三江線・三次~江津まで完全乗車(その1)何度乗っても素晴らしい

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三江線・三次~江津まで完全乗車(その1)・・・何度乗っても素晴らしい

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。

今年度末での廃止が決まった三江線、ほぼ全駅を車で訪問するという愚行を成し遂げた翌日は三江線列車に乗車、更に次の日は伯備線沿線で撮影をしながら各駅停車の旅を楽しみましたので、ご紹介します。

(今回の三江線乗車記は計3ページあります・・・その1その2その3





(本文中に出てくる駅名や地名などは、この地図を参考にしていただければと思います。)


 


早朝から三江線を撮影


2017年5月13日(土))は駅訪問の間に、三江線列車撮影を盛り込んだのですが、天気の回復が遅れ、晴天となったのは夕方近くで、少々不完全燃焼でした。

本日は(5月14日(日))は朝から晴れの予報、レンタカーの返却は午前8時半なので、往生際が悪いですが、それまでにひと仕事することにします。トレインビューの三次グランドホテルを早朝5:50頃に出発、三江線対岸の国道375号線を西へ向かいます。

早朝ということもあって、昨日も訪れた撮影ポイントである「江の川カヌー公園さくぎ」にはホテル出発後、約30分の6:20に到着してしまいました。もう数分早ければ 6:16頃通過の422D列車浜田行(三次5:38発)を撮影できたのですが、予想外に早い到着でした。

6:55頃通過予定の421D列車三次行の撮影が本命・・・というか、他に選択肢はありません。それまでここで待ちます。

江の川カヌー公園さくぎ
薄日が差してきた「江の川カヌー公園さくぎ」に到着。お手洗いは営業時間外とあって、利用できませんでした。

三江線を撮り鉄
昨日は公園内の、もう少し北側から撮影しましたが、今朝は売店やお手洗いのある建物の横から421D列車三次行を撮影。しかしこの時間、このコンクリート橋は、山の影となり陽が当たりません。約2時間後の423Dなら良好な光線状態となるでしょう。(2017.5.14 6:54)

三江線を撮り鉄
カメラを左に振って、後追いでも撮影。谷のこちら側は陽が差しています。半逆光で後追いながら、輝く新緑の中を行く三江線列車を撮影することができました。(2017.5.14 6:55)


さて別記事でもご紹介しましたとおり、香淀駅付近から式敷駅の対岸付近まで、三江線が江の川沿いをCの字状に忠実に走るのに対し、国道はトンネルでショートカットしています。

そのため、制限速度で普通に走行していても列車に追いつくことができます。ただし駐車スペースは限られているため、予め下見をしておく必要があります。

三江線を撮り鉄
式敷~信木間を行く421D列車三次行です。残念ながらこの付近は雲が広がり、陽は差しませんでした。(2017.5.14 7:05)

三江線を撮り鉄
同じ場所で真横から撮影。こうして眺めると、三江線が非常に狭くて険しい場所を通っていることがわかります。左側に小さく信木駅が見えました。

式敷駅
返却まで時間があるので、もう一度、式敷駅に寄ってみました。相変わらず駅と駅周辺に人影はありませんでした。

三江線の撮影地巡りには軽自動車が便利
24時間お世話になった日産「デイズ」です。三江線沿線巡りには軽自動車が絶対におススメです。

三江線の信木駅周辺
帰りに信木駅周辺を対岸の国道375号線から撮影。画面、中央右寄りに駅があります。こうして眺めると、人家は若干ながら三江線側の方が多いように思え、三江線はそうした利便性を考慮して敷設されたのでしょうか。


再び国道375号線を三次まで戻り、市街で満タン「14.2?」を給油して返却。2日間での走行距離は「288㎞」でした。


 


三次駅周辺を徘徊


本日は三次駅で大学時代からの友人であるM氏と合流し、三江線の旅を楽しむ予定です。しかし時刻はまだ8時半過ぎ、三江線列車到着まで時間があるので、三次駅周辺を歩いてみます。

三次駅の駅舎
三次駅の駅舎は、駅前広場整備と同時に改築されています。駅舎内にコンビニがあり、 6:30~19:00の営業と便利です。しかし待合スペース等の客扱い部分は、非常にコンパクトになりました。

