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名鉄豊田線のを駅撮りで撮影、鶴舞線3000形や名鉄100系電車
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。休日の午前中、少しだけお暇をいただきましたので、隙間「鉄」として、地元名鉄の豊田線でお気軽駅撮りをしてきました。
転勤により、この春から通勤に名古屋市営地下鉄鶴舞線を利用する機会が増えました。
鶴舞線といえば3000形と名鉄100系というイメージが強かったのですが、100系はともかく3000形の姿を目にする機会は激減しました。(ちなみに名古屋市営地下鉄では、形式を示す場合に「系」ではなく「形」を使用するそうです。)
置き換えは1年に1~2編成とスローペースなので、油断していましたが、そろそろ撮影をしておかなくてはなりません。・・・ということで、2016年1月5日(日)、まずは鶴舞線と相互直通運転し、3000形も走行する名鉄豊田線の黒笹駅で撮影活動をすることにします。
黒笹駅で2本待ったところで、運よくお目当ての3000形がやってきました。黒笹駅の米野木寄りホーム端から撮影、編成の前半分までしか写りません。 (2016.11.6 9:29)
4両編成から6両化された時に、一部車両は中間車化されました。(2016.11.6 9:29)
黒笹駅ホーム、高架線です。
黒笹駅を発車した上小田井行。こちらは名鉄の車両で、奥の鉄橋で東名高速道路を跨ぎます。(2016.11.6 9:47)
高架下にある黒笹駅改札口。自動改札、自動券売機完備の無人駅です。
名鉄豊田線は1979年(昭和54年)に開業しました。開業時は「豊田新線」との名称で、その頃小学生であり、既に「鉄」であった私は7月29日の開業初日に乗車しました。名鉄本線とは違う20m4ドアの100系電車の快適な乗り心地に感動する一方で、緑豊かな沿線の風景も印象が残っています。
それから37年を経て、沿線は宅地化が進み、特に日進駅、そして最近では区画整理事業が進んだ米野木駅の周辺における山林から住宅地への変化は、目を見張るものがあります。
列車も当初の4連から6連へと増結され、運転本数も日中では1時間3本から4本へと増発されています。なお、現在運行されている電車は次のとおりです。
【豊田線運行車両の概要】
◆名古屋市営地下鉄
・3000形(8編成) 7編成が廃車となり、現在は2次車(1978年・昭和53年製造)以降の8編成が 活躍中。当時、冷房付きの地下鉄車両は画期的でした。
・3050形(10編成) 増結や犬山線への乗り入れ開始用で1993年(平成5年)から製造されました。う ち1編成は中間に3000形が2両連結されています。
・N3000形(7編成) 2011年(平成23年)から製造されており、3000形の置き換えのため、今後 も増備されます。
◆名古屋鉄道
・100系・200系(11編成)・・・大きな1枚の側面窓、横引きカーテン、ふかふかのシート等、ロングシートの通勤車 ながら、豪華な内装に驚いたものです。
11編成のうち5編成は中間車2両を除き、 豊田線開業時からの車両です。この5編成は抵抗制御でしたが、最近VVVFに更新 されました。特に地下鉄内でこの電車に乗ろうとすると、ホームと車体の隙間から抵抗制御装置の熱を感じたことを覚えています。
同世代の本線6000系は一部廃車が発生していますが、こちらは車齢40年近くになりながら、まだまだ使い続けるよう です。
こうして調べてみると、3000形とN3000形の勢力が間もなく逆転することに、時の流れを感じるとともに、今のうちに3000形の姿を記録しておかなくては、との思いを強くしました。
黒笹駅で数本撮影した後は、隣の三好ヶ丘駅に移動します。ここも高架駅で、ホームの端から撮影をします。
三好ヶ丘駅ホームの黒笹駅側の先端部です。ここから撮影します。
三好ヶ丘駅に到着する名鉄100系です。ダイヤ設定上、被りやすいのが難点です。 (2016.11.6 10:01)
再び名鉄100系です。正面助手席側(左側)窓に表示されている2桁の番号は運行番号で、この列車は「7記号」と呼ぶそうです。犬山線~鶴舞線~豊田線の相互直通列車では、1~49番が地下鉄車両、50番以上が名鉄による運行番号です。この「7記号」は本来地下鉄車両による運行ですが、地下鉄車両と名鉄車両との走行距離調整のための差し替えと思われ、なかなか珍しい列車を撮ることができました。(2016.11.6 10:31)
