ひとくちだらけ(弘前駅)を食べてみた記録

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ひとくちだらけ(弘前駅)・・・駅弁ファンなら必ず一度は食べておきたい津軽の味

かねてから食べてみたいと狙っていた駅弁が、弘前駅で売られている津軽の名物駅弁と言える、ひとくちだらけです。弘前は東北地方の最奥地のような場所なので、いくら魅力的な駅弁が売られているとはいっても、そう簡単には行くわけには参りません。

しかし情報によると、東京駅では夕方にひとくちだらけが売られているそうです。けれども何度訪問しても、東京駅でひとくちだらけを発見できず、ほとんど諦めていたいた状況でした。

そんな諦めの境地でいたところ、とある日の大宮駅の改札外のコンコースにて、臨時の駅弁売り場が設置されているのを見つけて、何気なく立ち寄って眺めてみたところ、なんと、まだ午前中にもかかわらず、弘前駅のひとくちだらけが売られているのを見つけてしまいました。

ひとくちだらけの外観と外箱


大宮駅では友人と待ち合わせして打ち合わせをする用事が有ったのですが、ひとくちだらけを見つけてしまったら、買っておかないと売り切れになる恐れがあります。友人との合流前にひとくちだらけを買い、そして打ち合わせに臨んだのでした。それだけ価値のある駅弁なのであります。




購入データ(今回、私が購入した時の記録です)
購入場所 大宮駅の改札外の中央通路にて購入。日本レストランの店員さんに聞いてみたところ、ここでは金土日曜日にお店を出すとの事。ただし8月は予定は無いといっていました。食中毒防止の意味合いが有るのかもしれません。
購入日時 2017年5月4日、正午前に購入。
価格 1200円。
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ひとくちだらけのラベル表示

製造 つがる惣菜・下川原伸彦
青森県五所川原市字一ツ谷540-11
0173-35-4820
http://tsugaru-sozai.com/





津軽の郷土色がこれほどまで表現された駅弁の存在に、ただただ驚く


超絶に期待して、ひとくちだらけを開封してみました。まさに一口で平らげることができる様々な津軽の味覚が、箱一面に並べられており、壮観でしたね。24種類も小分けにされた駅弁は、他に思い当たらないほどユニークな存在です。しばし、見入ってしまいました。

入れられているおかずやご飯などの写真と、更にその下にお品書きを付けておきましたので、見比べて確認して頂ければと思います。メニューだけでなくて、簡単な解説を付けてくれているところが、大変に親切です。食べる楽しみが、増幅されます。

ひとくちだらけの中身

ひとくちだらけのメニュー


角度を変えて、写してみます。開封して左側から。

津軽の駅弁、ひとくちだらけ


今度は右側から。この駅弁は、とにかくお酒と共に楽しみたいですね。当然ながら、ビールと一緒に味わいました。東北の地酒なんかと合わせるのも、非常に良いです。

ひとくちだらけのおかずの数々


入っているメニューはどれも美味しいです。その中で、もっと食べたいと明確に感じたものと言えば、今回はこの黒石焼きそばです。黒石焼きそばの駅弁が有ったら面白いのになあ。(ちなみにその奥に写っている黄色いのは、カボチャ餅です。津軽のお惣菜風のスイーツです。)

黒石焼きそば(ひとくちだらけ)


お肉の部分を上から撮影しています。中段右側は、青森県の源のタレを使った牛焼肉。左隣は豚の味噌焼き、更に左はB1グランプリ・十和田の牛ばら焼きです。

源のタレと言えば、八戸駅スタミナ源たれ牛焼肉弁当が不味くて閉口しましたが、ひとくちだらけの牛焼肉は美味しかったな。十和田の牛バラも、青森駅に駅弁が有るのですが、これも安っぽい味すぎて丸々1つ食べるのがしんどかったので、このくらいの量でちょうど良いです。

ご飯は、下の段の右側から、昆布で巻いたおにぎり、十三湖で採れたシジミご飯、ピンクの色合いがほんのり美しい稲荷ずし、そして帆立めしです。津軽では赤い色のお稲荷さんを食べる習慣があるとの事ですが、どうして赤い色なのかは分かりませんでした・笑。赤カブの色かな??

ひとくちだらけの肉料理とご飯


僕が個人的に気に入ったもの、イカメンチです。これは酒と合いすぎます。一口だけでなくて、五口くらいは入れて欲しいと思いながら食べました。

イカメンチ(ひとくちだらけ)


味噌身欠きにしん。身欠きにしんと言えば函館駅の鰊みがき弁当や、留萌駅のにしんおやこ弁当に代表される、あの身欠きにしんの味覚を思い出しますが、ひとくちだらけのニシンは、味噌味なのです。これがまた日本酒が進みそうで、はっきり言って健康に悪い駅弁です・笑。

味噌身欠きにしん(ひとくちだらけ)


津軽の食文化を濃厚に反映した素晴らしい駅弁、ひとくちだらけ。駅弁が好きな人、あるいは旅するのがライフワークな人は、ぜひ一生に一度は食べておきたい駅弁だと言えます。

つがる惣菜さんはこの他にも、あり得ないくらい美味しそうで、地方色豊かな駅弁を弘前駅で披露してくれています。それらを食べるために、また東北旅行を計画したいなと思っています。

なお、以下は、東京駅の駅弁屋祭グランスタ店で売られている「ひとくちだらけ」です。夕方に入荷しますので、見かけたらぜひ買ってみて下さい。人気のある駅弁ですから、割合とすぐに、無くなることが多いようです。

東京駅の駅弁屋祭グランスタ店で売られている「ひとくちだらけ」


それにしても、地元の弘前駅でもここまでひとくちだらけが陳列される事はありませんから、これはなかなか壮観です。私も、つい手が伸びそうになりました。自重して、他の駅弁を買っています・笑。


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