三次駅から見たホテルアルファーワン三次
駅の南側を結ぶ自由通路から西方向(芸備線広島方面、三江線方面)を撮影。ホームに停車中の列車は8:55発の快速広島行です。また、画面中央右寄りに、前回宿泊したトレインビューホテルであるホテルアルファーワン三次(矢印)があります。

三次駅から見た三次グランドホテル
同じく東方向を撮影。芸備線の左側に、今回宿泊した三次グランドホテル(矢印)があります。こちら側に客室の窓はなさそうで、三次駅を望むことは難しいようです。

三次駅のキハ120形
駅の南側から留置車両と快速広島行を撮影。よく見ると、同じキハ120でも帯の色と形が少し違います。所属の違いによるものでしょうか・・・。そこで、調べてみると、手前のキハ120は300番台の326号、奥は17号で、共に下関総合車両所広島支所の所属、番台により違いがあるようです。ちなみに三江線のキハ120は浜田鉄道部の所属です。

三次駅の扇形庫の跡
更に駅の南側から東へ歩くと、広大な空き地があります。これはまさに扇形庫の跡です。中央の円(白い砂利の部分)は転車台の跡です。転車台は最近まで現存していましたが、東武鉄道SL運行用に鬼怒川温泉駅へ移設されたのは、記憶に新しいところです。



三次駅から三江線に乗車


早朝6時前にホテルを出発し、「朝練」を行った後、三次駅から10:02発の三江線石見川本行に乗車します。前述のとおり、学生時代からの友人M氏と合流し、折り返しとなる9:21着の江津発列車をホームで待ちます。

廃線の決定後、当然ながら列車によっては混雑しているようですが、今日はGW直後の週末とあってか、ホームで待つお客さんはまだ数人です。9:21着の列車は2連、到着してお客さんが下車すると入れ替わりで、すぐに乗車することが出来て、眺めの良い進行方向右側のボックス席を確保することが出来ました。

三江線完乗に便利なこの列車(10:02発石見川本行)、今後は週末や18きっぷシーズンには混雑が予想されますので、是非とも9:21の折り返し列車到着時に取り急ぎ座席を確保することをおススメいたします

三次駅の三江線の電光掲示板
三次発の三江線、朝5:38発の次が10:02発です。

ラッピング車両キハ120-310
10:02発の石見川本行の2両目はラッピング車両キハ120-310でした。

キハ120-310のトイレ部分
車内、お手洗い部分もラッピングされています。

三次駅にて、芸備線の広島行き
三江線の到着を受けて、1番線ホームから芸備線広島行が9:28に発車。


石見川本行の入線直後は余裕でボックス席(2両で8ボックス)が確保できる程度のお客さんでしたが、到着する列車もないのに徐々に人が増えてきます。地元の方か、鉄道以外の手段で駅に来る方が多いのでしょうか。

おぜきやまの表示のある三次駅の駅名板
「おぜきやま」の表示も来年3月までです。

キハ47形(三次駅にて)
広島からの普通列車が1番線に到着します。折り返し10:30発の快速列車となります。(2017.5.14 9:53)


そして、9:53に広島からの普通列車が到着すると、ロングシート部分を含めて座席が埋まります。しかし、立ち客はなく、車内は多少の余裕があります。

なお、駅では三江線では車内販売がない旨、案内放送をしていました。旅慣れた我々には当然のことながら、後の石見川本でも駅周辺にコンビニはなく、食堂も限られていたことを振り返るを、ここ三次駅の駅舎内コンビニで食糧を仕入れておく方が無難でしょう。

10:02、列車は定刻で三次駅を発車。この列車はワンマン運転ながら、補助の係員が1名後部に乗務しています。昨年乗車した429D列車の補助の方とは違い、制服を着用し時折、車内を巡回して乗車券の販売も行っています。

さて次の尾関山駅では早くも2名下車。地元の方のようで、広島からの接続が良いが故でしょう。ちなみに次の三次14:11発口羽行の広島からの接続は、土休日は13:54着で良好ですが、平日は14:19着と僅か8分の差で接続出来ず、1時間以上の待ち時間となります。廃線まで残り少ないとはいえ、利用者不在の面妖なダイヤです。

