天竜二俣駅で駅弁とを食べ、天竜浜名湖鉄道の転車台見学ツアーに参加する

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天竜浜名湖鉄道の転車台見学ツアー(&天竜二俣駅の駅弁)

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は、粟生線の行方が気になる神戸電鉄を旅してきました。今回は遠州鉄道モハ25の特別運行と、天竜浜名湖鉄道の転車台見学ツアーに参加してきました。




今回の撮影旅行は、以下の2つのページに分割して、ご紹介しています。ご興味のあるところをクリックして頂いて、それぞれのページに進んでください。

遠州鉄道30形(モハ25)がまさかの故障
⇒天竜二俣駅の駅弁と天竜浜名湖鉄道の転車台見学ツアー(←今ここ


なお、天竜浜名湖鉄道の駅弁情報については、詳細は、以下のページにまとめていますので、購入される人はあわせてご覧ください。

参考天竜浜名湖鉄道(天浜線)の駅弁情報まとめ





天竜二俣駅の駅弁


夏休み特別企画による特別運行予定だった遠州鉄道30形(モハ25)の運休により、時間が余り、予定より早く天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅に着くことが出来ました。

天竜二俣駅に停車中の井の国2号
臨時列車「井の国2号」に西鹿島から乗車、天竜二俣には13:08に到着です。

「おんな城主直虎」のラッピング列車
臨時列車「井の国2号」は、大河ドラマ「おんな城主直虎」のラッピング列車でした。なお、2種あるラッピング列車の運行スケジュールは、ホームページで公開されています。

天竜二俣駅の外観と駅弁の看板
駅舎やホーム上屋等が国の登録有形文化財に登録されている天竜二俣駅ですが、駅舎内にラーメン屋があり、駅弁も販売されています。

天竜浜名湖鉄道の駅弁一覧
土休日のみ販売、平日は予約制です。それぞれ調製元が違うのですね。

天竜二俣駅の切符販売窓口で売っている駅弁
駅弁は切符販売窓口横の売店で取り扱っています。売店の前に見本が展示されており、現物は売店事務室内で保管されています。


天竜二俣駅では駅弁を「発見」。駅弁の存在は知っていましたが、これまで遭遇する機会がありませんでした。先程、浜松駅で駅弁を購入したばかりですが、ここでも迷わず購入し、キハ20が保存されている広場の一角にあるベンチでいただくことにします。なお、私が購入した「まいたけ弁当」は午後1時過ぎで残り3個、約30分後には既に完売となっていました。

舞茸弁当(天竜二俣駅)
「まいたけ弁当」(㈲きよみ・950円)です。主役の「舞茸」は炊き込みご飯で、脇役がこの上なく充実しています。この内容と値段なら、JR駅等で手軽に入手出来れば好評を博すことでしょう。(天竜二俣駅で入手する事こそが、この駅弁の価値とも言えますが・・・。)

まいたけ弁当のラベル表示
ほとんど自然な原材料だけで作られています。

天竜二俣駅横で保存されているキハ20-443
天竜二俣駅横で保存されているキハ20-443です。二俣線で活躍した車両です。

「天竜レトロ・トレインクラブ(TRTC)」が保存しているキハ20
「天竜レトロ・トレインクラブ(TRTC)」が、この車両の修復・保存を行っており、時折、車内の見学会が行われます。現在、再塗装の準備が行われているようで、その活動には頭が下がります。しかし行政の支援により、屋内展示か上屋の設置を「前向き」に検討していただきたいものです。

ナハネ20‐347号(天竜二俣駅)
ナハネ20‐347号は寝台特急「あさかぜ」としても使用されました。

天竜浜名湖鉄道の開業記念ヘッドマークを付けたTH1形
私は、二俣線から第3セクターに移管された当日(1987年(昭和62年)3月15日)に乗車していました。このTH1形は2004年(平成16年)までに、TH2100形に置き換えられて姿を消しました。この種のレールバスタイプの車両としては、他の鉄道に対し比較的早く姿を消しました。(1987.3.15 遠州森にて撮影)  





天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅の転車台見学に参加


転車台や扇形車庫等も国の登録有形文化財に登録されており、「転車台&鉄道歴史館見学ツアー」と銘打って、毎週 金・土・日・月・祝は10:50?と13:50?の1日2回、毎週 火・水・木は13:50?の1日1回、見学会が開催されています。

予約不要(15名以上の団体は予約必要)、料金200円(天竜浜名湖鉄道利用者以外は300円)という手軽さと、転車台の稼働が見られるとあって、私は過去2回参加しています。

3回目となる今回、2017年8月12日(土)13:50開始の部は、参加者は約50名。過去の参加時は10~20名程だったと記憶していますので、本日は驚きの大盛況です。駅待合室で集合(収容しきれずに駅舎外へ続く長い列となりました。)、スタッフの方による引率で駅構内を横断して転車台方面に向かいます。

参加者は、私のような「鉄分」の濃い人は僅かで、家族連れやご夫婦が多く、「井伊直虎」ゆかりの地めぐりとともに訪れる「観光名所」のひとつとなっているようです。(個人的見解です。)

天竜浜名湖鉄道の転車台&鉄道歴史館見学記念きっぷ
A型硬券タイプの参加券です。


構内を横断して、駅南側の通路を通って転車台へ向かいます。

天竜二俣駅の高架貯水槽
高架貯水槽は蒸気機関車時代の名残です。これも登録有形文化財です。

転車台と扇形車庫が登録有形文化財(天竜二俣駅)
転車台と扇形車庫も登録有形文化財で、1940年(昭和15年)の国鉄二俣線の開業時に建造され、今なお現役です。これから転車台の実演(?)が始まります。


【動画・転車台1】


転車台で鉄道車両が回転する光景は、蒸気機関車でなくてもダイナミックで感動します。


【動画・転車台2】


二俣線の無煙化は1971年(昭和46年)で、機関車の方向を変えるという役目は終わりましたが、扇形車庫に車両を収納するという任務があります。なので、こうした使われ方もします。スタッフの方の解説がユーモアも交えつつ、解りやすいのがいいですね。これなら、「鉄分」の無い人でも興味深く見学することが出来ることでしょう。


天竜浜名湖鉄道の車両と転車台
左側の木造建物は、運転区事務室・運転区休憩所です。これらも現役のうえ、登録有形文化財です。早い話、施設全体が登録有形文化財と言えましょう。

鉄道歴史館の内部(天竜二俣駅)
扇形車庫横の建物内にある「鉄道歴史館」です。二俣線時代の資料も多く、見応えがあります。  


現役の鉄道車庫を見物できる機会は、イベント時を除いてなかなかありません。こうして毎日、解説付きで現役の施設を見物できる場所は他にないでしょう。何度参加しても、飽きません。

特に転車台については、見学者用に「実演」しているのではなく、入れ換え作業の一環のようで、車両の動き(転車台の動き)は毎回異なっていて、見逃せません。

この「転車台&鉄道歴史館見学ツアー」、天竜浜名湖鉄道乗車の際には、是非とも参加される事をを「推奨」させていただきます。所要時間45分、13:50に始まり、帰路はホームでそのまま解散となり、私は14:42発の新所原行で天竜二俣駅を後にしたのでした。


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