あわびちらし(安房鴨川駅)を食べた記録

●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!

あわびちらし(安房鴨川駅)・・・海の幸と山の幸が同居する、安房の国らしい駅弁

外房線の特急わかしお号の終着駅である安房鴨川駅には、地元鴨川駅前の南総軒さんが調製する駅弁が売られています。かつては、房総の海が目当ての大量の観光客を集めた安房鴨川駅。平成初期に1日3000人以上の乗降客があったこの駅も、今ではその半分以下、1300人程度の利用客しかいません。

鴨川市の人口がその当初から15%減ったのに対し、鉄道の輸送量は50%以上も激減しており、特に東京湾アクアラインの開通によって特急から高速バスにシフトする乗客が増えて、鉄道は大打撃を被りました。

そんな状況下にありながら、安房鴨川駅で今でも駅弁の販売を頑張っているのですから、私としても応援をしたくなりますね。

あわびちらし


今回は、3種類の駅弁を食べてみました。このページで紹介する「代表作」のあわびちらしのほかに、うにとさざえめしわかしお弁当を予約購入して、自宅に持ち帰って食べています。

なお、今回の旅行では、鴨川市のたこ焼き北斗星さんも訪問しておりますので、あわせてそちらのページもご覧ください。非常にユニークな、楽しい鉄道レストランです。


購入データ
購入場所 鴨川市の南総軒の本店にて購入。(もちろん、安房鴨川駅の売店でも売られています。)
購入日時 2018年9月29日、午後4時に予約購入。
価格 1100円
ラベル表示 予約して受け取りに行ったからなのか、ラベル表示はありませんでした。
製造・販売 合資会社南総軒
千葉県鴨川市横渚29
電話:04-7092-4651
https://www.nansoken.jp/
%E9%A7%85%E5%BC%81%E5%BD%93/


 


高級食材と化して量の少なくなった鮑を、その他の具の美味しさでカバー


安房鴨川駅周辺の観光地も記した、なんとも昭和風の掛け紙を取り、ちょっとチープなプラスチック容器の蓋を取ってみると、このようなちらし寿司でした。鮑の量が非常に少ないのでありますが、鮑は高価すぎる食材ですので、これはやむを得ないと思います。

鮑の量をカバーするかのように、ウニや帆立貝が目立ちます。そして、玉子焼きや椎茸煮、筍煮なども入れられていて、海と山の両方がある安房の国をイメージするかのような駅弁に仕上がっています。

あわびちらし


鮑です。薄切りにされたものが4切れほど、入っていました。昭和34年に販売が開始された時には、鮑がたくさん入れられていたとの話しですが、今となってはやむを得ませんね。

あわびちらし


その代わり、薄切れであっても鮑の味覚は感じます。弾力のある歯ごたえと共に、鮑を食べる事の出来る幸せを噛みしめます。

あわびちらし


帆立煮や蒸しウニです。南総軒の蒸しウニは、全国各地のウニ系の駅弁の中では、かなり上位に位置するような気がします。ウニはどうしても傷みやすい食材なので、薬品で処理されている訳ですが、その薬品臭さが少なく、磯の香りが引き立っていると思います。






帆立貝も、甘辛で美味しかったな。プリプリの帆立貝は、噛むほどに旨みが溶け出してくるようです。帆立貝だけで駅弁を作っても、かなりの「作品」が出来上がるのではないかと思ってしまいました。




具を受け止める酢飯です。比較的酸っぱさが少なめに仕上げられていて、ご飯の美味しさを素直に感じられて、米好きの私は、こういった酢飯が好みですね。




ほら、このようにご飯が立っています。こういうご飯は、美味しいに決まっています。




このあわびちらし、実は玉子焼きや椎茸煮、筍煮の出来も、非常に高いレベルにあります。素材の美味しさが引き立っているのは、料理屋としての腕前が良いのか、あるいは素材が良いのか、どちらなのでしょうか。

そんな駅弁を、以下の動画では、ちょうど食べているところも撮っておきましたので、ほんの数分ですから、あわせてご覧ください。




全て食べ終わってから改めて感想を記してみると、鮑の量がこれほど少ないにもかかわらず、満足度が著しく高いのも珍しい、という事になるでしょうか。

普通に考えると、単なる付け合わせにしかならないような玉子焼きや椎茸煮、筍煮などが、まるで主役を張る事ができるかの如くの、上出来に仕上がっているからだと思います。

鮑の不足を料理人の創意工夫で乗り越えた感じが、非常に伝わってきます。だからこそ「付け合わせ」にも手を抜いていないのですね。

今回は、当サイト管理人は車で鴨川市まで来てしまったのですが、できればあわびちらしを駅で買って、そして外房の海を眺めながら、車内で味わいたい逸品だと思います。

参考千葉県の鉄道の見えるホテル一覧


 
乗って楽しい列車旅

鉄道クレジットカード・鉄道ファン御用達のカード

地域から選ぶ

その他の特集コンテンツ