三江線に並走する狭い道路
この日は好天に恵まれ、撮影日和です。長谷駅の手前付近では列車を追いかけ撮影すると思しき自動車の姿が…。昨日走行した経験から、道路が狭いのでおススメできません。追いかけるなら対岸の国道の方が安全ですし、良い写真を撮ることができるでしょう。

三江線長谷駅
通過する長谷駅を列車後部から撮影。元は割と長いホームだったようです。(2017.5.14 10:17)


前述のように、三次からはM氏との2人旅、数年前まではこのM氏を含めた4名でよく鉄道旅行に出掛けたものです。しかし、子育てが一段落した私に対し、絶賛子育て中だったり、親の介護に追われる方がいたり、本人が体調不良だったりして、最近はすっかりご無沙汰、人生いろいろを実感している次第です。

ともあれM氏とも久々の旅ですが、旅慣れた方なので、本日の米子までの行程、安心して楽しい旅ができそうです。・・・で、早くも安心しきっている私、早速、おビールをいただくことにします。

香淀駅付近の江の川鉄橋
前日に撮影活動を実施した香淀駅付近の江の川鉄橋です。

三江線車内から見た江の川カヌー公園さくぎ
香淀~作木口間を行く列車後部から、江の川と連日訪れた対岸の「江の川カヌー公園さくぎ」を撮影。しつこいようですが…公園内のコテージ(矢印)は絶好のトレインビューでしょう。(2017.5.14 10:42)

江の川に沿う三江線
作木口駅の手前付近の後部車窓です。この辺りも列車の側面は順光となり、対岸からいい写真が撮れそうです。しかしこうして眺めると、忠実なまでに江の川に沿っている三江線、それが故に線形の悪さを実感します。(2017.5.14 10:46)

三江線宇都井駅
11:10、宇都井駅を発車。下車された方がいらっしゃいましたが、次の列車は三次行が17:37、浜原行は18:09までありません。なお、口羽~浜原間は1975年(昭和50年)とあって線形が良くなりトンネルも多くなります。


三次から三江線経由で名古屋まで10,800円です。レンタカーの利用が先だったので、「レール&レンタカーきっぷ」の利用はできませんでした。


普段なら、ビールをいただいた後は爆睡というパターンですが、今回はこの素晴らしい車窓から目を離すことが出来ず、眠気も吹っ飛びます。

お客さんは、純粋な(?)地元客は皆無のようで、列車の旅を楽しんでいる方が多く、満席ながらも和やかな雰囲気です。「乗り鉄」の方より家族連れや年配の方が多く、コアな「鉄」は、昨日の私のように列車の走行写真を撮影しているのでしょうか。

2両ワンマン列車で、我々が乗車している後部車両のドアは開きません。そのため、どこから乗車されたいのか定かではありませんが(たぶん、粕淵でしょう。)、石見簗瀬駅や乙原駅などでジャージ姿の中学生がひとり、またひとりと降りていきます学校行事でもあったのでしょうか。数少ない・・・というかほぼ唯一の派生的需要(乗ることを目的としていない需要)による利用者です。

江の川越しに眺める三瓶山
明塚石見簗瀬間では後方に三瓶山を望むことが出来ます。人工物がほぼ無さそうな風景です。(2017.5.14 11:53)

石見簗瀬駅
駅舎と交換設備撤去跡の残る石見簗瀬駅を発車。駅前(右側)の旧道に対し、左側の築堤には整備された県道が通じています。(2017.5.14 11:56)


別記事のとおり、昨日はほぼ全駅をレンタカーで訪問しましたが、それだけではまさに「木を見て森を見ず。」でございます。三江線ではなかなか「駅訪問、列車撮影」と「列車乗車」の両立は難しいのですが、やはり乗ってこその鉄道です。

十分に堪能している筈の三江線ながら、こうして乗っていると再訪したくなって来ました。こいつは由々しき事態です。夏休みは混むことでしょうから、今度は秋でしょうか・・・。


続き三次~江津まで完全乗車(その2)・昼食どきの石見川本駅にて1時間半


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