ハタハタ館の晩酌セットを食べた記録

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ハタハタ館の晩酌セット(あきた白神駅よりリゾートしらかみ車内に予約お届け)

知られざる絶品駅弁。そういうものは、確かに存在します。今回ご紹介するのは、あきた白神駅の駅弁で、リゾートしらかみの車内販売員さんが座席までお届けしてくれるハタハタ館の晩酌セットです。

当サイト管理人は2015年5月23日に初めてこれを食べて大いに感激して、2018年7月15日にもハタハタ館の晩酌セット目当てにリゾートしらかみに乗車して、再び食べております。

深浦駅に停車中のリゾートしらかみ(くまげら編成)
(2018年、五能線の深浦駅にて)


このページでは、過去2かいのハタハタ館の晩酌セット購入の模様をお届けします。そして実際に食べてみてどうだったのか、写真と動画で見て頂くことが可能です。以下の項に分けて記していますので、必要な部分をご覧いただければと思います。

2018年に食べた時の記録&車内販売メニューも
ハタハタ館の晩酌セットの予約方法と受け取り方法
2015年に食べた時の記録
リゾートしらかみに乗れる鉄道ツアー





2018年に食べた時の記録&車内販売メニューも


最新の記録からご紹介しましょう。ハタハタ館の晩酌セットは、現在、「リゾートしらかみ4号・5号」の2つの列車のみ、購入する事が可能です。晩酌セットですから、午前中から売られるようなものではなく、夕刻になって販売されることになります。

私が乗車したのは、秋田発のリゾートしらかみ5号であり、15時24分にあきた白神駅を発車して15分ほど経過したくらいの時点で、車内販売のおばちゃんが座席まで持ってきてくれました。

ハタハタ館の晩酌セット


リゾートしらかみは快速列車とはいえ、ほとんど特急列車と同様の車内設備になっており、非常に快適に利用できます。車内での飲食も、バッチリですね。

リゾートしらかみ・くまげら編成の車内


参考までに、リゾートしらかみの各列車に共通する車内販売メニューを貼り付けておきます。缶ビールや缶チューハイなどのほか、下記のような日本酒、各種のおつまみなども充実しており、列車の中で海を見ながら極上の一杯を味わう事ができますね。(今回の私は山側の座席で、展望的には何ら面白みはありませんでしたけれども・苦笑)

リゾートしらかみの車内販売メニュー


なお、「ハタハタ館」とは、現地の温泉ホテルとレストランの複合施設の事であり、あきた白神駅で下車して美味しいものを食べながらゆっくりするのも良い旅になると思います。

さて、ハタハタ館の晩酌セットを袋から取り出して、座席で写真を撮ってみます。外観もお値段も、3年前と変わっていません。こうやって列車のテーブルに乗せると、かなりサイズの大きな「駅弁」である事が分かります。

ハタハタ館の晩酌セット


中身もこの通りで、以前と全く変わっていませんでした。多少は毎年買えた方が良いような気はしますが、そんな事はどうでも良いかのような美味しい駅弁なので、食べるのが最高に楽しみです。日本酒付きというのもユニークですね。

ハタハタ館の晩酌セット


さて、今回の私はリゾートしらかみの車内ではなくて、食べたいのをグッと3時間ほど堪えて、弘前駅近くのホテル(弘前プリンスホテル)まで我慢しまして、夜間に、それこそ本当の晩酌だという事で、ホテルの室内にて一人飲みをした次第です。メニューは、以下の通りです。

ハタハタ館の晩酌セットのお品書き


今回、ホテルでこれを開封してみた時の様子は、以下の動画にも記しました。リゾートしらかみの車窓展望も若干入れておりますので、どうぞご覧ください。




中身の確認です。まず、焼きハタハタが何と言っても一番の目玉ですね。淡白なのに濃厚という、不思議な旨みのある魚であり、これを食べる事が出来るだけで、ハタハタ館の晩酌セットを買った意味があるというものです。

その他に、この部分にはイカの一夜干し焼き、ワラビと竹の子のたまり醤油漬け、青蕗の含め煮、それに蓮根酢とはじかみです。イカの一夜干しも美味くてねえ。たまらんですわ。




続いて、白身魚のフライ、玉子焼き、春雨サラダ、フルーツに野菜です。この部分だけは、ごく一般的な感じですかね。ただし、オレンジやミニトマト、生野菜が嬉しいです(フライの下にレタスが隠れています)。






こちらの部分も、最高に美味いです。合鴨のスモークが、贅沢な気分を演出してくれます。隣には、秋田名物のいぶりがっこ、その下に温州みかん味のわらび餅が置いてあります。デザートに最適です。

わらび餅の下側はこれもハタハタで、ハタハタ飯寿司のとびこ乗せです。お寿司と言ってもご飯はハタハタにまぶしてある程度であり、完全にお酒の肴と化しています。そして、きのこのマリネとんぶり乗せが盛り付けられています。




日本酒です。これだけは2015年当時と銘柄が異なっており、沿線の能代のお酒、喜久水が入れられていました。ハタハタ館ラベルとなっていますね。

ハタハタ館の晩酌セットの日本酒


ラベル表示は、次の通りとなっています。ごちそうさまでした。

ハタハタ館の晩酌セットのラベル表示


なお、今回頂きましたハタハタ館の晩酌セットの予約方法などにつきましては、次の項に記しております。間違えると入手できませんので、よく読んで頂いて、確実にゲットして頂きたいです。





