遠州鉄道30形(モハ25)が特別運行のさなかに故障して運行中止

●参考になりましたら、シェアしていただけるとサイト運営の励みになります!

引退予定の遠州鉄道30形(モハ25)が、特別運行のさなかに、まさかの故障

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は、粟生線の行方が気になる神戸電鉄を旅してきました。今回は遠州鉄道モハ25の特別運行と、天竜浜名湖鉄道の転車台見学ツアーに参加してきました。




今回の撮影旅行は、以下の2つのページに分割して、ご紹介しています。ご興味のあるところをクリックして頂いて、それぞれのページに進んでください。

⇒遠州鉄道30形(モハ25)がまさかの故障(←今ここ
天竜二俣駅の駅弁と天竜浜名湖鉄道の転車台見学ツアー





遠州鉄道30形(モハ25)の特別運行を撮影に行ったものの・・・


30形(モハ25号)の編成は、遠州鉄道最後の釣掛駆動電車です。ラッシュ時中心の運行のようですが、この夏休み期間中の土曜日に限り、日中に特別運行されます。家族と浜松に行く機会があり、数時間だけお暇をいただいて、昨年に続き、今回も乗車と撮影に出動することができました。

参考遠州鉄道のモハ25の特別運行に乗車&撮影(2016年の記録)


2017年8月12日、親戚宅の最寄りの、遠州鉄道さぎの宮駅から9:50発の西鹿島行に乗車、終点には10:08着。30形(モハ25号)の特別運行は西鹿島10:36発からの3往復です。まずは西鹿島駅で撮影をし、1本前の列車に乗り先回りをして、沿線で撮影するという目論見です。

30形(モハ25)と2000系が並ぶ
昨年(2016年)8月6日の訪問時には、駅の外側から撮影出来ましたが、本日は 2000系4連が「邪魔」しています。(2017.8.12 10:16)

西鹿島駅で発車待ちの30形
列車は通常は駅舎のある1番線から発車しますが、車両交換のため30形(モハ25号)は2番線から発車します。曇天が残念ですが、2番線に据え付けられた30形(モハ25号)を撮影することが出来ました。(2017.8.12 10:19)


遠州鉄道は12分毎の運行、30形(モハ25号)は10:36の発車なので、1本前の10:24発の列車で西鹿島を後にします。10:38着の西ヶ崎で下車。沿線は建物が多く、開けた場所が少なくて、撮影場所には苦労します。今回も仕方なく駅構内での撮影です。

1000系電車(西ケ崎駅)
西ヶ崎駅は交換駅ですが、通常は列車交換がなく、上下列車とも西側の線路を通ります。駅南側の踏切から、このような編成写真を撮影することができ、晴天なら順光となる筈でした。


しかし、定刻の10:50になっても30形(モハ25号)はやってきません。数分程遅れて西ヶ崎駅に到着した30形(モハ25号)は、通常使用しないホーム右側(東側)の線路に入線し、お客さんが多数下車し、そのまま動く気配がなく、「鉄」の皆さんによる撮影大会が始まりました。これはどうも、異常事態が発生したようです。

30形(モハ25)が西ケ崎駅の側線に入線
30形(モハ25号)は西ヶ崎駅で通常使用しない右側の線路に入線しました。西ヶ崎駅で、両側の線路に列車が入線する光景は貴重です。

西ケ崎駅で運行が打ち切られた30形(モハ25)
お客さんは全員下車し、ここ西ヶ崎駅で運転が打ち切られたようです。

30形(モハ25)を緊急で修理する社員さん
故障は「加速不良」とのことで、工場から検車担当の職員さんがやってきました。修理を試みますが、結果的に本日の運行は中止となりました。

30形の修理を見守るギャラリーたち
駅横の駐輪場から、修理の様子を見守るギャラリー多数。





【動画・故障の説明】

何と!この場で、ギャラリーの皆さんに対して、検車担当者から「状況説明とお詫び」がありました。どうもこの装置が原因のようですが、メカに弱い私、加速不良で復旧見込み未定ということだけはわかりました。と同時に、検車担当者の「誠意」は、とてもよく心に伝わりました。




レアな車両の突然の運休に対し、私を含め「鉄」の皆さんは落胆です。しかし乗務員や検車担当者の丁寧で誠意ある対応によるものもありますが、ローカル私鉄(遠州鉄道をローカルと評すのは失礼かも知れませんが。)に集う「鉄」の方々は、穏やかな方が多いようで、妙に和やかな雰囲気となったのは印象的でした。

今日はこれから、天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅の転車台見学ツアーに参加するつもりです。30形(モハ25号)の運転が中止となり、暇になってしまったので、新浜松まで往復してみます。(本日は一日乗車券利用です。)

新浜松駅でモハ51を撮影
新浜松駅で留置中のモハ51を撮影。この車両も予備車的存在です。日が陰ってほしい時に限って、日が差すのはどうしたものでしょう。肝心な車両の顔が、明暗2分割されてしまったではないですか。(2017.8.12 12:18)

30形の特別運行中止の告知
早くも、駅には30形(モハ25号)運行中止の告知が。これについては、新浜松駅でも繰り返し放送で案内されており、迅速かつ丁寧な対応、遠州鉄道なかなかやりますな。


この後、8月19日と26日にも、30形(モハ25号)の運行が予定されていましたが、これらは中止されました。その代わりに、西鹿島駅での「展示会」が行われたそうです。運行中止は誠に残念ですが、「展示会」を行うという配慮は素晴らしく、まさに遠州鉄道にリスペクトですね。

さて、30形(モハ25号)については、今年度中に運行を終了するとのことです。このまま再起不能となるのか、最後に「さよなら運転」等で有終の美を飾るのかは、とても気になるところです。

30形(モハ25号)の回送列車に遭遇
復路の小林駅で30形(モハ25号)の回送列車に遭遇。慌てて降りて撮影を試みました。走り去る様子は元気そうでひと安心です。(2017.8.12 14:55)

西ケ崎駅のED28
帰りには、西ヶ崎名物のED28を撮影。いつもと変わらないアングルですが。 (2017.8.12 15:16)  ⇒こちらも去年の記録をご覧ください


天竜二俣駅の駅弁と天竜浜名湖鉄道の転車台見学ツアー


乗って楽しい列車旅

鉄道クレジットカード・鉄道ファン御用達のカード

地域から選ぶ

その他の特集コンテンツ