なごり雪(大分駅・別府駅)を食べてみた記録

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なごり雪(大分駅・別府駅)・・・日本一の、鰆(さわら)を食わせる駅弁だと思う

大分駅と別府駅で売られている駅弁は、どれも最高級に美味しいです。特に鮨由さんの駅弁は完璧で、九州駅弁グランプリで優勝した「作品」が1つ、準優勝作品が1つ、そして本ページで紹介するなごり雪という駅弁が、特別審査員賞受賞作です。

グランプリ優勝作品は山海三昧という駅弁になります。山海三昧についてはリンク先ページをご覧いただいて、その美味しさの片りんをじっくりと感じて頂ければと思います。

なごり雪の外観と掛け紙


この駅弁の説明は、中に入っていた案内書きを読んで頂くと分かりやすいです。こういった説明が入っているだけで、食べる側としては納得感が出てきて嬉しいですよね。

鮨由の豊後さわら西京焼きちらし鮨「なごり雪」をお買い求め頂いて誠にありがとうございます。大分県臼杵沖で捕れる鰆(さわら)は味、鮮度、脂の乗り供に申し分なく、西京焼きには最高の食材です。

また、臼杵には西日本有数の味噌、醤油メーカーがあります。西京味噌と臼杵味噌を併せ清酒を加え床を造りこの中に二日間漬けて焼き、贅沢にちらし鮨の上に盛り付け、包装紙の題字「なごり雪」は臼杵三重塔で有名な紫雲山龍原寺のご住職に揮毫(きごう)して頂き、この弁当全体を臼杵で仕上げ本品の名前の由来は臼杵が舞台となった大林監督の映画「なごり雪」から頂きました。

名曲「なごり雪」のメロディが心の中で聞こえてきましたら、臼杵味噌の味、風味が浸みこんだ「豊後さわら西京焼きちらし」をご賞味ください。




私、なごり雪という映画作品は見た事が無いのですが、なごり雪のメロディーは聞こえてきますね。音色が聞こえてきて駅弁の掛け紙を見る時、切なくなるくらいの旅情を感じるのではないでしょうか。なごり雪は、そんな駅弁です。

と、感傷的になっている暇はありません。旅情よりも食い気です。名曲が名曲だけに、駅弁としてのなごり雪がハイクオリティじゃないと、満足できないです。果たしてどんな中身なのでしょうか?




購入データ
購入場所 別府駅改札口の外、改札の目の前にある「えきマチ1丁目」のお土産物ショップ、「別府名品蔵」にて購入。
購入日時 2017年6月18日、午後3時前に購入。
価格 1296円(税込み)
ラベル表示
なごり雪というネーミングが駅弁の名称だと思うのですが、ラベル表示的には「サワラ西京焼チラシ」なんですね。なごり雪がいいなあ。

なごり雪のラベル表示

製造 有限会社寿し由
大分市豊海4-1-1大分市公設卸売市場
093-531-0036
https://www.facebook.com/YouXianHuiSheShoushiYou/
(公式サイトが無いので、しかたなくFacebookページを)





素晴らしすぎる、全国の鰆(さわら)の駅弁では、最高峰だと思います


では、なごり雪を食べてみましょう。掛け紙を取ってふたを開けると、このような美味しそうな中身が現れます。ご飯部分とおかずの部分の比率がちょうど7:3くらいで、超適切な分量です。

そして、それにしても美味そうな鰆の西京焼きよ。鰆はときおり駅弁で使われる食材ですが、ここまで美味しそうな鰆は、今まで見たことがありません。幕の内弁当の中に閉じ込められて死にそうになった鰆などと違って、明らかに猛烈に美味そうに見えます。

駅弁・なごり雪

お品書き
・鰆の西京焼き
・酢飯
・とり天
・海老煮
・ししとうの天ぷら
・ミートボール


今回はなごり雪だけではなく、駅弁グランプリ優勝作品の山海三昧も購入して、共に旅をしている妻と、仲良く取り分けました。駅弁の購入場所でおつまみや大分の地ビールも買って、大分の味をとことんまで堪能したのでした(^^♪

大分の地ビールと山海三昧


鰆の西京焼きをどアップで。目で感じて、匂いで感じて、「もう食べたい!」以外の思いは出てきません。表面の照り色が何とも言えないだけでなく、鰆の皮の部分が適度に焦げて、余計に食欲を向上させます。

適度な焦げ加減は、駅弁では非常に難しいはずです。なにせ、常に目視していないとあっという間に焦げ焦げになって、食べるに値しなくなるのですから。完璧な職人の手作業で焼き上げられているのが、よ~く分かります。

なごり雪の鰆の西京焼きと酢飯


地元の味噌と醤油と清酒で漬け込んだだけあって、味についても申し分ないです。美味い。美味すぎます。鰆の脂分の美味しさを最大限に引き出していると思いますし、それでいてくどくない。

冷めているから硬くなりがちではあるものの、適度な厚さに切り分けているので、ハンディキャップを感じさせません。もう今後、これ以上の鰆の駅弁は登場しないのではないかと危惧します。

なごり雪の鰆の西京焼き


あえて写真には撮りませんでしたが、焼き魚に対して酢飯で食べるというのも、実に良かった。酢飯が必要以上に「自己主張」していないので、西京焼きと喧嘩しません。タレの浸みこんだ酢飯単体でも超絶に美味しいですし、鰆の西京焼きと一緒に食べても、当然美味い。見事。

おかずは、ほぼ山海三昧と同じです。山海三昧の魚のフライに対して大分名物のとり天が入っている点と、鮨由さんの屋号の入った厚焼き玉子が無いという違いがあります。大分に来たならば、とり天はぜひ食べておきたいので、この心配りが嬉しいですね。

なごり雪のとり天


天ぷらと言う意味では、冷めた天ぷらでも十分に美味いという証拠と言うのか、このししとうの天ぷらを見て頂きたいです。さりげなく、とても上手に揚げていると思いませんか? このような「隙間埋め」のような食材に対しても、一切手を抜いていないというのが分かってしまいます。

なごり雪のおかず


どうでもよい点なんですけど、ミートボールが気になります・笑。ラベル表示にも何も書かれていないので、これが一体何なのか、あるいはなぜミートボールがここに存在するのか、理由がある筈なので、とても気になりますね~~~笑。

以上、大分の駅弁、なごり雪を食べた感想でした。とにかく日本で鰆を食わせる駅弁の中では、圧倒的に第一位だと思いますので、ぜひ皆さん大分にお立ち寄りの際は、食べてみて頂ければと思います。大分の駅弁の質の良さに、圧倒されると思います。



大分駅や別府駅に近い、鉄道の見えるホテルはここ


大分駅や別府駅の周辺のトレインビューホテルはいくつかあります。今回私が宿泊した鉄道の見えるホテルは、以下になります。部屋から鉄道を眺めながらの駅弁と言うのも、なかなか捨てがたいですよ。(写真は別府第一ホテルの窓から)




別府第一ホテル(別府駅)
ホテル豊の国健康ランド(大分駅)


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