廃止もうわさされている名鉄広見線の撮影

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廃止の可能性も高い、名鉄広見線の再発見と撮影の旅

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。2016年6月4日(土)の午前、廃止の可能性も高い、名鉄広見線の撮影をしてきました。


2016年6月4日(土)、電気機関車の引退に伴う撮影会が名鉄舞木検査場で開催され、幸運なことに参加することができました。当日は午後の集合、折角の1DAYフリーきっぷを有効に使うため、午前中は廃止の噂も聞こえてくる、名鉄広見線の御嵩方面に出掛けることにします。


(上の写真と同じ列車を後追いで撮影。)





広見線、廃止の可能性のある新可児~御嵩間に乗車


きっぷは前日に購入。デキ400のイラストが素晴らしいです!発行機にこのような機能があるのですね。(上は「イベント参加券」で、きっぷと同時に発行されます。参加券まで機械で発行されるとは、こうしたイベントに慣れている印象です。)




が、いきなり名鉄名古屋駅で自動改札機がエラーとなるハプニング。この1DAYフリーきっぷは磁気券のように見えますが、自動改札機対応ではないのでしょうか。仕方なく有人改札を通ります。

6:35発犬山行急行で出発。特別車両(2両・回送扱い)+ 一般車4両の編成と、増結一般車2両の8両編成で、犬山で増結一般車2両を解放し、残り6両はそのまま新可児行となります。それなら最初から急行新可児とすればいいように思いますが、大人の事情があるのでしょう。



【乗車記録】

・名鉄名古屋6:35→犬山7:08 3253 8両  
・犬山7:11→新可児7:33 2311 6両  
・新可児7:38→御嵩7:49 6249 2両



犬山駅で2両が解放され、以遠は6両での運行となります。


7:33、新可児駅到着。新塗装の車両でした。折り返し豊橋行特急として7:39に発車します。


犬山~新可児は久々の乗車でしたが、クロスシートだったことも相まって、トンネルもある車窓風景は意外に変化に富み、飽きることがありませんでした。これはちょっとした再発見でした。

ちなみに、一般車連結の特急は土休日の朝3本のみのようで、貴重な存在です。平日の朝晩と土休日の夜はミュースカイが乗り入れますが、日中は特急の運転がありません。

新可児駅では接続時間5分で御嵩行に乗り換え。御嵩方面の各駅は無人駅で、ICカード「マナカ」にも非対応の為、ここ新可児駅に自動改札機と有人窓口の中間改札があります。

御嵩からの到着列車からは高校生を中心に意外にも多くのお客さんが降り、中間改札は一瞬混雑します。私は例によって自動改札機を通れないため、有人通路の列に並びますが、時間がないため焦ります。

新可児~御嵩間については、2007年(平成19年)に名鉄から廃止の申し入れがあったそうで、そのために投資を控えるためかICカード非対応となっていますが、改札口の人件費を考えると、JRの無人駅にあるような簡易型のICカードリーダーを各駅に設置した方が費用対効果的にいいのでは、と感じました。

乗り換えた7:38発御嵩行は通常の6000系ワンマン仕様車ではなく、非ワンマンの6000系鉄仮面でした。駅の掲示を後で見ましたが、日中はワンマンのところ、日によって終日車掌乗務の場合があるそうです。


新可児駅3番ホームから発車する御嵩行。


6000系ワンマン車以外で運行される日があります。


7:49御嵩駅到着。1面1線の無人駅です。

御嵩駅外観
御嵩駅駅舎です。無人化は2008年(平成20年)で、それまでは名古屋方面への直通列車がありましたが、現在は新可児~御嵩の折り返し列車のみが発着しています。


 


穴場、・・・明智駅周辺の撮影地でのんびり撮影


御嵩駅では4分の折り返しで、同じ電車の新可児行に乗車、交換設備と駅舎のある明智駅で下車してみます。2001年(平成13年)までは八百津線が分岐していて、乗り換え客で賑わったものですが、現在は電車の発着時に数名の乗降がある以外は静かな印象です。

駅舎や2面3線のホーム自体は往時と変わりありません。 駅の前後には田植えを終えたばかりの田んぼが広がっており、ここで少し撮影をすることにします。


赤く囲んだあたりが、今回の撮影地です。



明智駅に到着した新可児行。御嵩行は右側の線路を通ります。(8:00) 明智駅と言っても、明知鉄道の明智駅ではありません。

名鉄の明智駅の外観
明智駅駅舎。この駅も無人化され、自動券売機が設置されています。

名鉄明智駅構内
明智駅構内を西側から撮影。一番左側の線路から八百津行が発着していました。一番右側が新可児行、真ん中が御嵩行の線路です。


明智駅西側のカーブで御嵩行を撮影。(8:11)


新可児行を後追いで撮影。(8:30)


再び御嵩行を撮影。正面がちにしたつもりが、あまり変わりませんでした。(8:48)


今度は駅の東側で撮影。同じ編成が往復するので代わり映えしません。(9:19)


同じ場所で新可児行を撮影。この区間で6000系鉄仮面を撮影できることは貴重ですが、6000系ワンマン車も撮影したいです。(9:34)


明智駅に停車中の御嵩行。(9:49)


【乗車記録】

・御嵩7:53→明智8:00 6249 2両  
・明智10:06→新可児10:09 6049 2両



今回は広見線の撮影を行った後に、本来の目的である「ありがとうデキ記念撮影会」に向かいました。広見線の撮影旅行はこれでおしまい。撮影会に向かう道すがら、美濃太田駅に立ち寄りました。

撮影会は名鉄の舞木検査場で開催され、集合は本宿駅です。・・・にもかかわらず太多線に乗車したのは、美濃太田駅で駅弁を購入するためです。この列車は岐阜行ですが、幸い美濃太田駅で10分程、停車時間があります。

到着後、ホームの駅弁売店を訪れると無人。しばらくして再度訪れたところ、無事「松茸の釜飯」を入手することが出来ました。そして、階段を駆け下りて何とか同じ列車に戻ることもできました。

キハ75系、美濃太田駅にて
乗った列車はキハ75系。豪華クロスシート車こそ高山方面に運用してほしいものですが、ドアステップの関係で高山線の途中までしか入線しないようです。(キハ25のクロスシート車は乗り入れるようです。)美濃太田駅で撮影。

観光列車「ながら」、美濃太田駅にて
長良川鉄道のホームでは観光列車「ながら」が発車待ちです。多くのお客さんで賑わっていますが、やはり女性が多いようでした。


【美濃太田駅の鉄道の見えるホテル】

シティホテル美濃加茂
ホテルルートイン美濃加茂


【乗車記録】

・可児10:14→鵜沼10:42 キハ75-3406 2両


⇒なおこの後、舞木検査場の「ありがとうデキ記念撮影会」に行ってきました

参考島氏永駅近くの撮影地で名鉄電車を撮影
参考廃止を免れた名鉄蒲郡線の旅

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