津波被害があった女川駅の駅前の様子を見る

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震災後、初めて訪れる三陸の旅(その9)・・・石巻線の女川駅で津波被害の駅前を見る

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。

忘れもしない東日本大震災、この2018年3月で7周年を迎えます。その被災地である三陸地方は幾度となく旅した地ですが、震災以来、初めて訪れましたのでその模様を報告します。



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⇒石巻線で女川まで・津波被害の駅前などを見る(←今ここ
石巻線のDE10貨物列車を撮影
仙石東北ラインに乗車してから名古屋に帰還


 


陸羽東線の古川から、石巻線の女川へ


2018年2月19日(月)は古川駅(宮城県大崎市)近くのトレインビューホテル、ルートイン古川駅前をチェックアウトし、小牛田まで陸羽東線に乗車、そこから発車する石巻線の「乗り鉄」と「撮り鉄」を楽しむ予定です。

この日は月曜日で、新幹線から意外に多くのサラリーマンが下車しました。私が乗車した8:24発小牛田行は石巻発で、7:50に古川へ到着した列車の折り返し、豪華4両編成です。

しかし石巻→古川が通勤通学対応のようで、折り返し反対方向は1両に10名程度の乗客で閑散としています。昨日は闇の中だった車窓風景は、広々とした田園地帯です。

古川駅に停車中のキハ110系
古川停車中のキハ110系4連小牛田行(左)です。8:20に小牛田発古川行のキハ110系2連が到着した後、8:24に発車します。本日は昨日に続き、大雪のため鳴子温泉以西が運休となっています。(2018.2.19 8:20)

陸羽東線カラーの石巻線のキハ110系
小牛田では7分の待ち合わせで、女川行に接続です。石巻線の列車ですが、陸羽東線カラーの車両でした。


小牛田からの列車も、乗客は1両に10人程度。涌谷町役場のある涌谷駅で数人の乗降があり、石巻に向けてお客さんが増えます。

貨物列車の運行があるためいくつかの「お立ち台」がある石巻線ですが、そのひとつの佳 景山~鹿又間では線路沿いに圃場工事か道路工事が行われていました。本日午後は「撮り鉄」を予定していますが、ここでの撮影は難しそうです。

乗客は石巻で大きく入れ替わり、沢田~浦宿間では牡蠣の養殖で知られる万石浦沿いを走行、地図によれば一目瞭然ですが、意外な絶景に驚きました。終点の女川には9:59に到着、下車したお客さんは10人程度でした。

石巻線から見た万石浦
穏やかな万石浦沿いを行く車窓風景です。沢田~浦宿間の列車後部から撮影。(2018.2.19 9:53)

回転式クロスシートのキハ110-244車内
キハ110-244は1人掛け座席(女川行で進行方向右側)が回転式に改造されていました。陸羽東線を利用する観光客向けの配慮と思われますが、石巻線でも万石浦の風景が楽しめて良かったです。(終点の女川到着時に撮影)



女川駅周辺の、津波被害現場を見る


石巻以東の石巻線は震災により不通となりましたが、石巻~渡波間は2012年3月に、渡波~浦宿間は2013年3月に復旧しています。

しかし女川は町を含めて津波の被害が大きく、駅舎は流失、停車中の車両が丘の上まで流されたのは衝撃的な映像として記憶に残っています。(下記は女川を襲った津波の猛威)





そのため女川駅は200mほど内陸部の、7~9mかさ上げされた場所に移設され、浦宿~女川間は22015年(平成27年)3月21日に運転が再開されました。

新築された女川駅
新築された女川駅です。震災前は別の建物であった入浴施設「ゆぽっぽ」との合築…というか、「ゆぽっぽ」の一部分に駅があるといった感じです。駅は業務委託による有人駅となっています。

震災前の女川駅
震災前の女川駅です。建物の密集した市街地の中にあったという印象です。女川を訪れるのは、震災前の2001年以来です。津波により市街地は壊滅的な被害を受けたことから、かさ上げ造成工事が実施され、現在の駅や街に震災前の面影を見つけるのは難しそうです。 (2001.5.5)

女川宿泊村「ホテル・エルファロ」
駅から山側(石巻方面)を望みます。住宅は高台に建設され、駅の両側は駐車場や空き地となっています。駅を出てすぐ左側線路沿いには、トレーラーハウスによる女川宿泊村「ホテル・エルファロ」があります。

女川駅から見た「ホテル・エルファロ」
「ホテル・エルファロ」は2012年(平成24年)12月に開業しました。案内図の上側    に線路があり、その右側にホームが描かれています。線路側の部屋に泊まれば、トレインビューが楽しめそうです。

シーパルピア女川
女川駅の海側にはテナント型商業エリアである「シーパルピア女川」が2015年(平成27年)12月に開業しました。今回は駅周辺を徘徊するだけで終わってしまい、約1時間の滞在では短過ぎました。次に女川を訪問する機会には、是非ともゆっくりと滞在しここで食事をして、「ゆぽっぽ」で一浴したいです。

女川交番
「シーパルピア女川」内を港側に進むと、国道398号線に至ります。道路沿いに「女川交番」の説明板がありました。震災遺構として保存されるようですが、肝心な建物が見当たりません。

津波被害で流された女川交番
国道の海側を眺めると、建物のようなものがありました。何とこれが「女川交番」だった建物で、転倒して基礎杭がこちら側に見えています。工事エリアの中にあるため、近くで見ることは出来ませんでしたが、衝撃的な光景で津波の威力を実感させられます。この建物は、今後100年を見据えて保存されるそうです。

造成工事の女川の街
国道の海側は風景が一変して造成工事の真っ最中で、砂塵が舞っています。

震災後の金華山航路発着場
金華山航路発着場の案内板があったので、造成地内の歩道を進むと桟橋と待合所がありました。しかし今は日曜日のみの運行のようで、船の姿はなく、待合所も施錠されていました。

女川港から金華山航路・2001年震災前
前回訪問時は、女川港から金華山航路に乗船しました。大型連休中とあって多くの観光客で賑わっていました。(2001.5.5)

女川駅に到着する石巻線の陸羽東線カラーの列車
女川駅に到着する石巻線列車。この列車も陸羽東線カラーの車両が運用されていました。 (2018.2.19 11:01)

 



【乗車記録】

・古川8:24→小牛田8:36 キハ110-127 4両
・小牛田8:43→女川9:59 キハ110-244 2両



石巻線のDE10貨物列車を撮影


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