潮来ホテルの食事(夕食と朝食)の内容をレビュー

●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!

潮来ホテルの食事の情報がほとんど無かったので、記録しておいた

茨城県の水郷・潮来の代表的なホテルで、鹿島臨海工業地帯に出張する人のビジネスユースも一部取り入れている、潮来ホテル。最近は中高・大学生の部活やサークルなどの合宿のニーズも取り入れて、集客を図っているようです。

さてこのホテル、今回私ら夫婦で宿泊したわけですが、事前に夕食や朝食のネット上の情報がほとんど無くて、けっこう困りました。観光旅館の場合、宿泊サイトには食事の情報がふんだんに掲載されているのが一般的なのに、潮来ホテルの場合はたったのこの写真だけ。

潮来ホテルの食事の例


これでどうやって判断しろと言うのでしょうか? ・・・という事は、潮来ホテルとしては食事にはかなり自信が無いんだろうなと思いつつ、潮来には他に宿泊するところも無いので、エイヤと我慢して宿泊した次第です。

なお、今回潮来ホテルに宿泊した時の体験談は、下記の通りいくつかのパートに分けて、公開しています。気になるところをご覧いただければと思います。

潮来ホテルからのトレインビュー(写真と動画でご紹介)
潮来ホテルの大浴場について少々
⇒潮来ホテルの食事・ネットの評判は良くなかったが(←今ここ
潮来ホテルの予約



潮来ホテルの食事・・・夕食はこんな感じでした

さて、潮来ホテルのごく普通の宿泊プラン(1人約1万3000円・2食付き)で宿泊した時の、食事の様子をまとめてみましたので、目を通してみて下さい。まずは夕食です。食堂に行くと、下記の料理がセットされていました。

潮来ホテルの実際の夕食の内容


見た目はまあ、普通ですかね。夕食会上の雰囲気は、下記の動画を見れば、バッチリ分かると思います。大宴会場をいくつかに分割した部屋の1つで、食事です。となりの部屋では、部活かサークルの若者が食事を楽しんでいました。




細かく見ていきましょうか。まずは先付けに相当するようなもの。フルーツも一緒に置いてあるのかなと思ったら、一番右側はサーモンとクリームチーズのおつまみみたいなもので、ワインによく合いそうでした。

左から2番目はいったい何だろうと思って従業員に質問すると、「琵琶です」との返事。見たまんまか、と思って妻が食べたところ、なんと琵琶の形をしたまんじゅうでした!

この時点でわたくしはビールを飲んでいまして、ビールとまんじゅうの組み合わせは絶対にNGだと思いますし、だいいちこういうところに琵琶まんじゅうを忍び込ませておくのは、いかがなものなのでしょうか? 不思議でなりません。

というか説明した従業員さんも、分かってなかったみたいです。しっかりと夕食のメニューを頭に入れてから、応対していただかないと困ります。




次、お刺身です。レベルとしては、スーパーの西友と同じくらいです。カツオのたたきなどは美味しそうに見えませんね。見た通りの味です。ちなみにここで使っているお皿は、おそらくニトリで買ってきた安物です。・・・困りましたね。

潮来ホテルの刺身


酢のものです。これはまあまあかな。お皿は安っぽいけど。




焼きものです。鯛の西京焼きと、サザエのつぼ焼きのようなものが出てきました。私はサザエが大好きなのですが、貝丸ごと焼いてあるわけでなく、焼き終えたものがちょこんと入っているだけです。サザエのつぼ焼きは丸ごと焼くから美味い訳で、気の抜けた味わいでした。

西京焼きは、普通ですね。見た目が美味しそうに見えませんが、味的には普通です。

潮来ホテルの焼き物


鯉の煮つけです。鯉は普段なかなか食べる機会が無いので、嬉しいです。ただし、ほとんどの人が苦手とする食材ですし、超甘く煮付けてあるので、ぜんぶ食べるのはシンドイです。

潮来ホテルの魚の煮物


天ぷらです。普通ですね。。。たぶん、うちの妻の方が美味しく天ぷらを調理できます。

潮来ホテルの天ぷら


サイコロステーキです。さすがに牛肉を加熱した瞬間に食べると、「美味い!」と感じます。脂身の少ない柔らかい肉でした。オニオンのように見えるものは、大根です。

潮来ホテルの牛のサイコロステーキ


お蕎麦です。普通です。




これら以外に、ご飯とお味噌汁が付きます。(写真は撮っていません)

