名古屋市営地下鉄N3000形甲種輸送撮影記

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名古屋市営地下鉄N3000形・甲種輸送撮影記 ~ほろ苦い結果となったが恥を忍んで~

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。

通勤等で毎日のように利用する名古屋市営地下鉄鶴舞線、ここのところ毎年度2編成ずつ3000形が新車N3000形に置き換えられています。2017年度第1回目となるN3000形の甲種輸送を撮影してきました。・・・が、今回は一部ダイヤ変更が行われたようで、ちょっとほろ苦な結果となりましたが、恥を忍んでご紹介します 。


参考名古屋市営地下鉄・N3000形N3112編成の甲種輸送撮影記(2020年11月)





ますは定番撮影地、森岡跨線橋に出動


2017年7月14日(金)、例によって仕事を放り出し(?)、午後から「お立ち台」のある東海道本線逢妻~大府間の陸橋に向かいます。この撮影地、逢妻駅からは約2㎞ですが、武豊線の尾張森岡駅からなら約1㎞なので、大府駅で乗り換え、尾張森岡駅から歩くことにしました。

尾張森岡駅のホーム
尾張森岡駅はホーム1本のみ、駅舎も待合室もお手洗いもない簡素な駅です。


尾張森岡駅から東に約600m歩くと森岡工業団地南交差点に至ります。ここを左折し国道366号線を400mほど北に向かうと、撮影地の森岡跨線橋です。下り列車に対して午後順光、N3000形甲種輸送列車の通過予定時刻は14:17頃で、光線状態は最高です。

森岡跨線橋から撮影したEF65牽引の貨物列車
EF65牽引の列車が通過、所定では午前中の筈ですが、運行障害でもあったのでしょうか。曇天が残念ながら、いいものが撮れました。この時間、岐阜市付近では豪雨だったようで、この付近も雲が多めです。なお、N3000形甲種輸送列車の通過にはまだ時間があるものの、すでに先客が数名いらっしゃいました。(2017.7.14 13:32)

森岡跨線橋にて、DF10にけん引されたN3000形の甲種輸送
N3000形8番目の編成である新造車がDF10に牽引されて、予定通り14:17に通過。日が差して良かったです。(2017.7.14 14:17)


ちなみにこの列車は、豊川市にある日本車両の工場から引き込み線を使用して出発、飯田線豊川駅を11:57に発車、豊橋駅で12:12から13:09まで停車(機回し)し、笠寺駅には14:32着、14:45に発車して名古屋臨海鉄道の東港駅に14:54着というのが本日の行程です。

「信頼できる筋」からの情報によれば、名鉄築港線を経由して大江駅に回送されるのは明日(7月15日(土))、そして当日の終電頃に出発し、金山、知立、豊田市を経由して赤池にある名古屋市営地下鉄日進工場への搬入されるのは、16日の未明だそうです。

森岡跨線橋にてEF210形電気機関車にけん引された貨物列車を撮影
陸橋の中央寄りから撮影するとこんな感じです。旅客列車は313系が飽きるほど通過し、たまに311系が通ります。(2017.7.14 14:32)


さて、尾張森岡駅に戻ると、普通列車の到着には間があるにもかかわらず、踏切が鳴動。白ホキ5573列車大府、稲沢、富田経由三岐鉄道東藤原行が通過していきました。

予想外であり、意外に高速度であったことから、撮影はできませんでした。しばし茫然としていまいましたが、気を取り直して15:04発の大府行普通列車に乗ります。





大府駅と笠寺駅で、ついでに白ホキを撮影


大府駅に到着すると、先ほど見送った白ホキが停車中、下車して撮影活動を試みることにします。

大府駅の構内(東口と西口を結ぶ自由通路から撮影)
大府駅の東口と西口を結ぶ自由通路から撮影。白ホキは先に到着した5571列車と併結され、長い編成となり、既に先頭にはEF66が連結されていました。(2017.7.14 15:27)