「9記号」の3050形です。(2016.11.6 11:18)
N3000形の7番目の編成、今年増備された最新鋭車両です。2両目にかかるマンションの影が目立つようになってきました。(2016.11.6 11:31)
2時間近く待って、やっと3000形を撮ることができました。なんと、黒笹駅で撮ったのと同じ3120号編成です。ということは、上小田井~豊田市間の列車には本日この時間帯、3000形は1編成しか運用されていないことになります。犬山線~赤池間には運用されていたかもしれませんが、数を減らしていることを実感しました。(2016.11.6 11:49)
三好ヶ丘駅、この駅は有人です。名鉄豊田線は東急田園都市線と雰囲気が似ているとのこと、こちらの方がかなりローカルですが、丘陵地帯を貫く新線という点は共通しています。
三好ヶ丘駅の料金表。基本的に地下鉄との合算になるため、割高感があります。
豊田線訪問時には是非とも訪れたいのが、名古屋市交通局の「レトロ電車館」です。名古屋市営地下鉄日進工場の一角にあるこの施設、路面電車と地下鉄の旧型車両が素晴らしい状態で保存されており、一見の価値ありです。しかも、入場無料という出血大サービスが嬉しいです。なお、この日は訪問する時間がなく、別の日に訪れた際の写真を掲載します。
所在地
日進市浅田町笹原30 名古屋市交通局日進工場北側 赤池駅から徒歩7分 開館時間 午前10時~午後4時(入場無料) 休館日 毎週水曜日(水曜日が休日の場合はその直後の休日でない日)、年末年始(12 月29日~1月3日)
名古屋の地下鉄は、1957年(昭和32年)に名古屋~栄(当時は栄町)が開業して、その歴史が始まりました。レトロ電車館に保存されているこの100形は、開業時に用意された車両です。自分の足で歩く前からの東山線ユーザーである私にとっては、涙が出るくらい懐かしい電車です。
100形車内。網棚もないシンプルな車内です。夏場は窓を全開にして走行し、かなり騒々しかったことを覚えています。非常に美しい状態で保存されていることに感心します。
私の古いアルバムから、107号を「さよなら記念イベント」で撮影した写真が出てきました。開業時からの車両が廃車ということで、イベントが開催されたのです。結構大規模なイベントで、多くのお客さんで賑わっていたことを覚えています。(1985年(昭和60年)9月8日、名古屋市営地下鉄藤ヶ丘工場)
市電(路面電車)1400型。名車として知られ、譲渡された同型車が豊橋で活躍していたことは記憶に新しいです。私は4歳の時に、今池から笠寺まで乗ったのを覚えています。一緒に乗った祖母の思い出とともに、懐かしさの余り目頭が熱くなります。 名古屋市電が全廃になったのは、1974年(昭和49年)のことです。
名古屋市電最盛期を飾る高性能車、2000型。しかし全廃より前に姿を消したので、さすがに私も現役時代を見たことはありません。方向幕の字体が残念です。
連接車3000型。こちらも現役時代は知りませんが、名古屋市科学館に保存されていたのは、何となく記憶があります。
保存車1421号の「鉄コレ」がレトロ電車館の他、市営交通資料センター、交通局サービスセンター(名古屋、栄、金山)で発売されています。1,954円(税込)で名古屋市電の模型が手に入る時代が来るとは…嬉しい限りです。
名古屋近郊にありながら、久しぶりに乗車した名鉄豊田線。車窓風景の変化はとても新鮮でした。そしてたぶん撮影活動を行うのは初めてでしたが、車種が多彩なので大いに楽しませていただきました。その中で、名古屋市営地下鉄3000形の減少と、N3000形の台頭を実感し、これから撮影活動を強化しなくてはと、決心(?)を新たにした次第です。
(今回の旅はこれでおしまい)
⇒参考:廃止を免れた名鉄蒲郡線の旅
⇒参考:廃止なの?名鉄広見線を撮影する
⇒参考:名鉄、ありがとうデキ記念撮影会 in 舞木(まいぎ)検査場
⇒参考:島氏永駅近くの撮影地で名鉄電車を撮影
⇒東海地方の鉄道の見えるホテル・旅館はコチラ
名鉄豊田線の黒笹駅で撮影
転勤により、この春から通勤に名古屋市営地下鉄鶴舞線を利用する機会が増えました。
鶴舞線といえば3000形と名鉄100系というイメージが強かったのですが、100系はともかく3000形の姿を目にする機会は激減しました。(ちなみに名古屋市営地下鉄では、形式を示す場合に「系」ではなく「形」を使用するそうです。)
置き換えは1年に1~2編成とスローペースなので、油断していましたが、そろそろ撮影をしておかなくてはなりません。・・・ということで、2016年1月5日(日)、まずは鶴舞線と相互直通運転し、3000形も走行する名鉄豊田線の黒笹駅で撮影活動をすることにします。
