しなの鉄道の「ろくもん」の素晴らしい鉄道旅行の記録

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しなの鉄道の「ろくもん」、評判以上の鉄道旅に大満足

軽井沢駅出発の「ろくもん1号」に乗車、デザインも美しく感動


わたくし、いくつかのレストラン列車に乗ってきましたが(クルーズトレインを除く)、今回のしなの鉄道のろくもんは総合的に考えると、一番だと思いました。実に素晴らしいです。ここまでのレベルだとは思いませんでした。舐めてました。

このページは、ろくもんの軽井沢発の洋食ランチを堪能した時のレポートです。非常に、美味しかった。乗って良かった。その気持ちを素直に書きました。

軽井沢駅の駅名板とろくもん
(洋食コース始発駅は軽井沢。隣駅に「横川」が無いのは鉄道ファンにとっては寂しい。)


しなの鉄道の観光列車「ろくもん」のレポートについては、次の通りです。ページを分けて解説してみましたので、ご興味のあるところからご覧くださいね(^^)/

⇒しなの鉄道の「ろくもん」は評判以上で仰天した(←今このページ
ろくもん洋食コースのランチを完全レポート・超美味最高!
しなの鉄道のろくもん車内限定駅弁「鶏のきじ焼き弁当」





困難な予約を乗り越えて乗車した、大人気の観光列車「ろくもん」


まず今回、私たち夫婦はしなの鉄道のろくもん予約センターに電話を入れ、ろくもんの空席のある日を確かめ、予約しました。旅行できる日は限られていますから、その日に空席が無いと、再度予約のやり直しになります。希望日に空席が出るまで、複数回、電話をしました。

そのあとに、長野市と軽井沢のホテルを予約して、新幹線の予約をしましたから、旅行の計画を立てるのが好きな人以外は、ろくもんに乗車できるお手軽ツアー旅行を手配したほうがはるかに楽です。団体枠でろくもんの空席を押さえてあるので、簡単に予約できます

ろくもんの乗車証とフリーきっぷ


個人で予約すると、振込用紙が贈られてきますから、所定の手続きに従って送金をします。旅行の10日前くらいになると、上の写真のような書類が送られてくるので、それらを持参してしなの鉄道の改札口を通ってくださいね。(乗車券も付いています)

さて乗車当日、ろくもんと一緒に記念撮影しました。鉄道ファンなら皆さん大好きな、旧国鉄型の115系電車を、あの水戸岡さんがリニューアルデザインしています。

⇒参考:両毛線115系・211系・107系撮影旅行記はコチラ(国鉄時代の塗装の115系が今も走行)

ろくもんと記念撮影、軽井沢駅にて


とりあえず中に入ってみようという事で、入口でろくもんのアテンダントさんに上記の書類を見せて、車内に入りました。私たち夫婦は、半個室風の座席配置になっている3号車に通されました。

案内されたろくもんの3号車の個室


乗車した人は、見た感じ鉄道が好きそうな人よりも、単にろくもんの評判を聞きつけて乗車した人の方が多いような印象でした。みなさん車内に入って、大喜びしていました。ろくもんしゃないを動画に撮りながらウロウロします。

隣の2号車は、個室ではなくてオープンな感じです。これならば1人旅でも楽しめるので、次回(1人旅で和食コースを狙っている)は2号車に決定です。また、1号車は料理無しで乗車だけ楽しめる車両です。別途、指定席券を購入する必要があります。

1号車に乗車する場合も、車内で限定駅弁が売られているほか、バーカウンターにて「和オードブル彩盛り合わせ」を注文できます。(ただしオードブルはろくもん2号と3号限定)




待ちに待った出発です。なんと、美人のアテンダントさんが、法螺貝(ほらがい)を吹いて、出発の合図をします。びっくりです。みんな大注目して、写真を撮りまくってましたね。




