小海線や上田電鉄に乗車した記録

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上田電鉄としなの鉄道の旅(その1)・・・名古屋から中央線・小海線経由で上田電鉄へ

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は引退迫る上田電鉄7200系撮影と、115系の復刻塗装で話題のしなの鉄道の旅です。

⇒名古屋から中央線・小海線経由で上田電鉄へ(←今ここ
750V時代の「上田交通」車両の記録
八木沢駅付近で上田電鉄を撮影
引退間近の上田電鉄7200系に乗車
篠ノ井線・稲荷山駅付近で189系を撮影
しなの鉄道・平原駅付近で湘南色115系を撮影
しなの鉄道・御代田付近で湘南色115系を撮影
軽井沢から、しなの鉄道と18きっぷで名古屋へ





塩尻駅弁「ちいさな信濃路」を頂きながらの小海線の乗り鉄


本日(2018年3月11日(日))は先週末に続き、またまた青春18きっぷによる信州の旅です先週と同じ時間の列車で名古屋を出発、しかし今回は大桑で下車せずにそのまま塩尻に向かいます。塩尻でロングシート211系に乗り換え、小淵沢には10:59に到着です。

先週の旅行とは中央本線E351系撮り納め(&伊奈川鉄橋の東側にて中央西線の列車を撮影


小淵沢駅の駅土産物店「MASAICHI」
小淵沢駅の駅弁は、駅舎1階の土産物店「MASAICHI」で取り扱っています。先週日曜日(2018年3月4日)の午後5時に訪れた時には、カツサンド以外の駅弁は売り切れでしたが、本日は昼前ということで、有名な「元気甲斐」を始め各種駅弁が販売されていました。

小諸行キハ110系
小淵沢11:21発の小諸行は、キハ110系2連での運行。発車の10分前から乗車可能となります。(2018.3.11 11:00)


小海線は清里、野辺山といった観光地を通りますが、まだオフシーズンのためか小諸行列車は空席が目立ち、無人のボックス席もあります。清里や野辺山では下車する人の方が多く、車内は更に寂しくなります。18きっぷ期間で、東京方面からの接続は悪くない列車ですが、いささか拍子抜けです。

列車は高原、渓谷風景の中を抜け、平地が現れる佐久海ノ口、小海といった駅で高校生など地元のお客さんを迎えます。中込、佐久平でお客さんの入れ替わりがあり、小諸到着時には少しの立ち客がある乗車率でした。

久々の小海線乗車でしたが、変化のある車窓風景に飽きることはありませんでした。特に小淵沢~野辺山の高原を行く車窓風景は、なかなか他の路線では味わうことが出来ませんし、八ヶ岳や浅間山などの山々を常に眺められるのも楽しいものでした。

塩尻駅弁「ちいさな信濃路」
小海線車内で塩尻駅弁「ちいさな信濃路」(680円・㈱カワカミ)をいただきます。昼から「ビールと駅弁」です。このお弁当はその名の通り信州名物が少しずつ入っており、ご飯は季節で変わる味ごはんです。3月~5月は筍ごはんで、コンパクトながら凝った内容の楽しいお弁当でした。

野辺山付近の車窓から眺めた八ヶ岳
野辺山付近の車窓から眺めた八ヶ岳です。今日は半分雲で隠れています。 (2018.3.11 11:54)

佐久広瀬~佐久海ノ口の列車後部から撮影した千曲川と小海線
信濃川上付近からは千曲川とともに小諸を目指します。佐久広瀬~佐久海ノ口の列車後部から撮影した千曲川と小海線です。(2018.3.11 12:16)

しなの鉄道の115系
小諸から13:45発の長野行に乗車。115系2連のワンマン列車です。 (2018.3.11 13:37)


小諸駅ではJR線からしなの鉄道へ乗り換えですが、中間改札はなく、改札外で切符を購入する時間が無かったのでそのまま乗車。下車した上田駅の改札口で精算しました。

小諸から上田まで線路は、もちろん信越本線時代から大きく変わらないのですが、山と川の間に続く河岸段丘の特徴的な風景は何度乗っても飽きません。列車は2連ということで、上田駅到着時には立ち客もいる盛況ぶりでした。



