やきとり弁当(静岡駅)を食べた記録

●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!

やきとり弁当(静岡駅)・・・ホテイのやきとり缶は、本来もっと美味しかったはず

駅弁業界の新たなトレンドとなり得る話として、あるいは駅弁以外の業界では一定のトレンドになっているのかもしれませんが、ブランドを保有した企業同士のコラボ商品を、よく目にするようになってきました。

例えば、駅弁業界としては、宇都宮駅の駅弁業者の松廻家さんが岩下の新生姜とコラボした商品、岩下の新生姜とりめしが人気となっており、この界隈の代表事例となっています。

あるいは、峠の釜めしという圧倒的な人気商品が、コンビニのローソンで峠の釜めし本舗おぎのや監修・期間限定おにぎりセットという形に変わって、季節を変えて内容を変更して、継続して販売されるという人気商品に育ちました。

こういう事例を東海地方で実現させたのが、静岡駅の東海軒さんが、地元の有名な缶詰メーカーのホテイフーズと組んだ、やきとり弁当です。漫画家の故おおば比呂司さんがデザインした、この赤提灯の焼鳥屋さんはホテイの缶詰ではおなじみですが、同じく駅弁のパッケージにも使われる事になりました。これによって、ホテイ缶関連の商品である事が一発で分かるので、非常に良いですね。

やきとり弁当(ホテイフーズのやきとり缶使用)


ホテイのやきとり缶は当方も好物であり、私だけでなく、息子らのお弁当にも入れてあげた事もよくあって、子供たちからも好評でした。世代を超えた、人気の高さを誇る商品だと思います。

なので、実は、以前に新富士駅の駅弁業者の富陽軒さんにお邪魔した時に、「ホテイの缶詰で企業コラボ駅弁などいかがでしょうか」と提案した事もあったのですが、見事に、同じ静岡駅の東海軒に先を越された格好になりました。

やきとり弁当(ホテイフーズのやきとり缶使用)


そんな事もあって、このやきとり弁当に対しては、食べる前から期待感が大きかった訳ですが、このように変に期待が大きすぎると、現実との間で落差を感じる事があります。今回のやきとり弁当も、実はそういった現実に直面したのでした。まずは、食べているシーンをご覧ください。




購入データ(今回、私が購入した時の記録です)
購入場所 東京駅の駅弁屋祭グランスタ店にて購入。
購入日時 2020年2月3日、午後4時前に購入。
価格 950円(税込み)
ラベル表記
やきとり弁当のラベル表示
製造・販売 株式会社東海軒
静岡市駿河区登呂6-5-35
054-287-5171
http://www.tokaiken.jp/
(ホームページには全く駅弁情報の掲載が有りません。実に不便なので、急ぎ、修正して頂きたいと強く思います。)





誰にでも作る事が出来るような、実に安直な商品であるというのが感想


美味しいのだけれども、何かが違う。それが、今回のやきとり弁当の率直な感想です。まず、駅弁としての商品が非常に安直に出来ています。駅弁にホテイのやきとり缶を入れる。それは当然の事でありますが、素人でも思いつくような、やきとり缶をそのまま放り込んだだけの弁当になっています。

ホテイのやきとり缶には、今回入れられているようなタレ味だけでなく、塩味だったり旨辛味だったり、塩レモン味やガーリックペッパー味など、多くのラインナップがあります。更に、やきとりと言う形態だけでなく、唐揚げ缶ややきとり玉子などもあります。

そういう多彩さを全て捨て去り、ご飯の上にタレ味をドボンと置くのみという、誰もが考え付くような安直な商品になってしまったのは本当に残念でした。

冒頭に記した、岩下の新生姜とりめしの事例でも参考にして欲しいですね。私から見ると、このやきとり弁当のような商品は、「料理」とは言えません。

やきとり弁当(ホテイフーズのやきとり缶使用)


メインのおかずがホテイのやきとり缶のタレ味だけですから、最初の数口は美味しいなと思いながら食べるものの、その後は濃すぎてしょっぱすぎる味に飽き飽きしてきます。単にぶち込むだけなら、せめて2,3種類の異なるホテイ缶を配置する事くらいはして欲しかったです。

やきとり弁当(ホテイフーズのやきとり缶使用)


ご飯は、桜飯になっています。要は、茶飯ですね。やきとり缶ではない部分には、玉子そぼろが乗せられています。この部分には特に何も問題はありません。




副菜は、牛蒡、人参、蓮根、お麩の煮物と、わさび菜です。東海軒の煮物も、「特になあ」といった味わいなんですよね・苦笑。なお、煮物の部分に玉子そぼろが乗っかってしまっているのは、駅弁売り場から自宅まで商品を運ぶときに、衝撃で動いてしまった事によります。本来は、こういった状態ではありません。



この副菜の部分ですが、何度考えても、安直に出来ているよなあと思います。ホテイのとりたまごとか、唐揚げ缶とか、そういった副菜を登場させるべき部分ですよね、どう考えても。

今回、東海軒のやきとり弁当を食べた事で、逆に、ホテイの缶詰はもう当分食べたくないと思ってしまいました。全くの逆効果です。岩下の新生姜とりめしを食べて、わざわざその後に岩下の新生姜を買いに行ったのとは好対照です。

やはり駅弁屋も料理屋なのですから、料理人として納得できる商品を出して欲しいなと思います。と同時に、ホテイフーズだって、「これは安易すぎるな」と簡単に想像が付くはずですから、一言で済ませてしまうと、双方ともに企業努力の足りない商品だという事になります。


栄養成分表示(1食あたり)
熱量 582kcal
たんぱく質 25.6g
脂質 10.9g
炭水化物 92.5g
食塩相当量 6.8g


乗って楽しい列車旅

鉄道クレジットカード・鉄道ファン御用達のカード

地域から選ぶ

その他の特集コンテンツ