下記はろくもん1号が軽井沢駅を発車した直後の車内放送など。少々、鉄道ファン向けの動画になっています。それにしても、鉄道の旅とは思えない、不思議な空間です。日本全国で最近は観光列車ブームになりつつありますが、水戸岡さんのデザインは1歩も2歩も抜きんでていますね。




車内にはミニ売店が有って、その前のスペースに、ろくもん乗車記念プレートや、制帽が置いてあります。気になった人は、写真を撮っておきましょう。乗車記念スタンプもあります。

ろくもん乗車記念のプレート


こんな感じで、軽井沢を出発して、長野に向かいます。出発するとすぐにドリンクのオーダーを取りに来てくれますので、ただちにお酒を飲んだりジュースなどを飲んだりして、楽しめます。すぐさま前菜も運ばれてきますから、面白いですよ。


 


ろくもんの凄いのは、この賑わい感


ろくもんは、信濃の国を進みます。とは言っても、車内から大絶景の風景が見れるわけではなくて、下記のような田園風景がメインです。時折、高原を思わせる雰囲気も感じられはしますが。

ろくもんの車窓風景


途中、小諸駅を出発した直後に進行方向左側に小諸城(懐古園)が、上田駅を出発すると右側に上田城が見えます。上田城は大河ドラマ「真田丸」の舞台にもなったところですし、真田家の家紋の六文銭はろくもんのネーミングの由来にもなっていますから、案内放送が入ります。

今回、その上田城を写真か動画で撮っておこうかと思いましたが、あいにく通路を挟んで反対側だったので、撮れませんでした。ですので、上田城の公式サイトから写真を拝借。下記の櫓の部分が、ろくもん車内から見えます。(もっと距離は離れますので、そのつもりで)




と言う感じで、ろくもんからの車窓風景は平凡なので、乗り鉄の私のような者以外は、特段の大きな感動は無いかもしれません。「ああ、のんびりできるなあ」と感じるくらいでじゅうぶんです。

今回ろくもんに乗車して、私が車窓風景よりも心が動いたのは、沿線でろくもんを歓迎する人たちの姿です。下記は幼稚園のチビっ子たち。本当に可愛いです。

「やらされてるんでしょ」と思うのは性格の悪い人・笑。保育園のお兄さんお姉さんがやる気を起こさないと、とてもこんな感じにみな一斉に旗を振るなんて事はできません。幼稚園児が手を振ると、車内のオジサンオバサンたちもみんな手を振りますので、園児も楽しそうです。




こちらはしなの鉄道の工場の皆さん。これもね、従業員の表情を見るのがポイントです。ちょっとした事なのですが、生き生きとやってらっしゃっているのか、一発で分かってしまいます。しなの鉄道さんは、なかなか良い社風を持った会社だと想像できますよね。




で、面白いのは、上田駅の駅長です。なんと、真田の格好をして、一緒に写真撮影してくれます。衣装や刀まで持ってきているので、写真を撮る方は借りるだけです。この写真撮影が結構な人気になっていて、・・・上田駅長の人柄がしのばれる笑顔を見れば、理由が分かるというものです。




ろくもんは、途中に1か所だけ存在するトンネルに入ります。ろくもんは、今後運行されるろくもんクルーズ以外では夜間の運転は行わないため、夜間用の照明が点灯した雰囲気を、唯一味わえる区間です。なんとも幻想的な雰囲気で、これを見たらディナークルーズも体験したくなりました。




最後のびっくり。ちょうど、屋代駅を利用する女子高生が沢山いたのですが、ろくもんのアテンダントさんが女子高生に話しかけ、手を振って見送るようにお願いしていました。そしたらたくさんの女子高生が手を振ってのお見送り! こんな賑やかな雰囲気の鉄道風景は、どこに行ってもなかなか無いので、本当に貴重な光景だと思います。