ハタハタ館の晩酌セットの予約方法と受け取り方法


では、この最高に美味しいハタハタ館の晩酌セットの予約方法です。以下、箇条書きでまとめておりますので、しっかりとご覧くださいね。

予約電話番号 0185-77-2770
対象の列車 リゾートしらかみ4号、リゾートしらかみ5号
予約期限 乗車の前日までに電話予約が必要
必要な情報 名前、あなたの電話番号、個数、列車名と指定席券の座席番号を伝えてください。座席番号が無いと予約できないので(車内販売員がお届けできない)、お弁当の注文の前に、リゾートしらかみの座席指定券を購入して下さい。
価格 1100円(税込み)・・・車内販売で購入しますので、極力、おつりが無いように協力してあげたいですね
製造 秋田県山本郡八峰町八森御所の台51
八森いさりび温泉ハタハタ館
http://www.hatahatakan.jp/index.html


なお、実は、ハタハタ館の晩酌セットは、リゾートしらかみの車内以外でも入手できます。ハタハタ館で売られているお弁当ですから、ハタハタ館のレストランでも買えるのです。また、電話で申し込めば、あきた白神駅で受け渡ししてもらう事も可能です。

この方法を使えば、リゾートしらかみ4号と5号に限定される事なく、例えばその他の列車の発車の前にハタハタ館やあきた白神駅で受け取って、車内で食べる事もできますよ。

ただし、乗車中のわずかな時間にあきた白神駅で受け取ったりすることはできませんので、無茶な注文は絶対にしないでくださいね。時間に余裕をもって、気持ちよく旅をして下さい。



2015年に食べた時の記録


さて、ここからは2015年の記録になります。この時は、青森駅から秋田駅までの全区間、リゾートしらかみ号に乗って、日本海を存分に眺めることのできる五能線の旅を楽しみました。(写真は青森駅で、今は新型車両に置き換えられた、当時のリゾートしらかみの「ぶな編成」です)

リゾートしらかみ号・ブナ編成


この列車、座席に座ると、前の席に足が届かないくらいの広さがあります。これ、飛行機のファーストクラス並みの広さです。ビックリしました。窓も上下方向に大きく取られていて、外の景色が見やすい事この上なく、こんなにも気持ちよく乗車できる鉄道に乗ったのは、初めてです。沿線風景も素晴らしくて、感動のしっぱなしでした。




さてこんな景色のよいところを走るんだから「せっかくなので何か美味い駅弁は無いかな?」と調べていたところ発見したのが、あきた白神駅で特別に調達できるハタハタ館の晩酌セットです。

ハタハタ館の晩酌セット外観


車内から見たあきた白神駅に隣接するハタハタ館。宿泊もできます。ただし、おそらくお部屋は全て海側を向いているはずで、トレインビュールームは無いと思います。

ハタハタ館の外観写真


リゾートしらかみ4号の秋田行き列車も、この駅付近まで来るとすっかりとまったりモードに入るのか、車内販売もほぼ終了し、乗客もボーっとしています。もう夕方だし。

そんな時にいきなり僕の座席に車内販売が弁当を持ってくるので、この駅弁の存在を知らない周りの人たちは、「???」と言う感じになります。目線が集まって恥ずいですけど、蓋ををカパっと開けて、ちょうどお酒が恋しくなってきた絶好の時間帯にビールを追加注文して、存分に堪能しました。

ハタハタ館の晩酌セットと地酒


ハタハタ館の晩酌セットを駅弁と表現しておりますが、ご飯の代わりに秋田の地酒が入っているので、正確には弁当と言うよりも「おつまみセット」というべきでしょうか? とにかくまあ、酒も肴も美味い。大量生産するわけではないですから、手作りの味わいがあります。

ハタハタ館の晩酌セットの中身

・ワンカップ白瀑(純米酒・白神山地天然湧水仕込み) ・ハタハタ一夜干し(県内産)
・イカの一夜干し ・白身魚のフライ(県内産) ・ワラビ・蕗、タケノコの醤油漬けや煮つけ
・いぶりがっこ(秋田名物) ・ハタハタ飯寿司とびこ乗せ(八森名物) ・玉子焼き 
・合鴨スモークサラダ ・きのこのマリネとんぶり乗せ ・野菜
 ・フルーツ


以上の中身であり、ハタハタに酒、イカの一夜干しに酒、ハタハタ飯寿司に酒、・・・うーん、どれも美味すぎて言葉になりませんでした。

この弁当、あまりにも大きい(つまりおかずがたくさん入っている)ので、お酒をチビチビやるととても30分程度では食べきれず、秋田駅近くまでたっぷり1時間かけて味わいました。

最後は秋田の八郎潟に沈む夕日を眺めて、とにかく極楽でした。もう一度乗りたい鉄道路線でしたので、今度はまた別の駅弁を仕入れて、再びこの地に帰ってきたいと思いました。

リゾートしらかみ号から見た八郎潟の夕暮れ



リゾートしらかみに乗れる鉄道ツアー


リゾートしらかみは人気列車ですから、自分できっぷを取りに行くのが面倒だという人は一定数おられると思います。そんなときは、リゾートしらかみを組み込んだツアー旅行を利用するのも、一つの手だと思います。

その際は、鉄道の旅や観光列車の旅を予約できるサイト特集ページから、リゾートしらかみ関連のツアーを探してみて下さい。下記のように、全国各地を出発するツアーを探すことができます。(画像は、阪急交通社のツアーより)




以上、リゾートしらかみに乗って、ハタハタ館の晩酌セットを食べるというお話しでした。リゾートしらかみに乗る時は、海側の座席をぜひ確保して下さいね。

リゾートしらかみには「ぶな編成」に「くまげら編成」、「青池編成」の3つの車両があります。それぞれ指定席の「A席」が、大展望の日本海に面した席ですから、きっぷを取るときに「A席をお願いします」と申し出てください。座席や車両の詳しい情報は、下記JR東日本のサイトをご利用ください。

https://www.jreast.co.jp/akita/gonosen/train/index.html


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