釧網本線沿線での撮影(網走・東鹿越、北海道キハ40の旅その1)

●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!

網走・東鹿越、北海道キハ40の旅(1)・・・釧網本線沿線での撮影

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は石北本線と根室本線のキハ40に乗車し、レンタカーで東鹿越駅を始めとする廃止予定区間の全駅を巡った旅の記録です。

今回の旅のコンテンツは、以下のページに分けて掲載しています。ご興味のあるところをクリックして頂き、お読みくださいませ。

⇒その1:釧網本線沿線での撮影 ←今ここ
⇒その2:石北本線を網走から旭川までキハ40で乗り通す
⇒その3:根室本線廃止区間をレンタカーで駅巡り(その1)
⇒その4:根室本線廃止区間をレンタカーで駅巡り(その2)
⇒その5:根室本線・東鹿越から滝川までキハ40
⇒その6:留萌本線・石狩沼田駅へ


2023年6月24日(土)に出発した旅の様子をお届けします。どうやら北海道は観光シーズンとなったようで、朝出発する航空便のうちPeachは3万円以上、スカイマークは満席といった有様で、やむを得ず夕方の便で名古屋を出発することにしました。


中部国際空港17:30発の便は8000円代で予約することができました。それでもほぼ満席の盛況です。新千歳空港にはまだ明るさの残る19:15に到着。((2023. 6.24 17:08)





夜行バスで斜里へ


今回の旅の目的の一つは石北本線のキハ40に乗車することで、特に網走10:19発の列車は旭川まで7時間弱の乗車を楽しむことができるため、是非とも網走から乗りたいものです。新千歳空港に19時過ぎの到着では、鉄路により翌朝の網走着は不可能であるため、夜行バスを利用することにしました。


運行本数の少ない貴重な特別快速に乗車。途中の停車駅は南千歳と新札幌のみで、実際の所要時間以上に早く感じました。


札幌駅前のバスターミナルは本年10月から2028年度まで閉鎖されるそうです。ただし本日乗車する斜里バス夜行便は、ここには発着しません。(2023.6.24 21:32)


札幌駅から中央バスの札幌ターミナルまで歩きます。時計台には週末とあって遅い時間でも観光客の姿ありました。(2023.6.24 21:43)


高速バスや石狩市方面のバスが発着する北海道中央バスの札幌ターミナルです。斜里バスが運行するウトロ行「イーグルライナー」はここから発車し、札幌駅には立ち寄りません。すでに窓口は営業時間を過ぎていましたが、待合室やお手洗いは23時まで利用でき、コンビニも徒歩圏内にあるので便利です。(2023.6.24 21:55)


発車の15分前にはバスが到着、乗客は10名で半数は地元の方という印象です。(2023.6.24 23:00)


中央バス・網走バスによる網走行夜行便が運休中の現在、この「イーグルライナー」は私にとっては非常にありがたい存在です。札幌ターミナルを出発した後は、佐呂間町若佐3:30、東藻琴4:45、小清水5:10、清里町新栄5:25と停車し斜里バスターミナルには5:45に到着予定です。北見や網走に立ち寄らないのは利便性を欠きますが、網走バスとの競合によるものでしょう。

途中で乗客が下車できる開放休憩はありませんでしたが、3列シートのバスは快適な旅でした。途中ではいずれも地元の方でしょうか、小清水で3名、清里町新栄で1名が下車されました。


すでに昼間のような明るさの中、斜里岳を眺めつつ斜里へ向かいます。道東の朝は早く、網走市における本日は日の出3:40、日没は19:10で、このシーズンは始発列車から乗り鉄、撮り鉄を楽しめそうです。(2023.6.25 5:20)


定刻より数分早く知床斜里駅前の斜里バスターミナルに到着しました。ここでは私を含めて3名下車、他の方は地元の方のようです。バスターミナルは待合室とお手洗いが使用できて便利、すぐ近くのセイコーマートは朝6時から営業開始で朝食を調達することができました。なおバスは、数分停車後に終点のウトロに向けて出発していきました。 (2023.6.25 5:39)