【乗車記録】

・名古屋6:12→中津川7:35 モハ210-5068 8両  
・中津川7:40→塩尻9:50 クハ312-1313 2両  
・塩尻10:09→小淵沢10:59 モハ210-3055 3両  
・小淵沢11:21→小諸13:36 キハ110-119 2両  
・小諸13:45→上田14:06 クモハ114-1507 2両






上田電鉄の「まるまどりーむ号」に終点まで乗車


元東急の上田電鉄7200系は1993年(平成5年)に入線しましたが、同じく東急から譲渡された1000系、6000系により置き換えが進み、「まるまどりーむ号」 7255編成1本を残すのみとなりました。

そしてその7255編成も今年(2018年)5月の引退が決まり、記念乗車券の販売や引退イベントが行われます。

上田電鉄では各種ラッピングが施された電車が在籍しており、その運用が1週間単位で公開されています。本日、7255編成は15時半過ぎの出庫のため、まず終点の別所温泉まで行ってから撮影活動に入ることにします。

上田駅の上田電鉄改札口付近
上田駅の上田電鉄は高架ホーム、しなの鉄道は地上にホームがありますが、橋上駅舎の連絡通路で結ばれ、乗り換えは便利です。前回訪問時には、ここに峠の釜めし「おぎのや」の駅そば店兼売店がありましたが、惜しくも2013年2月に閉店となりました。

上田電鉄上田駅のラッピング電車の運行予定表
上田電鉄上田駅には、楽しくわかりやすいラッピング電車の運行予定が掲出されています。本日は、東急を彷彿とさせる赤帯電車と、1000系版「まるまどりーむ号」の2本が終日運行されています。どちらかというとシブいラインナップで、私好みです。

1日まるまるフリーきっぷ
券売機で一日乗車券を購入して乗車します。別所温泉までの片道が590円なので、往復するだけでも損はしません。

クハ291平面ガエル
高架化前の別所線上田駅構内で、クハ291を撮影。東急5000系の中間車を改造した車両で「平面ガエル」と呼ばれていました。しかし1500V昇圧に伴い、僅か3年の活躍に終わりました。この付近、高架化後は駅前広場(温泉口)の一部となっているようです。背後の「東急イン」は現在の「ホテル上田ステイ」でしょうか。なお現在の温泉口駅前広場一角には、上田東急REIホテルがあり、トレインビューが期待できそうです。 (1986.4.2)

1000系の「まるまどりーむ号」
上田電鉄上田駅は1998年に高架化されました。14:31発別所温泉行は1000系の「まるまどりーむ号」です。(2018.3.11 14:25)

1000系「まるまどりーむ号」の車内
1000系「まるまどりーむ号」の車内です。ラッピングにより丸窓が表現されています。

別所温泉駅
上田から約30分の乗車で、14:59に終点の別所温泉に到着です。古い駅舎は変わりませんが、手入れが行き届いています。しかし今日は慌ただしいことに、8分の滞在で折り返し上田行に乗車します。駅のすぐそば(写真右上に少し写っています。)に日帰り入浴施設、別所温泉 相染閣「あいそめの湯」もあり、ゆっくりと滞在したいところですが…。

別所温泉駅の内部
レトロ調に整備された駅舎内です。駅の窓口業務は別所温泉観光協会に委託されており、各種グッズも販売しています。

丸窓電車モハ5250型
元祖丸窓電車モハ5250型は、1928年(昭和3年)に上田温泉電軌ナデ200として製造されました。1986年(昭和61年)の1500Ⅴ昇圧に伴い、元東急の青ガエル5000系や5200系に置き換えられるまで活躍しました。3両とも静態保存されており、そのうちの1両、モハ5252号が別所温泉駅にあります。

丸窓電車モハ5250型
車両の足回りを含めた全体を見物できるのは線路側となり、もちろん立ち入りできないため、別所温泉駅を発車した列車内からの撮影を試みました。


こちら、「長野計器丸窓電車資料館」です。別所温泉駅に保存されているのと同じ丸窓電車が一企業の門の前に保存してあります。社員さんがボランティアで整備をしており、内部に立ち入る事もできます。(当サイト「鉄宿」管理人が撮影)


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