黒笹駅で2本待ったところで、運よくお目当ての3000形がやってきました。黒笹駅の米野木寄りホーム端から撮影、編成の前半分までしか写りません。 (2016.11.6 9:29)
4両編成から6両化された時に、一部車両は中間車化されました。(2016.11.6 9:29)
黒笹駅ホーム、高架線です。
黒笹駅を発車した上小田井行。こちらは名鉄の車両で、奥の鉄橋で東名高速道路を跨ぎます。(2016.11.6 9:47)
高架下にある黒笹駅改札口。自動改札、自動券売機完備の無人駅です。
名鉄豊田線は1979年(昭和54年)に開業しました。開業時は「豊田新線」との名称で、その頃小学生であり、既に「鉄」であった私は7月29日の開業初日に乗車しました。名鉄本線とは違う20m4ドアの100系電車の快適な乗り心地に感動する一方で、緑豊かな沿線の風景も印象が残っています。
それから37年を経て、沿線は宅地化が進み、特に日進駅、そして最近では区画整理事業が進んだ米野木駅の周辺における山林から住宅地への変化は、目を見張るものがあります。
列車も当初の4連から6連へと増結され、運転本数も日中では1時間3本から4本へと増発されています。なお、現在運行されている電車は次のとおりです。
【豊田線運行車両の概要】
◆名古屋市営地下鉄
・3000形(8編成) 7編成が廃車となり、現在は2次車(1978年・昭和53年製造)以降の8編成が 活躍中。当時、冷房付きの地下鉄車両は画期的でした。
・3050形(10編成) 増結や犬山線への乗り入れ開始用で1993年(平成5年)から製造されました。う ち1編成は中間に3000形が2両連結されています。
・N3000形(7編成) 2011年(平成23年)から製造されており、3000形の置き換えのため、今後 も増備されます。
◆名古屋鉄道
・100系・200系(11編成)・・・大きな1枚の側面窓、横引きカーテン、ふかふかのシート等、ロングシートの通勤車 ながら、豪華な内装に驚いたものです。
11編成のうち5編成は中間車2両を除き、 豊田線開業時からの車両です。この5編成は抵抗制御でしたが、最近VVVFに更新 されました。特に地下鉄内でこの電車に乗ろうとすると、ホームと車体の隙間から抵抗制御装置の熱を感じたことを覚えています。
同世代の本線6000系は一部廃車が発生していますが、こちらは車齢40年近くになりながら、まだまだ使い続けるよう です。
こうして調べてみると、3000形とN3000形の勢力が間もなく逆転することに、時の流れを感じるとともに、今のうちに3000形の姿を記録しておかなくては、との思いを強くしました。
三好ヶ丘駅で撮影
黒笹駅で数本撮影した後は、隣の三好ヶ丘駅に移動します。ここも高架駅で、ホームの端から撮影をします。
三好ヶ丘駅ホームの黒笹駅側の先端部です。ここから撮影します。
三好ヶ丘駅に到着する名鉄100系です。ダイヤ設定上、被りやすいのが難点です。 (2016.11.6 10:01)
再び名鉄100系です。正面助手席側(左側)窓に表示されている2桁の番号は運行番号で、この列車は「7記号」と呼ぶそうです。犬山線~鶴舞線~豊田線の相互直通列車では、1~49番が地下鉄車両、50番以上が名鉄による運行番号です。この「7記号」は本来地下鉄車両による運行ですが、地下鉄車両と名鉄車両との走行距離調整のための差し替えと思われ、なかなか珍しい列車を撮ることができました。(2016.11.6 10:31)
「9記号」の3050形です。(2016.11.6 11:18)
N3000形の7番目の編成、今年増備された最新鋭車両です。2両目にかかるマンションの影が目立つようになってきました。(2016.11.6 11:31)
2時間近く待って、やっと3000形を撮ることができました。なんと、黒笹駅で撮ったのと同じ3120号編成です。ということは、上小田井~豊田市間の列車には本日この時間帯、3000形は1編成しか運用されていないことになります。犬山線~赤池間には運用されていたかもしれませんが、数を減らしていることを実感しました。(2016.11.6 11:49)
三好ヶ丘駅、この駅は有人です。名鉄豊田線は東急田園都市線と雰囲気が似ているとのこと、こちらの方がかなりローカルですが、丘陵地帯を貫く新線という点は共通しています。
三好ヶ丘駅の料金表。基本的に地下鉄との合算になるため、割高感があります。
レトロ電車館を訪問