という事で、なぜか法螺貝のお姉さんとツーショット写真・笑。

ろくもんの、ほらがい吹きのお姉さん


ろくもんって、乗車の最後にアテンダントさんが各お客さんを回って、1人ずつに感謝の挨拶をするんです。この接客はレストラン列車では初めての体験だったので、嬉しかったですね。

私たちの隣のお客さんは、奥様が誕生日だったらしくて、各アテンダントさんから誕生祝いのお手紙をもらっていましたね。素晴らしい。

今回、3号車を担当してくれたこのアテンダントさんの接客が本当に素晴らしくて、私たち夫婦は思わず唸ってました。ですので、記念にツーショット写真を撮らせていただきました。

ろくもんのアテンダントさん


この方の上手い誘導のせいで(おかげで)、私は車内で妻に向かって「(妻の事が)好きなんです」とか、思わず告白させられてしまいました・笑。

そのセリフを聞いたアテンダントさんは、「きゃ~、そんな言葉を聞かせて頂けるなんて、耳が幸せです~~~!」とおっしゃってまして、こんどはその感想を聞いた美容師歴25年(つまり接客のプロ)の妻が、「こういう幸福言葉を自然と口に出せる人はなかなかいないぞ、大したもんだ、人当たりもほんわかしていて心地よいし!」とべた褒めしていました。

お互いにお互いを褒めたたえているみたいで、終わり良ければ総て良し、ろくもん恐るべし、という結果になりました。



終点の長野駅に到着


約2時間半のろくもんの旅、終点の長野駅到着の車内放送と、前面展望になります。こちらは、主として鉄道ファン向けの動画です。JR東海の特急しなの号とすれ違った後に、信越線の下り線からいくつものポイントを渡って、長野駅の上り線ホームに到着するまでの動画です。




長野駅に到着して預けていた手荷物を受け取ってホームに降り、ろくもん1号の旅は、大満足で終わりました。この後ろくもんは折り返し、軽井沢行きのろくもん2号として折り返します。

長野発のろくもんは、懐石料理が提供されるんですよね。それもまた、非常に魅力的です。素晴らしいアテンダントさんと、沿線の賑やかな皆さんと再開すべく、また改めて、懐石料理コースでろくもんに乗りに来たいと思いました。

長野駅に到着して旅客が降りた後のろくもん


以上、しなの鉄道のろくもんのレビューでした。洋食コースで提供されたお料理をチェックしたい人は、引き続いて下記に目を通していただけますと幸いです。


ろくもん洋食コースのランチを完全レポート・超美味最高!
しなの鉄道のろくもん車内限定駅弁「鶏のきじ焼き弁当」

ろくもんに乗車できるお手軽ツアー旅行はコチラ(料理付きです)



ろくもんにお友達を連れて再度の乗車(by妻)


2020年、ろくもんに再び乗車しました。といっても、乗ったのは妻です。妻のお友達の記念日に、何かレストラン列車に乗りたいと企画して、ちょうどお友達の旅程に合致したのが、ろくもんでした。




乗車したのは、通常のろくもんと異なり、「ヴィラデストワイナリーブランド」号です。沿線の有名なワイナリーである、ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリーが料理を監修しているようです。

お料理を食べながら、トワイライトタイムにワインを楽しむという趣向で、まさに大人の女性の2人旅にはもってこいの企画になりました。スジとしては、ろくもん3号と同じのようです。下の写真は前菜。メニューは一番下に、写真で掲載しておきます。




主菜ですね。ワイナリー監修らしく、赤ワインで煮込んでいます。




陣羽織を着て、ご機嫌のお友達。北海道の人なので、北海道にはレストラン列車は走っていませんから、とにかく物珍しく、楽しかったようです。




ラストのデザートです。




メニューは以下の通り。




なお、お友達がすっかり鉄道旅行が好きになったようで、そのうちまた、別のレストラン列車に乗せてあげたいと言っています。JR九州の或る列車がいいなあと、そんな事を言っていました。


ろくもんに乗車できるお手軽ツアー旅行はコチラ(料理付きです)


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