多度津発のランチ・四国まんなか千年ものがたりにツアーで予約して

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四国まんなか千年ものがたりの食事を楽しんだ!ツアーなので予約もカンタン

JR四国の2番目のレストラン列車「四国まんなか千年ものがたり」


夫婦で全国のレストラン列車に乗るのが、とても楽しみです。あいにく2016年の樽見鉄道のしし鍋列車に乗車して以来、レストラン列車とご無沙汰していたので、「どこかに乗りに行こう!」という事になりました。

セレクトしたのは、JR四国です。2017年の春に運行が始まったばかりの、新しい観光列車であり、四国第二のレストラン列車として期待が集まる、四国まんなか千年ものがたりに決めました。

四国まんなか千年ものがたり


しかし!JR四国のレストラン列車は、先行する伊予灘ものがたり号も含めて、常に大人気であり、極めて予約が取りにくいのです。当然、新規運行の四国まんなか千年ものがたりは、ほぼ予約不能な状態になっていました。

しかし、そんな状況でも、乗ろうと思えば乗れてしまうのです。今回は観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に乗車した体験談をご覧いただけます。予約方法や列車内外の様子、そして肝心の食事について。ぜひ皆さんにも乗っていただきたいなという列車です。


【目次】

四国まんなか千年ものがたりの予約方法
四国まんなか千年ものがたりの車内外の様子
多度津発のコースのランチの食事を全公開
沿線の見所などをご紹介
ツアーで乗車する際の注意点

四国まんなか千年ものがたりの公式サイト


 


四国まんなか千年ものがたりの予約方法


四国まんなか千年ものがたりの予約方法は、2つあります。1つは、乗車の1か月前から、全国のみどりの窓口で特急券とグリーン券を購入する方法。同時に食事付きで乗る人が大半でしょうから、同じくみどりの窓口か、全国の旅行会社で食事予約券も取る必要が有ります。

混雑状況については、以下のリンクより、JR四国のサイトにてお確かめください。問題なのは、1か月前にならないと予約ができないという点だと思います

四国まんなか千年ものがたりの予約状況(JR四国)


今どき航空会社などは数か月も前から予約ができますし、宿泊施設だって同様です。しかしJR各社では旧態依然というのか、旅行の計画を立てようにも、目的のレストラン列車が1か月前にならないと予約の可否が分からないのですから、本当にこれは改善してほしいです。

3か月以上も前から予約が取れれば、航空券やら宿泊予約やら、かなり安く済ませることができるのに、JRの不便さのせいでそれらの料金が高くなってしまい、実に不利益を被りますね。

そうやってさんざん待たせておきながら、希望の日時で予約が取れないなんてことがザラに起きるのが、四国まんなか千年ものがたりのような人気列車です。実に困ります。(飛行機を予約した後に肝心のJRのチケットが取れなかったら、シャレになりません。)

四国まんなか千年ものがたりのツアー


今回私は、同様に予約しにくいシステムになっているJR四国のもう1本の列車、伊予灘ものがたりとセットで乗車できるツアーを見つけて、早々に申し込みを済ませる事が出来ました。

・・・これが第2の方法で、大手旅行会社のツアーを利用するという方法です。行程が決められてしまう不都合さはありますが、四国まんなか千年ものがたりを優先するとしたらこの方法が確実。私は阪急交通社で、いつもレストラン列車のツアーを見つけるようにしています。

阪急交通社のウェブサイト
(検索窓に「四国まんなか千年ものがたり」と入力して、ツアーを探します)


ちなみに阪急交通社では以前に、特別なトワイライトエクスプレスツアーに参加した時も利用しています。妙に鉄道ファン向けのツアーを仕組んでくるんです・笑。

阪急交通社以外では、近畿日本ツーリストクラブツーリズム・鉄道の旅読売旅行などで、レストラン列車のツアーの取り扱いが有ります。


 


四国まんなか千年ものがたりの車内外の様子


予約が取れたら、安心して四国まんなか千年ものがたりに乗車することができます。今回乗車したのは、多度津(たどつ)駅を出発して大歩危(おおぼけ)駅に至るコースです。2017年5月28日に乗車しました。




乗り場に行くと、アテンダントさんが笑顔で迎えてくれます。今回着席した車両は、3号車です。秋彩(あきみのり)の章、というネーミングが付けられていました。紅葉を思わせる車両デザインであり、その季節に四国に来るのも楽しそうだなあと思います。

