浜べん(いわき駅)を食べた記録

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浜べん(いわき駅)・・・本来は常磐線全線開通記念のおめでたい駅弁なのだが

2011年3月11日の東日本大震災。私も当時は(非常に地味な)被災地の茨城県鹿嶋市に住んでおり、驚いて近所の鉄道の鹿島臨海鉄道の臨港線(貨物線)を見に行ったら、線路がグニョグニョに曲がっていて、「あ、これはもうダメかもしれない」と落胆したものです。

でも、福島県内の常磐線などは、原子力発電所の爆発事故が発生して、立ち入り自体が不可能になるなど、復旧しようにもできない状況が続きました。鹿島の比ではなかったわけですね。

しかし、関係者の尽力によって、最後まで残されていた常磐線の不通区間がいよいよ2020年3月14日に新規に開業、ようやく、震災からの鉄道の立ち直りを実感しました。

それに合わせて、福島県いわき市の駅弁業者の小名浜美食ホテルが用意したのが、今回ご紹介する常磐線全線開通記念 はま弁と、同時に購入した常磐線全線開通記念 フラべんです。共に、大変な意欲作となっていて、感心するのを大きく通り越して、強い感動を覚えたほどです。

常磐線全線開通記念 はま弁


しかし、この力作となる浜べん、本当は大々的に売り出されるはずだったのに、3月に入ってコロナショックが日本全国を多い、悲劇の駅弁となってしまいました。

あらゆる行事は自粛で中止となり、浜べんのメインの売り場で有る東京駅の駅弁屋祭グランスタ店は開店休業状態となり、地方の駅弁の取り扱いは全面的に中止、浜べんもあっという間に姿を消しました。

常磐線全線開通記念 はま弁


2020年7月、少しずつ自粛が解除された現在も、浜べんやフラべんは、東京駅での販売が再開されない状況です(7月6日時点)。お弁当の関係者も、さぞ無念だったのではないかと思います。

このページでは、そんな浜べんの美味しさを分かって頂きたくて、ご紹介する事にしました。動画でも感想を述べておりますので、あわせてご覧いただきたく存じます。




購入データ(今回、私が購入した時の記録です)
購入場所 東京駅の駅弁屋祭にて購入。
購入日時 2020年3月14日に購入。
価格 1480円
ラベル表示 常磐線全線開通記念 はま弁のラベル表記

(黒潮や親潮の漁場で獲れる魚介類がメインです。ウニはやむを得ないにしろ、それ以外はそのエリアで採れたものが並びます。)
製造 福島県いわき市小名浜字辰巳町43-9
株式会社アクアマリンパークウェアハウス 小名浜美食ホテル
0246-54-3409
https://www.bishokuhotel.com/ekiben





北海道から茨城県沖にかけての魚介類を広く集めた潮目の魚介類が満載


福島県沖は、この駅弁の外箱に「常磐沖潮目の海」と刻印されている通り、南からの黒潮と北からの親潮がぶつかり合うところで、日本有数の漁場となっています。その海の幸を存分に味わって、常磐線の開通を祝おうと言うのが、浜べんの趣旨です。中身を、ご覧ください。

常磐線全線開通記念 はま弁

お品書き
・貝焼きウニ 
・さんまのみりん干し 
・目光のから揚げ 
・鰹のおろし煮 
・ホタテの貝ひものから揚げ
・鮭フレークといくらのしょうゆ漬けのごはん
・牛のしぐれ煮と錦糸卵のごはん
・ほかほかさつま 
・わかめのから揚げ


何と言っても、中央部にドンと鎮座している、ウニの貝焼きに目が行きます。このウニは、小名浜美食ホテルの名物駅弁であるうに貝焼き食べくらべ駅弁に入れられているものと同じです。これは嬉しい。

ウニの貝焼き(浜べん)


お魚料理は、さんまのみりん干しと目光のから揚げが、駅弁としてはユニークです。それぞれ駅弁に使われる食材とは言い難く、要は傷みやすいから駅弁には不向きなのですが、それを長時間の保管に耐えうる調理をして提供してくれており、物珍しさが楽しさでもありますね。




もう1つ、非常に面白いなと思ったのが、こちらのコーナーに入れられている、ワカメのから揚げとホタテ貝ひものから揚げです。ワカメの唐揚げは、だいぶ湿りけが強くて、嚙み砕きにくくなってしまっているので、要改善ではありますが、意欲的な試みです。

また、帆立も貝ひもを使って唐揚げにしてきており、こちらは何となく直江津駅の駅弁に入れられるスルメの天ぷらを思わせる風味であり、お酒が恋しくなりますね(^^♪




そして、それら特徴的なおかずのラインナップを受け止める存在のご飯ですが、お肉コーナーとお魚コーナーに分けられています。こちらは牛肉のしぐれ煮をたっぷりと乗せています。錦糸卵との対比も良く、しぐれ煮がしょっぱいので、味覚のバランスもちょうど良いですね。1つだけでもお肉が入っていると、味のアクセントとなって、その点でも素晴らしい駅弁です。




もう一方のご飯コーナーは、イクラに鮭。誰もがホッとした気分で食べる事が出来る食べ物であり、おかずに少々変わり種が多いので、鮭イクラの親子を食べて、完璧な満足感を得る事になります。ちなみに、白飯の上に鮭イクラが乗っているので、はらこ飯ではありません。




今回の駅弁は1480円と、やや高めのお値段なれど、本来は常磐線の開通を祝う駅弁である点を考えると、納得できます。しかも、かなりボリュームもありますし。大きなサイズの駅弁ですから、自宅に持ち帰る時は、やや取り扱いに難があります。その点は気を付けてくださいね。


栄養成分表示(1食あたり)
熱量 760kcal
たんぱく質 27.6g
脂質 19.3g
炭水化物 103.7g
食塩相当量 7.2g


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