衣浦臨海鉄道KE65
駅横の市営駐車場から衣浦臨海鉄道KE65を撮影。ここまで白ホキを牽引してきた機関車です。(2017.7.14 15:16)

EF64 1049
衣浦臨海鉄道半田埠頭発の貨物列車を、大府から牽引(17:34発1551列車)すると思しきEF64が留置されていました。数少ない広島更新色の機関車です。白ホキの EF66も撮影したいところですが、ここから先(北側)は豊田自動織機の工場なので、侵入することはできません。(2017.7.14 15:23)

大府駅のホームから撮影
EF66牽引の白ホキは大府を16:04に発車します。撮影場所を物色したところ、笠寺駅下りホームの大高寄り先端部が完全順光となり、良さそうです。(2017.7.14 16:13)

白ホキけん引の、EF66電気機関車
・・・と目論んだものの、白ホキは側線に進入して停車。何とも中途半端な写真となり、残念です。そして白ホキは快速列車を退避した後、発車していきました。ちなみにN3000形の甲種輸送列車は、ここ笠寺から名古屋臨海鉄道に入線します。 14:32着~14:45発なので、既にその姿はありませんでした。(2017.7.14 16:17)



名鉄築港線でN3000形の撮影を試みたものの・・・


翌7月15日(土)は、N3000形甲種輸送列車を名古屋臨海鉄道~名鉄築港線ですべく出動です。例年のダイヤでは名古屋臨海鉄道東港駅を15:06の出発です。

名古屋臨海鉄道東港駅の構内
名古屋臨海鉄道東港駅に行ってみます。周辺をウロウロしてみましたが、N3000形甲種輸送列車の姿はありません。昨日のうちに、大江まで輸送されたのでしょうか。 (2017.7.15 14:26)



N3000形を名鉄大江駅にて撮影
名鉄大江駅に行ってみると、N3000形の姿がありました。どうやら本日の午前中に、名古屋臨海鉄道東港駅から名鉄築港線を経由して大江駅まで輸送されたようです。まさか時間が変更されていたとは・・・迂闊でした。「信頼できる筋」に、時間まで確認をしなかったのは失敗です。(2017.7.15 15:18)




ということで、非常に見応えのある名古屋臨海鉄道~名鉄築港線間で、N3000形甲種輸送列車を撮影することはできませんでした。残念無念です。

今年度はもう1本、N3000形の導入があるとのことで、是非とも再チャレンジしたいですが、鉄道雑誌で公表されている豊川~笠寺間に対し、名古屋臨海鉄道~名鉄築港線間については日時が公表されていないので、ハードルは高そうです。



5年前の、N3000形第2編成の甲種輸送の様子


参考までに、5年前にN3000形第2編成の甲種輸送の様子を掲載いたします。

N3000形第2編成の甲種輸送(東名古屋港駅に進入)
東名古屋港駅に進入する列車を後追いで撮影。6両のN3000形と車掌車を、ディーゼル機関車がプッシュプルで運行します。(2012.5.13 15:13)

N3000形第2編成の甲種輸送
道路を閉鎖して、東名古屋港駅から更に先の非電化区間まで進みます。撮影者多数です。 (2012.5.13 15:15)

N3000形第2編成の甲種輸送(日本海に似た甲種輸送のヘッドマーク)
片方の機関車には寝台特急「日本海」に似たヘッドマークが取り付けられていました。(2012.5.13 15:17)

N3000形第2編成の甲種輸送
ここで反対側の機関車と車掌車は切り離されて、N3000形6両は一方の機関車にけん引されて大江駅に向かいます。(2012.5.13 15:19)

N3000形第2編成の甲種輸送
大江駅から戻ってきた機関車と、残された機関車+車掌車が連結されて、東港にある機関庫へ戻っていきます。(2012.5.13 15:47)

鶴舞線の甲種輸送の区名票
機関車にはこんな区名票も・・・。盛り上がった甲種輸送でした。


(名古屋市営地下鉄N3000形甲種輸送撮影記・おしまい)


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