四国まんなか千年ものがたりのアテンダント


なお、1号車は春萌(はるあかり)の章と名付けられており、ちょうど今回乗車したような、春の彩りに溢れています。

多度津駅で発車待ちの四国まんなか千年ものがたり


春萌(はるあかり)の章のアテンダントさんも、写真に撮らせていただきました。

四国まんなか千年ものがたりのアテンダント


なお中間の2号車は「夏清(なつすがし)の章」「冬清(ふゆすがし)の章」と、2つの章で名付けられていますが、車内が分割されている訳でもなく、不思議なネーミングです。ただ、ここは外の景色はずいぶんと見にくいので、できれば避けたい座席になります。

車両の内装などは、JR四国が用意した動画をご覧になると分かりやすいです。(もう少し下にも、次の動画を貼り付けておきます。私が撮った、車内の様子です。)




ムード溢れる春萌(はるあかり)の章を、ホームから覗き込むような感じで。

車外から、四国まんなか千年ものがたりの内部を見る


似ていますが、こちらは秋彩(あきみのり)の章。座席がオレンジです。

四国まんなか千年ものがたりの車内


3両の四国まんなか千年ものがたりの車内を、通り抜けて撮影してみたところです。割合シンプルな内装だなと思います。




自分の座席に座って、天井を眺めてみました。鏡が張られているからなのか、不思議と室内空間が広く感じる車内なのでした。

四国まんなか千年ものがたりの天井



多度津発のコースのランチの食事を全公開


お待たせしました。それでは本ページのメインコンテンツ、四国まんなか千年ものがたりの食事のご紹介です。車内に入り着席しますと、このような状態でテーブルのセットがなされていました。萌黄色のランチョンマットとメニュー表が目に鮮やかで、期待が高まりましたね。

四国まんなか千年ものがたりのテーブル


食事は、途中の琴平駅で料理の積み込みを行った後に、開始となります。始発の多度津駅を発車してから、約25分後くらいになりますね。時間は11時近くで、朝からほとんど何も食べずに「準備」していましたから、もうすっかり腹ペコでした。

待ちに待った、さぬきこだわり食材の洋風料理「讃岐三畜と地元野菜の洋食プレート・春」が始まります。まず最初に、季節のスープ「コーンクリームスープ」が運ばれてきました。・・・言う事なしの濃密な味、コーンの栄養素で体の細胞が目覚めるかのごとくです。

トウモロコシはカロリーが高く、普通にゴクゴク飲んでしまったら血糖値が上がり、後々の食事が摂れなくなってしまいますが、小さめのカップでの提供は適量でしたね。

四国まんなか千年ものがたりの季節のスープ


そして、お弁当箱と言って良いのか、あるいはプレートと言うべきか、四国まんなか千年ものがたりのシンボルマークが描かれた、専用の高級感あふれる白い容器が運ばれてきました。

四国まんなか千年ものがたりの食事の容器


蓋を開けると、歓声が上がります。十文字に仕切られて、それぞれのお皿ごとにこだわりの冷製メニューが配置されています。見た目も色艶もレストラン列車として申し分が無く、動く列車の中でこんな豪華なお料理をいただける幸せを、強く感じます。

四国まんなか千年ものがたりの冷製メニュー


順番に見ていきましょう。まず、「讃岐オリーブ牛のローストビーフ グレービーソースのジュレ 自家製ピクルス三種 アンディーブ」です。

温かいものを提供しにくいレストラン列車では、ローストビーフは比較的多用される食材です。最近でも、東北エモーション(柚子胡椒風味)や、伊豆クレイル(ドミグラスソース)の車内で食べています。

今回のローストビーフは、肉汁から取ったグレービーソースをジュレ(煮凝り)にして添えてあります。ローストビーフらしい食べ方になります。ちなみにローストビーフの下には、白菜のようなアンディーブという野菜が置いてあり、ピクルスと共に口直し的に頂くことができます。

ローストビーフ(四国まんなか千年ものがたり)


ローストビーフの右隣り、「香川県産若鶏のチーズ焼き 瀬戸内真鯛 ウニとこんぴら味噌の黄金焼き 洋にんじんのグラッセ 季節野菜のオムレツ」です。

下の写真の左下が若鶏のチーズ焼きです。風味豊かなチーズと若鶏が合いますね。また、真鯛とウニの黄金焼きは、真鯛の身の蛋白さとウニ味噌のやや濃い目の味が絶妙なバランスを保っていて、思わず唸りますね。

季節のオムレツやチーズ焼きなど(四国まんなか千年ものがたり)


向かって左下、「瀬戸内タコのエスカベッシュ 有機グレープフルーツの香り 季節の野菜添え サラダ仕立て」です。

エスカベッシュとは、油で揚げた魚介類を酢漬けする料理の事で、これがサラダ仕立てとして供されています。グレープフルーツ果汁を絞ったその味覚は言葉で表現するのが難しく、このような料理を食堂車で食べられることに感無量になりました。

