの柄が特徴的でした。(2023.6.26 6:34)





富良野線で富良野へ



上富良野駅で旭川行924D列車と交換、旭川着が通学ラッシュのピークを過ぎるためか、単行運転でした。行き交う列車は全てH100系となり、新鮮です。(2023.6.26  7:42)



富良野線の列車は2023年3月17日までキハ150で運行されていました。H100に置き換えられた今でも、まだまだキハ150のイメージが強いです。(2021.7.24 中富良野)


富良野到着時には観光客とともに、通学の高校生が多数の盛況でした。(2023.6.26  8:05)





根室本線駅巡り・・・金山駅、東鹿越駅、幾寅駅


駅レンタカーの営業開始が9時半に対して、駅前のトヨタレンタカーは朝8時から営業 といことで、こちらで車を借りました。2016年8月台風被害により不通となり、2024年3月末に廃止となる富良野~新得間のうち中間の各駅を巡ります。


トヨタヤリスを6時間借りました。


まずは列車を撮影するため、立派な駅舎のある金山駅に立ち寄ります。すぐ近くの国道には占冠村営バスの金山駅前停留所があり、占冠駅あるいは富良野駅へ3往復のバスに乗ることができます。

金山駅はコチラから動画でもご覧いただけます(フリー動画です)



金山駅に到着する2478D列車滝川行です。帯広を6:51発の普通列車で出発すると、代行バスを介して好接続でこの列車に乗ることができます。(2023.6.26 9:26)


乗降客はなし。交換駅ですが、現在のダイヤでは列車交換はありません。(2023.6.26 9:28)


発車した列車を後追いで撮影。金山駅を発着する列車は、次の14:46発東鹿越行までありません。(2023.6.26 9:28)


金山駅のホーム脇にはルピナスが繁茂していました。明治期に肥料用として導入された外来種だそうで、その勢いは脅威に感じました。


金山湖を渡る鉄橋は撮影ポイントで、P氏は取材に余念がありません。道路脇にあり車利用なら便利な場所です。金山ダム建設に伴い1966年(昭和41年)に線路が付け替えられた区間でもあります。(2023.6.26 9:44)


東鹿越駅です。近くに石灰の鉱山があり道路は大型トラックが行き交いますが、現在は周辺に人家はなさそうです。廃止予定の駅でしたが、2016年8月の台風被害で一部区間が不通になったのに伴い、列車と代行バスとの乗換駅となり、当然ながら廃止は免れました。
(2023.6.26 9:57)

東鹿越駅はコチラから動画でもご覧いただけます(フリー動画です)



島式ホーム1面2線の配線ですが、現在は1線のみの使用です。(2023.6.26 10:00)


次は「幌舞駅」こと幾寅駅を訪問します。駅舎は映画撮影用に古い意匠とされ、そのまま今も使用されています。駅周辺は南富良野町の中心市街地となっています。
(2023.6.26 10:11)

幾寅駅はコチラから動画でもご覧いただけます(フリー動画です)



映画の公開199年で、20年以上になります。


島式ホームの面影がありますが、1面1線の幾寅駅構内です。2016年8月以来、列車の発着はありません。(2023.6.26 10:15)


駅は無人駅で、展示コーナーも管理人は常駐していないようです。


旧事務室部分が展示コーナーになっています。


訪問時はいろいろと騒動のあった直後でしたので…24年の年月の流れを感じました。


駅前には映画のセットとともに、映画撮影に使用された「キハ12-23」(キハ40-764)の一部が保存されています。1999年に映画撮影用としてキハ10系の雰囲気に改造されたのもも、早くも2005年には廃車となっています。


臨時快速「ぽっぽや号」として運用されていた「キハ12-23」ことキハ40-764です。(2001.7.3 富良野)


この時は落合から富良野まで乗車しました。さすがに落合発車時点では貸切状態でしたが、幌舞(幾寅)からはそこそこ観光客の乗車があったように記憶しています。臨時快速「ぽっぽや号」は落合~富良野間で2往復設定(2001年夏)されていました。また富良野~新得間の定期列車は、快速「狩勝」2往復、落合までの区間列車を含め8.5往復が設定されていました。


北の大地の入場券と幌舞駅記念切符(硬券)を駅隣接の、「南ふらの情報プラザ」(営業時間:9:00 ~ 17:00)で入手しました。なおここは土曜・日曜・祝日および年末年始休業とのことですが、駅から約1㎞のところにある「道の駅 南ふらの」(営業時間:9:00~17:00、
休業日:12月31日~1月5日)では土曜・日曜・祝日でも購入することができます。また「道の駅 南ふらの」には、旭川と帯広を結ぶ都市間バス「ノースライナー」が3往復停車し、乗降とも可能なので代行バスと組み合わせて幾寅駅訪問に活用できそうです。さらに日曜日運休ながら幾寅駅~落合駅~占冠のバスも2往復あり、組み合わせて利用できそうです。


【乗車記録】

・旭川6:41→富良野8:01 H100-81 2両


根室本線廃止区間をレンタカーで駅巡り(その2)


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