やきはま弁当(千葉駅)を食べた記録

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やきはま弁当・・・千葉駅伝統の味は、今も健在

※極めて無念な事に、2020年夏の時点で終売のようです。

下記、千葉駅の駅弁屋さんにて、漁り(あさり)弁当と共に購入した貝の駅弁が、やきはま弁当になります。下記は千葉駅の中央改札口入ったところやや左側にある、万葉軒さんの駅弁売り場。

千葉駅の駅弁屋さん「万葉軒」


実はこの駅弁、当時、成田線沿線の住民だったワタクシが、30年以上も前に賞味した事があるのです。今回はそれ以来ぶりの味で、大変に懐かしいなと感じるとともに、過ぎ去っていった多くの時間に対して、とても切ない感情を到来させるような、そんな郷愁を誘う駅弁ラベルでもある名物駅弁です。

やきはま弁当の外観と駅弁ラベル


中身を開けたところがこれ。大変にシンプルな駅弁であることが分かると思います。




たしか昔から変わっていないと思われる、たった3本の焼きはまぐり。どこからどう見ても、ハマグリがメインディッシュだなと分かる構成です。成田の名物である鉄砲漬けや、千葉県ならではのマグロの照り焼きなども入っていて、さすが万葉軒さん、地域の味を大切にしています。

今回久しぶりに味わってみて、アサリではなくてやっぱりハマグリだよなと。

ハマグリ串と、ハマグリの出しで炊き上げた炊き込みご飯が、絶妙に合います。この得も言われぬ感動の味わいは、おそらく日本人にしか理解できないのではないでしょうか?

やきはま弁当の中身


しかし、ハマグリといったら今や超高級食材です。そんなもんをぶち込んで、たった930円で収まるわけがありません。それに、昔食べたやきはま弁当のハマグリは、硬くて口の中で噛み切れないほどで、子供の僕はこんな駅弁二度と食べたくないと思ったほどです。

それがどうでしょう、全く硬くないのです。実は、なぜかというと、今や本ハマグリなど駅弁に投入できるはずもなく、大洗駅のダイダラボウのはまぐりめし同様、アサジ貝という、「ハマグリの一種」を外国から輸入して、使用しているのだと思います。

しかし、それでも深い味わいはしっかりと感じられて、私は大いに満足しました。なまじ本ハマグリなど使って、1つ3000円とか5000円の駅弁を作られるより、よっぽど良いと思います。これからも万葉軒さん、安価で美味しい駅弁をたくさん作り続けてほしいと思います。

あ、千葉も茨城も地元なので比べたくはありませんが、大洗のはまぐりめしよりも、千葉のやきはま弁当の方が、微妙なところの違いなのですが、数段上です。食べてみると分かります。

千葉のやきはま弁当の焼きハマグリ


千葉県における鉄道の見えるホテルのページはこちらをご覧ください。万葉軒さんの味を、ホテルで楽しんでも良いかと思います。

(2015年9月29日、千葉駅で購入。930円)


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