最後にデザート。これは美味しかった。・・・のですが、食後のコーヒーが無いので、ケーキを食べた後の満足感があまりありません。ケーキにお茶かよ、と思いながらお茶を飲みました。

潮来ホテルの食事のデザート


と、のんびり食事を楽しんでいたら、私らの食事の回、夕方6時からの回の人達は誰もいなくなってしまいました。で、蚊に刺されたので部屋にでも戻るかと思ったら、従業員も1人もいなくなってしまいました。

どうしたらいいのかとしばらく逡巡しましたが、大声張り上げるわけにもいきませんから、「まあいいか」と席を立ちました。大きな旅館に来て誰にも声をかけられずに、寂しく食事の席から退席するのは、初めての経験です。気分の良いものではありません。

さて夕食の評価です。ご飯はお代わり自由ですから、腹いっぱい食べたい人にはまあまあかもしれません。合宿している若者たちならば、なんでも美味しく食べられるはずですから、彼らにとってはこの食事は合格でしょうね。

しかしながら社会人経験も長くなり、中高年の領域に入った人からすると、もうちょっと美味しいものを出していただきたいなと思います。

特に潮来ホテルは温泉が無いのですから、食事がダメだと何もかもダメになります。今回とほとんど同じ料金のホテルでは、ホテル花いさわ(石和温泉)が1万2000円で、食事も工夫されていて(フグ刺しなどが出ましたし)、しかも温泉をたっぷり楽しめました。

そういう比較をしてしまうと、潮来ホテルの食事には合格点はあげられないと思います。今回私は、潮来ホテルからの鉄道の見える風景が第一目的でしたから満足して宿泊できましたが、食事を楽しみにしている人にはお勧めできません。

潮来ホテルの朝食はどうか?

翌朝、7時半に朝食をお願いしました。朝食は7時スタートで、我々は7時半で「予約」しました。が、会場に来ると、宿泊者全員分の配膳は終わっていました。

という事は、8時とか8時半に朝食を摂る人の食事は、朝の7時からテーブルの上で放置されることになるので、非常に嫌な感じですね。

私はフロントの応対を聞いた瞬間、この事態を予測していて、夕食は一番早い時間帯、朝食は見なければいけない列車が通過してすぐの7時半に予約を入れたのであります。

肝心の朝食は、下の写真の通りです。ま、普通の朝食ですかね。東横インの朝食よりは断然美味いですが、比較的安くない料金を取るビジネスホテルと同等か、やや劣る内容です。

潮来ホテルの朝食


朝食についてはネット上にチラホラと情報が有って、下記、私が宿泊したよりもほぼ1年前(2015年5月16日)の朝食の写真が、ツイッターにアップされていました。

食事内容は、まるで変っていないに等しいです。アカンですね。最低限、年に2回はメニューを入れ替えないとダメです。責任者は、何も考えてないという事でしょうか。



ただし、けっして不味いとか、そういう事はありません。アツアツの湯豆腐食べる事が出来たのが、幸いしました。これが無かったら怒るかもしれませんね・笑。その場合の朝食のレベルは、吉野家の朝食クラスと考えて良いでしょう。

潮来ホテルの朝食の湯豆腐


それでも、私はそこそこ満足しました。ご飯とお味噌汁がお替りできましたからね。なんだかんだで腹いっぱい食べると、文句を忘れます。

夕食と同様、食後にコーヒーを飲めないのが、イマイチでした。コーヒーの事を聞いたら、ラウンジで飲めるとおっしゃっていたので食後にラウンジに行ったら、潮来ホテルの例のごとく、従業員が誰もいなくて、コーヒーを飲むことができませんでした。

有料無料問わずに、朝食の提供のあるホテルにたくさん宿泊してきましたが、コーヒーを摂る事ができないホテルは初体験です。やっぱり潮来ホテルの食事は改善すべき点が大だと言わざるを得ませんね。


潮来ホテルの全体的な評価ページに戻る


乗って楽しい列車旅

鉄道クレジットカード・鉄道ファン御用達のカード

地域から選ぶ

その他の特集コンテンツ