飛騨牛しぐれ寿司(高山駅)を食べた記録

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飛騨牛しぐれ寿司(高山駅)・・・よくぞ作った、日本人にしかできない牛肉弁当

岐阜県は飛騨高山駅。この駅で下車したことが無いので、高山駅の駅弁は一度も食べたことがありませんでした。いつか食べたいと思いながらも、時間ばかりが経過して少々焦りを感じ始めた今日この頃、幸いにして京王百貨店の駅弁大会で、高山駅の飛騨牛しぐれ寿司を入手する事ができました。

製造販売は、明治6年に割烹旅館として開業して、昭和9年から駅弁の販売を始めたという、老舗の金亀館さんです。「きんきかん」と読みます。

飛騨牛しぐれ寿司の外観と外箱


京王百貨店の駅弁大会においてはブースで出店して、二種類の駅弁を実演販売していました。私が行った時は10分ほどの行列になっていて、前後の人は全員、飛騨牛しぐれ寿司を買っていました。

飛騨牛しぐれ寿司の実演販売


この飛騨牛しぐれ寿司、単なる牛肉系の駅弁というのではなく、酢飯で頂けるお寿司だというところが、ユニークです。楽しみにしていた駅弁と、ようやく対面できました。





ローストビーフと酢飯が、こんなにもマッチするとは思わなかった


それでは、飛騨牛しぐれ寿司の中身です。どうしてもまず、ローストビーフに目が行きます。というか皆、これを目当てに駅弁を買っている感じです。ピンク色のローストビーフが、あまりにも美しすぎます。駅弁とは思えません。

飛騨牛しぐれ寿司のローストビーフ


そして、牛のしぐれ煮です。これもまた、美味しそうに出来ています。ローストビーフとの仕切り部分に、味噌漬け大根が挟んであって、箸休めになって飽きが来ません。写真には見えていませんが、大根の左側には、味付け菜の花もちょこんと乗っています。

牛しぐれの上には、これまた鮮やかななたまめの花が添えられていて、見た目にも美味しい駅弁と言えますね。主役の味わいを損ねない、素晴らしい心遣いです。

飛騨牛しぐれ寿司の牛のしぐれ煮


では、ローストビーフを食べます。うん、適度に柔らかくて、美味しいです。これは人気が出るのも当然だな、という見事な味わいです。高山に鉄道旅行する人は、全員これを食わねばならぬ、というくらいに美味しいです




わさび醤油で頂くとさらに美味しいという事なので、やってみました。・・・これは驚きの美味さです。しかもこれで酢飯を食べると、味がマッチしているのに心底驚きます。

ローストビーフに酢飯、そしてわさび醤油の組み合わせは、日本人にしか到底思いつかない味覚でしょう。ここを訪問した外国人にも、日本の牛肉の食文化を、ぜひ味わってもらいたいと思います。きっと今まで、出会った事のない味のはずです。

飛騨牛しぐれ寿司のローストビーフにわさび?油


ローストビーフの事ばかり書いていますが、牛のしぐれ煮も普通に美味しいです。ローストビーフばかりだと多少は飽きが来るかもしれませんので、味覚に変化が付いて、より箸が進みます。

飛騨牛しぐれ寿司


今回の飛騨牛しぐれ寿司のローストビーフ、以前に乗った東北エモーションのメインディッシュのローストビーフよりも美味しいと思いました。凄い駅弁は本当に凄い。脱帽です。

ただ残念ながら、調製元の金亀館には商品を紹介するホームページが無いようです。他にも商品ラインナップが豊富ならば高山に行ってみたいなと思うので、ぜひウェブサイトの充実を望みます。今どきホームページが無いなんて、時代に取り残される恐れもありますからね。

(2017年1月21日、京王百貨店の駅弁大会で購入。1500円。)



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高山駅周辺の鉄道の見えるホテルとしては、観光用ならば飛騨花里の湯 高山桜庵、ビジネスならばひだホテルプラザが良いでしょう。その他、東海地方における鉄道の見えるホテルのページもご覧ください。


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