豊田線訪問時には是非とも訪れたいのが、名古屋市交通局の「レトロ電車館」です。名古屋市営地下鉄日進工場の一角にあるこの施設、路面電車と地下鉄の旧型車両が素晴らしい状態で保存されており、一見の価値ありです。しかも、入場無料という出血大サービスが嬉しいです。なお、この日は訪問する時間がなく、別の日に訪れた際の写真を掲載します。
所在地
日進市浅田町笹原30 名古屋市交通局日進工場北側 赤池駅から徒歩7分 開館時間 午前10時~午後4時(入場無料) 休館日 毎週水曜日(水曜日が休日の場合はその直後の休日でない日)、年末年始(12 月29日~1月3日)
名古屋の地下鉄は、1957年(昭和32年)に名古屋~栄(当時は栄町)が開業して、その歴史が始まりました。レトロ電車館に保存されているこの100形は、開業時に用意された車両です。自分の足で歩く前からの東山線ユーザーである私にとっては、涙が出るくらい懐かしい電車です。
100形車内。網棚もないシンプルな車内です。夏場は窓を全開にして走行し、かなり騒々しかったことを覚えています。非常に美しい状態で保存されていることに感心します。
私の古いアルバムから、107号を「さよなら記念イベント」で撮影した写真が出てきました。開業時からの車両が廃車ということで、イベントが開催されたのです。結構大規模なイベントで、多くのお客さんで賑わっていたことを覚えています。(1985年(昭和60年)9月8日、名古屋市営地下鉄藤ヶ丘工場)
市電(路面電車)1400型。名車として知られ、譲渡された同型車が豊橋で活躍していたことは記憶に新しいです。私は4歳の時に、今池から笠寺まで乗ったのを覚えています。一緒に乗った祖母の思い出とともに、懐かしさの余り目頭が熱くなります。 名古屋市電が全廃になったのは、1974年(昭和49年)のことです。
名古屋市電最盛期を飾る高性能車、2000型。しかし全廃より前に姿を消したので、さすがに私も現役時代を見たことはありません。方向幕の字体が残念です。
連接車3000型。こちらも現役時代は知りませんが、名古屋市科学館に保存されていたのは、何となく記憶があります。
保存車1421号の「鉄コレ」がレトロ電車館の他、市営交通資料センター、交通局サービスセンター(名古屋、栄、金山)で発売されています。1,954円(税込)で名古屋市電の模型が手に入る時代が来るとは…嬉しい限りです。
名古屋近郊にありながら、久しぶりに乗車した名鉄豊田線。車窓風景の変化はとても新鮮でした。そしてたぶん撮影活動を行うのは初めてでしたが、車種が多彩なので大いに楽しませていただきました。その中で、名古屋市営地下鉄3000形の減少と、N3000形の台頭を実感し、これから撮影活動を強化しなくてはと、決心(?)を新たにした次第です。
(今回の旅はこれでおしまい)
⇒参考:廃止を免れた名鉄蒲郡線の旅
⇒参考:廃止なの?名鉄広見線を撮影する
⇒参考:名鉄、ありがとうデキ記念撮影会 in 舞木(まいぎ)検査場
⇒参考:島氏永駅近くの撮影地で名鉄電車を撮影
名古屋市における鉄道の見えるホテル一覧
宿泊施設 | 見える路線 | 特 徴 |
---|---|---|
名古屋マリオットアソシアホテル | 東海道新幹線、東海道本線 | 名古屋駅すぐ上のハイグレード超高層ホテル。 |
名鉄グランドホテル | 東海道新幹線、東海道本線 | 名鉄・近鉄名古屋駅すぐ上、JR名古屋駅から徒歩5分(特におすすめ) |
ホテルサンルートプラザ名古屋 | 東海道新幹線、東海道本線 | トレインビューとしては難あり。通常利用の宿泊のみ推奨できる。 |
スーパーホテル名古屋駅前 | 東海道新幹線、東海道本線 | JR名古屋駅に発着する、中央線以外の列車が、非常に見やすい。 |
名古屋フラワーホテル | 東海道新幹線 | 設備はイマイチだが名古屋で一番駅から近くて驚き。 |
ビジネスホテル瑞穂(名古屋駅) | 東海道新幹線 | 上記の名古屋フラワーホテルと共に、東海道新幹線が間近に見える。 |
ホテルリブマックス名古屋 | 東海道本線、中央本線、名鉄本線 | ホテル目の前で3本の路線が集約、鉄道の往来は見事! |
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋 | 東海道本線、中央本線、名鉄本線 | 金山駅すぐ上のハイグレード高層ホテル。 |
東横イン名古屋尾張一宮駅前 | 東海道本線、名鉄本線 | 東海道本線と名鉄本線が並走するシーンをトレインビュー。 |
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