カラマツ集成材を用いた外装が特徴的な知床斜里駅。6:30から営業が始まるみどりの窓口の他、観光センターや売店もあります。


知床斜里駅を発車した緑行回送列車を撮影。折り返し緑6:52発北見行列車となります。釧網本線では貴重なキハ40を使用する列車です。(2023.6.25 6:12)


知床斜里駅東側より駅構内を眺めます。右側に見えるホテル「ルートイングランディア知床斜里駅前」はトレインビューが期待できそうなうえに、鉄活動の拠点としても便利そうです。(2023.6.25 6:18)


知床斜里から6:45発の網走行に乗車します。数名の乗客は高校生と旅行者が半々といったところでしょうか。


青春18きっぷは利用期間外とあって、まとも?に乗車券を購入しました。





北浜駅で撮影



知床斜里から30分乗車して、北浜で下車します。列車最前部の乗降口ドアすぐ目の前にある展望台の階段を急ぎ上ります。


北浜駅の展望台より、先ほど降りた列車を後追いで撮影することができました。去り行く列車とオホーツク海の風景は一幅の絵のようで、釧網本線の魅力をあらためて実感したのでした。(2023.6.25 7:15)


北浜の駅舎です。この駅に初めて降り立ったのはもう30年以上前になりますが、すべてが全く変わっていない印象です。(展望台はなかったように記憶していますが。)


名刺やチケット類が壁を覆いつくす駅舎内も変わらないです。今回は駅舎内の喫茶&軽食「停車場」はまだ営業開始前で、立ち寄ることはできませんでした。お店の営業時間はAM11:00~PM6:00、火曜日が定休日とのことです。


素晴らしいロケーションで、列車の待ち時間も苦になりませんが、ホームにベンチ見当たらないところは残念です。


北浜駅に到着する北見行列車を展望台から撮影します。乗車1名、降車はなしでした。(2023.6.25 7:54)


北浜駅を発車した北見行を後追いで撮影。釧網本線におけるキハ40の2連は、この列車に限られるようです。(2023.6.25 7:55)


1年半前の乗車時における知床斜里~止別間の車窓です。流氷には早かったものの、冬は冬で絶景でした。なお当時の上り始発列車の釧路603→網走917に対して、現行ダイヤは釧路638→網走951となり、釧路からの乗り鉄利用は便利になりました。(2022.1.8 8:38)





藻琴駅


次の列車まで時間があるので、北浜駅から路線バスで藻琴駅まで移動します。


駅前にあるバス停から網走行バスに乗車。集落はひとつ手前のバス停「竹中商店前」周辺で、そちらにはセイコーマートもあります。


わずか4分の乗車で、藻琴駅前にて下車。この路線バスは網走バス小清水線で、小清水から浜小清水駅を経由して網走駅前に至ります。朝の便ながら日曜日のためか乗客は5名ほど、そして本日は次の網走行は夕方となります。(2023.6.25 9:05)


集落を抜け藻琴湖を少しだけ見物します。


開業時(大正時代)からの渋い木造駅舎が残る藻琴駅です。


駅舎内の「軽食と喫茶 トロッコ」は10時から19時までの営業です。本日はまだ営業前につき、訪問は次回の課題となりました。


9:38発の網走行で藻琴駅を後にします。列車は釧路発とあって、鉄分濃い目の乗客を中心に窓側座席は満席でした。(2023.6.25  9:37)


9:51に終点網走に到着。車両は流氷物語号ラッピングのキハ54-507で、折り返し10:24発快速「しれとこ」釧路行になります。(2023.6.25 9:52)


【乗車記録】

・名鉄名古屋1550→中部国際空港1618 : 2102 4両  
・名古屋(中部)1730→札幌(新千歳)1915 Peach : MM467  
・新千歳空港2047→札幌2122 特快「エアポート207」 : クハ721-4102 6両
・札幌バスターミナル2315→斜里バスターミナル545 : 斜里バス「イーグルライナー」
・知床斜里645→北浜715 : キハ54-517 1両
・北浜駅前857→藻琴駅前901 : 網走バス
・藻琴938→網走951 : キハ54-507 1両 


石北本線を網走から旭川までキハ40で乗り通す


乗って楽しい列車旅

鉄道クレジットカード・鉄道ファン御用達のカード

地域から選ぶ

その他の特集コンテンツ