タコのエスカベッシュ・サラダ仕立てなど(四国まんなか千年ものがたり)


最後に右下の部分、「香川県産 魚介のムース オリーブ車海老のポッシェ イクラ添え ラヴィゴットソース」です。

車海老の豪快さが、目を楽しませてくれます。色合い的にもイクラとアスパラガスが華を添えており、それらの下に見え隠れするムースと共に頂きます。イクラをフランス料理として味わった事が無かったので、初体験の味覚になりました。ムースの濃厚さがイクラを包み込んで、絶品でした。

車海老とムース(四国まんなか千年ものがたり)


本項の食事写真の後に、車内のメニュー表を動画で貼り付けており、そこに掲載されている地ビールを注文して、お料理と共に楽しみました。

徳島の阿波麦酒さんが製造する、ペールエールという上面発酵のビールで、極めてフルーティーな味わいであり、今回頂いたフレンチテイストの洋食にぴったりのビールでした。

徳島麦酒の地ビール(四国まんなか千年ものがたり)


ローストビーフを食べて、地ビールをゴクゴク飲みます。




こちらは季節野菜のオムレツ。かぼちゃが主体であり、普通はこうした甘めの食材にビールは合いにくいのですが、ペールエールのフルーティーさはそれを超越します。




瀬戸内タコのエスカベッシュです。やや酸味のあるお料理にも、ビールが実によく合います。これはたまりません。この種の蛸料理も普段は食べませんから、ここに来た甲斐が有りますね。




・・・と、あーだこーだ理屈をつけて、要は飲んでるのが楽しいってことで・笑。アテンダントさんにお願いしたところで、ちょうど列車がトンネル内に入って、とてもムード溢れる写真になりました。暗くなると夜汽車の雰囲気が出て、それがまた素晴らしいんですよね。

四国まんなか千年ものがたりで食事中の記念撮影


さて、最後は温製メニューが運ばれてきます。「讃岐牛とオリーブ豚のデミグラスソース煮込みハンバーグ」と、「パプリカのピラフ」です。急に普通の洋食屋さん風になって、皆さん「あれ??」という感じになっていたのが面白かったです・笑。

私がいつも思うのは、高い料金を支払ったレストラン列車では、絶対に温かいメニューが必要だという事です。その点で、こうやってひと手間加えた温製のお皿が運ばれてくるのは、実に喜ばしい事です。お皿に盛られると、食堂車に乗っているのだという実感が強く湧きます。

四国まんなか千年ものがたりの温製メニュー


お皿で提供してくれるレストラン列車という視点で見ると、今まで乗った中では旅するレストラン・52席の至福(西武鉄道)ろくもん(しなの鉄道)レストラン・キハのイタリアンコース(いすみ鉄道)の3列車が際立っていましたね。

特にいすみ鉄道のレストランキハは完全に「お皿でフルコース」であり、あれはなかなか真似できません。あのクオリティを凌駕するレストラン列車は登場するのだろうかと思いながらも、ハンバーグに集中しました。

見るからに、手こねハンバーグです。手作りの優しい味を感じました。目の前で焼かれたものではないからか、肉汁感はほとんど無くて、かなりさっぱり味のハンバーグと言ったところでしょうか。

ピラフはユニークで、パプリカ入りです。ピラフとしては割合薄めの味付けで調理されていて、ハンバーグと一緒に食べるとぴったりですね。デミグラスソースと合わせて食べるのも良いです。

四国まんなか千年ものがたりのハンバーグとピラフ


全ての食事が終わってからの、ホットコーヒーになります。ハンバーグでもうお腹がいっぱいで、大満足です。しかしながらコーヒーを飲みながら、妻と共に「デザートが欲しいよね、別腹だしね」と会話してしまいました・笑。強欲な夫婦です。

思い返してみると、レストラン列車でデザートが無いのは珍しいかもしれません。あれが有るのと無いのとでは食後の印象がかなり変わると思うので、今後はぜひデザートをメニューに取り入れてくれると嬉しいなあと思います。やっぱ、甘いものを食べたいんですよね~。

四国まんなか千年ものがたりの食後のコーヒー


以上、四国まんなか千年ものがたりの食事の感想でした。食事とアルコール、ソフトドリンク、それ以外のお土産などは、テーブルに置いてあるメニューに掲載されています。念のために撮影しておきましたので、どうぞ参考になさってください。




今回の、多度津発、大歩危行きのコースの食事を担当するのは、なんと琴平の金刀比羅宮が経営する、レストラン「神椿(かみつばき)」です。神社も今や、手広く色々と経営されており、驚きました(^^♪



