新塗色に塗り替えられる前の京阪電車を浜大津駅の当たりで撮影

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浜大津駅付近で京阪電車を撮影、地下化する前の過去の写真も織り交ぜてご紹介

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は8月に登場した京阪特急「プレミアムカー」乗車と、京阪電車の撮影記です。





今回の撮影旅行は、いくつかのページに分割して、ご紹介しています。ご興味のあるところをクリックして頂いて、それぞれのページに進んでください。

快適!京阪のプレミアムカーに初乗車
⇒浜大津駅付近で京阪電車を撮影(←今ここ
上栄町駅付近付近で京阪電車を撮影
京阪本線・中書島~淀間の踏切で撮影





浜大津付近で京阪電車を撮影


京阪電鉄の本線系の車両は塗装変更が完了したものの、大津線(京津線・石山坂本線)は旧来の塗色が維持されていました。

京津線の地下鉄直通車はオリジナル塗装、石山坂本線の2両編成は本線普通車の旧塗色でしたが、本年から2020年にかけて、双方とも現在の本線普通車と同じ塗色に統一変更されることになりました。

そこで、塗色変更が深度化しない今のうちに撮影しておこうというのが、今回の小旅行の主目的です。出町柳駅で折り返し、三条で乗り換えて地下鉄東西線経由で浜大津には10:26に到着。地下鉄から急勾配急カーブの続く峠越えと、この区間は何度乗っても飽きません。

浜大津では、石山坂本線の列車を中心に撮影活動を実施します。主に浜大津~三井寺間の併用軌道区間で活動しましたので、時系列ではなく、三井寺駅へ向けて順番にご紹介します。(過去写真を掲載している箇所は、撮影日時を赤字で表示

浜大津駅の交差点を走行する京阪電車
浜大津駅は橋上駅舎となっており、駅改札口への歩道橋から石山坂本線の電車を撮影することが出来ます。奥が三井寺駅方面、左へ分岐する線路は京津線です。浜大津駅は1面2線ホームながら、1時間に石山坂本線の上下合わせて16本、京津線4本の計20本が発車しています。(2017.9.24 13:00)

浜大津駅を発車した700形の復元塗装
浜大津駅を発車した近江神宮行です。石山坂本線の石山寺~近江神宮前間、日中1時間に8本の運行と利便性が高いです。近江神宮前~坂本間は運行本数が半減し、1時間に4本となります。5編成ある700形のうち、1本は80形の復元塗装が施されています。 (2017.9.24 11:16)

京阪電車の80形・1990年代の蹴上電停
その80形です。1961年(昭和36年)に登場し、1997年(平成9年)10月の地下鉄直通化まで活躍しました。優美なスタイルが印象的でした。現在は地下鉄となった蹴上電停で撮影。(1997.6.29

東山三条~蹴上間を走る京阪電車の600形
今は無き併用軌道区間の東山三条~蹴上間を行く600形です。併用軌道区間の電停はホームが低く、各駅停車にはステップのある80形、それらの電停を通過する準急には現在も使用されている600形等が使用されていました。(1997.6.29

「大津線800系20周年」ヘッドマーク付の600形
「大津線800系20周年」ヘッドマーク付の600形です。2017年10月で地下鉄東西線直通化とともに登場した800系は20周年を迎えます。なおこの600形のうち、601~608号は、300形の車体を流用し第1次車として、1984年(昭和59年)に登場しました。(2017.9.24 11:15)

浜大津を発車した京阪350形・1990年代後半
浜大津を発車した350形です。一部車両の車体は700形に流用されましたが、残った車両は1997年10月に姿を消しました。(1997.9.13

浜大津で撮影した京阪の260形・1990年代
同じく20年前の浜大津で撮影した260形、1957年に登場した第1次車は車体流用されずに1997年10月に廃車となりました。背景の「明日都浜大津」はまだ建設中でした。(1997.9.24


奇しくも20年前の同じ9月に同じ場所で撮影活動を行っていたことが、判明しました。ある意味こうして再び撮影できることは、幸せなことです。(・・・進歩がないともいえますが。)

そして石山坂本線で運用中の600形、それほど古さは感じられないものの、登場からすでに30年以上、車体に関しては50年経過しているとは驚きです。

三井寺駅方向から浜大津側を振り返ったS字カーブを走る京阪電車
少し三井寺駅方向へ歩き、浜大津側を振り返るとS字カーブ行く列車を撮影することができます。(2017.9.24 11:07)

新塗色となった京阪700形
新塗色となった700形です。700形は1992年(平成4年)から500形や350形の車体を流用して5編成10両が登場しました。(2017.9.24 11:02)

600形の第2次車(三井寺駅~浜大津)
三井寺駅~浜大津駅の中間は直線区間です。生活道路のようで、自動車の通行はそれほど多くはありません。600形の第2次車からは、正面窓に曲面ガラスが採用されました。600形は10編成20両が在籍しています。(2017.9.24 10:44)


右カーブで併用軌道区間を抜け、三井寺駅に至ります。ラッピング電車で知られる石山坂本線ですが、人気の「ちはやふる」ラッピング電車は入庫中でした。(2017.9.24 10:51)


(この動画は、当サイト管理人が別の日に撮影したものです)

三井寺駅
併用軌道の終わった先に三井寺駅があります。自動改札機はありませんが、駅員が配置されていました。(2017.9.24 10:55)


浜大津~三井寺間での撮影を堪能した後は、1日乗車券(「「水の路」1dayチケット」)があることから、一方の終点である坂本駅まで往復することにします。

三井寺駅11:55発の坂本行は立っているお客さんもいて、休日の日中ながら意外な盛況ぶり、湖西線大津京駅最寄りの皇子山駅でも多くの乗車がありました。

車庫があり、運転本数が半減する近江神宮前以遠は、さすがにお客さんは減る一方でしたが、線形も良くなり路面電車というより鉄道の雰囲気で快走します。 高台から琵琶湖を眺められる区間もあり、意外に変化に富んだ車窓風景でした。

京阪坂本駅外観
美術館のような坂本駅です。1面2線ホーム、自動改札機を備えた有人駅です。なお、今回私が使用している「「水の路」1dayチケット」、石山坂本線の駅では自動改札機は利用できないそうです。

京阪坂本駅前
閑静な雰囲気の駅前です。バスに乗り換えるお客さんもいました。

京阪坂本駅の駅名板
来年(2018年)3月に、坂本駅は坂本比叡山口駅に改称される予定です。他に浜大津駅はびわ湖浜大津駅、別所駅は大津市役所前駅、皇子山駅は京阪大津京駅となるそうです。


慌ただしいことですが、6分の滞在で折り返して、乗ってきた電車で浜大津へ戻ります。復路もお客さんは少なくありませんでした。

一時期には経営難につき分社化を検討との報道もありましたが、輸送量は2005年度(平成17年度)を底にして、増加傾向だそうなので、何とか持ち直しているのでしょうか。



【乗車記録】

・出町柳9:49→三条9:52 8755 8両
・三条10:02→浜大津10:26 812 4両  
・三井寺11:55→坂本12:09 613 2両  
・坂本12:15→浜大津12:31 614 2両



上栄町駅付近付近で京阪電車を撮影

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