衣浦臨海鉄道の半田埠頭駅の開放行事に参加した記録

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衣浦臨海鉄道の半田埠頭駅が開放、絶好の機会にKE65ディーゼル機関車を撮影

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。

2017年11月18日(土)と19日(日)に衣浦臨海鉄道にて、半田埠頭と碧南市駅構内が開放され撮影の機会が設けられました。両駅とも出動しましたので、その模様をご報告します。






今回の撮影旅行は、以下の2つのパートに分けてご紹介しています。ご興味のある部分、あるいは次回の撮影の機会の情報を収集するために、どうぞ参考にしてください。

⇒衣浦臨海鉄道撮影・半田埠頭編(←今ここ
衣浦臨海鉄道撮影・碧南市編





名鉄電車+徒歩で半田埠頭駅へ


衣浦臨海鉄道のウェブサイトの告知によると、本日、11月18日(土)は朝に碧南市駅、午後に半田埠頭駅が開放され、明日19日(日)は朝の碧南市駅のみが開放されるとのことです。

半田埠頭駅で撮影できる機会は本日のみということで、朝から残念な雨模様ではありますが、出動します。衣浦臨海鉄道半田線半田埠頭駅は、当然ながら貨物専用駅です。今まで訪れたことは無く、所在地が不明ですが、衣浦トンネルの入口のある十一号地という工業地帯にあるようです。

半田線の分岐駅はJR武豊線の東成岩駅であるものの、JR半田駅あるいは名鉄の知多半田駅が近そうです。といっても約3㎞は離れており、立地条件から公共交通機関はないので、歩くことにします。


今回は名鉄電車を利用しました。土休日は内海行と河和行各1時間に1本の特急が、「一部特別車」の編成で運行されており、乗車直前ながら展望席をゲットすることができました。自動券売機で展望席を選択することができ、非常にお手軽に購入することができます。


中途半端な時間帯のためか、雨模様のためかわかりませんが、展望席は貸切状態で贅沢なひと時でした。展望席でない特別車も、お客さんは片手で数えられる程度でした。(阿久比駅停車中に撮影)


名鉄名古屋駅を14:11に乗車して、知多半田駅には14:40の到着、約30分の快適かつ楽しい旅でした。しかし、特別車の利用状況は寂しい限りです。更なる付加価値が必要なのでしょうか。


本サイト管理人P氏推薦の「トレインビューホテル」である「名鉄イン」のある知多半田駅に到着した頃には、幸いにも雨は止んでいました。

途中までは住宅街、半田埠頭駅に近づくと無味乾燥な工業地帯となります。幅の広い道路が整備され、歩道もありますが、歩いている人はほとんどいません。

自動車社会・愛知県を実感しますが、車がないと生活が成り立たないことでしょう。とともに、半田埠頭駅を目指す同業者の姿も皆無で、いささか心配になります。


歩いている途中で「トレインビュー」の可能性があるホテルを発見!道路を越えている高架橋が衣浦臨海鉄道半田線で、ホテルの横を通過して画面左方面が半田埠頭駅です。しかし半田線の列車は半田埠頭13:13着と16:12発の1日1往復(日曜日運休)だけ、「トレインビュー」を楽しむには、ハードルが高そうです。


指定の集合場所である半田埠頭駅西側の踏切に、15:25頃到着しました。・・・が、集合時間は15:20!事前の案内では15:30だったハズ、ここまで40分歩いて来た苦労が水泡に帰すのでしょうか・・・。


半田埠頭駅です。機関車は奥で入換をしているようですが・・・。





半田埠頭駅での撮影は感涙モノの大サービス!


しばらくすると係の方がやってきました。どうやらすでに構内の一部は開放され、多くの方が活動をされているようです。この踏切に集まったのは5名程、機関車の入換作業が終わった後、先に活動されていた方と合流したうえで、私も無事、撮影活動を行うことができました。


2号機とこの5号機は元国鉄DE10です。こちらのヘッドマークは、衣浦臨海鉄道の社員さんが作成したものだそうです。(2017.11.18 15:37)


撮影隊が集合、衣浦臨海鉄道の業務部長さんから、本日の予定などが案内されます。(2017.11.18 15:52)


機関庫内も撮影することが出来ました。この1号機と3号機は半田線開業時(1975年)に、自社発注で導入された機関車です。


半田線のコンテナ列車は1日1往復、本日の最終列車(?)551列車が出発線に移動し、発車まで撮影をすることが出来ました。(2017.11.18 15:56)


晴れていれば順光、生憎の曇天が残念ですが、ここで撮影させていただけるだけで幸せです。 (2017.11.18 16:04)


衣浦臨海鉄道の閉塞方式は半田線、衣浦線とも、全国的に貴重な存在となったタブレット式です。何と!素晴らしいことに、タブレット受け渡しシーンの撮影タイムも設けられました。ここでは日常の光景ですが、その価値に気が付いている衣浦臨海鉄道様、まさに「神対応」の域に達しています。(2017.11.18 16:12)


半田埠頭駅を発車する551列車


広い構内の一角には役割を終えたタンク車の姿が。半田埠頭駅は貨車の解体が行われる場所としても知られています。(2017.11.18 16:19)


KD65-2号機は元国鉄DE10-563号機で、四国でお召し列車を牽引したことのある由緒正しい機関車です。保安装置の関係で武豊線への入線は不可で、半田埠頭駅での入れ替えを担当していますが、衣浦臨海鉄道の検修担当者の手によって、お召し列車の姿が再現されました。これも見事です。そして更に奇跡的なことに、日没直前の太陽が雲の間から顔を出し、一瞬だけ2号機を照らしました。(2017.11.18 16:34)


素晴らしい機会を設けて下さった衣浦臨海鉄道様に少しでも貢献するために、微力ながらグッズを購入しました。クリアファイル1枚300円(左2枚)とカレンダー(1000円)です。


カレンダーとクリアファイルは衣浦臨海鉄道本社(半田埠頭駅)と書泉グランデ(神田神保町)、ブックタワー(秋葉原)、貨物鉄道博物館(三岐鉄道丹生川駅構内:毎月第1日曜日の開館日のみ)で販売しています。

カレンダーのみはJR貨物 東海事業開発支店(JR稲沢駅近く:JR貨物東海支社内)、天賞堂 銀座本店、東急ハンズ名古屋店(名古屋市中村区名駅)、ジェイアール名古屋タカシマヤ11階でも販売しているそうです。

天候は今一歩でしたが、ファンの心を鷲づかみにした半田埠頭駅での撮影、いわゆる「撮影会」ではなく、通常業務の中での撮影機会提供という位置付けのようですが、私としては大満足でした。この辺の価値を理解されている衣浦臨海鉄道様には、厚く御礼申し上げるほかありません。

帰りは往路と同じ道を徒歩で知多半田駅に戻ります。往きと同様に歩くという酔狂な方は皆無で、皆さん自家用車利用だったようです。明日、11月19日は、碧南市駅で撮影活動を行います。


衣浦臨海鉄道撮影・碧南市編


●それよりも前に行われた衣浦臨海鉄道の撮影レポートは、以下の通りです

衣浦臨海鉄道の「DD51国鉄色」の撮影会レポート
衣浦臨海鉄道碧南線で貨物を撮影


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