沿線の見所などをご紹介


沿線の見所については、車内、座席に置いてある簡単なチラシを見ながら、楽しむことができます。基本的には大歩危小歩危の渓谷沿いの部分が一番の見所で、それまでの区間は四国の田園風景や山村風景をのどかに楽しむのが基本です。

まずは多度津駅を発車してからの、車内放送など(興味なければ飛ばしてください)。




こちら、金刀比羅宮(こんぴらさん)の最寄り駅、琴平駅にて。地元の人たちの歓迎を受けます。阪神交通社の添乗員に記念写真をお願いしたら、美的センスの欠片もない写真を撮っていただきました・苦笑。はははは。

琴平駅で記念写真(四国まんなか千年ものがたり)


琴平では、四国まんなか千年ものがたりの乗客の専用の休憩所に案内され、食事の前のシャーベットをいただきました。綺麗なお姉さん(アテンダントさん)が、シャーベットに地酒を注いでくれます。記念写真も快く引き受けてくださります。背後の丸金マークが目出度いですね。

琴平駅の専用ラウンジで記念写真(四国まんなか千年ものがたり)


琴平を出て、長いトンネルを抜けた直後に、JR四国の秘境駅として知られる、スイッチバックの坪尻駅に立ち寄ります。普段、特急に乗ると、この駅は高速で通過してしまうので、存在そのものも気が付かないような山間の小駅です。




スイッチバックのような鉄道施設を楽しむのは、やはりレストラン列車の雪月花(えちごトキめき鉄道)でも体験しました。坪尻駅ではちょうどモデルさんが、四国まんなか千年ものがたりを背景にして撮影を開始しました。この列車が有名になってくれることを願います。

観光列車で賑わう坪尻駅


坪尻駅の周辺は何もなく、車でこの駅に来ることすらできないとの説明を聞きながらも、記念写真を撮ってもらったりして、不思議な時間を過ごしました。

坪尻駅で記念写真(四国まんなか千年ものがたり)


次、小歩危峡の入り口にあたる、阿波池田駅にて「はっぴ」を着ての記念撮影です。ちなみにこんなことをやってますが、興味が無ければ車内に座っていてもOKです。

食事に集中したい人は、変にあちこちで降りてしまうと、味が分からなくなってきますので、無理してこんな写真を撮ることもありません・笑。

阿波池田駅で記念写真(四国まんなか千年ものがたり)


さて、阿波池田駅を発車してから終点の大歩危駅に至るまでは、以下の動画を見て下さい。これは動画でないと、上手く表現できません。動画は阿波池田駅直前の展望の良いところから始まり、吉野川を渡って阿波池田駅、そして小歩危峡、大歩危峡、大歩危駅へと続きます。ご興味のあるところまで早送りするなどして、どうぞご覧ください。




そして下記、終点の大歩危駅に到着しました。約2時間強の列車の旅でした。食事も含めて、あっという間に時間が過ぎてしまった印象です。

大歩危駅に到着した四国まんなか千年ものがたりと、JR四国の各駅停車


今回は四国まんなか千年ものがたりが運行を始めて、まだ1か月程度しか経過していない中での乗車となりました。アテンダントさんもかなり不慣れな面もあり、また、沿線の方々もまだ新しい列車に馴染んでいるとは言えないので、今後この列車の「成長」を見守りたいですね。

基本的にはとても快適な乗り物でしたから、季節を変えて、こんどは大歩危駅発の列車に乗り、和食コースを賞味したいと思います。今度はどんな味に会えるだろうか?

大歩危駅の外観



ツアーで乗車する際の注意点


最後に、ツアー参加で四国まんなか千年ものがたりに乗車するときの注意点を書きます。と言ってもほとんど取るに足らないことだと思います。

最大の問題点は、終点の大歩危駅に到着して、わずか10分もしないうちに後続の特急列車に乗り継ぎをさせられて、終着駅に着いた余韻に全く浸れない事でしょうか。

起点の多度津駅でも、駅の改札の外に出たりすることはできず、鉄道ファンとしては物足りなさがかなりあります。そもそも乗車券類は一切手にすることなく添乗員の後ろに付いてゆくだけですから。ツアーで参加する場合は、とにかく予約が困難な列車に乗ることを最優先、と考えましょう。

今回私が参加したツアーは、四国まんなか千年ものがたりに乗車したのち、予土線の鉄道ホビートレインと、同じくレストラン列車の伊予灘ものがたり等々の観光列車に一度に乗車できるものでした。こういったものはツアーならではであり、今回はツアーでの参加は大成功でした(^^♪

阪急交通社のウェブサイト
(検索窓に「四国まんなか千年ものがたり」と入力して、ツアーを探します)



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